1.エアブラシの種類  
シングルアクション
ボタンを押すことにより空気が出ます。
ダイヤルによって塗料の量を調整します
ダイヤルを戻さないでエアブラシホルダーに挿したままにすると、エアブラシの先からダラダラと塗料が流れてきます、これをこのままにしてエアブラシを吹くと思いもよらない量の塗料がパーツに噴射されて大変なことになるので、パーツとは別の場所に吹いてからパーツに吹くか、筆などでふき取ってから吹くようにしましょう。
従ってカーモデルのように一定時間吹き続けるのであれば問題ありませんが、ガンプラのようにパーツ毎に細かく持ちかえて吹くような場合はあまり向きません。
ただ、パーツを持ちかえる程度の時間であれば別の場所を吹くことで対処できます。
それより長い時間が空くのであれば筆などでふき取るか、ダイヤルを戻さなければならないのでそこがシングルアクションの最大の欠点です。
ダブルアクション
レバーを押すことにより空気が出ます。レバーを引く度合いにより塗料の量を調整します。
また、ダイヤルによりレバーを引きすぎないようになっているものであればシングルアクションと同じ使い方が出来ますし引きすぎによる失敗がありません。
よほど使い慣れればレバーを引いたり戻したりしながらグラデーションを付ける塗り方も出来ますが、初めのうちはダイヤルにより塗料の量を調整してレバーは常に目一杯引くという使用法が良いでしょう。
それではシングルアクションと使い方が同じなので3000円位安いシングルアクションの方を購入した方が良いかというと、ダブルアクションは使用しないときにレバーが戻ってくれてエアブラシの先から塗料が流れ出てこないこれが非常にありがたい、エアブラシの先を拭いたりダイヤルを戻したりという作業は塗装をしてみると非常にじゃまくさいしダブルアクションに慣れてくると指先で塗料の量が調節できるのでグラデーションをかけられるし、ダブルアクションを使っているという優越感も味わえるので3000円位の差であれば絶対ダブルアクションがおすすめです。
ただし、ストッパーの付いていないダブルアクションは塗料の出る量を一定に保つのが難しいので初心者にはお勧めできません。
2.塗料の作り方
塗料の濃度は塗料1に対して溶剤(薄め液)2が基本です。
塗装の目的や圧により変化させます。
塗料は紙コップなどに移しスポイトで溶剤を加えて薄めます、くれぐれも溶剤をビンから直接ドボドボと入れたりしないように。また、面倒だからといって絶対にエアブラシのカップで直接薄めようとしたりしてはいけません、混ざり切らずにエアブラシが詰まってしまいます(私はめんどくさがりなのでこれをやって何度も詰まらせました詰まると掃除がとても大変です)これは薄める場合だけでなく調色する場合も同様です。
塗料は多めに作っておきます。単色の場合余ったらビンに戻しても良いでしょう。
調色するときは二度と同じ色は作れないと思って多めに作っておかないと足りなくなったときに大変苦労します。リタッチのことも考えキットが全て完成するまでは取っておきます、完成したらMAX塗り用にダークグレー用のビンを作りこれに入れても良いでしょう。
なお、ウェザリングやスミ入れなどに少量だけ使用する場合は弁当に入れる銀のカップや使い捨てパレットが経済的です。
3.エアブラシの使い方
シングルアクションの場合
ダイヤルがゼロになっていることを確認します。
カップに塗料を入れボタンを押してみましょうダイヤルを回さないと風しか出てきませんダイヤルを回すと塗料が出てきます。

ダブルアクションの場合
カップに塗料を入れボタンを押してみましょう、押しただけでは風しか出てきません。
押しながらレバーを引くと塗料が出てきます。
レバーを少しだけ引くと少量の塗料が、大きく引くと大量の塗料が出てきます。
基本的に塗料の量が多いと濃くなります。
空気の圧が高いと広く吹くことになります。距離によって近いと狭く、遠いと広く吹くことになりますが遠すぎるとパーツに付着する前に乾燥しながらパーツに届くためザラザラとした塗装面になります。
塗料の濃さによって吹く圧も変わります。塗料が濃いときに圧を下げて吹くとエアブラシが詰まってしまいます。塗料が薄いときに圧を高くして吹くと垂れてしまいます。
エアブラシ塗装は塗料の濃さ、空気圧、パーツとの距離、吹く厚さ(エアブラシの開放度)のバランスが大切です。このバランスを変えることにより色々な塗装法・塗装表現が可能になりますし、このバランスは経験で把握するしかないのでプラ板やジャンクパーツなどでぜひ試して下さい。
4.エアブラシの清掃
塗装が終わったら余った塗料をカップからビンに空け、専用のボトルかスプレーブースに向けてカップの中の塗料を噴射します。その後溶剤またはツールクリーナーをカップに入れうがいをして噴射を溶剤が透明になるまで何度か繰り返します。
うがいはエアブラシの先を指でふさぐかニードルキャップをゆるてエアブラシを吹くと空気の逃げ場がなくなるのでカップの方に逆流してきます、これを利用してブクブクとうがいをします、このとき圧が高かったりエアブラシの開放を一気に開けると行きよい良く逆流してくるのでカップの中で爆発し塗料が飛び散りますので、細く開け太く開けを繰り返しながらうがいしますが、うがいだけしているとエアブラシの先が乾燥するので、たまに指を離して噴射したりするのがコツです。
シルバー、メタリック、パール塗料はカップ内に残りやすいので筆などで優しくかき出してやります。
たまに分解して清掃するのも必要ですが、ニードルの先を曲げないように注意しなければなりません。また、分解せずにツールクリーナー風呂に入れるという手もあります
ニードルキャップに溜まった塗料をふき取るときに溶剤を付けた綿棒で拭くのは針の先を曲げる可能性があるので絶対避けるべきです、どうしてもエアブラシ本体に付けたままふき取るのであれば筆の先で優しくふき取るほうが良いでしょうが、やはり本体からはずしてから拭くのがベストでしょう。
5.コンプレッサー
エアブラシで塗装を行う場合、空気の供給源が必要になりますが、方法としてはエア缶もしくはコンプレッサーということになります。
エア缶を1本だけ用意してエアブラシを使用すると10秒程で圧が下がってきます、圧力の変化はエアブラシの使用法でもふれたように塗料の濃さ、吹く距離などに影響しますからエア缶の圧が上がるのを待つことになります、温めると圧が上がりますから、お湯につけて温めるのですが結構時間が掛かります。
そこで数本エア缶を用意してブラシを吹いて圧が下がれば次のエア缶につなぎ直しその間にお湯につけておくというのが一般的なエア缶の使い方です。
これが結構めんどくさいし、最近はコンプレッサーの価格に幅が出来てきて安い物ならセットで2万円位で売っています、キット10〜20体も作るとエア缶より安くなる計算です。長く模型を続けるならコンプレッサーを購入することを強く勧めます
またコンプレッサーにすると圧力を調整するレギュレーターが付いていますから(付いている物を買うように)圧力を調整できます。
従って、初めのうちはエアブラシのストッパーで丁度良い塗料の量を、レギュレーターで丁度良いエア圧にすると、エアブラシ塗装時にはレバーを目一杯押し込んで目一杯引いて丁度良いという状況になりエアブラシ初心者でもミスしにくいでしょう。
エアブラシ可能性へ