ESPRESSIVO Desktop Powerd Monitor by STRIP
デスクトップ・パワード・モニター・スピーカー


Introduction

赤川新一氏を中心に、レコーディング・スタジオ"STRIP"のエンジニアが、
自分達のために開発したデスクトップ・タイプのパワード・モニター・スピーカー。

モニター・スピーカーは、何よりも音が良くなければならない。
音の良さに加えて、MIXの質や違いがわかることが求められる。
ガッツのある音も、シルキーな音も、熱い音も冷たい音も、壊れた音も、どんな音もそのように鳴らさなければならない。
リアルでナチュラル、それがこのデスクトップ・パワード・モニター。
きれいに聴かせるオーディオ的Hi-Fi音に慣れた方が聞いたらカルチャー・ショックを受けると思う。
すでに多くのレコーディング・エンジニアや少数だがオーディオ・ファンが使っている。

DC12V電源で動作する。
ボリュームや電源スイッチはない。
エンクロージャのガラスは職人による手吹きだとか。
ハコではなく曲面、しかもガラス製なので鳴きは皆無。
バスレフではなく密閉なので低域の付帯音もない。
バッフルのみ木製、これが微妙に音にキャラクタを与えている気がする。
ユニットはfostex、しかしあの音を想像しない方がよい。




Specifications

入力インピーダンス: 30kΩ
入力感度: -10dBV(0.316V)でフルパワー※
動作電源電圧: 9V〜15V
推奨電源電圧: 12V〜13V
アンプ部出力: 4W at 1kHz、THD=0.1%、DC12V時
アンプ部Power Band Width: 15Hz〜40kHz

※入力感度をやや高めに設定してあり、iPod等のポータブル・オーディオ装置のアナログ(ヘッドホン)出力に接続してもフルパワーを得ることができる。


Making Story of Amp Unit

2006年8月、STRIPの赤川新一さんからメールとともにこんな画像(↑)が送られてきた。
デスクトップ・タイプのパワード・スピーカーを作っているんだけど、僕だったらどんなアンプを作るか興味がある、という内容だった。
カラフルな食器にバッフルを貼り付けて、そこに8cmくらいのスピーカー・ユニットが取り付けられた試作バージョンらしい。
アンプ部は12Vくらい動作するカーステレオ用のパワーアンプICが使われていた。
(後で聞いて話だけど、この楽しそうなワークショップがきっかけだったらしい・・・勝手な想像だけど、きっと、予想外のいい音が出てしまったのだ)


当初使われていたパワーアンプICではどうみても限界点が低く、一人前の音にするにはアンプからしてなんとかしなければならない。
要求サイズからいってディスクリートは無理、めぼしいパワーアンプICをいくつか探して試作アンプを作った。
しかし、どのパワーアンプICも音のエッジが立ちすぎていてラジオを聞くにはいいかもしれないが、モニターは用としては道のりは遠い。
そしてようやく見つけたのがTA-8201AK。
すでに製造中止品なので、半導体商社の倉庫を探しまわってようやくまとまった数を確保した。
小型のお椀というかボウルのようなエンクロージャに入るサイズにしたら、こんなに小さく(40W×60D×24H)なった。

その間、赤川さんは仕事の合間に納得できる音のエンクロージャを求めて、瀬戸の窯元まで足を運んだり、
バッフル材探しに北海道に飛んでいったり、下町の手吹きのガラス工房に通ったりしていた。


これが内蔵アンプ・ユニットの最終形。
SURIPのみなさんの努力に敬意を表してシルクで"TEAM STRIP"と入れてある。
コンデンサはオーディオ・グレード品ではなく、音が最もナチュラルな標準型低ESRタイプ。
抵抗類は1%級金属皮膜。
35W×60D×20H、きわめて小型。
赤川チューンのEQを組み込んである。


on my desk
Back to Home