国内ツアーのレポート
Last Update: July 30, 2005

前のページに戻る

来日公演も終了し、ビッグリバーのカンパニーは国内ツアーへと戻っていきましたが、
そんなカンパニーを追っかけていくファン(含む管理人)もまだいます。
そんな熱いファンのみなさんからのレポートをお届けします!


12月11日 クリーブランド前楽Rieさん
「私たちは Free States(クリーブランド,OH)に行くのよ―― っ!!」 青山の千秋楽から一ヶ月半。ついに私とロクさんは『Big River』を追いかけて渡 米。NY4日、そしてクリーブランドの2日間、毎日全てをBig Riverに結び付けてい た私たちでした。

朝目覚めて、私の第一声が「2人ともパジャマが“ギャレット柄”だね〜」(そう 、ハックのアンダーでもあるギャレットは縞々のイメージ)。地下鉄で見かけた 少年や、舞台のアンサンブルが「ギャレット似だね」「でも彼のタイプはけっこ ういそうだよ」。NYで観た一作目『Little Women』では、Sutton Foster の一人 二役の(口パクの)芝居がBig Riverを彷彿とさせるとか、あまり日本人は知らな いであろう“Scarlet Fever/しょう紅熱”の単語を知ってるのが嬉しかったり( 笑)(Bigではジムの娘、Womenでは三女のベスが掛かる)。クリーブランドへ移 動の朝、B&Bのオーナーが持たせてくれたホカホカのおにぎりを見て、私が「タ イに食べさせた〜〜い!!」と騒いだり、いきなりASLの指をする私に、ロクさん がちょっと退いたり(笑)。乗り継ぎの空港では、『Green Bay行き』(青山の次 のツアー先だった)のプレートにも反応していました。

ロクさんと別れ、NYに戻ってからも呪縛は解けません(笑)。オフの新作『Lone Star Love 』というカントリーものを観に行けば、ギターやヴァイオリンの音色にBig River を思い出し、Boysの一人、ジョー・ハーパーと同じ肌着(オレンジ色のツナギ) が出てきては「おおっ。。!」(アメリカではポピュラーなのかな?)また、気 持ちを素にして観ようと臨んだ『Pacific Overtures』に至っても、近くで「Big River が。。」の会話に耳がダンボになる始末でした(同じRoundaboutの作品だからな 〜)。

最終地LAでは「今回はDWTには行かないわよぉ〜」などととぼけていたのに、町を 歩けば怪しげな安宿『Mark Twain Hotel』(アメリカ中にいくつあるの?)を見 かけ、そして。。。It’s MIRACLE !!!!!ハリウッドにて、偶然タイロンに再会す るという、サプライズのおまけ付きでした。ああ!幸せ。。。。。

管理人より:私と入れ替わりでクリーブランド公演に駆けつけたRieさんとロクさんの珍道中を拝読するの楽しみです。



12月11日 クリーブランド前楽ソワレ Rieさん
NYでは連日午前様(一日は朝帰り・笑)で、ちょっとオツカレぎみながら“ワク ワクドキドキ”の私たち。どんより曇り空、チラチラ雪が降り始めたクリーブラ ンドに到着しました。滞在ホテルは劇場まで徒歩5分。窓からは『Big River』の 看板が見え、それだけでもう十分満足の私たちです。

開場時間。Palace Theatreの、まさに宮殿のように煌びやかなロビーにたくさん の人が集まって来ます。キャスト表には代役2名が表示してあり(Alice....Kia Glover/Pap,Duke,Silas.....Darren Frazier )あら〜と思いつつも、先週ねんざで休演していたタイロンが出ていることにホ ッ。。(ロクさんはトロイでなくて残念そう!)当日券のP列(13列目)上手寄り センターに「遠い。やっぱり(青山の時みたいに)一番前がいいナ」とロクさん (お〜い!笑)。2000席以上と青山より大きな劇場ながら、舞台幅は同じくらい 。奥行きが狭いのか、舞台前の張り出しがほとんど無くてちょっと怖そうだけど 、観る側はグッと近くて嬉しい!

見慣れた装置に聞き慣れたオーバーチュア(6回目なので当たり前・笑)。一瞬、 青山の客席にいるかの様な錯覚を覚えます。ダンのトウェイン登場 ― あれっ? 日本と同じく、やっぱり拍手が無い!(私としては意外)ロクさんとも話したけ れど、ちょっとした動きや振りが変わった?いや劇場が大きい分、動きや手話を 大きくしているみたい(。。。ということを後でダンに言ったら、「そうなんだ よ。良い目してるね〜」って感心された。その位分かるって!笑)。予想どうり だったのは観客の笑い声の多さで、「Bud Placeへ行ってもいいの?」「ここ以外 のとこなら行きたいなァ」を始め、神や天国、キリスト教がらみの台詞でよく笑 いが起こります。「逃亡奴隷が南に逃げるかい?」やハックがトム・ソーヤに間 違えられ、「自分が誰か分かって嬉しかった!」などで笑うのもネイティブなら ではかも。他にも、ベタな笑いにいちいち反応する観客に「あ〜これは、本当に 日本ではやり難かったろうな〜」と思いました。

