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ボクにもわかる地上デジタル - 地デジ導入編 - 設置の基礎 (作成:2005年01月) 地デジTopへ戻る (写真追加:2007年10月) はじめに 地上デジタル放送に対応したテレビやレコーダの接続や設定は、やや複雑に なっています。このため、多くの大手メーカーが、かつての取扱説明書とは 全く異なった初心者にも分かりやすく詳しい説明書を添付していたり、本体 に、より簡単にセットアップできるような簡単設定機能を搭載しています。 それでも、従来よりも複雑であることには変わりありません。 したがって、初めて地上デジタル対応の機器を導入する場合や、設置・設定 に不安のある方は、販売店に取り付けてもらうのが良いでしょう。 場合によってはアンテナ工事が必要な場合などもありますので、その点でも スムーズに対応してもらえます。 しかし、設置や工事のサービスを行なっていない販売店もあり、このような 販売店は、サポートが不十分である(その代わりに売値を下げている)ことが 多いので注意が必要です。 なるべく、信頼のある最寄の販売店や、大手量販店の店舗などで購入される ことをお奨めします。 ![]() ![]() 受信に必要なもの 地上デジタル放送の視聴には、少なくとも地上デジタル対応テレビが必要で す。あるいは、アナログのテレビに地上デジタルチューナーやレコーダーを 追加してもかまいません。 また、地上デジタルを受信するためのUHFアンテナも必要な場合がありま す。アナログ放送用のUHFアンテナが取り付けてあった場合であっても、 アンテナの調整が必要になる場合があります。 ![]() 地上デジタルに対応していないテレビ 地上デジタルに対応していないアナログ放送用テレビであっても、HDMI端子、 D端子、S端子、コンポジット端子のいづれか一つの外部入力端子が付いた テレビに、地上デジタルチューナーを接続することで、地上デジタル放送を 視聴することが出来るようになります。もちろん、地上デジタルチューナー が内蔵されたブルーレイレコーダーなどのハイビジョンレコーダーをテレビ に接続してもかまいません。 初めて導入される方に推奨の地上デジタル製品は「資料編-導入時推奨製品」 に記載しています。 地上デジタルをハイビジョンで楽しむためにはD3以上のD端子かHDMI端子が 必要です。(詳細:「方式偏-HDMI端子とD端子」) 従来のS端子やビデオ入力端子にも接続できますが、画質がハイビジョンで 無い「標準画質(DVDと同等)」に劣ってしまいます。
なお、これらの入力端子が一つも無いテレビの場合は、RFコンバーターや RFモジュレーターと呼ばれるビデオ信号をアンテナ用のRF信号に変換す る機器が必要になります。 残念ながら現在は市販されていませんので、例えば、防犯カメラなどで使用 されているビデオトランスミッターのアンテナを外してテレビに接続したり、 ゲーム機などのRFモジュレーターを改造したり、部品として売られている RFモジュレーターを購入して自作したりするしか無いと思います。 リモコンの設定 地上デジタル放送のチャンネルなどの操作は、これまで使用していたテレビ のリモコンでは行えません。チューナーやレコーダーに付属のリモコンを使 用します。 地上デジタル放送に対応した機器に付属している多くのリモコンが、主要な メーカーのテレビの音量や電源、入力切替などに対応しています。しかし、 使用しているテレビに合わせた設定をリモコンに対して実施する必要があり ますので、新しいリモコンが付属していた機器の説明書を読んで設定します。 ![]() 地上デジタル放送に対応したリモコンの例(ソニー製) テレビとチューナの接続 ![]() 地上デジタルチューナーを内蔵している場合は、下図の(1)のように同軸ケー ブルを使ってアンテナ(に接続されたテレビコンセントと)と接続します。 テレビに地上デジタルチューナーを内蔵していない場合、下図の(2)のように 地上デジタルチューナーを購入して、テレビと接続します。 ![]() D端子接続する場合は、チューナーのD端子出力と、テレビのD端子入力を D端子ケーブルで接続します。また、白と赤の音声(オーディオ)ケーブルの 接続も必要です。(もう少し、ページを進むとケーブルの写真があります) HDMI端子の場合は、HDMI出力とHDMI入力を、HDMIケーブルで接続します。こ の場合は、音声(オーディオ)ケーブルは接続しません。 テレビによってはDVI入力端子(HDCP対応)がある場合があります。この場合は レコーダーまたはチューナーのHDMI出力端子とDVI端子をHDMI-DVIケーブルで 接続し、音声(オーディオ)ケーブルも接続します。 なお、D端子やHDMI端子で接続した場合は、基本的にはS端子は不要ですが、 2画面表示機能などが制限される場合があります。このような機能を利用し たい場合はS端子も接続します。 チューナの出力端子例 「D端子」と書かれた端子と、「音声」と書かれた赤と白の端子をテレビに 接続します。 ![]() ![]() チューナの出力端子の例 テレビの入力端子例 チューナーのD端子と音声端子をテレビに接続します。音声端子は「入力」と 書かれた端子に接続します。 ![]() ![]() テレビの入力端子の例 ケーブルの例 D端子、S端子、音声(オーディオ)端子用のケーブルです。D端子で接続した 場合、通常はS端子を接続する必要はありません。(2画面表示や外部出力など で必要な場合もありますが、通常の視聴には影響ありません。) ![]() HDMI端子の例 HDMI端子で接続する場合は、映像とオーディオの両方の信号が含まれている ので、D端子やオーディオの接続が不要です。 (但し、HDCP対応DVI端子の場合は、別途、オーディオの接続が必要です。) ![]() 市販ハイビジョン映像用ケーブル(例)
