
| |
| Auckland | |||||||||||
![]() |
・体調絶不調でドクター・ストップ寸前だった今回の旅。ギリギリまで出発できるかどうかわからず、各方面にご迷惑をおかけしました。ようやくOKが出たのは出発の4日前!出発の朝になっても宿の予約の電話をかけたりバタバタしておりました。 ・今回の旅は「わに師」@銀の匙、および、わに(旅のガイドだと主張)の2人組。NZ航空テーマプレーンへの搭乗は叶わず、アシアナ航空での旅となりました。 ・韓国乗り継ぎを含め13時間半は病み上がりの身にはさすがにキツかったです…。でも何とか無事到着。アシアナの機内食はおいしいです。山菜おこわがビビンバに変身したのには感動しました。 ・機内誌でも「王の帰還」大フィーチャーの図(こちら) |
||||||||||
| アシアナ航空謹製、かければ何でもビビンバになるペースト。あ、写真天地逆だ(汗 | |||||||||||
![]() |
・NZは監督のお膝元、国を挙げてプレミアをやったというし、さぞかしあちこちに関連のディスプレイがあるのでは、と予想していたところ、大ハズレ。 ・「Links」という市内循環バスで街を一巡りしてみましたが、外で見つけた広告はわずか3箇所。1つは空港のNZ航空の看板、もう1つはバス停のポスター、もう1箇所はこのNZ post(郵便局)の広告。 ・でもねえ、公開2日目でこれは、いくらなんでも寂しいんじゃない?と相宿の人に聞いたら、「宣伝しなくても客が来るのに、広告費もったいだろ」というお言葉。確かに。 |
||||||||||
| 「いとしいしとを送りたいとき」との宣伝コピーがついております。クリックすると拡大します。 | |||||||||||
◆映画館 |
|||||||||||
![]() 巨大なシネコン。 |
![]() レシートみたいな味気ない入場券。しくしく |
![]() |
![]() |
||||||||
| ・オークランドへの機内で隣りあったNZの人に、「RotK」を見に来た!というと、ふ〜ん、という顔をして、「クリスマス休暇で帰るんだけど、映画館すごい混んでるんだって?最初の3日、全然席ないらしいよ。予約した?」と言い出すではありませんか。 ・せっかくここまで来て、見られなかったらどうすれば…と思いつつ宿につくと、先に並んでいた客が「RtoK」を見たいんだけど、どこで見られるか、と受付の人に尋ねていました。2ブロック先に大きなシネコンがあるわよ〜。オールナイトだから入れるんじゃない?との答えを聞いて、取るものも取り合えず劇場へ。 ・こちらはVillage Hoyts Queen Stという巨大なシネコンで、夜10時の回はかろうじて、一番端の方の席が取れました。といっても、スクリーンに特別な工夫がしてあるのか、端に座ってもきちんと正面に近い角度から見えます。一体どうなってるんでしょう?こちらでは上のようなカップのおまけがついたコンボセットを買ってみました。3Dになっていて、角度を変えると別のキャラクターが見えます(サムがガンダルフに操られているのではありません)。 ・この映画館で見た初回の感想を、はいねさんの「LotRネタばれニュース」に書かせて頂きました。思いっきりネタばれですが、私の駄文はともかく、5人のレビュワーの見方がそれぞれ違っていて面白いので、よろしければどうぞ。URLはこちらです。 ・実はこの後各地で5回も見てしまいました(^^; 、地域柄、観客の反応が面白かった映画館もあったので、後ほどレポートいたします。 ・私の隣には、どう見たってラグビーの選手、みたいな巨漢が座っていました。怖かったです。でも、このコワモテのお兄さん、劇場が明るくなったら、そっと目頭を押さえていました。ええ人や。 |
|||||||||||
◆中世ショップ |
|||||||||||
![]() |
![]() お兄さんたちが配っていたフライヤー。 |
![]() |
|||||||||
![]() 許可をとって、店内を撮影させて頂きました。 |
|||||||||||
| ・オークランドの目抜き通り・クイーンストリートで、堂々とコスプレしているお兄様方を発見。何かと思えば、新開店のショップの宣伝でした。 ・日程に余裕もなかったのに、どうしても見たくなり、フライヤーの住所を辿って行ってみました。 ・お店はその名もずばり、「The Medieval Shop」(http://www.themedievalshop.com/intro.html)。もう店内にあるわあるわ、合わせて武具馬具・・・と早口言葉になってしまいそうな中世グッズの数々。女性用にお姫様コスチュームも置いてます。 ・ラベルを見ると、イギリスからの輸入品が多いようですが、専門店があるあたり、映画の甲冑や馬具が良く出来ていた秘密の一端を垣間見た気がしました。後日、ロケ地めぐりに行ったとき、こちらでは「中世研究会」なる催し物が盛んだと教えて頂きました。ほお、と感心していると、その実、公園にこれらの武具馬具を持ち込んで本格チャンバラごっこをする、という趣旨の会と判明。この国なら、LotRのエキストラ、集めやすかったでしょうね〜。 |
|||||||||||
◆Matamata(ホビット村) |
|||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||
| ・LotRのロケ地はたくさんありますが、セットが残っているところはほとんどありません。特に国立公園内に作られたセットは、建設前に戻すことを条件に作られたため、全て取り壊されたということです。 ・その中でホビット村(Shire)だけは、個人所有の土地に作られたため、現在でもセットの一部を見ることができます。 ・オークランドから車で2時間ほどのところにMatamata(マタマタ)という小さな町があります。このあたり一面、上の写真のように、どこにホビット穴があってもおかしくないような、ゆるやかな丘が広がっています。メインストリートがひとつあるだけの、本当に小さな田舎町です。 |
|||||||||||
![]() |
![]() |
||||||||||
| ・ちょうどクリスマスシーズンということで、お店には少しだけ飾りつけがしてありました(上の写真)。日本なら「ホビットまんじゅう」かなんかすぐ売り出されてしまうでしょうが、こちらは万事のんびりしていて、ロータリーの真ん中にある「Welcome to
