ヒケ処理 浅い場合  
   
プラモデルを作り始めてしばらくすると、プロのようにきれいに塗装を仕上げたいと思うものです。しかし幾らエアブラシを駆使してきれいに塗装を行ったとしても、下地がきれいに仕上がっていないと、プロのような仕上がりにはなりません。ヒケとはキットの成型時に出来るパーツのヘコミです。
簡単に説明すると、プラモデルは熱く溶けたプラスチックを金型に流し込みますが、冷えて固まるときに収縮します。パーツの厚さに差があれば収縮の度合いが変わってきます、この収縮の差が段差(ヘコミ)となりヒケになります。従ってスナップキットのようにガイドとガイド穴が大きいものは、パーツの厚みがそこだけ厚くなるので、表面にヒケが生じやすいのです。

マットな塗装であれば、大きいヒケでなければそう目くじらを立てることもないのですが、グロス、メタリックとなると小さいヒケでも仕上がりに大きく影響します。
←塗りムラがあるわけではないのですが、ヒケにより平面ではないため、反射に影響し色むらになっている。
小さい(ごく浅い)ヒケであれば、ペーパー掛けするだけで消えてしまいますが、少し深くなるとパテで埋めてやらなければなりません。
このような場合、一般的にはラッカーパテやラッカーパテをラッカー系溶剤で溶いた溶きパテを使用します。もう少し深くなるとポリパテやアルテコ、瞬間接着剤などを使用します。
ポリパテや光硬化パテは、この程度の浅いヒケの時には食い付きが良くないので使用しない方が良いでしょう。
キズやヒケを消す場合は500番のラッカーパテを使用します。ヒケを消したいところにパテを塗り十分に乾燥させます。ラッカーパテはヒケるので乾燥に1日以上置かないとペーパをかけて滑らかにしても後でパテがヒケて、せっかくの苦労が水の泡などということになってしまいます。
十分乾燥したら600〜1000番でペーパがけします、するとヒケた所にだけパテが残ります、細かいキズは後でサフを吹くので気にしなくても良いでしょう、最後に1000番のサフを吹くとヒケが消えます。