北米REVELL社製1/25 シェルビー・シリーズ1です。

 テキサスが産んだ車バカことキャロル・シェルビーは、98年、遂に単独ブランドとして初のオリジナルマシンを発表しました。それがこのシリーズ1。車体はアルミ合金製フレームとカーボンファイバーの組み合わせで構築された剛性の高いシャーシに、妙に懐かしさの漂う60〜70年代テイストを感じさせるボディーを纏った全くのオリジナル。エンジンだけはGM製オーロラV8エンジンを搭載していましたが、車名の通り、ここからキャロル・シェルビーの新たな一歩が始まる筈でした・・・・・。
 ところが、このGM製エンジンが車体に不相応なエンジンであった為、軽量コンパクトなボディーに反して、取り扱いが非常にピーキーな車に仕上がってしまい、又その古ささえ感じるボディーデザインが市場では思ったほど受け入れられず、じゃじゃ馬だのガサツだの散々な評価を喰らいながら、ヒッソリと2006年を以て生産終了と相成りました。

 個人的には、そのクラシカルな風貌に惹かれてしまい、レベル/モノグラムからキットが出たとき、速攻で手に入れてあったんですが、先述の通りアメリカではそこそこ知られたモデルでしたが、日本ではかなりマイナーな車でありまして、ネットで検索かけても、日本語の記事等は殆ど挙がって来ません。購入当時は、昨今の様な便利な画像検索エンジンが無かったに等しく製作を断念してたんですが、今ではググったら色々出てくる時代です。試しに検索かけてみると、流石は腐ってもキャロル・シェルビー。画像に関してだけは、北米方面の御仁御撮影による数々の画像が入手出来まして、漸く製作意欲が湧いたので作ってみた訳です。
 尚、今作のギャラリーの画像は、いつもにも増して多めになってます。外装に用いた塗料の特性の影響で、光源色は勿論のこと、光が当たる方向や見る側の立ち位置で、マジョーラ粒子の偏光のみならず、全体の色合いまで微妙に変わることが判ったので、室内光と外光の2ヴァージョンを多数掲載しています。そのため、回線によっては重くなってしまうかも知れませんが、御了承下さいませ。
 







 製作に関しては、先ず海外製のプラモデルって事で、設計思想は高く中身はユルくってのが御約束でありまして、仮組を繰り返して調整しながら組み立てる必要があるため、最近の国産キットを”プラモデルのデフォルト”と考える方には、かなり厄介な製品に思えるかも知れませんが、そもそもタミヤのキットのような組み立てストレスのない物の方が奇異なわけで、そういう意味では今でもプラモデルらしい楽しさを味わえるという点では、価格(ハセガワ輸入版で3000円弱、並行物で1900〜2200円位)から考えれば、非常にコストパフォーマンスが高いキットとも言えると思います。

 今回の製作レシピです
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ボディーカラー:
     ▼下地目止め=タミヤ [スーパーサフェイサー(グレイ)]→クレオス[サフェーサー#1200]
     ▼下地色=フィニッシャーズ [ファンデーションホワイト]+クレオス[パープル]
     ▼ボディー色=ガイアノーツ 「マゼンタ+バイオレット」+同[イエロー+シアン]
               +クレオスマジョーラ「セイファート」+フィニッシャーズ[オートクリアー]
     ▼クリアー =フィニッシャーズ[オートクリアー]
シャーシカラー:
     ▼アルミフレーム部=クレオス[#8シルバー]
     ▼カーボンパネル部=フィニシャーズ[セミグロスブラック]&クレオス[スーパーフラットブラック]
     ▼マフラー=クレオス[スーパーステンレス]&クレオス[スーパーチタン]&[メッキシルバー]
インテリアカラー:
     ▼インテリア基本色=クレオス[キャラクターレッド]+同[レッドブラウン]
                  +同[ジャーマングレー]+同[フラットベース]
     ▼フロアー部=上記基本色+ガイアノーツ[シアン+グリーン]
     ▼カーボンパネル部=モデラーズ カーボンデカール
修正箇所 :
     ▼フロントマスク改修
          ヘッドライトリフレクター新造・フォグランプ部改修・ラジエターインレット形状修正
     ▼開閉可能ボンネットを固定化し、周辺のパネルラインは一度埋めてから彫り直し。
     ▼タイヤ&ホイール変更(アオシマ製D1用)・ブレーキローター変更(フジミ・ランボ用)
     ▼フロアーカーペット・シフトノブ・ルームミラーを自作品に変更
     ▼シートベルト&ベルトキャッチ追加
     ▼フィラーキャップ換装(メタル鋳造品)
     ▼外装メッシュ部 エッチングハニカムメッシュに換装
     ▼各エンブレム類の立体化
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 この車にも実車のイメージカラー(シルバーにストライプ)ってのが一応設定されてはいるんですが、アメ車は実車も個人ユーザーレベルで様々な色に塗り替えられることが多く、模型の世界でも定説定番に囚われずに好きな色に塗るのが醍醐味といえばそうなのかも。私が探した参照画像の中には、目が痛くなるようなキャンディーピンクにド派手なピンクの内装のシリーズ1なんていうスーパー頭悪そうなのもありました(笑。機会あればそういうのも塗ってみたい。

 アメリカの車のキットは、1/24と1/25が混在していてスケールに統一性がありません。しかしながら僅かな違いとも言えるわけでして、今回のように1/24用のパーツの流用でも、大した加工もせずにスンナリ収めることが出来ますので、海外製キットの最大の欠点であるタイヤ・ホイールの問題も、質の良い国産品と交換してやるだけで欠点が解消されます。逆にいうと、海外製キットを製作する際には、必ずと言っていいほどタイヤ&ホイールへの不満が出てきますので、ジャンク市の出物や不要になった積みキットから、タイヤとホイールを随時収集しておくと、いざ製作の時に選択の幅が広がりますのでオススメです。

 手を出したことがない人には敷居が高そうに思える海外産キット。中にはパーツの歪み修正からスタートしなければならないような難儀な物も確かに存在しますが、実際に手を出してみると、このキットの様にプラモデルの王道的楽しさに溢れたキットが沢山存在します。また、国内メーカーが見向きしてくれないような車種にもスポットを当ててくれ、特に餅は餅屋といいますか、御当地車のキット(ドイツならドイツ車、アメリカならアメ車)が豊富なので、お楽しみが広がること請け合いです。


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