Hobbiton」の看板が目につく以外、特に変わったものはありません。 ・セット公開にあたって、ニューラインシネマは、牧場主のアレクサンダーさんかその家族がツアーを組織するなら構わない、という条件を出したそうです。そのため、マタマタの観光案内所から出ている正味2時間ほどのツアーに参加しないと、ロケ地に入ることはできません。右上のオレンジの紙がチケットです。赤い数字が通し番号だそうで、私は1万3557番目の参観者でした。 ・通常は一日3回、10時、12時30分、15時にツアーが行われています。事前にこちらhttp://www.hobbitontours.comで申し込みができます。ツアーが出る場所はIntercity(長距離バス)のバス停でもありますので、オークランドからバスで来れば安く済みますが、微妙に時間が合わないので日帰りが不可能なんです…。他の人は皆レンタカーでマタマタまで来ていました。 ・私にはロケ地めぐり?それっておいしい?という連れがおり、他の観光地も連れ回してご機嫌をとらないといけなかったので、近くのワイトモ鍾乳洞なども回ってもらえる観光タクシーをお願いしました。オークランドから現地のツアーも何社ありましたが、タクシーで行くほうが断然安かったのです。 |
|||||||||||
![]() |
|||||||||||
| ・ところが、現地についてみると、夏の観光シーズンだったため、下図左の看板のように、一時間おきにツアーが出ていたのでした。それを早く言って欲しい(T T)。まあ、連れは鍾乳洞に大喜びだったからいいけど…。ちなみに、今夏は特に混んでいたそうで、予約しないと参加できませんでした。観光案内所には、ロゴ入りグッズなどが多少置いてありました。 ・看板のところからミニバンに乗り、15分ほどで牧場に到着します。 ・広大な牧場と、それを取り巻く土地の周辺には、映画を見てもわかるとおり、何平方キロにもわたって人工の建築物は数棟しかないそうです。それでも撮影の機密を守るため、厳重な緘口令が敷かれました。ホビット村のセットを作るまでには9ヶ月を要し、資材を運ぶ道はニュージーランド陸軍が敷設したのだそうです。これにはさすがに隣人たちも驚いたそうですが、牧場主のアレクサンダーさんは「ここで軍が演習をやるので立ち入り禁止だ」と誤魔化したとか。セットの中に入れるのは、スタッフ、俳優、エキストラだけ。エキストラの子供たちの親さえ、監視小屋から内側には立ち入らせてもらえなかったのだそうです。 ・上のイラストにありますように、セットはもともとあった池を囲んで、全部で37のホビット穴と水車小屋、畑などが作られました。ホビット穴は当初、撮影終了後に取り壊す予定でした。実際にかなり壊したところで大雨になり、崖が崩れて危険なので工事を中断した後、残されることが決まりました。緑竜館と水車小屋などの屋根をふいた藁は、アレクサンダーさんの農場小屋のものを使用したそうです。 |
|||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||
![]() |
![]() |
左:観光案内所前の看板。ここからツアーバスが出ます 2列目上:「ホビット村のセット」へようこそ 下:ガンダルフめがけてフロドが駆け下りて来た道 3、4列目上:池 3列目下:パーティ・ツリー |
|||||||||
| ・ミニバンは丘の上の駐車上に止まります。ここからちらっと池の端が見えますが、セットは丘をくだってかなり下の方にあります。写真には写っていませんが、このあたりでも羊がのんびり草を食んでいます。 ・実際にロケ地の中に入っていくと、本当に映画の中に入り込んだようです!他のシーンは、一つの場所をNZのあちこちでバラバラに撮影して合成していますが、ホビット村のシーンは屋内のシーンを除いてほとんどここで撮影されたため、ちょうど目の届く範囲の中にどこまでもホビット庄が広がっているような感じです。 ・パーティツリーは実際に撮影に使われ、その名残のリボンが枝に結ばれたままになっています。 |
|||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||
![]() |
左:「お山」全景。 2列目上:「袋小路屋敷」玄関前。立ってる人は170cmくらい。 下:丸いドアの内側。 3列目:内側からみた玄関 |
||||||||||
| ・どうですか、この光景。映画そのもの…というより、原作の挿絵そのものです。外壁などは壊されてしまった後ですが、セットがそのまま残っていたら、さぞかし素敵だったでしょう。 ・「袋小路屋敷」は中の方まで一応作ってあり、入ることもできます。下から望むと、ホビットサイズの人から見ればはるか上の方にあって、「お屋敷」の風格があります。水車小屋からここへ上るには馬車くらいないと大変そうです。 |
|||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||
![]() |
|||||||||||
| ・「袋小路屋敷」の玄関に立って外を見てみました。「村」一番の景観です。ホビット村の先まで見渡すことができます。どこまでもどこまでもなだらかな丘が続き、外の空気は澄んでいて、夏なのに少し冷んやりしています。こんなところに住んでいたらどんなに良いでしょうね。 ・映画で見ると、庭にはベンチがあってたくさんの草花が生い茂っているように見えますが、玄関前のポーチなどをのぞくとあまり平らな部分がなく、ホビットの額ほどのお庭です。サムも腕の奮いどころがあまりないかも…坪庭を造るとか…? ・この日は少し曇っていて風が強く、そのおかげで逆にとてもリアルな感じでした。庭に出ると、ごうごうと松の木に風が渡る音が海鳴りのように響きます。最初は近くに海でもあるのかと思ったほどです。 ・坂は急で、下まで降りきるには時間がかかります。ちょっとしたお使いに自分で出掛けていくなんてこと、こういう山の上のお屋敷に住む旦那様ならしないだろうなあ、と思いました。 |
|||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||
| ・上の写真、左側は樫の木の「部品」です。袋小路屋敷の上には木があることになっているので、わざわざ枝ぶりを挿絵に似せるよう、監督が指示して組み立てさせたんだそうです。これも搬出する予定のところ、ツアーのためにこのまま残してあるそうです。農場の中の木は切ったりしなかったそうですが、マヌカ・ツリーなどNZ原産の木も生えていたため、それらには偽の葉っぱをつけていかにもイギリスっぽく見せたのだそうです。 ・真ん中はこのツアーのフライヤーです。 ・右側は袋枝道3番地、サムワイズ・ギャムジ―さん宅跡地だそうです。第三部で映ります。 ・ホビット村はとても気持ちの良い場所でした。もし機会があったらもう一度行きたい所です。 |
