1順目、まず一人目の試技者橘がポジションに付くと、観客からは自然と手拍子が。そのテンポが徐々に速くなり、これ以上ないところまでいくと、ゆっくりとスタートを切る。右から回り込み、レイアップに向かうかのようにステップを切り、空中へ。右の腰前に両手でつかんだボールを時計回りに半周。頭上にまで運ぶとそのまま両手でリングにガツン。得点は文句なしの100点満点。この時点で誰も越えられない地点へと到達してしまった。
続く2順目。ついにあの破壊王がベールを脱いだ。卒業後ラグビーへの転向を決めている長澤である。1投目は一人アリ・ウープを試みるもなかなかタイミングの合わなかった長澤だが、2投目は渾身の力を込めて叩き込まれたボールは勢いそのままにフープを通過。100キロを超える巨体がリングを揺らす。会場は誰もが100点満点を疑わぬ様相。しかし10点満点が並ぶ中、一人だけ8点を挙げる採点者が。これまでも辛い評価を出し続けていた日体大の井場田この人である。
結局、同じ大学でもある井場田のナイスアシストにも助けられ、橘が優勝を決める形となった。橘は挨拶代わりのラストダンクを披露してコンテストを終えた。 |
|
 |
| 採点者は志村雄彦、小出敦也(慶應義塾大トレーナー)、西塔佳郎、井場田卓、松角祥吾(早稲田大学生コーチ)、宮本直之(筑波大トレーナー)、山本武彦(日大主務)、そして大塚商会ALPHAS、GM閤師敏晃氏。観客もパンフレットにはさまれた得点の用紙を上げて採点。 |
|