作業日誌



2010年日誌

 

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2015年日誌 2016年日誌 2017年日誌

2010年12月5日(日)
くろすけの大掃除












12月5日、くろすけの揺り起こし作業と今年を締めくくる大掃除を行ないました。

 
発電機につないで前後のシールドビームを点灯させて作業をしました。






今年最後という事で、ボイラーや足まわり、テンダーを拭いて綺麗に磨きました。










比較的痛みの少ないテンダーですが、磨きあげるとピカピカに輝いてくれました。

これで来松40周年の新しい年を気持ちよく迎えられそうです。





 
江本氏が運転室内にある水面計のガラス管の部分を復元してくれました。
ガラスが割れて無くなっていた水面計も左右ともに元の姿に戻りました。







 
午後からは藤島氏が合流されて、汽笛も鳴らすことが出来ました。
藤島氏がエアコンプレッサー用に使う発電機が新型の強力なタイプになりました。

こども達をはじめ、亀山機関区元機関助士の方にも汽笛を鳴らしていただきました。
今日の汽笛の音色は、
、、「80点!」(笑)、
嬉しい及第評価をしていただきました。


 
埼玉より見学に来て下さったT様、遠路松阪まで有り難うございました。

拙HPをいつもご覧いただき、嬉しい限りです。
今後もくろすけをよろしくお願いします。







くろすけ来松40周年の記念すべき年明けも、もうすぐそこまで来ています。


 
まだまだ作業は続きます、
    「くろすけくん起きなさい!」
2010年11月12日(金)
連載『くろすけ修復記録』の説明板設置


 今年8月16日から9月15日までの間、地元夕刊紙面において、これまでのくろすけ修復作業の内容と各部の名称や役割の解説などをわかりやすく杉山氏が21編の修復記録に纏め、特集連載記事となり掲載されました。
          協力  (株)夕刊三重新聞社様






 その記事を説明板としてカードにして、くろすけノートと共に運転室前に設置いたしました。
 くろすけの見物に訪れた際は是非ご覧下さい。



 まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年11月6日(土)7日(日)
紅葉色づく頃の揺り起こし作業
















 11月6、7日の両日くろすけの揺り起こし作業を行いました。

 
 くろすけの車体は39年間の風雨により金属が腐食して所々ボロボロになってしまっています。
 今後、本格的な溶接作業に向けて、新しいボランティアの方にも来ていただき打ち合わせをしました。
 



 今回、藤島氏がエアコンプレッサーを1台増やし、2台体制となりました。
 これまで見物に訪れた方々に汽笛を鳴らしてもらう体験をしていただきましたが、行列ができて空気の供給が追いつかず待っていただくことがありました。
 2台による重連可動になり、8気圧まで溜める時間が随分短縮されました。




 
 以前、真鍮製の蓋を装着して汽笛を鳴らした時の音が良かったということで藤島氏が蓋を新たに作り直し、加工の大変なアルミ製に改良していただきました。
 汽笛の音を聞いて見物に来ていただいた78歳の男性にも汽笛を鳴らしていただき、
「少年時代を思い出す」と感激されていました。
 哀愁を帯びた汽笛の音が人々の心を元気にするのでしょうか。



 前回に続きヘッドライトを点灯させて、多くの家族連れの方々に汽笛を鳴らす体験をしていただきました。
 









 両側のロッドは昨年10月と11月の2回の作業で苦労の末に綺麗に磨き出しましたが一年の間に錆びやクリア塗料の日焼けなどにより赤茶色になっていました。
 両日を通して、以前塗ったクリア塗料をはがして再度両側のロッドを磨きました。

 
 昨年、遠路東京より作業に参加していただいた白澤氏、小池氏、故齋藤氏が大変苦労してロッドの黒い塗装を落として綺麗に磨き本来の姿に戻していただいたお陰で今回の作業はスムーズに進みました。
 

 これからもロッドの磨き出しが行い易いようにクリア塗装はやめ、全て油で拭きあげました。
 こまめに油で拭く必要はありますが塗装を落とす必要が無くなったので作業負担が軽減されます。
 