|||||||||||
◆デヴォンポート |
|||||||||||
![]() |
・オークランドは、NZの人口の約4分の1が集まる大都会(にしては、こぢんまりしてますが)。いくらNZとはいえ都会は都会なので、私にはあまり面白くありませんでした。郊外は面白そうでしたが日数もあまりなかったので、日帰りでフェリーにのって適当に出かけてみることにしました。 ・ユポ紙みたいな不思議な触感の切符(写真)を受け取り、フェリー乗り場へ。20分おきにしか船が出ないので、ぼんやり埠頭で待ちます。アメリカズ・カップで有名なだけあって、オークランドの港ではヨットもたくさん見ることができます。 ・ようやく船に乗ってわずか15分。デヴォンポートは小さな島です。フェリー乗り場の前には、居心地良さそうなホテルが1軒。目抜き通りの両側にも小さなお店が並びます。風が吹き抜けて心地よく、海に面した素敵な図書館もありました。こんなところでのんびり暮らししたら良さそうだなあ… |
||||||||||
| フェリーからみたデヴォン・ポートの埠頭。この建物の中で、地元の人が育てたイチゴなんかを売っていて、のんびりした雰囲気でした。 | |||||||||||
◆本屋さん、レストラン、宿、その他 |
|||||||||||
![]() |
・前述の映画館の隣は本屋の「Borders」。カフェ併設だし夜遅くまでやってて便利!と思ったのに、意外と使えない。店員さんに、「NZの鳥の本が欲しい」というと、「『博物学』の棚を探してみては?」とアドバイスを受けましたが、そこには鳥類図鑑とか学術書とかしかなく、さっぱり欲しい本が見つかりません。 ・NZの関連コーナーにも売ってないし、店員さんが無駄にフレンドリーなのも悲しい…。しかし、転んでもただでは起きぬと、ここでは大セールしていたカリグラフィーの本を購入。練習してフロド様のように「Lord of the Rings」とか書いてみたいものです。 ・その点、お店の規模では遠く及ばないものの、百貨店エイトリウム裏の「Dymocks」はやる気まんまん。「ロード・オブ・ザ・リングス」を全面に押し出し、入り口や店の中ほど、文具売り場にまでコーナーが増殖。NZに関する本のコーナーもあり、NZの鳥の本が並んでいます。品揃えはこういう風にしてくれないとね… ・このお店、ウェリントン店ではさらに激しいLotRプロモーションを展開して楽しませてくれました。またウェリントンのコーナーでご紹介しましょう。なお、それぞれのお店の情報と買った本については、また改めて別館の書庫の方にまとめたいと思います。 ・オークランドでは一度もレストランに入りませんでした。代わりに、比較的大きなスーパー(「NewWorld」)でサラダセットや果物を買って宿で食べました。ちなみに、こちらでは2人で1人分注文しても別に怒られないので、2人ならまず1人分注文した方が無難だと思います。また、スタンフォード・プラザというホテルでアフタヌーン・ティーを頼んだら、スコーンについてきたクリームが素晴らしく、スコーンを残してクリームだけ平らげるという妙な食べ方に…。 ・オークランドの宿はacb(Auckland Central Backpackers)というお値段高めのバックパッカーズでした。バックパッカーズというのは本来素泊まり用の宿のことですが、ここは大部屋のほかにツインもあり、室内にシャワーがある部屋も選べます。クイーンストリートという一番便利な通りの角にあり、インターネットカフェと荷物預かりのサービスがあったのでここにしました。というのも、途中、日本と韓国を経由するため、オークランドのどこかに冬の服を置いていかなくちゃいけなかったからです。URLはhttp://www.acb.co.nz ・飛び込みで泊まれますが、夏のハイシーズンは予約したほうが良さそうです。他にも、女性に優しいバックパッカーズや、料金オトクなバックパッカーズなどバリエーション豊富なのでネットで探してみてください。 ・オークランドでは、空港⇔市内の交通は今のところエアバスなど車しかありません。帰りにはバスが30分以上来なくて焦りました。空港まで、混んでいると1時間ぐらいかかることもあります。余裕をもって乗車されるようお勧めします。 ・全然関係ない話ですが、カフェでぼーっとしてたら、目の前をあの「吉井運送店」Tシャツを着た人が通りかかり、はっと目が覚めました。と思ったら、続けて「一撃」と書いたシャツを着た人が来たので、思わず手近にあった石を握り締め…(コラコラ |
||||||||||
![]() |
|||||||||||
| 上はシックなボーダーズ。下はやる気爆発「Dymocks」。店員さんも「よろこんでっつ!」という感じの対応でした。 | |||||||||||
◆駅〜ウェリントンへ |
|||||||||||
![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||||||||
| ・次の目的地はウェリントンです。本当はバスに乗り、途中タウポという街を経由して、世界遺産(&モルドールのロケ地)「トンガリロ国立公園」へ行きたかったのですが、いくらなんでもこの体調で山登りはムリだと思って泣く泣く諦めました。次は必ず登ります!サウロン様待っててね。 ・今回はしぶしぶ「Northerner」という夜8時25分発の夜行列車に乗り、翌朝ウェリントンについて、その足でロケ地ツアーに参加する、という計画に変更(それでも十分強行軍だけど)。なぜかというと、一つにはロケ地ツアーがいっぱいで23日しか空きがなく、予定を前にずらすと、クリスマスには列車が運休するので、ウェリントンから出られなくなるからです。とにかく、ウェリントン発の列車に絶対乗りたかったんです。 ・かくして、事前にパソコンで長距離列車の予約をばっちり入れておき(https://booking.tranzscenic.co.nz 実際、乗ってみたら、なんと列車は満席だった)、余裕で駅に向かいました。ちなみに、予約は早いほど割引の枠が取りやすく、したがって運賃がお安くなります。ただし、割引率が高いとキャンセル料金が高くなるので気をつけましょう。