eclipse+CDTを使ってみよう

作成 2003/12/28
更新 2003/12/29

eclipse + CDT

 最近、日曜プログラマはもちろん、通常のJava系アプリ開発業務にも使用されてきた eclipse ですが、実はC/C++の開発環境もあるんです。さすがにお手軽度・ドキュメントの数においてMicrosoft Visual C++ には及ばないものの、十分実用に足りる機能を持っているようです。
 参考にしたのは、CDTのFAQです。

準備作業

 とりあえず、Windows2000 を使用し、既に、ここから eclipse 本体と言語パック、JDK は導入済みとします。
 CDT使用に関しては、CDT本体(http://www.eclipse.org/cdt/)と、コンパイラが必要となります。コンパイラはMinGW(http://www.mingw.org/index.shtml) を使用しますが、他のコンパイラも、きちんと設定すれば使用することも可能です。なにやらMinGW内臓のデバッガは古いとかいう情報があるので gdb は個別に用意しましょう。
 MinGWとgdbのセットアップ先は D:\App\MinGW としました。なんとなく Cドライブは嫌いです。CDTはファイルを展開後、そのまま eclipse のディレクトリに移動し、eclipse に認識させれて終わりです。
 また、D:\App\MinGW を環境変数 Path に追加しておくと便利です。

HelloWorldプロジェクト作成

 環境整えても、使い方が分からなくては意味がありません。とりあえず、世界一有名なプログラムを作ってみましょう。メニューから、[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]で以下のウィンドウが出てくるので、[C++] で [Standart Make C++ Project] を選択しましょう。
 

 次にプロジェクト名を設定します。もちろん「HelloWorld」です。
 

 プロジェクトのオプションを設定しますが、今のところ気にするのは以下のところです。
 

HelloWorld ファイル作成

 プロジェクトは作成したので、次にソースファイルとMakefileを作成します。とりあえずソースファイル「HelloWorld.cpp」から。
 メニューから、[ファイル]-[新規作成]-[ファイル]として以下の画面を出し、ファイル名を入力します。
 

 次にMakefileですが、同じように [ファイル]-[新規作成]-[ファイル] で以下の画面を出し、「Makefile」と入力し、新規作成します。
 

 HelloWorld.cpp の内容は以下の通りです。CDTのサンプルを多少変更したものです。

#include <iostream>

using namespace std;

int main()
{
  char buff[128];

  cout << "Hello World!\n";

  return (0);
}

 Makefile の内容は以下の通りです。これもCDTのサンプルを多少変更したものです。このファイルを自分で作らなきゃならない点が不便といえば不便。Makefile なだけに TAB に注意。CFLAGS は空ですが後で使います。

objects = HelloWorld.o
libs = D:/App/MinGW/lib/gcc-lib/mingw32/3.2.3/
CFLAGS =

HelloWorld : $(objects)
    gcc $(CFLAGS) -o HelloWorld.exe $(objects) -L $(libs) -lstdc++

$(objects) : HelloWorld.cpp
    gcc $(CFLAGS) -c HelloWorld.cpp

all :
    ${MAKE} HelloWorld

.PHONY : clean
clean :
    -del HelloWorld.exe $(objects)

HelloWorldコンパイルして実行

 メニューから [プロジェクト]-[すべて再ビルド] を選択するとコンパイルが行われ、おそらく以下のような画面になります。
 

 エラーが出てなければこれでOK。実行してみませう。メニューから [実行]-[実行] を選択すると、以下の画面が出るので、新規を選んで、名前などを以下のように設定します。
 

 実行ボタンを押すと実行され、結果が右下のウィンドウに出力されます。きちんと動いたようです^^。
 

HelloWorldをデバッグ (未完成)

 HelloWorld はデバッグ向きじゃないサンプルですが、とりあえずブレークポイントの使い方ということで、ブレークポイントを仕掛けたい行で、チョット左側の部分をクリックするとブレークポイントが設定されます。再びクリックすると解除されます。メニューの実行の中からでも設定できます。
 このままではデバッガがアタッチできないので、コンパイルオプションに -g をつけます。先の Makefile の CFLAGS で設定します。

CFLAGS = -g

 デバッグ実行すれば、ブレークポイントで止まるはずで、後は他のIDEと同じ。

 なんかデバッグ部分は適当になっちゃったけど、これは書いてる途中で EMF やら GEF を入れてたら一部分が英語になっちゃったんですよ。続きはまた今度。


モドル