フカひれイコライザー作製記

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 写真をクリックすると、拡大写真が見えます(いつもより大きい画像にしてあります)。また、短い記事ですので、上から下へと書いていきます。
フカヒレイコライザーの作成は、実に簡単ですよ。 
’16.01.19(火)
 ということで、ゆうえんこうじさんにも許可をいただき、このページを作ります。理論はTMS888号にある、ゆうえんこうじさんの「フカひれイコライザー」です。この工作方法は「備南鉄道」が解釈して作成するものですが、すでに20両を超す2軸「フカひれイコライザー」車が在籍しておりまして、何ら問題は起きておりません。
 ことの初めは、ゆうえんこうじさんが、フカひれイコライザーの現物をわざわざ送ってくださり、写真では分からなかったところも、「おお、そうか。」と納得したのであります。また、同じ「天賞堂」の2軸台枠が手元にありましたので、「スケルトン・フカひれイコライザー」のコピーも作らせてもらいました。
 オリジナルと違うのは、カプラーを取り付けたことと、「利き手」の関係か線対象になっていることでしょうか。
’16.01.19(火)
 さて、上記のように、今までにも20数両の2軸客貨車を作成しましたが、「フカひれイコライザー」の理論は私のオリジナルではないので、細かいことを書いていませんでした。しかし、工作の簡単さを知っていただくために、ここにカツミのワム90000を使って少々細かいことまで書いていきます。
’16.01.19(火)
 たとえば、エコーの2軸台車を使おうとすると、その分厚い取り付け部分が気になります。これがあるので、「床板の位置を変えなければ」ということになります。
 確かに、最初にフカヒレ化した「YAMA模型」の2軸車は、多少床板の位置を変えました。
 しかし、その後、キットよりも軸受けの高さが低い軸受けなら床板を変えなくてもいいだろうと思い付き、右図のような寸法の軸受けを作りました。コの字型の一体パーツにすることにより、「部品点数を減らす」ことができます。
 ということは、量産も楽になるということです。
’16.01.19(火)
 カツミのワム90000は、プラ製のためか、上記の軸受けがはまりませんでした。そこで、片側0.5mm程リューターで削りました。もともとの鉄板製の軸受けは、ピポットの受けが深く、幅はずっと狭かったです。それを使うと、……高さ方向の問題が生じますね。
 床下に卦描いているのは、車体中央線(縦、横共)、車軸の位置、リンクの受け位置です。リンクの受け位置は、それこそ車体の中心点から見て、点対象の位置にあればいいのですから、適当でよいと思います。
’16.01.19(火)
 軸受けのパーツは作り置きがあったのですが、リンクの受けがありませんでした。これは、3mm幅(穴が開けやすく、卦書き易いと考えた備南の寸法)の帯板に1φ(0.8φ真鍮線が楽に入るように)、1.4φの穴を開けたものをL字に曲げれば良いのですが、量産するときには、大きな板から卦描いて、穴をあけてから切り落とすのが楽です。
 リンクは、ゆうえんこうじさんのおっしゃる通り、0.8φ真鍮棒を曲げます(少々のずれは気にしないようにしましょう)。
 床板4か所(軸受けの中心とリンク位置)に、1.4mmねじを切ります。
 ダミーの軸受けは、台枠の中にはまり込む部分を切り落として、実際の軸受けが可働しやすいようにします。
 パーツはそろいました。ここまでの正味の工作時間は、30分ほどでしょう。この後に「きも」があります。
 あれやこれやで、これ以上の工作ができなかったので、勿体をつけて明日の工作にします。
’16.01.20(水)
 軸受けと、リンク受けのパーツを1.4mmネジで止めします。軸受けは元のパーツの高さを考えてワッシャ3枚を挟みます。
 軸受けを大量生産していても、このワッシャで高さを調節できるのですから応用が利いて簡単です。
 この軸受けは「小高」車輪用に作った物でした。カツミ車輪用では、もう少し幅を狭くできるようです。と言うことは、カツミ軸用にもう少し幅の狭い軸受けを作ると、リューターで削る必要はないと言うことになります。
’16.01.20(水)
 さて、可動するものを傾かないようにするには。それは治具ですが、そんな大がかりなものは必要ありません。ごらんの通り、(今回は)1mm真鍮線を軸受けの間と中心部分に挟み込んで、軸受けとリンクを半田付けします。これでOKなのです(ここがきも、その1)。
 お、忘れていた。中心の真鍮線をひき抜いた後に、0.3φ真鍮線をU字型に曲げて片方のリンクに半田付けします。
 これは、余り遊びがない方が良いです(ここがきもその2)。遊びがあるとリンクの効果がなくなると思います。
’16.01.20(水)
 アップ写真の右左を見比べてください。ダミーの軸受けが台枠に接したり離れたりしている様子が分かると思います。
 ちゃんとイコライズしています。
’16.01.20(水)
 今回は「試作車」と言うことで下回りは筆塗りの黒でタッチアップしました。ダミーの軸受けが少しずれているようです。
 右写真のように約1mm厚の紙を挟んでも、イコライザが効いて4輪とも接しているのが分かる(かな?)と思います。
 軸受けを量産すると、それなりに時間が掛かりますが、この2日間、正味の工作時間は1時間かかっていません。ちょっとの工夫ですが、それによって、車体への工作なしに「フカひれイコライザー」を簡単に組み込むことが出来ます。
 是非皆さんも、挑戦しましょう。
 
※昨年末の運転会では、レールの段差が1mmぐらいある組み立てレイアウトでも、フカひれイコライザー車は脱線せずに走り回っておりました。皆さん、是非作って走らせてくださいね。この項は、これにてお終い!!
’16.01.25(月)
 ゆうえんこうじさんが「鉄道模型のある生活」さんの掲示板に書き込んで居られますし、先日、長尾地鉄さんにもご指摘を受けました。「イコライズさせるのって、走行性能のこともあるけど、集電性能が良くなりますよ。」 
 たまたま、ワム90000を手にとってイコライザの作成に特化したのですが、こっちのことを忘れてしまっていました。
 トビーの客車です。変則的とは思いますが、車軸と絶縁車輪の裏側に0.25φ燐青銅線を当てて集電しています。効果は右側の写真の通りです。
 日車2軸客車は両輪とも車輪裏に集電ブラシを当てるようにしております。
 
※ お終いと言っちゃったけど、まだ続くかもしれません。