硫黄島三島クルーズ(2010.7.3〜7.8)

 

ここのところ完全に恒例行事となったクルーズ。HPもこのネタしか更新してないような・・・。
今回7月実施ということで、いつもより多少なりとも違う雰囲気なのではないかと思い、私にしては珍しく1か月以上前に申し込んだ。今年のクルーズは小笠原の世界遺産登録の視察団も行くようなので、人数が集まらなくても、とりあえず催行はされる予定だったようだ。
当然ながら、この時期本州は梅雨。一足先に夏を満喫できるなあと天気予報をチェックすると雨マークが。まあ硫黄島の天気予報はないので、そこまで南下すればなんとかなるだろうと思いつつ夜行バスに乗り込んだ。


 7月3日

バスでは何とか眠ることもできて、早々に港に。徐々に人が集まってくるが、年々鳥屋の数は減っていくような。今回は某ツアーが19人。その人達も合わせて30人程度。船も結構空いており、クルーズ参加者以外の一般は200人以下。
秋ならいざ知らず、この時期では東京湾も大して期待もできず、塩にまみれただけ。
米軍の空母とヘリを撮っただけで終わる。昨年はガンダムだったけど。

    


7月4日

今回、鳥屋が少ないだけあって、前みたいに熾烈な場所取りをする必要もなく楽なもの。
天気は朝方イマイチだったものの、小笠原に近づくにつれ徐々に回復傾向。ただし、ずっと向かい風の南風が吹き、しぶきがうっとうしい。鳥は朝方ほとんどいなかったが、聟島が近づきようやくいつもの顔ぶれ、アナドリ、カツオドリ、シロハラミズナギドリ、オナガミズナギドリがポツポツと出始める。
そして今回期待のクロウミツバメがあっさり見られた。昨年北海道航路で見たものの、この航路でまともに見たのは初めてに近いので感慨深いものがある。同じく、秋にはほとんど遠くに飛んでいるのを1〜2羽見るだけのオガサワラミズナギドリも距離はあったものの、比較的ゆっくり見られた。
期待の2種が予定どおり出たので、気分よく父島入港。
昼食はいつもの食堂でなく、中華。午後は、これもいつもの公園でビールと定番のまったりとした時間を過ごす。公道をヘリコプターが運ばれていた。

 

 

 

 

夕刻、オリエンテーション後、乗船。クルーズ参加者は150人程度なので、空いているのは助かる。
 


7月5日

この時期恐らくクロウミツバメとオガサワラミズナギドリは繁殖期であり、相当南硫黄の周辺にはいるだろうとのことだったので、暗いうちから甲板で明るくなるのを待つ。
ようやく明るくなってくると周囲にはぱらぱらと鳥の姿が。まだはっきり見えないものの、ほとんどがアナドリみたい。ただ中にウミツバメらしいものも。写真をみるとちゃんとフラッシュがある。島に近づくまで結構な数が飛んでいた。オガサワラナギも少ないながら、ポツポツ見られ、やはりこの時期がんばって来たかいがあった。
島はいつもより若干雲が多くかかっていたものの、いつもここに来ると天気が上々なのは助かる。
島の周囲を周ると夏はいるのか?と思っていたシロアジサシも結構な数飛び回っており、初めて10羽以上確認できた。定番のアカオネッタイチョウは明らかに秋より飛び回っている個体は多く、その分、船の上空に近づいてくるものも結構いたりした。
結論は「なんだ、夏のほうがいいじゃん。」ということか。

 

 

 

南硫黄を後にして、硫黄へ。しばらくは鳥が多く、クロウミ、オガサワラナギ、シロアジサシ、アカオネッタイチョウと豪華な顔ぶれが続く。
島が遠くなるにつれ、鳥の数は減る。今回どこでも感じたのだが、この時期は島から遠くなるとほとんど鳥がいない。
硫黄島ではおなじみのヒメクロアジサシ探し、ただ、島周辺ではほとんどクロアジサシの姿がなく、これは難しいなあと感じた。鳥自体が少なく、セグロアジサシとアカオネッタイチョウが各1回上を飛んだのみ。
黙祷が終わる寸前。「ヒメクロ!」の声。そちらを見て、かなり遠かったが色は黒くヒメクロぽい。で写真を見るとなんとか嘴も写っていた。いつもながら遠いので、もう少し近くで見たい。
 