 くろすけは他の蒸気機関車が真鍮製部品を使用している箇所で代わりに鉄製部品を使用している場合が多いことがこれまでの修復作業で分かっていましたので空気圧縮機の帯も鉄製だと思い込んでいました。
 江本氏が帯の塗装を落としてみると真鍮部分が出てきて嬉しい誤算でした。
 綺麗に磨き上げると黒い空気圧縮機に金色の2本の帯が良いアクセントです。




 くろすけノートは現在4冊目がいっぱいになり、間もなく5冊目に入ります。
 書き込んでいただいた皆様の心温かいメッセージや応援メッセージに勇気づけられます。
 多くのメッセージ本当にありがとうございます。







 2011年11月、くろすけは松阪市に保存されて40周年を迎えます。
 現役として走っていた期間より保存の期間の方が長くなりましたが、40周年記念まで残すところいよいよ一年となりました。
 
 まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年10月10日(日)
鉄道の日のくろすけ




 10月14日は、鉄道の日です。

 138年前の1872年(明治5年)10月14日(旧暦9月12日)に新橋〜横浜間が開通したことに由来するそうです。

      ♪ 鐵道唱歌 ♪

          大和田建樹作歌
          東京音樂學校講師 上眞行作曲
          大阪師範學校ヘ諭 多梅稚作曲

一、 汽笛一聲新橋を
     はや我汽車は離れたり
   愛宕の山に入りのこる
     月を旅路の友として

第五集  關西參宮南海各線 より
          大和田建樹作歌
          大阪師範學校ヘ諭 多梅稚作曲
(22番 六軒、松坂編)

   木綿産地の松坂は
     本居翁の墳墓の地
   國學界の泰斗とし
     あふがぬ人はよもあらじ

 昨年の、紀勢本線全線開通50周年に引き続き、くろすけにも『鉄道の日』のヘッドマークを取り付けてみました。

 まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年9月25日(土)26日(日)
秋風が心地よい揺り起し作業























 あれほど暑かったのがうそのように、爽やかな秋風が吹く、9月25、26日の両日くろすけの揺り起し作業を行いました。

 アキアカネが山から里に下りて来て、作業の様子を見守ってくれていました。



 今回より杉山氏がくろすけ用に準備された発電機がお目見えしました。
 新たに準備した発電機には直流12Vの端子が付いており、この端子が生きていれば変圧器を介することなく、くろすけのシールドビームを点灯させられます。
 早速辻田氏が端子に配線をつないで試したところ、無事前後のシールドビームが点灯!、今後は容易に点灯させる事が可能となりました。
 これまで藤島氏に手配していただいた発電機のお陰で作業の効率は上がり、汽笛にヘッドライトに大活躍でしたが、これでさらにパワーアップされます。


 点灯した前面のシールドビームはハイビームの状態で日中はあまり目立ちません。本来は遠くからでも視認できるためですが、中部台では間近で見てライトの光が目立つように角度を調整しました。
 その結果、くろすけの前に立って角度が合えば昼間でも光がまぶしく感じられます。




 前回の作業日誌でお伝えした、岡本氏と辻田氏に製作していただいた圧力計の木製台座が出来上がりました。
 角を落として綺麗に磨いてあり美しい木目です。

 残念ながらくろすけに取り付けた後は木目は圧力計の後ろに隠れてしまいますので見納めとなります。
 ニスを塗って表面を保護したところ、木目の模様が一層際立ちました



 夕暮れ時を待って再びシールドビームを点灯させました。
 日が落ちてライトの灯りが目立ち、くろすけの迫力が増しました。
 当HPのトップページにもこの時撮影した写真を使用しています。



2日目

 朝は快晴でしたが、午後からは予報通り雨が降りだしました。

 運転室の水面計のガラスは左右とも割れて失われています。

 修復するためにはカバーを取り外して再びガラスを入れなければなりませんが、くろすけの保存時に固定してあるボルトごと完全に溶接処理されているので修復は困難かと思われました。

