(鎮守府)水雷団長・水雷隊司令

本稿では、4鎮守府に設置された軍港防衛部隊である水雷団と後身の水雷隊を挙げた。

迎撃する水雷艇・駆逐艦・潜水艇からなる攻撃部と、機雷堰構築をする敷設艇からなる敷設部からなる。

鎮守府艦隊・予備艦隊に比べて行動範囲が限定されるが、最終防衛ラインを構成する重要な部隊であった。

日露戦争講和を機に、日本列島に敵前上陸ができる敵国が消滅したことにより、水雷団の存在意義は薄れていったが

駆逐艦の航洋性向上や潜水艇の導入に際して完熟訓練を行う場として重宝された。

大正3年を目処に、水雷艇の大量廃棄と駆逐艦の大量建造によって沖合迎撃が可能となり、組織としての水雷隊は役目を終えた。

なお、日露戦争を想定して、対馬海峡を警備する竹敷要港部や津軽海峡を臨む大湊にも水雷団が置かれたが別項に挙げる。

 

横須賀水雷団長

横須賀水雷隊司令官(−大正2年4月1日)

 

 

団長

司令官氏名

本籍

前職

後職

最終職

明治29年4月1日

細谷 資氏

東京

筑波艦長

平遠艦長

特務艦隊司令官

明治29年8月13

餅原平二中佐団長心得

 

 

 

明治291024

餅原 平二

鹿児島

摩耶艦長

水雷術練習所長

大湊要港部司令官

明治301227

 

 

 

 

 

 

明治31年8月6日

餅原 平二

鹿児島

水雷術練習所長

水雷術練習所長

大湊要港部司令官

明治31年9月1日

上村正之丞

鹿児島

橋立艦長

富士艦長

佐世保工廠長

明治33年6月18

 

 

 

 

 

 

明治34年4月1日

餅原 平二

鹿児島

佐世保水雷団長

舞鶴港務部長

大湊要港部司令官

明治36年7月7日

木村浩吉中佐団長心得

 

 

 

明治37年1月12

 

 

 

 

 

 

明治381212

宮岡 直記

石川

大湊水雷団長

韓国統監武官

鎮海防備隊司令官

明治39年2月3日

森 義太郎

10

岡山

軍令部参謀

壱岐艦長

清国公使館武官

明治39年8月30

久保田彦七

11

神奈川

10駆逐隊司令

浪速艦長

横須賀海兵団長

明治391122

今井 兼昌

鹿児島

横須賀海兵団長

待命

横須賀水雷団長

明治40年3月12

野元 綱明

鹿児島

横須賀海兵団長

第2艦隊司令官

竹敷要港部司令官

明治41年5月15

大久保保喜造

神奈川

大湊要港部司令官

待命

横須賀水雷団長

明治41年8月28

北古賀竹一郎

佐賀

舞鶴工廠長

待命

横須賀水雷団長

明治4212月1日

釜屋 忠道

11

山形

佐世保海兵団長

旅順鎮守府参謀長

馬公要港部司令官

明治4312月1日

福井 正義

三重

横須賀港務部長

待命

横須賀水雷団長

明治44年4月12

奥宮  衛

10

高知

横須賀海兵団長

待命

横須賀水雷団長

明治4412月1日

依田 光二

12

熊本

肥前艦長

佐世保工廠造兵部長

佐世保工廠造兵部

明治45年4月30

山田猶之助

13

愛知

佐世保港務部長

鎮海防備隊司令官

舞鶴鎮守府艦隊司令官

明治45年7月9日

上泉 徳弥

12

山形

鎮海防備隊司令官

第1艦隊司令官

佐世保水雷隊司令官

大正2年8月10

藤本秀四郎

11

佐賀

佐世保水雷隊司令官

第1艦隊司令官

第1艦隊司令官

大正3年8月10日解隊

 

 

 

 

 

 

呉水雷団長

呉水雷隊司令官(−大正2年4月1日)

 

団長

司令官氏名

本籍

前職

後職

最終職

明治29年4月1日

森 又七郎

徳島

呉鎮守府予備艦部長

待命

呉水雷団長

明治31年8月6日

 

 

 

 

 

 

明治32年9月29

大久保保喜造

神奈川

龍田艦長

常備艦隊駆逐隊司令

横須賀水雷団長

明治3312月6日

上村正之丞

鹿児島

富士艦長

馬公要港部司令官

佐世保工廠長

明治34年7月4日

浅井正次郎

愛知

第2駆逐隊司令

第1駆逐隊司令

佐世保水雷団長

明治3612月7日

丹羽 教忠

愛知

豊橋艦長

熊野丸艦長

艦政本部2部長

明治37年2月23

 

 

 

 

 

 

明治381212

木村 浩吉

東京

日光丸艦長

水雷術練習所長

舞鶴水雷団長

明治39年3月14

藤本秀四郎

11

佐賀

第2駆逐隊司令

常磐艦長

第1艦隊司令官

明治391122

鏑木  誠

千葉

呉港務部長

佐世保水雷団長

佐世保水雷団長

明治40年3月12

山田 彦八

鹿児島

佐世保水雷団長

第1艦隊司令官

横須賀鎮守府司令長官

明治41年8月28

藤本秀四郎

11

佐賀

常磐艦長

富士艦長

第1艦隊司令官

明治41年9月15

長井 群吉

11

鹿児島

呉海兵団長

待命

呉水雷団長

明治411210

 