正規料金なら、発車時刻前の決められた時間までにキャンセルすればキャンセル料はかかりません。そのほか、景色がどうでもよい人はバックパッカーシートという窓の小さい割安の席もあります。どうせ夜行だったり、吹き抜けの展望車両に行きっぱなしという人はこちらでも良いのではないでしょうか。 ・さて、以前の駅は街中から遠かったそうですが、今はフェリーターミナルの前、クイーンエリザベス2世広場という一番の繁華街に鎮座ましましています。外見はクラシックながら、このムダに現代的な駅の構内を御覧下さい。なんかこう、農業国のハイテクに対する憧れが3Dになったようで微笑ましいですね。 ・パソコンでプリントアウトした予約票を握り締め、駅の待合室で列車を待ちます。ところが、なんだか手元の予約票と電光掲示板に表示された列車の時間が微妙に違います。不安になり、お客様窓口へ確かめにいきました。 ・そうすると、ちょっと違うどころか途中で列車が遅れている、というじゃありませんか。この列車はウェリントンまで11時間半もかかり、朝8時半出発のツアーにはギリギリだったのです。どのくらい列車が遅れるかも全然わからず、泣きそうでした。 ・ところが、こんな夜遅くに人がいるわけないしなあと思いつつ、ダメ元でウェリントンのツアー会社に電話してみると、なんと電話を取ってくれました。事情を説明すると向こうはあっさり、「24日のクリスマスイブもツアーやってるよ。キャンセル出たから入れますよ」とのこと。はあ、良かった。 ・ようやく余裕も出てあたりを見てみると、この列車に乗ろうという人たちは別に騒ぐでもなく、荷物の上に座っておしゃべりしたり、夜ご飯を食べにいったり、待ち時間をエンジョイしている様子です。手回しよく中国将棋を持ち込んで、待合室で指している人たちまでいました。 ・聞けば2人は中国と香港から来た私費留学の学生で、車内清掃のバイトをしているんだとか。2人とも、 「いやー毎日、5分くらいずつ遅れるんだよね」「時給はいいんだけど待ち時間の分があるから均すと大したことないなあ」 と鷹揚に構えていました。 ・「地元の人も全然怒ったりしないもん。ここの人たち良いよね」「中国なら暴動になるかもよ」 ふ〜ん、そういうものなのね。列車は結局2時間遅れ。かなり古ぼけた座席で雑魚寝の夜はキツかったし、窓が広いから明るくて、早朝に目が覚めてしまいましたが、車窓から見る平原は霧がかかり、夢のような美しさでした。だからまあ、良かったとしておきましょう。 ちなみに、車内には売店がありますが、飲み物とスナックくらいしか売っていません。車内での飲食は自由なので、食事をする人は持ち込みましょう。 |
|||||||||||
| Wellington | |||||
![]() |
・ウェリントンはNZの首都。街の規模はオークランドより小さく、繁華街は30分もあれば一回りできるほどこじんまりしています。 ・街は海岸に沿って広がっており、目抜き通りラムトン・キー(Lambton Quay)と、そこにつながるウィリス・ストリート(Willis Street)、映画館のある広場・コートニー・プレイス(Courtenay Place)、歩行者天国の小さな道キューバ・ストリート(Cuba Street)を歩けば大体おしまい。 ・ってことで観光客は素通りしてゆく街ですが、映画LotRファンなら絶対に外せないところ。監督のおうちとWETAがあるだけですでに聖地。そのほか、映画のロケ地も多数あり、キャストにちなんだ名所にも事欠きません。また、2004年12月には第三部「王の帰還」のワールド・プレミアが行われたのもここです。熱狂から1ヶ月近く過ぎた後でも、街ではその名残を少しだけ見ることができました。 |
||||
| 映画館に続く道の街頭に取り付けられた、LotRのフラッグ。 | |||||
![]() |
![]() |
||||
| ・左上はウェリントンの広報誌(2003/2004夏号…年をまたいでるのに夏っていうのがスゴイでしょ)。ワールド・プレミア特集です。 ・右上はその8p.に載っていた地図。赤い線はパレードの順路。ラムトン・キーからエンバシー・シアター(プレミア上映の行われた映画館)まで、中心街全域を通り抜けた様子がお分かりいただけるでしょうか。 |
|||||
◆街角スナップ |
|||||
![]() |
|
![]() |
![]() |
||
| ・街で見かけたLotRなデコレーション。左端は市庁舎に取り付いたケーブトロル。ビル3階分の高さです。 ・ビデオレンタル屋の両脇を等身大アラゴルンが固めています。 ・目移りしそうな指輪のディスプレイ。こんなにあっても「一つの指輪だ」(ギムリ談) ・ビルの壁に出現した巨大なホビットの看板。よく見ると「マスターだけにマスターカード」…。(失礼しました) |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ・ホビット足のあなた!足マッサージをお試しください。 ・さりげなくここにもマスターカードが。 ・LotRポスターだらけの店内。何屋かと思えば「Sound」という名前のCD屋さん。 ・カバン屋さんの店先に飾られたエオメルの写真。地元の俳優さん大フィーチャーです(これは売り物じゃありません、と注意書きがありました) |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ・宝石屋のカウンターにもさりげなく「一つの指輪ありマス」の表示が。全体的に邪悪。 ・カバン屋さんに並ぶLotRのカバン。 ・クリスマス前とあって、LotRグッズも大放出。レゴラス、ギムリ柄のペンケース、ガンダルフ目覚ましなど。 |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ・上はキューバストリートの入り口。キャストがよく遊びに来た通りだそうです。クリスマスのためほとんどの店が休みでした。右はこの通りにある噴水。地元のラジオ番組で、イライジャが酔っ払って落ちたと言ってました。 | ・ニュージーランド郵政局(NZ post)は今回もLotRと提携して切手セットを発行。ウェリントン本局の壁には巨大なガンダルフが出現。写真は撮れませんでしたが、郵便配達車にも映画ポスターがペイントしてありました。 | ||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