 しかし藤島氏が溶接部分からボルトの形だけを残して削り出して下さいました。

 左右の水面計のカバーを取り外したところ、左側のガラス管は割れずに残っていましたが、残念ながら昨年再塗装されて黒一色です。なお、取り外したカバーは江本氏にガラスの修復をお願いしました。






 完成した木製台座を圧力計と共に取付けました。







 台座に厚みがあるため、予想以上に木部が目立っています。

 くろすけを見学される機会があれば、運転室内の修復された木製台座にもご注目下さい。細部に職人の技が活きています。





 運転室天井についている室内灯も点灯させてみました。
 以前、江本氏がきれいに塗装していただいた室内灯カバーに、新しいソケットと電球を取付けて発電機につなぎました。
 室内灯を点けると裸電球の温かい光がノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。
 日の入りが早くなってきましたので室内灯の灯りがあれば暗くなっても作業が行えそうです。



 前日同様に揺り起し作業中は、くろすけのヘッドライトを点灯させました。
 ヘッドライトの光に気付いたこども達が「きしゃのライト点いとるよ〜」と話している声が聞こえました。


 また、今回はヘッドライトを点けた状態で初めて汽笛を鳴らしました。

 くろすけを見物に訪れた親子連れの方々には汽笛を鳴らす体験もしていただきました。


 今月の作業も無事終えました。修復作業は着々と進んでいます。

しかし、まだまだ作業は続きます、
         「くろすけくん起きなさい!」

2010年9月18日(土)
圧力計台座の複製
















 前回の作業では、杉山氏が中心となり運転室内の計器類を取り外しました。

 中央上部にあった圧力計器類は、鋼板に檜材を台座として取り付けてありました。
 計器類を熱や振動から守る、いわゆるクッション材の役目をして来たのでしょう。
 その台座が傷んだりガタがきていたため、新しく作り替えました。



 材料提供は辻田銘木店様、製作は市内日丘町、(有)岡本ホーム様に無償にて作って頂きました。









 檜無節材に円形の原寸を取り、4角、8角、16角、32角と丁寧に木取っていきます。










 スライドソーによって切り落とされた多角面体は、それだけでほぼ円形になりました。









 ここからは鑿を使って、より円形に削り落していきます。
 この作業は長い経験と根気のいる作業です。









 台座の中心に座彫り穴と、ボルトが貫通する二つの径の違う穴を開けます。










 そして、トリマにて台座表に丸面を取って台座を整えます。









 最後に、ランダムサンダーにてペーパー仕上げをして完成です。

 しかし、鋭い鑿によって削られた綺麗な刃物跡が消えてしまうのがとても残念でした。

 でもこれは台座にこのあと塗装をするため、塗料の乗りを良くするためには仕方がない事のようです。



大小、二種類の圧力計台座は、見事に複製されました。

ご協力者:(有)岡本ホーム 岡本俊次 様


まだまだ作業は続きます、
    「くろすけくん起きなさい!」
 
2010年8月28日(土)29日(日)
残暑の揺り起しで「くろすけ」輝く!



















8月28、29の両日に揺り起こし作業をおこないました。 

毎回の作業では1ヶ月の間にくろすけの車体に付いた砂ぼこりやクモの巣、鳥のフンを除去します。

大きな車体の各所に様々な装置や配管があり隅々の清掃は大変です。
ボイラーやランボードなどの高い場所での作業は特に注意しておこなっています。 


先月に続いて運転室内を整備しました。

以前空気漏れが判明した運転席の空気作用管を修理しました。

藤島氏が知り合いの方から譲り受けたエアコンと室外機をつなぐ銅管を流用しました。

昨年末から藤島氏の技術とアイデアと人脈によりくろすけの修理は加速度的に進んでいます。 



機関士席前面と蒸気分配箱上の蒸気圧力計を取り外し、黒い塗料をはがして綺麗に磨いた結果、真鍮の輝きが戻りました。







現役時代に修理の都度、他の機関車の部品を利用したのでしょうか、後藤工場、鷹取工場、長野工場と様々な旧国鉄SL工場の名前の入った圧力計が並びます。








圧力計の台座は木製でした。計器板に取り付けるためには台座の中央にボルト用の六角の穴を開けるために専門の知識と技術が必要です。この台座部分は運転室の窓枠、座席板に続き辻田銘木店様より提供していただく予定です。







