Cue System & Cue Box スタジオ・キュー・システム&キュー・ボックス
キューボックス仕様


キューシステム(前面)

最初にお断りしておきたいのは、このシステムはカスタム仕様で量産品ではないということです。ここでご説明するのはSTRIP Garden仕様のものです。スタジオによって条件が違いますし要望も同じとは限りませんから、よーくお話を聞かせていただいてからじっくりと仕様を決めています。


5つあるツマミは、上から2MIX、MONO-1、MONO-2、MONO-3、MONO-4の音量調整ボリュームです。4つのモノ・チャネルにはスイッチ式のL-Center-Rの簡易3ポイントPANがついています。PANは、奏者本人の負担をかけないために意図的に簡素化してあります。これら全6チャネルがミックスされたオーディオ信号がヘッドホンに送られます。

本機のヘッドホン・ジャックは2種類あります。上側の2つはキャノン5ピン式の見慣れないコネクタですが、ここにはバランス型ヘッドホンをつなぎます。SONY MDR-CD900STのような一般的なヘッドホンはTRSフォーン・ジャックを使った3線式ですが、この方式は若干ですが左右チャネル間で音漏れ(クロストーク)が生じます。MDR-CD900STの場合で-42dBくらいです。このクロストークは逆位相なので音の定位や明瞭度を損ねます。この問題を解決して4線式にしたのがバランス型ヘッドホンです。バランス型にするには若干の改造を要しますが、これで左右チャネル間クロストークは理論上ゼロにできます。

バランス型ヘッドホンの能力を最大限発揮させるために、本機は回路自体も入力〜サミング・アンプ〜ヘッドホン駆動アンプ〜出力まですべてバランス化されています。このような構造・構成を持ったキューボックスは他に例がないと思います。

いちばん下の4つはおなじみのTRSフォーン・ジャックで、ここには通常タイプのヘッドホンをつなぎます。4つのうちどこか1ヶ所でもTRSフォーン・ジャックを差し込むと本機はアンバランス・モードに切り替わります。


キューシステム(後面)

後面の上部にはガードアングルで保護された真空管が2本見えます。使用真空管は、パワーがある6N6Pを使っています。

オーディオ信号は25ピンのDSUBコネクタによって入力されます。このDSUBコネクタはDigideignのDB25標準に準拠していますので、Digidesign HDシステムと直接接続することができます。現実的には、コントロール・ルームに設置したディストリビュータ(分配器)と各ブースとを8chマルチケーブルでつなぐ配線をしておき、それらと本機とを接続します。

本機についている2個のDSUBコネクタは内部でパラレルに接続されていますので、どちらの入力してもかまいません。空いた側のDSUBコネクタを使って複数台のキューボックスを数珠つなぎに増設することができます。

最下部はAC100Vの電源端子、ヒューズ、電源スイッチがあります。


キューボックス仕様

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