テレビコンセントとチューナの接続 アンテナとチューナの接続には、同軸ケーブル(アンテナケーブル)を使用し ます。同軸ケーブルについては、[設計編-同軸ケーブル]で詳しく説明して います。 通常、室内の壁にテレビコンセントと呼ばれるアンテナ用の同軸コンセント があります。他に、アンテナコンセント、アンテナアウトレットと呼ぶ場合 がありますが同じ同軸コンセントです。下の写真では、100Vの電源コン セント(ACアウトレット)のプレートの右側にテレビコンセントが取り付け られています。 ![]() 右側がテレビコンセント ![]() チューナーのアンテナ入力 △危険! 絶対に同軸ケーブル(アンテナケーブル)を100V電源コンセント に接続しないで下さい。 本来なら、下図のように、テレビコンセントと地上デジタルチューナを接続 するだけで、デジタル放送が見れるはずです。(注:見れない場合もあります) ![]() まずは上図の接続で問題なく地上デジタル放送が受信できた場合のBS等の 配線について説明します。受信が出来なかった場合は「ベランダアンテナか らの接続」や、「導入編-問題解決チェック」も参考にしてください。 通常のチューナーには、少なくとも、(A)地上デジタル放送と、(B)BSデジ タル放送の2つの同軸入力端子があります。さらに、(C)地上アナログ放送の 同軸入力端子があったりと複雑です。 多くの場合、テレビコンセントには、@地上波放送、ABS放送の、2つの 電波が混ぜられており、これらを分離して、以下のように接続します。 (BSアンテナが無い場合は、BSの接続は不要です。) BS(CS)を考慮したアンテナ接続 ![]() ![]() アンテナ入力 (本例では、右側の上が地デジ、下がBS) 左側は内蔵分配器のテレビ出力 ここで使用する分波器は、BS/U・V分波器と呼ばれる@地上波放送と、 ABS放送を分波するもので、「BS」はBS放送のこと、U・Vは地上波 放送を指しています。(正確には、UがUHF、VはVHFの地上波放送です) 似たようなものに、U/V分波器や分配器がありますが、これらは、役割が 違いますので、間違えないように注意してください。特に、分波器と分配器 は、形状も文字も読み方まで似ている上、電気店の店員でも、区別できない 人が居るくらいです。(分波器はBS波とU・V波を分波するもので、分配器は、 電波を電力等分して分配するものです。) ![]() 分波器(セパレータ) 分波器は、CSにも対応したCS・BS/U・V分波器の方が、ベターです。 110度CS放送に対応したBSアンテナが設置されている場合は、上図の 接続のままで110度CS放送にも対応できますし、非対応のBSアンテナ であっても、将来的にBSアンテナを取り替えるだけで、110度CS放送 に対応できるメリットがあります。 さらに、@地上波放送には、(@-1)VHFと(@-2)UHFがあります。古い テレビやビデオでは、(@-1)VHFと(@-2)UHFの入力が分かれています ので、このような場合、U/V分波器を、古い機器の直前に入れます。 アンテナ部品(分配器・分波器)の情報:「導入編-アンテナ部品の基礎」 アンテナ部品の詳しい設計情報 :「分配器/分波器/ブースタ」
[DH]はJEITA推奨品
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次に、基本的な複数の機器への接続について説明します。 テレビとチューナー(レコーダ)へのアンテナ接続 デジタルチューナ又はレコーダーに分配器が内蔵されている場合は、分配器 が、どのように内蔵されているのかを、イメージして接続します。 下図のように分波器を使ってBSとU・Vを分波してから、分配器を内蔵した デジタルチューナ(または分配器内蔵のレコーダー)にアンテナ入力に接続し ます。そして、内蔵の分配器からの出力(一般にテレビ出力と表記)をテレビ に接続します。 なお、デジタルチューナー又はレコーダーにBSの分配器が内蔵されており テレビにBS入力がある場合は、BSについても同様に接続します。BSを 視聴されない場合は、勿論、BS/U・V分波器やBSの接続が不要です。 ![]() ビデオデッキのアンテナ接続 アナログ放送のDVDレコーダやVHSビデオデッキをお使いの方で、アナ ログ放送も御覧になりたい場合は、上記のテレビの代わりにアナログ放送用 のビデオデッキを下図の様に接続します。 さらに、テレビへ接続する場合は、アナログビデオデッキの出力からテレビ に接続します。 ![]() 本例では、デジタルチューナーを優先させていますが、地上デジタル放送の 受信に問題が無い場合は、一般的には、アナログ機器を優先させます。 