外した計器は割れたガラスの代わりにアクリル板が入り、針が全て欠損しています。仮修理としてテープを貼って一時的に針の代わりとしました。





 

2日目

藤島氏によってこれまでヘッドライト点灯の作業が進められてきましたが、この日発電機につないでついに前後のシールドビームに光がともりました。

当初、テンダー側のシールドビームが点灯せずヒューズ切れかと思いましたが、どうやらボイラー側とテンダーは通電していないようです。



藤島氏が素早く処理して後ろのライトも点灯しました。

くろすけが現役時代に信楽線の貨物運用でバック運転していた頃を想像させます。 

前回作業時に江本氏に室内灯カバーのケレンと再塗装をお願いしたものが綺麗になって戻ってきました。運転室内の電灯がついた時が楽しみです。


また、今回は円盤付きの標識灯を持って来ていただき、くろすけに取り付けました。 

ライトが点灯して標識灯が取り付けてある状態を見ると現役時代のような臨場感があり、これで石炭の匂いと煙があれば動態機関車と見まごうばかりです。 

汽笛の調整をおこない、見物に訪れた方々に汽笛を鳴らす体験をしていただきました。

みなさんの楽しそうな笑顔や子供たちが目を輝かせている様子をみると嬉しいかぎりです。


今回はヘッドライトが点灯し、くろすけの目覚めにまた一歩近づきました。

まだまだ作業は続きます、
    「くろすけくん起きなさい!」

2010年7月31日(土)8月1日(日)
真夏の揺り起し作業












7月31日、81日の両日くろすけの修復作業をおこないました。 

2日間ともに気温は35℃近く、厳しい陽射しの中で熱中症に注意してこまめに水分を補給しながら作業をおこないました。 

初日は、前回に続いて藤島氏が汽笛の調整を行ないました。



見物に訪れた親子連れにも汽笛を鳴らせるように工夫して機関助士側の汽笛ハンドルからヒモを伸ばしました。

公園に来ている方から「哀愁の帯びた音になったね」と声をかけていただきました。



 

また、朝から悪戦苦闘の末、運転室内の焚口戸が開きました。

くろすけが亀山機関区で廃車になって以来、39年ぶりに釜の内部が明らかになりました。

焚口戸からは昭和46年の100円硬貨が出てきました。
くろすけが松阪公園に設置されていた頃に子供たちが遊んだ名残でしょうか。


江本氏は今回も細かい磨きだしの作業を地道に続けられています。

また、江本氏が購入された標識灯を取り付け、点灯させてみました。

標識灯の側面に”ウメキ”とある標記は梅小路機関区のことだそうです。

 

江本氏が清缶剤装置まわりの黒色の塗装を落として真鍮部分の磨き出し等を行ないました。

細部の磨き出しは手間がかかりますが、くろすけを見物できる階段のある非公式側(機関助士側)からはよく見える部分です。

お陰で、くろすけの車体には色々な装置が取り付けられている様子がわかります。




2日目は、杉山氏が運転室内の各所の整備を行ないました。




機関士席にあるATS等の装置類も黒一色に塗り直されていましたが、塗装を落として本来の色に戻していく予定です。

 

とても暑い中の作業も無事終える事ができました。
皆様ありがとうございました。


まだまだ作業は続きます、
    「くろすけくん起きなさい!」

2010年6月26日(土)27日(日)
梅雨の作業














6月26日、27日の両日揺り起こし作業を行いました。


初日は終始雨の中の作業となってしまいました。

江本氏が先月に引き続いてボイラー周りの銅管を磨き出してくれました。柔らかい銅管を傷付けずに何層もある塗面を落としていくのは大変な作業です。




藤島氏も引き続き汽笛の調整です。

公園に来られた方から、「今日は汽笛の音がこもっていた」との感想をいただきました。雨による湿度が音に影響しているのでしょうか?

