第4回東方紅楼夢 参加レポート


あれは2008年4月のことだった。
エイプリルフールが終わり、数々のネタ企画を存分に堪能した後のこと。私は今年の紅楼夢について考えていた。
「今年からオリジナルかな」と構想した去年末に立てた計画は早速変更され、今年も紅楼夢に申し込むことを決めたのだった。
そこで私は何を思ったのか、去年6月の本の表紙・挿絵をお願いしたあの方と合同で参加しようと提案したのだった。

七篠創太氏である。
互いに紅楼夢は皆勤、そして互いに秘封描き(書き)、しかも紅楼夢の開催地が前回に続いて秘封の聖地・京都。ここまで要素が揃ってるのだから、そりゃ手を組みたくなるものです(な
…という「折角だから」レベルの動機だったのだが、七篠氏はこれを快諾し、かくして当サークル初の合体参加と相成ったのだった。


時は流れて7月。月の宴会場にて久しぶりに七篠氏と再開。コミケ、例大祭を避ける以上、関西以外の面々と顔を合わせる機会がめっきり減ってしまったのが、何ともはやという感じなのですが。
会って話した内容は、紅楼夢作品についてでした。表紙・挿絵の依頼をし、作品の概要について話をしました。
その当時は早苗主役のオールスターもの、秘封の百合モノまで予定したのだが、この予定は大いに狂うこととなった。

その後、私を待っていたのは筆の進まぬ日々だった。
6月のコミコミで出した三月精小説を完結させることを公言したその矢先、その三月精話がナカナカ先に進まないという事態に。
やっとの思いで書き上げたのは、9月の終わり頃だった。そして、二度と三月精でシリアスなど書くものかと強く誓うのだった。。。
このタイミングで漸くイラスト依頼と相成った。この時点で書き上がっているのは再録の阿求モノと三月精モノだけ。オールキャラモノは既に諦めていたが、秘封モノはどうしても書きたい。京都イベントだし、サークルカット秘封にしちゃったし(←
しかしそこで思いつくのが私であった。脳内でボツった企画を取り出し、見事にでっち上げてしまうのだった。
しかも執筆したのが、あぷえぬ長野公民館オフの帰りという…有難う、ノートPC。この時程ノートPCらしい働きをしていた時は他に無かっただろう。


そして迎えた前夜。
編集・入稿を無事に終え、告知ページを作ったものの、まだまだ準備すべきことは沢山残っていた。
ペーパーの作成、POPの作成、名札・値札の作成、持ち物の確認…その準備は深夜にまで及んだ。
そういえば第6回東方SSこんぺの順位発表前夜だったことを思い出し、こんぺのチャットにお邪魔しながら準備を続けるのだった。
こうして就寝したのが3時前。しかしものの3時間くらいで目が覚めてしまうのだった。緊張が高まったのか、あまり眠れるものではなかったからだ。

何を不安に思っている?
成功するかどうかだなんて最後まで分かるものか。
新刊は創った。もう準備は整っている。あとは前へ踏み出すだけじゃないか。
自信を持て。そうすると決めたのだろう? だったらその通りにするんだ。
自問自答の末に起床。いつものスーツに袖を通す。最早この恰好でなければイベントを迎えられなくなっていた。スポーツや職場のユニフォームみたいなものだ。「スーツは誰もが出来るもっとも簡単なコスプレである」と。
寝る前に準備したものを全て持ち、いざ最寄り駅より電車に乗り込む。
目指すは京都…ではなく、大阪へ。実はペーパーが出来たばかりで、まだ印刷していなかったのだ。
ここで2年前の教訓を生かす私。京都のkinko'sは絶対混んでる。2年前でも混みあってた。今回は更に混んでるだろう。そう思い、大阪のkinko'sへ向かうのだった。
しかし、大阪でも混みあっていたのだった。といっても一人待ちだったのでその間サークルチェックに充てることに。同業者ばかりだからって自重しろよ自分。。。
そんなこんなで自分にターンが回り、程なくコピーを終わらせ、いざ京都へ。
先日開業したばかりの京阪中之島線と、そこを走る快速急行専属の新型車、3000系の乗車を目的に大江橋駅へ。ここから中之島方向へは既に乗ったので、これで中之島線完乗です。といっても地下線な上に短いので実感湧かないものだが。。。
快速急行に乗りこむ。3000系はラッシュ輸送を考慮した為に2+1列のクロスシートとなっている。丁度1列席が空いてたので、そこを占拠。ここから三条までこのまま座席を独占したまま、サークルチェックの続きを行うことに(だから自重しろって自分。。。
因みに、チェックした結果は以下の通り。