| ・こちらはレゴラスファンのための大掛かりなディスプレイ。どうなってるかおわかりでしょうか?ビルの壁面に大きなレゴラスのポスター、通りをはさんで向かいのビルに、彼の放った矢が刺さってます。位置関係は右端の写真をよ〜く御覧下さい。こういうの大好き。 |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() クリックすると拡大します。 |
||
| ・街角のスターバックス・カフェ。看板にさりげなく、チョークで描いたホビットが(クリックすると拡大します)。…別の支店では、監督とゴラムもチョーク画で登場。 |
|||||
◆テパパミュージアム |
|||||
| ・以前、LotRの展覧会が行われた博物館。今回はミナス・モルグルのビガチュアがお目見え。 | ![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
|||||
![]() |
・←上から見たところ。巨大なのがお分かり頂けますでしょうか。 ・細部もきれいに作りこんであります。 ・映画では映りませんでしたが、裏側は岩に繋がったような感じに作られており、そちら側も非常に精巧にできています。 |
||||
◆書店のディスプレイ |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ・こちらはウェリントンのDymocks書店。ラムトンキーにあり、LotR関係では一番グッズ関係も充実していた本屋さんです。外にはフィギュアや剣、記念コインなどのディスプレイ、そして東夷のコスチュームなどが飾られています。店内ももちろん、LotRのディスプレイでバッチリ固められていました。 | ![]() |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ・これでもか、これでもかと、本屋とは到底思えない、飽くことを知らぬ装飾過剰ぶり、細部を作りこむのはWETAの特性なのかと思っていたら、これがNZのお国柄なんでしょうか?一番右端はケーブルカー乗り場の向かい、郵便局に併設された本屋さん。こちらはインフォメーションも兼ねており、パズルやボードゲームなど、本以外のグッズも多数置いてありました。 |
|||||
◆街角スナップ2 |
|||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
・新聞1面にでかでかと「指輪映画」ボックスオフィス記録を樹立!の文字が。公開1週間目でした。 ・NZではLotRの記念切手を発行しています。右上がそのパンフ。全種類の入った切手帳をリクエストされましたが、小さな郵便局には売っていません。困ってたら、局員さんが上中の地図(私物?)を気前よくくれ、売ってそうなところを教えてくれました。 ・左は前を走るLotRペイントの郵便配達車(メリーとピピンが側面に)左は、街角に貼られたプレミアの写真。 |
![]() |
|||
![]() |
|||||
◆ロケ地ツアー |
|||||
| ・LotRのロケはニュージーランド各地で行われました。その多くは郊外の風光明媚な場所だそうですが、監督のホームグラウンドであり、Wetaのあるウェリントンでは市街地にロケ地が集中しています。 ・観光案内所に行くと、いくつかのツアーのフライヤーが用意されています。私が行ったとき見かけたのは、 Middle Earth Tours Wellington Rover Tours でした。NZ旅行の直前にツアーのことを聞いて(蓮さん、ありがとうございました)、下のRover Toursに申し込んでみました。 ・当初予定していた日は列車の遅れによって間に合わず…しかし、禍転じて福となる。その日はすさまじい大雨・大風で、前が見えないほどでした。振り替えてもらえてラッキー! ・さて、ツアーの日にはワゴン車が宿までピックアップに来てくれます。8時台に市内各所を回り、旅の仲間をピックアップ。アメリカから3人、スイスから3人、そして日本からはわにと私の2名。そして運転手さん兼ガイドさんの9人で出発です。 |
|||||
![]() |
・左図は、ウェリントンの観光案内所でもらったロケ地便図です。 ・1は映画館、エンバシーシアター。 ・2はマウント・ヴィクトリア。ここでは、「旅の仲間」のシャイア郊外とフェリーへ向かうシーン、ローハンの宿営地が撮影されました。 ・3はカラカ湾(Karaka Bay)で、撮影中のキャストが滞在したところ。 ・4はブリ―村のセットが作られた場所です。 ・5はWeta DigitalとWeta Workshopのあるところ。 ・6aはカイトケ地区公園(Kaitoke Regional Park)があり、ここで裂け谷のシーンが撮影されました。 ・6bはハ―コート公園(Harcourt Park)。ここでは、アイゼンガルドの前庭のシーンが撮影されました。 ・7はハット河(Hutt River)。こちらでアンドゥイン河のシーン(船を岸につけるところ)とアラゴルンの川流れシーンが撮影されました。 ・8はドライ・クリーク採石場(Dry Creek Quarry)。ヘルム峡谷、ミナス・ティリスのシーンが撮影されました。 ツアーも、これらの場所をすべて回りました。以下、その様子をご紹介していきましょう。 |
||||
| ◆ハット河(アンドゥイン) | |||||
![]() |
![]() |
||||
| ・左はツアー参加者にくれたポスター。「ウェリントン・ポスト」がFotRのプレミア時だけ大変身したときのレプリカ。 ・上、下は最初の訪問地、ハット河。アンドゥイン河のシーンがいくつか撮影されました。カヌーに乗って川を下るシーンと、アラゴルンの川流れシーンだそうです。右は撮影時の様子。この河沿いはスコットランドからの入植者が多く、あたりの植物は故国に似せて植え替えられたそうです。 |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| ◆ハーコート公園(アイゼンガルド) | |||||
| ・こちら、ハーコート公園(Harcourt Park)では、FotRでガンダルフがオルサンクの塔に到着したシーンが撮影されました。後ろに山が見えますが、映画では遠景に、さらに南島の山並みを合成してあります(Queens Townのところでご紹介しましょう)。 ・ここから裂け谷のロケ地、カイトケ地域公園までは車で15分ほどです。 ・下左の写真の場所は、ガンダルフとサルマンが並んでたっているシーンの背景になっていました。 ・下右の写真中央、筋が何本か見えますでしょうか。ここはオルサンクの塔への道路の跡です。 |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