しかし、くろすけの汽笛を聞き比べていただいて嬉しい限りです。


 

二日目は、中北尚古堂様により運転室内の機関士、機関助士席の座面、背もたれ、肘置きの仮合わせが行われました。










仮合わせとはいえ、失われていた座席が戻った運転室内を見ていると、まるでくろすけが動態機関車になったような気がしてきます。





 

くろすけは松阪公園に展示される際、盗難や危険を回避するため、可動部分が溶接で固定されています。中部台ではこの必要がないため、毎回可動部分の復元をおこなっています。

今回は先頭部分のオイルポンプのカバーを外し、機器の調査と可動復元に挑戦しました。




午後からは、今年の3月岐阜市の梅まつりで保存されているD51見学した際にお世話になった長縄氏、北岡氏が愛知からくろすけの作業に駆けつけて下さり、お二人の指導のもと逆転機の可動復元にも着手することができました。

固着した可動部分を分解し、バーナーで熱しながら関節部分に注油した結果少しづつ動くようになってきました。しかし組み立て直すと動かなくなってしまうため、シリンダー内の弁を動かすのは次回以降の作業になります。
予定以上に作業が進み、お二人のご協力に心より感謝申し上げます。
また、長縄氏が持って来られた汽笛の蓋を取り付けて汽笛を鳴らしてみました。前回、岐阜でお借りした蓋よりもスリットの幅が狭い物だそうです。装着して鳴らしてみたところ、一発で良い音が鳴りました。

藤島氏いわく、樹脂でできた蓋よりも「音がいい!」との事です。寸法が決定したらやはり金属で作りなおす必要がありそうです。 


 今回中川様料亭老松の森様から差し入れをいただきました。今回の作業はとても蒸し暑い中でおこなったため、水分の補給が欠かせず大変ありがたく頂戴いたしました。 


まだまだ作業は続きます、
   「くろすけくん、起きなさい!」


2010年6月12日(土)
座席再生






くろすけの座席は長い間の展示と放置で失われていました。

残った鉄の枠と背面を利用して再生が行われています。






今回、中北尚古堂様の製作により、座席と背が完成しましたのでその様子をご 覧ください。



椅子座面の布地及び中綿、表面ビニール材は、中北たづ子様より無償提供していただきました。
また木材料も、辻田銘木店様より提供いただきました。













次回の作業で「くろすけ」に取り付ける予定です。



まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」

2010年5月22日(土)23(日)
夏に備えて



5月2223日の両日、くろすけの揺り起こし作業を行いました。

2日目はあいにくの雨となってしまいました。

真夏の暑さ対策に向け、運転室屋根の扉を修理して開閉できるようになりました。

窓ガラスが入って密閉された運転室内での作業負担が軽減されると思います。








 

くろすけのヘッドライトは前後ともフィラメント切れ等により点灯しない状態でした。

代用として藤島氏が自動車用のライトを探し出して下さいました。

驚いたことにくろすけについていた小糸製作所製のシールドビームは自動車用ライトと全く同じ規格でした。

いつもながら藤島氏の機転のきいたアイディアには驚くばかりです。

新しいヘッドライトに交換しましたので、今後電源と配線の問題をクリアすればヘッドライトを点灯させることが出来ます。




 

江本氏が自費で発注された「C5851」のナンバープレートです。

ピカピカに真鍮が光り輝いてとても綺麗です。

あまりの美しさに思わず、「お〜っ!」と感嘆の声が出てしまいました。

これがくろすけの顔についたら、さぞや美男子!?になるでしょう。


2日目は、
中北尚古堂様により運転室の木枠付の窓9枚の製作に続き、運転室の機関士、機関助士用座席の修復を開始していただきました。

修理前の座席は座面部分が朽ちて完全に失われており、背もたれの板のみが残っている状態でした。

今後、残っていた背もたれ板のオリジナル部品は綺麗に磨いて活用し、失われたクッション部分は中北尚古堂様の手により新たに製作していただく予定です。どうぞご期待下さい。