地上デジタル放送の専用アンテナを設置していないなどの場合で、デジタル 放送の受信が不安定な場合は、本例のとおり、地上デジタルを優先します。 分配器を使用する場合の接続 デジタルチューナやレコーダ、ビデオデッキ等に分配器が内蔵されていない 場合は、別途、分配器を追加する必要があります。ただし、分配器を追加す ると受信波が弱まるので、受信品質が低下する場合があります。 ![]() ![]() 分配器(デイバイダー) なお、分配器の中には、内部で配線を分けただけだけのものや、抵抗分割で 分配した損失の大きな粗悪品があります。簡易分配器との位置づけで売られ ているように思いますが、外観からは分からない上、こういった分配器を使 用すると、反射や減衰によって、正しく受信できなくなる場合があります。 上の写真のMASPRO製や日本アンテナ、DXアンテナといった専門メー カーの商品を推奨します。分配器に関する詳しい情報は「対策編-分配器」を ご覧下さい。(種類毎の回路図まで紹介しています。) B-CASカードの挿入とチャンネルサーチ 地上デジタル放送を受信するには、B−CASカードの挿入と、チャンネル サーチが必要です。B−CASカードはテレビやチューナ等、地上デジタル 放送を受信する機器に挿入しておきます。その後、電源を入れ、チャンネル スキャンを実行します。初めて、電源を入れた場合は、自動的に手順が示さ れますが、手順が示されない場合は、メニューからチャンネルサーチを実行 する必要があります。 チャンネルサーチ実行方法(例1.SHARPの一例) [メニュー]→[本体設定]→[チャンネル設定] →[地上デジタル]→[チャンネルサーチ] チャンネルサーチ実行方法(例2.Panasonicの一例) [メニュー]→[その他の機能]→[放送設定]→[設置] →[地上デジタル]→[初期スキャン] ベランダアンテナからの接続 ![]() ベランダ設置のアンテナ(日本アンテナ AU-5) 残念ながら、室内のテレビコンセントに地上デジタル波の電波が来ていない 場合もあります。このような場合、BS放送のアンテナと同じようにベラン ダにアンテナを設置して、接続する方法があります。 ベランダに設置するアンテナについては、こちらを参照ください。設置方向 は、送信局方向(関西なら生駒山、関東なら東京タワー)が良いのですが、 送信局に近い区域では、異なる方向でも受信できたり、遠い地区でもビルや 山などから反射した電波を狙う方法もあります。 ![]() この場合はベランダから室内に同軸ケーブルを引き込まなければなりません ので、エアコン用の穴などを利用して同軸ケーブルを室内に引き込みます。 あるいは、以下のようなサッシの隙間専用の薄型ケーブルを使用して、引き 込む方法もあります。
ただし、頻繁に開け閉めを行うようなサッシに取り付けると、強い力がかかっ て壊れやすいようですので、注意して御利用下さい。 アナログ放送用VHSビデオデッキ(DVDレコーダ)との接続 地上デジタル放送の番組を、アナログ放送用のVHSビデオデッキやDVD レコーダー(以下、両方をレコーダーと呼ぶ)で録画する方法を説明します。 地上デジタルチューナー内蔵テレビや地上デジタルチューナーには、レコー ダーに出力するための録画出力端子が装備されています。さらに、上位機種 では、デジタルチューナーを2台搭載したテレビもあり、録画出力しながら 他のチャンネルを視聴することも可能な機種もあります。 入力端子と兼用になっていて設定で切り替えるタイプも多いので、見落とし がちな機能の一つです。なお、廉価品などで録画出力が無い場合もあります。 このようなテレビやチューナーの録画出力端子をレコーダーの外部入力端子 に接続することで、地上デジタル放送の映像を録画することが出来ます。 また、ビデオコントロール(IRコントロール)と呼ばれるリモコンの信号を 自動で送出できる機種もあります。テレビ等に付属のビデオコントローラを レコーダーのリモコン受光部の近くに置いておくことで、レコーダーを自動 で制御して予約録画操作を実行してくれます。さらに、番組タイトルなどの 録画予約情報を伝送することが出来る機種もあります。 ![]() ビデオコントローラ(IRコントローラ) ただし、テレビ(チューナ)側はレコーダー側への操作を完全に実施すること は出来ません。例えば、録画予約の開始前にレコーダーの電源が入っていた り、入力切替が外部入力になっていなかったりすると予約録画を失敗してし まう場合があります。(複雑な操作の苦手な方には難しいかもしれません。) ビデオコントローラが無くても、テレビ(チューナ)側とレコーダーの両方に 同時刻で録画予約を設定する方法や、外部入力の映像信号を検出して録画を 開始する機能を利用する方法もあります。(より複雑になります。) その他 このページでは基礎的な設置方法のみ説明しました。技術的な課題に関する 詳細な内容は、Topページの基礎編、設計編、対策編をご覧ください。 関連ページ 導入編 - アンテナ部品の基礎 分配器 分波器 ブースター 混合器 導入編 - 序説と問題解決 受信問題解決へのステップ 資料編 - 市販アンテナ 市販UHFアンテナの製品紹介 資料編 - 受信チューナー 地上デジタルチューナ機器 地デジTopへ戻る | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||