||||
| ・下左上の写真、皆が集まっているところには「樹」が植えられていました。これはオークが切り倒すシーンで使われたもので、この1本を倒すところをいろいろな角度から撮影したのだとか。 ・下右の写真の芝生の色が変わっているところが「樹」の跡です。 |
|||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
|||||
| ◆カイトケ地区公園(裂け谷) | |||||
| ・こちらは「裂け谷」のロケ地、カイトケ地区公園(Kaitoke Regional
Park)です。ウェリントン市内からは車で30分ほど。丘陵地帯にあるとても広い公園で、「キャンプ地」「散歩道」などのサインに混じって「裂け谷(Rivendell)」の表示が(笑。 ・河が流れている場所を上からのぞくことができますが、そこが裂け谷に使われた場所で、右のような案内板が立っています。 |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||||
| ・とても静かなところで、河の音と鳥の鳴き声が響いています。 ・ちょうど前日からの大雨があがったところで、河はちょっと濁っていました。 ・裂け谷を眺めながら、ピクニックバスケットを開けて、皆で紅茶とマフィンのイレブンジス(11時の軽食)とあいなりました。鳥の声に囲まれ、涼しい風に吹かれていると、本当に裂け谷にいるかのようでうっとりしました…。 |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||||
| ◆ドライ・クリーク採石場(ヘルム峡谷/ミナス・ティリス) | |||||
| ・ハット市(Hutt City)からアッパー・ハット市に向かう幹線道路ぞいにある採石場です。左がセットを作ったときの写真(ガイドさんが持っていたのを撮影させてもらいました)ですが、道路から丸見えで、道路の反対側に休憩所などを作ったため、オークの扮装をした人が道を横切ったりして通行車を驚かせたこともあったとか。 | ![]() |
![]() |
|||
![]() |
|||||
| ・こちらは、採石場を回りこんだところにある崖です。 ・撮影隊が来ていて、前の方に木を配し(写真左)たりしていたそうです。ダウンハローの背景に使われたのではないかとガイドさんは言っていました。 ・ここからウェリントン市に戻る途中、右手はうっそうと木がしげる崖になっていますが、その上は広い公園で、夜中に弓矢の音を撮影した場所だということでした。 |
![]() |
![]() |
|||
| ◆ウェタ(じゅう) | |||||
| ・ウェリントンはNZ北島の一番南端にあります。繁華街は小さいですが、郊外はかなり広域に広がっています。太平洋とタスマン海にはさまれた半島のつけねにはウェリントン空港があり、こちらのロビーでは大々的にLotR関連のディスプレーが行われていました(詳細はこちら)。その空港からほど近いところに、Miramarという地域があります。LotRの製作が行われたウェタ(Weta)のスタジオはここにあります。 ・私の行った時期はすでに、ガイドさんはじめ街の人のWetaに関する話題は、次回作「キングコング」のことで持ちきりでした。 ・外から見た制作棟自体はそれほど大きな建物には見えませんでしたが、ぐるりと回り込んでいくと、飛行場みたいに大きなスタジオが見えます。 ・LotRの制作中は、ここから何とか侵入してネタバレ情報を入手しよういうファンと警備員との戦いが繰り広げられたそうです。もちろん、スタジオにとって見れば大迷惑な訳ですが、明らかにファンなのでむげにも扱えず、大変だったらしいです…。 ・もちろん、撮影の内容はヒミツなので、外からは厳重に柵がしてあります。こんなとこ、見てどうするんだろうと思っていたら、なんと金網越しから見えた中庭に「じゅう」(オリファント)が背にのせていた鞍が!思わず「じゅうだっ!!」と独りサム状態になってしまいました。 ・その時期、ゴミ箱には要らなくなった「じゅう」の皮が捨てられてたそうで、拾ったのを見せてもらいました。アップで映るわけでもないのに、こんなとこまで作り込んであるんですね。 |
|||||
![]() |
![]() |
||||
![]() クリックすると拡大します |
![]() クリックすると拡大します |
||||
| ◆チョコレート・フィッシュ・カフェ | |||||
| ・Miramarの隣の地区、ウェリントン市内からは、オリエンタル・パレードから湾沿いに空港を通って半島の突端へ抜けると、そこはSeatoun地区です。ここは太平洋に突き出した場所で、海沿いの道は開放的でとても素敵なところです。ウェリントン滞在中のキャストは、このそばのカラカ湾(Karaka Bay)沿いに家を借りていた人が多いと聞きました。PJのご自宅も海沿いです。このあたり、別に豪邸という訳ではありませんが市内に比べると大きなおうちが多いです。どの家もだいたい海に向かって大きな窓があり、カーテンなんかしてないので、中が丸見えです。ガイドさんのお話によると、ツアーのお客さんの中にPJの家の写真を撮ろうという不心得者がいたそうで、止めようとしたらPJと目が合ってとっても恥ずかしかったと言ってました。で、今回はおうちの前ではスピードを上げて通り過ぎました。 ・同じく海沿いに、キャストもいつも訪れていたという「チョコレート・フィッシュ・カフェ」(Chocolate Fish Café)というカフェがあります。軽食と飲み物を出す店です。 ・お天気がよかったので、お店から道路を渡ったところにあるテラスでカプチーノとわらじみたいに大きなパニーニを頂きました。海風に吹かれてのお昼ごはんは最高です。市内から遠いのと、アクセスが不便なのは難点ですが、ウェリントンに行ったらぜひ訪れて頂きたいスポットです。 ・ここから半島をぐるっと海岸沿いに南へ下がっていくと、ブリー村のセットが作られたフォート・ドーセット(Fort Dorset)を通ります。テラス状に高低差がある場所で、今はもちろんセットもありませんが、こんな普通の郊外の街であのシーンを撮ったというのが不思議でした。 |
