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石油発動機運転会 見物
2013.04

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石油発動機展示運転会 見物





大分県内でも何気にほぼ毎年発動機の運転会が行われているが、
今年は5年振りに大規模に執り行われた。
一早く情報を得たスタンリーKが前日前乗り。前日は準備日であったが
既に数十台が噴気を上げていた模様。
本展示日にはカワゴエ氏&ネメシス&カワゴエ家のワンコで見学に。
会場付近に到着するとスバラシき狼煙と咆哮が。


当日県内外から発動機マニアが数百台を持ち込んで展示。
発動機は平たく言ってクルマのエンジンと構造は同等だが複雑な
補器類無しで動き、灯油等で低回転で動力として運用出来る。
その分始動等が現代の機械ほどイージーじゃないので現在となっては
マニア向けの機材というほか無い。





しかし驚くべき事に会場に持ち込まれている発動機のほとんどが
長時間自立運転しっぱなし。マニア達のメンテの執念恐るべし。
近年この分野もマニア業界が確立されつつあるが、アンティーク・
コレクターズアイテム要素と、希少性、作業用動力としての実用性と
、今後色々とオイシイ分野であったりする。
しかし大多数は自立運転させる事が楽しみだったりするので、見るからに
恐ろしげな機械で爆音を立てる破天荒な中高年といったところ。
(実際はガソリンエンジンよりはるか〜に静かだが騒音基準が古いので)


とにかく多い。しかもほぼ例外なく純粋な石油発動機ばかり。
ほとんどが昭和30年代前後製、古い物は大正〜昭和初期。
しかもほとんど地元県内からの参加者と思われる。
しかも各自これに見合ったマイ・トランスポーターでやって来ている。
中には本業の農家も居るだろうが、多くは機械に取り憑かれたマニア。





手前のカラフルな晩年の石油発動機でも結構な年数が経ってていざ
入手しようと思ってもおいそれとは無さそうだが、展示機材はほとんど
が更に古い骨董レベルのレトロな発動機ばかり。
一体どこから発掘してくるのか謎だが、しっかりネットワークや独自の
相場もある様だ。 マニアの世界と物欲は深くて広いのである。


取り合えず各個体を観察して回る。
一般的な石油発動機のメカレイアウトは大体共通。
単気筒のシリンダーが横たわってその上に冷却水を溜めておくホッパー、
潤滑用のオイル容器、点火回路、シリンダーヘッドには始動時と停止時の
ためのデコンプ。主燃料のタンクと始動用ガソリンの別容器、など。





石油発動機マニア界の魅力の一端が銘柄が豊富であること。
戦後各産業界、農家等でどこでも出力を取り出せる発動機は一気に
普及し、大手以外の工場が大量に発動機も手掛けたため数百社の
製造メーカーが存在していた。故に全容を把握するのは困難、
まさに希少品コレクター、マニア道の極み。
当然パーツの入手のアプローチも一般の工業製品とは比べ物に
ならない。


こーゆー古臭いのを一個持っておれば、粋な骨董趣味と無骨な機械趣味、
なおかつ耳慣れないメーカー名といった個性まで自慢出来てしまう。
ノダ、マキ、カナミツ、ナイト、ハッピー、ゴールド、サンドイッチ、と
聞きなれないメーカーが並ぶ。ビクター、ナショナル、とあってもあの
大手ではない。





しかし趣味と言うモノは自己満足のものなので、複数のマニアがニヤニヤ
してれば関所の通行手形を得たも同様、コワイモノはないのである。
こと石油発動機の場合、改造車と違ってこーゆーモノが戦後日本の経済を
底辺から支えてきたのだ!というコロシ文句が使えるトコロが素晴らしい。
なぜに解説も無く意味不明な文言を並べてるかと言えば専門知識が
無いから。それ以上に細かく解説載せると怪しいページになるから。


これぞ発動機マニアの面目躍如、万能動力としての実演。
定番の当時モノ精米機を実演運転。世のため人のためになる機械である事を証明。
こーゆー巨大な骨董品を携帯電話の様に持ち歩ける漢の余裕。





ちょっとお洒落な舶来発動機。
ペイントされ筆記体のロゴが入った途端に華麗な調度品に。


その筋の博物館でしかお目に掛かれない様な機材を個人所有して
しまうスゴさ。存在感は文句なしにカッコ良し。



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2013.07/03

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