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黄金時代愛好者倶楽部 別室・2015.04  黄金時代愛好者倶楽部

2015.04


江戸東京博物館

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2015年4月14日に江戸東京博物館に行ってきました。
他にもいろいろありましたが、風船爆弾目当てで行ったので模型の画像を送ります。
このような展示物は珍しいですが、東京で製造していたから展示されているんだと思います。






「空襲と都民」コーナーに展示されている模型です。
風船爆弾(復元模型)。

気球は和紙でできていて、コンニャク糊で貼り合わせてあります。
この気球は伝統工芸品と生活の知恵で作られています。
このような物が高度10000mまで上昇して北米大陸まで飛んで行きます。
気球には水素が充填されていて、下の穴から少しずつ抜けていきます。
この気球の模型は1/5なので小さいですが、実物は直径10mで下の穴から人が入れるくらい巨大な物です。

(解説掲示より) 風船爆弾は日本軍がアメリカ本土の攻撃のために開発。
陸軍が秘密裡に開発、軍施設以外にも大きな空間を利用して日本劇場、東京宝塚劇場、国技館等で学徒勤労動員によって製造された。
1944年(昭和19年)11月〜翌年4月にかけ9,000個が打ち上げられ、300個弱がアメリカ大陸に到達しオレゴン州では6人が犠牲になったという。



気球部(約1/5スケール)。

実物の気球には爆薬が貼付けてあってゴンドラから導火線がつながっていますが、この模型ではそこまで再現されていません。
つまり、実物は任務を遂行すると自爆するんです。



ゴンドラ部(約1/2スケール)。

このゴンドラ模型が1/2だとすると、実物は両手で抱えて持てるくらいの大きさになります。
意外と小さいんですね。

外周に付いた4本の銀色の筒が爆弾で、中央に付いた黒い筒が焼夷弾だと思われます。
外周に配線が付いたグロープラグのような物が差さっています。
高度が下がると気圧の変化で電流がプラグに流れて、プラグが抜ける事によりフックが外れて土嚢が落下する仕掛けになっているようです。
土嚢が落下すれば気球が上昇します。

1から35まで番号が振ってありますが、これは土嚢を吊るしたフックの番号です。
フックは36個付いていて、その内の四つは爆弾が吊るされています。



説明文には「風船爆弾」と書いてありますが、正式名称は「ふ号兵器」です。
このような秘密兵器に「風船爆弾」などとストレートな名前を付けるわけがないです。
おそらく、「Balloon Bomb」を訳したんだと思います。


江戸東京博物館の空襲関連の展示物です。
1945年3月に空襲で直撃弾を受けた浅草国際劇場の鉄骨。
戦後の復旧の際に物資不足でこの鉄骨は再利用された。


墜落したB29の機関銃。
1944年12月、中島飛行機武蔵製作所を目標としたB29・86機による爆撃で約180名が死亡。
B29は5機が迎撃〜撃墜され、本品は千葉県上空で飛燕が撃墜したB29の12.7mm機関銃。


B29・後部下部の機関銃の資料写真。



M64高性能爆弾の不発弾。(250kg通常爆弾・複製)


集束焼夷弾の弾頭。
1945年5月の空襲で民家を直撃した現物。



続く。





報告:アフラ



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2015.07/04

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