|||||
![]() |
![]() |
||||
| 左上はチョコレート・フィッシュ・カフェの外観。手前の道路を渡った場所には、オープンテラスがあります。 ・テラスの真ん前には、透明で、緑がかった美しい海が広がっています。 |
|||||
| ◆マウント・ヴィクトリア(シャイア/ダウンハロー) | |||||
| マウント・ヴィクトリアは市内からバスで10分ほどの場所です。もともと、ウェリントンの中心街はこの山の麓のNew Townにあったそうです。小さな家が建ちならぶその地区は、今は移民してきたばかりの人たちが主に住んでいるとか。 さて、ここの山腹は公園になっており、FotRのホビット野菜泥棒崖落ちシーン(…)、「Get off the Road」、ナズグルに追われるシーンが撮影されています。 |
![]() |
||||
![]() |
|||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
||||
| ・キノコを見つける場所と、フロドが見ている先(映画では木の葉が舞っていました)はかなり離れており、編集でつないで見せています。 ・彼らが隠れる木の根っこに似た場所はあちこちにありますが、実は作り物。左上の写真の、彼らが隠れている後ろの木にご注目。U字型になっていますよね。右の写真と比べて御覧ください。 ・これらのシーンは第一日目に撮影されたそうですが、御覧の通りこの公園は結構勾配が急な場所です。撮り直しになってへとへとになりながら元の位置に戻る皆さんの苦労が目に見えるようです。 ・下はナズグルが現れる場所。ここは松の木が多いです。その松かさの大きいこと!袋小路屋敷に飾ってあったのはオブジェじゃなくて、きっとこの辺で拾ったものなんでしょうね。 |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
||||
| ・下はローハンの野営地が撮影された場所。この辺、給水施設などがあるんですが、それは大きなテントで隠していたとか。 | |||||
![]() |
![]() |
||||
| ・ツアーの最後に、山道をあがり、ヴィクトリア山の頂上に登りました。とにかくすごい風が海から吹き上がってきます。海の色はニュージーランド航空のシンボルカラー、垂直尾翼の濃い青と深緑そのままでした。 | |||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||||
◆ウェリントン空港 |
|||||
| ・クリスマスにはコンビ二以外全くどこも開いておらず、本当に困りました。名物のケーブル・カーも電車も運休です。しかし、考えてみれば空港はやっているはず。昨日ロケ地ツアーで連れて行ってもらった空港で、ゆっくり展示を見ようと思い立ちました。 ・空港まではバスで30分ほどです。Air Busという目立つ外装のバスに乗り、空港について料金を払おうとすると、運転手さんは「メリー・クリスマス!」と言って受け取ってくれませんでした。帰りも同様だったので、どうやらクリスマスの日の粋な計らいのようです。 ・空港の外と旅客ターミナルで、LotRの映画に関連したディスプレイを観ることができました。 |
|||||
・ウェリントン空港へ着くと、駐機場のど真ん中にゴラムちゃんがいます。LotRを知ってる人ならまだしも、知らない人は、どんな恐ろしいところへ来ちゃったんだろうと驚くでしょうね…リアルすぎ。 ・これは、TTTの時、エンバシー・シアターに取り付けられていたものを移築したということです。NZの人は物を大切にすると聞きましたが、ちゃんと取っておいたとは、さすがです。 |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
|||||
| ・空港ビル内に入ると、ニュージーランド航空の気合の入ったディスプレイ、ならびにニュージーランド郵便局の、これまた気合の入ったディスプレイを見ることができます。郵政局のフラッグは、切手の図版と同じです。 ・気合が入ってるのは電話局も同様です。ウェリントンの町並みを美しく描いた表紙を良く見ると、海から上がってくるタコの化け物…もといゴラムちゃんが…。(電話帳はクリックすると拡大します) |
![]() |
![]() |
|||
| ・さて、下はメインホールです。ごくごく小さな空港なので、このホールを中心にいくつかお店が並んでいるだけですが、良く上を見ると、何か、上の方にずらりと人影が…(もちろんスナイパーじゃございません)。奥に下がっているのは郵政局のフラッグです。右側の写真、右下に人が集まっていますが、ここから通路になっていて、通路脇にまた面白いものが飾られています。 | |||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
・通路の壁には、ニュージーランドテレコムの広告が出ていました。製作者のバリーさんが「衛星システムがなかったら映画が作れなかったよ」みたいなことをいうCMも作られて、映画館で流れていました。そのCMにも御覧のようなLotRキャラクターがたくさん登場。鑑賞前の気分が盛り上がりました。 ・この展示の向かいには、オルサンク、袋小路屋敷、モルドール、ゴンドール(の城壁の上…)、裂け谷、黄金館のセットの一部が展示されていました。 |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
・LotR展とはダブっていない内容だったため、齧り付くようにして鑑賞。プラスティックボードが邪魔でしたが何とか撮影成功。 |
||||
| ・袋小路屋敷のセットの一部も展示されています。細かくマゾムを見ていると面白いですね。一番多いのは本ですが、ほかにもサイコロ2つ、巨大松ぼっくり(ニュージーランドの松ぼっくりは本当に大きいです)などが置かれていました。暖炉にはガマの穂の彫刻のレリーフがあります。皮張りのイスは鋲で留められ、布張りのイスには豪華な織りの布が使われています。書き物をしている机の前のイスは、昔の小学校で使われていた木のイスほどの大きさ。とても可愛らしいサイズです。 |
|||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
||||
![]() クリックすると拡大します。 |