地下1階:15箇所
地上3階:40箇所

…いやもう、3階のチェックがナカナカ終わらなくて終わらなくて;
しかし、このサークルチェックが徒労に終わることになろうとは、この時の自分には予想だに出来ないのだった…。
三条に着き、地下鉄で一駅、東山へ。もう4度も歩いたみやこめっせへの道。迷うことなく会場の前へ。
サークル入場時間目前でも黒山の人だかり。コンビニ前で屯するのはみっともないと思いませんか;
そんな中早速エンカウンター発生。幻楼斎氏と軍曹氏に会いました。
話もそこそこに一般列に並ばれる二人と別れ、私は会場内へ。サークル入場待ちで列が出来てましたΣ
暫くの後にサークル入場が始まり、列が無くなったところで自分も入場。サークルチケットを掲げ、自分のスペースへ。

新刊キタッ! これで俺は勝つる!!
有難うサンライズパブリケーション(株)。この次のオフセット本もそちらにお願いさせて頂きますよ!
そんな訳で無事に新刊との対面を果たし、机上のチラシを除けていると、こんなチラシが。



例大祭のチラシに三月精! そしてルナフェスのチラシも三月精。どちらも3月だから三月精なのでしょうが、

我   が   生   涯   に   一   片   の   悔   い   無   し

もう…三月精を、不人気だのニッチだのなんて言わせるものか。
至近のスペースから挨拶回りをしていると、お隣さん到着。まずは宜しくお願いしますの挨拶の後、頒布に関する打ち合わせとか。
なんとPOPを創って頂けたそうで。



ウホッ、いいPOP!
こうやって自作の筆ペン手書きPOPと比較すると随分ショボく見えますね(
打ち合わせも終え、頒布物を机上に並べ、用意した値札を置く。
そして、名札をレンタルするのだった。



青っ恥氏の名札はその場で作成。売り子を連れてくることを考慮して予備の名札を用意したものです。
そんな訳で今回は七篠氏、青っ恥氏、そして私の3人で臨むことに。

挨拶回りの続きを行い、スペースに戻る。もうすぐ11時。
出来れば3階にも上がりたかったが、地下1階だけで時間になってしまったので断念。というか、チェック数的に考えて3階に上がったら帰って来れない;
「ネクロファンタジア」をBGMに一般入場開始。
今回の会場BGMは本家のゲームBGMでした。サークル入場段階から紅魔郷>妖々夢>萃夢想>花映塚>文花帖>風神録>緋想天サントラのアレンジディスクという順でした。永夜抄あったっけな…
因みに、終了段階で流れていたのは「有頂天変」のアレンジ版でした。

一気に上がる人口密度。聞くところによると、かなりの一般列が形成されたそうで。こりゃ次回はインテかしら。。。
あちこちで列が形成されるだろうと思ったら、そうでもなくて。自分が見かけた一番の行列は、隣島の誕生日席サークルに並ぶ列でしたね。新刊が無くなるまで途絶えることがなかったですね。。。
12時前後に3階から一般列がなだれ込んできたのが混雑のピークでした。それでもまだ動き回れるレベルだった様に思います。要するに地下1階は終始ピンフだったということで。
これも聞いた話なのですが、一般列の殆どが3階に流れたそうで。その割合は2:8とも1:9とも1:19とも云われているそうな;
どれだけ動けない戦場だったのだろう…。いや、2年前の4月サンクリや夏コミの東館、今年3月の大阪M3と「あちこち動けない戦場」は経験しているのですが、ホント地下1階だったのが申し訳ない感じで;
まあでも人気サークルばかり3階に配置されてる時点でこうなるのは予測済みだったのではないでしょうか。今回は効率よく回るなら3階からで正解だったのでしょうが、混雑回避と掘り出し物発掘な意味で地下1階から回って欲しかったなー、という思いが個人的に強かったり。
というか、地下一階からがオススメというのは結構前から言ってたことだったり。

今回はお隣さんが名の通ったサークルで、マッタリする間もないだろうと思っていたのですが、やはりそうでした。
新刊の捌けが凄い; そしてスケブの量がハンパない。
そしてリクエストに答えるべく手早く描き上げる七篠氏と青っ恥氏。やはり絵描きは違うなぁ…
しかしそんな中、私も七篠氏にイラストをお願いするのだった;



見辛いですが、アルカナハートよりリーゼロッテ・アッヒェンバッハです。さりげなくエルフリーデも居ます。
ドイツ人だからって「アーイ」って言わせるんじゃない。それはアカツキ電光戦記のエレクトロゾルダートだ。