汽笛のテストは毎回、試行錯誤を重ねて来ましたが、藤島氏のご尽力によって良い音の出る絶妙な寸法が分かりました。

前回に比べ、低音の響きと力強さが改善されました。コンマ何ミリの違いで鳴らなかったのです。

くろすけの汽笛の調整を始めて数ヶ月、何枚もの蓋の試作など、藤島氏の絶え間ない労力に改めて感謝いたします。



まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」

 







2010年5月5日(水)
こどもの日のくろすけ

連休中、人出の多い時にくろすけの姿を見てもらおうという事で、予定外ではありましたが急きょ午前中に作業を行いました。


藤島氏のアイデアで、くろすけを見に来た子どもたちがヒモを引っ張って直接汽笛を鳴らせるようにしました。

3時間ほどの間でしたが、家族連れの子どもたちに汽笛を鳴らす体験をしていただきました。



連続の吹鳴は小型エアコンプレッサーでの空気の供給が追い付かず、しばらく待っていただくほどでした。
見に来られた方々の楽しそうな姿を拝見でき、くろすけも少し得意気です!?。



まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年4月10日(土)11日(日)
くろすけ、ささやく
今回は窓入れと、汽笛のテストを行いました。

両日の作業で、窓は前回中北氏が現場調整して防腐処理した木枠付き窓9枚と、運転席前後の窓8枚の計17枚を取り付けました。

C58型蒸気機関車・くろすけの特徴である、密閉式キャブが文字通り復元されました。
荒廃した保存機関車の象徴である「窓のない運転室」からついに抜け出すことが出来ました。
関係の皆さま本当にありがとうございました。


今後は運転室内の整備に取り掛かることができます。

汽笛のテストは、前回の空気漏れの対策としてひとまず、元空気溜に繋がる繰出管を塞ぐことにしました。

その結果、前回の2気圧を上回る7気圧まで空気を溜めることが出来ました。
それによりテストながら、汽笛の吹鳴は成功しました。

汽笛を聞いて多くの方々が見物にいらっしゃいました。

子どもたちは「すご〜い」とか、「こわ〜い」など様々な感想のようです。

これからも調整を続けてより本物の音に近づけていく予定です。

中部台の空に響いたくろすけの汽笛、
先に天国に行ってしまった齊藤氏にも確かに届きましたよね。


まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」


    

作業中、お寿司の差し入れを下さった、市内高町の「すし処 君家」様、有難うございました。
作業後、全員で美味しくいただきました。
2010年3月27日(土)28日(日)
運転室窓の仮合わせ
前回に引き続き、汽笛のテストです。
藤島氏がコンプレッサーを汽笛に接続し、自ら試作した蓋を装着して、今日までの約一ヵ月間、微妙な音の調整を続けてきてくれました。
低音は比較的鳴りやすいのですが、高音の方はまとまった風量と蓋を1ミリ以下の単位で調整しないと鳴ってくれません。
何十回という根気のいる作業の結果、ついに5つ全ての音が鳴るようになりました。
音が出るようになったので、今度は十分な量の空気を送る術をどうするか、また新たな課題です。

中北氏、辻田氏に提供・製作していただいた運転室の窓9枚の仮合わせも行いました。

窓枠のレールは永年の腐食等の傷みにより、波打っていて平らな部分は一ヶ所もありません。
それを中北氏が、窓の1枚1枚をカンナで削りながら現状に合わせていくという、まさに長年培われた職人技を見せていただきました。