 


限定ランチボックス 今年は売れ残らなかったようだ。

北硫黄ではやはり、ネッタイチョウが多く、特にアカオは上空を何回も飛び、ようやくまともに写真が撮れた。シラオは相変わらず遠かったけど。
特筆すべきなのはシロアジサシ。珍しく船の横を飛んでくれたので、初めてファインダー越しに嘴と眼が確認できた。
 

 

 フェリー雲 蜃気楼かと眼を疑った。

北硫黄を離れたらようやくなじみのアカアシカツオが登場。いつものようにトビウオキャッチを何回も見せてくれた。
 

そのうちの1羽になんと足輪が付いていた。
 
うーん。「1347」は読めるんだけどアルファベットがはっきりしない。(1347以降は数字なし。)外国のリング?

そんなわけでめでたくクルーズは終了。この感じだと来年もこの時期かも。秋のミズナギも捨てがたいんだけど。少なくとも、初めて来るならこの季節がオススメかなあ。


7月6日

3年振りに母島に渡ることにしたので朝から港へ。
船も多少は期待したけど、クロウミ1つ見たくらい。
島ではレンタカーに乗せてもらい、走り周るが昼間なので、鳥の動きはいまひとつ。カラスバトは難しいだろうと、メグロを撮るくらいだったが、それでも満足なものは撮れず残念。
お気に入りの港近くの木陰でビール(発泡酒か)を飲めたのでまあ満足か。(運転してませんよ。念のため。)
宿泊は今回早めに手配したのでユースじゃなくて民宿「ママヤ」。食事も適量でおいしかった。

 

 

 

7月7日
前日、乳房山でカラスバトの声がしたとのことで、早朝、何人かの人は山に入って行ったようだが、我々のグループは多分写真は厳しいだろうとパス。(見られたようだが、写真は難しかったみたい。)昨年いたという北の道路沿いを捜索するが、声すらしない。これはダメだとほぼ諦め、朝食後、カワラヒワを探しにポイントの農園へ。当然カワラヒワもスカで結局、あまり良い思いはできなかった。
港で話を聞くと、朝方カワラヒワはいたようで、なおかつ、バライロムクドリが同じ場所で撮影された模様。これはちょっと残念だったが、もうどうしようもないのであった。
 

帰りの母島航路もクロウミが4くらい。他は特になし。
おがさわら丸の乗り継ぎがあまり時間がないので、到着後慌しく買出し等済ます。いつものパン屋が臨時休業なので、困ったなあと思っていたが、意外に弁当を扱っている店が増えており、これは助かった。
父島出航後、見送りの船が消えるまで船室でころがっていたら、そのまま寝込んでしまい2時半頃、ようやく甲板に。夕刻まで見ていたがほとんど鳥は出なかった。

7月8日

梅雨前線を突っ切ることになるのですごい天気を予想していたが、意外に早く天候が回復し、三宅島付近からだんだん明るくなってきた。鳥はどうということはなかったが、東京湾入口付近で自身初めてマッコウクジラを見れたのがちょっとうれしかった。
 


観察種(航路のみ)

シロハラミズナギドリ 
アナドリ 
オオミズナギドリ
オナガミズナギドリ 
オガサワラミズナギドリ
クロウミツバメ 
アカオネッタイチョウ(南硫黄、硫黄、北硫黄)
シラオネッタイチョウ(北硫黄) 
カツオドリ 
アカアシカツオドリ 
ウミネコ(東京湾)  
コアジサシ(東京湾) 
セグロアジサシ(南硫黄、硫黄)
クロアジサシ 
ヒメクロアジサシ(硫黄)
シロアジサシ(南硫黄 北硫黄)


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