イラストを描いて貰ってホクホクしたのも束の間、我がサークルの新刊も次々捌ける。
開始1〜2時間でペーパー終了。もっと沢山刷ってくればよかったなぁ。要反省です。
新刊の方も、用意した部数の殆どが捌けるという結果に。こちらももう少し多めに用意出来れば良かったのですが、何せお金が。。。
お陰様で1イベント辺り過去最高の売り上げ記録を達成することとなりました。というか有り得ん;
「応援している人から頼まれてきました」と仰った方も。いやはや、ウチみたいなので満足してはいけませんよ。東方SSこんぺの創想話勢の作品を一度読んでみるべし。レベル高くてマジでパルい。

3人いれば2スペース回せるだろう。そう思って売り子を用意しなかったのですが、実際には必要でしたね。
この点に関しては去年の反省を生かせてないなぁ…。次はこっちからも売り子を雇って臨みたいものですよ。
ということで、3階に上がる事はアフターまで叶いませんでした。というか、売り子したり、隣の青っ恥氏と喋ったり、挨拶しに来られた方の応対をするうちに諦めがつきました。。。
挨拶しに来られた皆様、有難う御座います。特に3階から来られた方にはもう何と言っていいのか…とにかく嬉しかったです。

15時、中村屋状態になりながら終了宣言。こんなノリのいい終了宣言聞いたことがないな(ぉ
荷物を宅配に出し、青っ恥氏、七篠氏に感謝の意を伝え、3階のアフター会場へ。
もの凄い人だかりだったのでアフター参戦は諦めることに。見かけた方々に挨拶をした後、U-raw氏、氏と飲み会までの時間潰しに混ぜてもらえることに。
四条へ移動しつつ雑談とかしたり、烏丸近くの珈琲屋で乾杯したり(?)しました。
時間になり、お二方を見送った後は、そのまま帰宅…する訳が無いのがBYKなのであった。
ここは四条・烏丸。一駅分隣に歩けば…

数刻後、私は全国的に有名なゲーセン、a-choの中に居た。
その当時、稼動したばかりのデススマイルズメガブラックレーベルをやろうとしたのです、が。
a-choには置いてなくて残念。なので他の店へ移るも、「あれ、ここビデオゲーム置いてたよね?」という店が悉くプライズ専門に改装されていて驚いたのなんの。
中には鋳薔薇置いてた店もプライズだけになってしまってて…。ナムコタワーにも行ってみたけど、アップライトが増床された分ビデオゲームが端に追い詰められていて。。。
もう、河原町でビデオゲームをまともにやれるところはa-cho位しかなくなってしまったのでしょうか。残念でならないです。
こんなことなら、紅楼夢2終了後宜しく、ミナミまで繰り出すべきでした。アビオンにはあるんですよねぇ、メガブラック…

せめて一言ノートに書き残したい、と思いメロブ京都に立ち寄るも、ノートは落書き用紙に姿を変え、書き残すことは叶わなくなってしまいました。大阪ホワキャンは今でもノートだというのにっ!
がっくりと肩を落とすも、「帰宅後に一杯やればいいじゃない」と自らを言い聞かせ、帰宅の途についた。

帰りは河原町から阪急京都線、神戸線と乗り継ぐルートで。
自宅への最寄り駅で降りた後は99にてビールやらツマミやらを買い込み、そして帰宅。
そのまま晩酌タイムと相成りましたとさ。

有難う、東方紅楼夢4。
願わくば、また来年もあることを。
そして、私はまた次のイベントに向けて、創作計画を立てるのだった…

このイベントで入手した戦利品達



地下1階しか回れなかったのもあって、CD多めです。今年3月の大阪M3よりも枚数多いんじゃなかろうか…
どれも素晴らしい作品ばかりでした。ああ、俺ももっと巧くなりたい!



有我悟氏による香霖堂長月市の告知チラシと喜栄座氏によるしまや出版のブックレット。
お二方とも挨拶しに行きたかった…!
特に喜栄座氏と会う機会なんて紅楼夢位しかないというのに。。。



クラブイベント東方幻夢奏の第二回告知チラシ。
ゲストにREDALiCE氏を迎えるそうで。
前回の評判が良かっただけに、気になるところです。


これにてレポートは終了であります。
ここまで御覧になられました皆様、東方紅楼夢4に参加されました皆様、私の御相手をして下さった皆様、そして、このイベントを運営されました東方紅楼夢実行委員会とスタッフの皆様、本当に…

お疲れ様でした!

そして、

有難う御座いました!

始まった時はどうなることかと思いましたが、無事に終わったことを何よりに思います。やはりイベントはこうでなくては。
次回開催は色々と厳しいかもしれません。が、開催されるのであれば真っ先に参加表明しますので、もしその機会が有るのならば、その時はまた宜しくお願いします!

そして、次のイベントへと歩みだす。今度はコミトレ、インテックスでまた会おう。
Next Phantasm...

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