くろすけを見に来てくれた子ども達も、段々と窓が入っていく様子を見て、興味深々。
身を乗り出して、作業の様子を見学していってくれました。


全ての窓が入り、檜の白い木肌とくろすけの車体の黒が鮮やかなコントラストで、皆作業の手を止めてしばしみとれてしまう美しさ。

今後、木材の保護も兼ねて塗装することになりますので、白い木肌の新調窓は見納めです。
汽笛に送る充分な空気量を確保するべく、元空気溜めの状態をテストしました。しかし、小型コンプレッサーでは送量が追いつかず、今回は時間切れとなりました。
途中、運転席内につながっている管から空気漏れが見つかりましたが直ぐに修理。くろすけの車体あちこちに張り巡らされた管をチェックするのは、次回以降です。
試しに汽笛につないだところ、コンプレッサーにつないだ音より良い音が鳴ったとの事。
今後が楽しみです。
今回は「くろすけくん起きなさい!」HPを見て、遠くは横浜から佐藤さん、伊勢からは江本さん、巽さんが手伝いに来ていただきました。

また山中松阪市長も、公務の合間を縫って立ち寄って下さり、励ましの言葉を掛けていただきました。
本当に皆さん、ありがとうございました。今後も「くろすけ」を宜しくお願いします。

まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年3月10日(水)
運転室窓、お誂え

修復ボランティアに参加していただいている、中北尚古堂(表具師)さんにより無償にて、くろすけ運転室の窓建具類のすべてを作っていただいた。

左右入口二か所の摺り上げ2枚、運転席左右の引違い4枚、後部3本引き3枚、計9枚。
窓には厚板(5mm)ガラス入り。

木材料は同じくボランティア作業に参加していただいてる辻田銘木店様から、檜材を無償提供。

その他ガラス材料など無償提供して下さった方々、

・なかむら様(建築リフォームアドバイザー)

・(株)ナカニシ盛ガラス店様





まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
2010年3月7日(日)
「ぎふ梅林公園D51470を守る会」さま見学

3月7日に岐阜市梅林公園で行われた梅まつりで園内保存SLの汽笛が鳴るとの事で見学に行って参りました。
 
当日は生憎の雨の中「ぎふ梅林公園D51470を守る会」の中原会長様をはじめ保存会会員の方々には突然の訪問にもかかわらず親切に説明をしていただきました。
実際に汽笛を鳴らす体験もさせていただき、ありがとうございました。
くろすけの作業の参考になりました。

今後とも三重松阪の「くろすけ」をお見知りおきのほど宜しく願います。
 
まだまだ作業は続きます、
    「くろすけくん起きなさい!」
2010年2月20日(土)21日(日)
くろすけ あくびする!


今回の作業目的のひとつであった、前面カマの蓋を開けるのに挑戦。
しかし、扉ヒンジは安全のため溶接してありました。
仕方がないのでヒンジ中心のボルトを抜いて、グラインダーで溶接部分を切断。
今回も藤島氏の技術には皆が脱帽、無事に蓋を開けることが出来ました。

かたく口を閉ざしていたくろすけが、やっとあくびをしました。内部は想像以上に傷んでいるところがある一方、想像以上に傷んでいないところが分かりました。

まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
前日には初めて汽笛復活に着手しました。

ブロアーと小型コンプレッサーを使って試行錯誤、5つの和音なんて、とても無理な話。
おまけにドーナッツ状の仕切り弁が無かった。
本当なら真鍮で出来ている。

仕方がないので、まずはベニヤ板や硬質プラスティックを藤島氏にお願いして作ってもらった。
これからは、この汽笛との格闘が始まるようです^^;。
2010年1月10日(日)11日(月)
先輪・動輪・従輪の接地面研ぎ出し

機関車左右の先輪、動輪、従輪の線路と接地面の磨き出しを行いました。

今回も藤島氏が持って来ていただいた発電機と素早い仕事ぶりで、両日中に全ての車輪の磨き出し作業が終わりました。

また、くろすけが現役時代の姿に一歩近づきました。




夕刊三重の作業告知記事を見て、手伝いに来て下さった田端様、江本様、本当にありがとうございました。


このボランティア活動を知って、市議の海住恒幸さんがお忙しいなか訪ねて下さり、励ましの言葉や、子どもの頃に名松線で走っていたSLの思い出話を聞かせてもらい、SL談義に花が咲きました。


まだまだ作業は続きます、
     「くろすけくん起きなさい!」
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