 

 

 

 

 

明治4212月1日

藤本秀四郎

11

佐賀

富士艦長

大湊要港部司令官

第1艦隊司令官

明治44年9月2日

小花 三吾

11

東京

鹿島艦長

待命

呉水雷団長

大正元年12月1日

真野巌次郎

商船

愛知

横須賀港務部長

待命

呉水雷隊司令官

大正2年5月24

 

 

 

 

 

 

大正2年12月1日

井出 謙治

16

静岡

磐手艦長

呉鎮守府参謀長

海軍次官

大正3年4月17

森義臣大佐司令官心得

 

 

 

大正3年8月24

 

 

 

 

 

 

佐世保水雷団長

佐世保水雷隊司令官(−大正2年4月1日)

 

団長

司令官氏名

本籍

前職

後職

最終職

明治29年4月1日

小田  亨

広島

高雄艦長

高千穂艦長

高千穂艦長

明治32年3月22

餅原 平二

鹿児島

水雷術練習所長

横須賀水雷団長

大湊要港部司令官

明治34年4月1日

 

 

 

 

 

 

明治36年8月1日

鏑木  誠

千葉

鎮遠艦長

イギリス公使館武官

佐世保水雷団長

明治36年9月26

中尾  雄

広島

三笠艦長

初瀬艦長

水路部長

明治361027

 

 

 

 

 

 

明治371223

宮地貞辰中佐団長心得

 

 

 

明治38年1月12

宮地 貞辰

高知

明石艦長

台湾総督府参謀長

呉港務部長

明治38年6月14

浅井正次郎

愛知

熊野丸艦長

待命

佐世保水雷団長

明治381212

石田 一郎

11

山口

和泉艦長

鎮遠艦長

佐世保水雷団長

明治391122

山田 彦八

鹿児島

第1艦隊司令官

呉水雷団長

横須賀鎮守府司令長官

明治40年3月12

鏑木  誠

千葉

呉水雷団長

待命

佐世保水雷団長

明治41年5月15

中村 静嘉

石川

待命

待命

佐世保水雷団長

明治41年8月28

木村 浩吉

東京

水雷学校長

舞鶴水雷団長

舞鶴水雷団長

明治4312月1日

石田 一郎

11

山口

舞鶴水雷団長

待命

佐世保水雷団長

明治44年9月21

森 越太郎

15

愛知

沖島艦長

造兵廠電気部長

技術本部2部長

明治4412月1日

秀島七三郎

13

佐賀

香取艦長

待命

佐世保水雷団長

大正元年12月1日

藤本秀四郎

11

佐賀

第1艦隊司令官

横須賀水雷隊司令官

第1艦隊司令官

大正2年8月10

 

 

 

 

 

 

大正2年1115

上泉 徳弥

12

山形

第1艦隊司令官

待命

佐世保水雷隊司令官

大正2年12月1日

千坂智次郎

14

山形

舞鶴鎮守府参謀長

佐世保鎮守府参謀長

兵学校長

大正3年3月25

大沢喜七郎

14

岡山

呉鎮守府参謀長

第2艦隊司令官

横須賀鎮守府参謀長

大正3年8月8日

 

 

 

 

 

 

舞鶴水雷団長

舞鶴水雷隊司令(−大正2年4月1日)

 

部長氏名

本籍

前職

後職

最終職

明治33年1月29

大久保保喜造

神奈川

龍田艦長

常備艦隊駆逐隊司令

横須賀水雷団長

明治33年2月15

中溝徳太郎

佐賀

建築部舞鶴支部長

建築部舞鶴支部長

軍務局長

明治341025

大久保保喜造

神奈川

常備艦隊駆逐隊司令

八口浦防備隊司令官

横須賀水雷団長

明治38年1月27

 

 

 

 

 

 

明治381212

矢島 純吉

12

山形

第2駆逐隊司令

大湊要港部参謀長

水雷学校長

明治391122

松本 有信

東京

舞鶴鎮守府参謀長

待命

舞鶴水雷団長

明治41年5月15

寺垣 猪三

石川

第2艦隊司令官

南清艦隊司令官

竹敷要港部司令官

明治41年8月28

西山 保吉

10

高知

日進艦長

舞鶴港務部長

鞍馬艤装員長

明治41年9月15

森 義太郎

10

岡山

朝日艦長

清国公使館武官

清国公使館武官

明治43年4月9日

石田 一郎

11

山口

肥前艦長

佐世保水雷団長

佐世保水雷団長

明治4312月1日

木村 浩吉

東京

佐世保水雷団長

待命

舞鶴水雷団長

明治4412月1日

土屋 光金

12

愛知

横須賀鎮守府参謀長

第3艦隊司令官

大湊要港部司令官

大正2年5月24

鈴木貫太郎

14

千葉

筑波艦長

第2艦隊司令官

軍令部長

大正2年8月10

 

 

 

 

 

 

大正2年1115

鈴木貫太郎

14

千葉

第2艦隊司令官

人事局長

軍令部長

大正2年12月1日