![]() クリックすると拡大します。 |
||||
| ・エドラスの黄金館の玉座付近。クマの敷物があわれ…。肘掛は馬の意匠。隣は水盤でしょうか?台にはケルト風の模様がびっしりと施されています。 | |||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
・こちらはオルサンク内部。パランティアが見えます。後ろのスクリーンにはサルマン主従の姿も…隣は袋小路屋敷です。ビルボもこんなお隣さんは嫌でしょう。 |
||
| ・下は裂け谷です。書棚の意匠や、飾り文字もステキですね。 |
|||||
![]() |
![]() |
||||
◆エンバシー・シアター |
|||||
![]() |
![]() |
||||
![]() |
|||||
| ・こちら「王の帰還」のプレミア上映が行われたエンバシー・シアターです。映画館が廃れてすわ廃業か、というときに、地元の有志(PJ監督含む)の活動によって存続することができたそうで、監督にゆかりの深い場所といえましょう。 ・1階にチケット売り場、2階が御覧の通りロビーになっております ・チケット(またもレシート状;)を買うと、ホルダに入れてくれました |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
・中央通路付近はとても良いシートになっており、良く見るとLotRのキャストと役名が刻まれたプレートが手すりに取り付けてあります。中央の席のがすでに1枚なくなってました。恐らく監督のでは…? | ![]() クリックすると拡大します |
|||
| ・エンバシー・シアターは内装も外装もアールデコ様式で、綺麗といえば綺麗なんですが、非常に作り物めいていて、海岸べりの風光とはまるで釣り合っていません(;)。この建物自体が巨大な映画のセットのようです。 ・どういうわけか、NZにはアールデコ様式の建築がいっぱいあります。建て替えても新築してもこの様式にこだわるオーナーがいるらしく、国のあちこちで見かけます。上海みたいな都会ならこの機械的なファサードが街に似合いますが、大自然がいっぱいのNZでは、はっきりいって浮いてます。なぜそうなのかは、私にはわかりません。街がいちばん栄えたころの建築様式がこれだったのか…? ・それはさておき、エンバシーシアターは今回のプレミア上映のために改装が行われたそうで、スクリーンも大きく、シートもふかふかでした。上の写真にありますように、真ん中あたりの座席にはキャストの名前が記されたプレートが取り付けてあります。 ・記念に一度はここで観たい!と予約しに行ったところ、連日満席なのになぜか12月25日、クリスマスの日には空きがありました。聞けば、こちらのクリスマスは日本の元旦と同じように家族がおうちで団欒する日なので、普通は出歩かないんだそうです。 ・何となく沈滞気味の他都市の観客とは違い、ウェリントンの観客はさすがに熱狂的でした。エンドロールを観ずにさっさと帰ってしまう観客ばかりのNZで、ここだけはほとんど誰も立ちません。意外に思っていたら、妙なところで拍手する人とか、画面を指差す人が続出。そうです、スタッフやスタント、エキストラ出演者やその家族・友人が観にきていたのでした…さすが地元。 |
|||||
◆ウェリントンの宿/その他 |
|||||
| ・今回は、鉄道で入ってフェリーで出る、という計画だったため、宿は駅とフェリーターミナルに直近の「Down Town Backpackers」にしました。 ・ここには宿泊客が勝手に使えるキッチンや、なかなかイケる食堂があります。クリスマスにも開いていたので、結局食事はいつもここの食堂でした。奥には大きなテレビが置かれたラウンジがあり、お客さんがマイDVDを見たりしていましたが、気の利いた(?)人がクリスマスイブに「二つの塔」を流したため、一気に黒山の人だかりとなりました。 ・このように、交通至便で居心地の良い宿ではありましたが、街の中心街からは離れています(とは言っても、15分もあれば行けますが)。テパパ美術館、キューバ・ストリートなど、街の中心街へは、エンバシー・シアターの真ん前、Wellington City YHAが近いです。 ・クリスマスを挟んでの滞在だったうえ、嵐にたたられてほとんどお店を見ることはできませんでした。ただ、本屋さんが多い街だなあという印象は受けました。また別館の方でご紹介しましょう。全般的にコンパクトなところで、個人的にはオークランドより気に入りました。 * * * ・クリスマスの日、街はゴーストタウンのように空っぽでした。空港行きのバスに乗ろうと歩いていて、ただ一人の通行人−足が不自由な銀髪のおばあさん−を追い越すと、彼女は唐突に、私たちに向かって「メリー・クリスマス!」と叫びました。同じく「メリー・クリスマス」と返事をしつつも、こんな日に独りなんて、もしかしてこのおばあさん、身寄りがないんじゃないかと内心思いました。 ・バス停に着いてみると、バスは行ったばかりでした。ぼんやりしていると、先ほどのおばあさんが追いついてきました。「おや、あなた方、バスに乗るんですか」と言うので、「空港へ行くんです」と答えると、「あら、旅行なの?いいわね(このタイミングでLotRの展示を見に行きますとは言い出せなかった ^ ^ ;)。クリスマス休暇に、息子が南アフリカから帰ってきているのよ」と話し始めました。 ・息子さんは、これまでに香港や世界中あちこちに出かけたのだ、とおばあさんは嬉しそうに言います。今のNZの若者で、海外で働いたことのない子はきっといないんじゃないかしら。ここは小さな国だし、皆、外の世界を見たいのよ、と。 ・そういえば、私がここまで出会ったNZの若者は、皆例外なく海外で働いたことがあると言っていましたっけ。しかも日本にいたことがあるという人も結構いました。日本語できるんですか、というと彼らはかぶりを振り、○OVAで英語を教えてたんですよ、という人が多かったです。確かに英語ができれば、どこへ行っても有利ですよね…。日本はどう?と聞くと、全員、食事が合わない、と訴えるのもおかしかったです(偶然?)。お米がダメだとか、お肉が高くて食べられないとかこぼしていました。 ・そのうち、おばあさんの乗るバスがやってきました。「良いクリスマスをね」という挨拶とともにドアが閉まり、バスは郊外へと去ってゆきました。 |
|||||
▲ニュージーランド紀行Topへ ▲Homeへ ▼クライスト・チャーチ編、クィーンズ・タウン編へ