TOSSランド【TOSS横浜推薦】

1年/国語/書く/作文指導


しらせたいな、見せたいな


TOSS横浜 武田晃治 


光村図書(1年下)の作文教材「しらせたいな、見せたいな」の実践記録。


 作文の学習。書こうとする題材に必要な事柄をよく観察して書くことを目標とする。

 教科書では、モルモットを題材にしている。
 作文の題材を探しに、近隣の公園に生き物探しに行った。(生活科とリンクさせる。)
 カルガモ、コイ、カメ、ニワトリなどが観察できた。

【☆指示】「どんな特徴があるのか、メモをしながら、描きましょう。」

 事前に、教科書にあるメモの例をよく見せておく。
 子どもたちは、楽しそうに描いた。

 学校に戻ってきて、作文を書く。
 しかし、いきなり「書いてごらんなさい」では、不安がある。
 
 【いろいろな観点を出し、詳しく書くこと】のトレーニングが、不足している。

 そこで、全員が見た「カルガモ」を題材にして、1時間練習をしました。
 上手にイラストを描いていた子の絵をもとに、教師が黒板にカルガモを描いてから、次の課題を出しました。


【☆指示】カルガモの「くちばし」のことだけ書きます。「カルガモのくちばしは〜」の後に、続けて書きなさい。


 くちばしに関する文だけを、どんどん集める。
 早い子に黒板に書いてもらい、悩んでいる子は、それをヒントにして書いてよいと告げる。
 

 子どもたちから、次のような文が集まった。

 @まるくて、大きいです。
 Aながかったです。
 Bまるくて、ふとくて、きいろです。
 Cはしるときと、とぶときにひらきます。
 Dまるくて、ほっぺたみたいです。
 Eピンポンのはねかえすやつみたいです。
 Fまるまっていて、かわいいです。


 同じ対象を書いているので、比較しながら学習できる。
 どんな観点で書かれているのかを、分析する。


【☆発問】どんなことが書かれていますか。


 一つひとつ、確認していく。

 @〜Cの文を見ると、【形状】【大きさ】【色】【長さ】【動き】ということが挙げられている。
 D〜Eは、「〜みたい」という【比喩】を使っている。
 そして、Fは、かわいいという【感想】を書いている。
 多様な観点で対象を捉えられることが、詳しく書くためには必要だ。
 みんなの文を集め、整理分析すると、それらの情報を共有化できる。
 様々な観点で書けたことを褒め、それを自覚させた。
 要領さえつかめば、子どもたちの書くテンションは、上がってくる。


【☆指示】今度は、カルガモの「目」のことだけ書きます。「カルガモの目は〜」の後に、続けて書きなさい。


 先ほどよりも勢いよく、文ができ上がった。

 @まるくて、くろいです。
 Aおおきくて、よこにまつげみたいのがあります。
 Bまんなかに目があって、まわりにせんみたいのがあります。
 C水をのむとき、目をつぶります。
 Dどせいみたいです。
 Eくろくて、目のところにせんがついていて、おけしょうをしているみたいです。
 Fサングラスをかけているみたいにみえました。
 Gまゆげがないけど、とてもかわいいなとおもいました。


 ここで習得したことを活用させて、次の時間、自分の選んだ動物の作文を書かせた。

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