体格のいいグェンとは正反対で、エンピツの様に細いKiaのアリス。驚くほどの声 量があり、力強くシャウトする歌は「まるで違うナンバー?」。奴隷として、母 としての感情の演技はまだまだだけど、悪くありません。

ダレンのPapは、“影”であるはずのエリックPapに食われ気味。動きも手話も入 っているけれど小さくて、ハックが怖れるほどの迫力がありません。声を出して いるエリックに目が行くのは自然なことで、逆にトロイの存在感が凄いのだと言 うべきでしょうか?サイラスがたくさんの犬にまとわり付かれるシーンでは、“ 健闘”していました。観客は十分楽しんでいましたが、私たちが感じた犬はほん の2、3匹。服の裾を引っ張られる仕掛けも見えてしまいました。一番良かったの は公爵で、うさん臭いヘッポコ役者(死語?笑)という感じ。 公爵の声は同じJames Judyで声の演技を聞く限りでは、ダレンの役作りによく合 っています。それに何より明るくて、一幕ラストや二幕初めのシーンは生き生き していましたね!トロイとはまた違う魅力があると思います。

アンコールでエリックがご挨拶。Equity Fights Aidsの募金を受け付けていると 言い、途中で数名のキャストが抜けたので「ああ。。」と思った私。B’wayでは 、キャストがロビーに出て募金を集めるのはよくある事なのです。ロビーにいる トウェイン姿のダンを見て、ロクさんの目がまぁ輝いたこと!ところが。。人が 空くのを待ってマイケルに挨拶している隙に、ダンが行ってしまった!!ああ〜 〜(いや、明日もチャンスはあるだろう。もし無かったら。。ロクさん、ゴメン !)。

楽屋口に行き遅れた為、タイには会えず。マイケルとは、ひと言ふた言交わし( 「キレイな街ね。人もあったかいし」と言うと、ここ出身のマイケルは嬉しそう )「See You Tomorrow〜」。そこへダンが出て来ました。私からのプレゼントを 「To Your Boys」と渡すと、日本で会った時のように“嬉しそうにイヤイヤ”す るの。「つまらない物ですが」「いえ、そんなお気遣いなく〜」って感じ(笑) ?ホントにダンって日本人っぽくて可笑しい。そして、いきなり「ホテルは○○ ○○?」って聞くのでビックリ。何故その名前が。。?後で分かったのだけど、 先週来たクワストさんが(たぶん)そのホテルで、もしそうなら方向が同じだか ら途中まで一緒に。。と言っていたのです。でも残念ながら、私たちは逆方向。 「あと2ステージね、Break a Leg !!」と言うと、すごくビックリされました。ブ ロークン・イングリッシュの私が、おっ!?という通(?)な事をいきなりしゃ べって驚かれるのは、よくある事なのでした(ハハハ。。汗)。「明日のマチネ ・ソワレは一番前に座ってるね!See You〜」と別れ、ホテルに戻りました。



 12月12日 クリーブランド大楽マチネ Rieさん
夕べの舞台は、劇場の大きさと2人の代役に気を取られていたのですが、このマチ ネは東京公演との比較、そしてロクさんとの会話の中でお互いに気づいたことが ありました。例えばロクさんは、♪River In The Rainでハックが靴を脱ぐことを 知らなかったと言い(いや〜ん、裸足でノビノビしてるハックが可愛いんじゃな い〜笑)私はダンが、ナイフをハックに渡すシーンを始め、かなりダンを見てい なかったみたい。また、ハックを背中越しに見ていても、声をピッタリ合わせる ダンを見て思い出したのが、青山(10/22)でのハプニング。奴隷商人に$20コイ ン2枚を貰う所で、ハックが1枚を受け取り損ない川に落としてしまったのです。 少し後のジムへの台詞(と字幕)は、「これ、一枚づつね!」。どうするの〜! ?と思っていたら(もちろん字幕は変えられないけど)「これ、$20コイン!」と ジムに渡すハックと、やっぱり息がピッタリ!その事をロクさんに話すと、「何 で教えてくれなかったの〜〜!やっぱりダンは凄い!!」いや、その日のレポは 書かなかったし。。(笑)。

変わった?と思ったのは、二幕の♪Royal Nonesuch の終わりに、見物客が家と反 対に帰ろうとする所の挙動不審度(笑)が増しているとか、トム・ソーヤの「ス プーーン」の台詞が思いっきり強調されているとか(アメリカン・ジョークなの かと思ったけど違うらしい。原作を読んでいれば笑えるのかな?)。2人とも気に なったのは、ハックとメアリー・ジェーンの絡み(「So Pretty !」の台詞、キス された後の夢見心地の表情など)が軽くなっていたこと。そして1、2回目の♪Waitin ’For The Light To Shine からセンチメンタルだったハックは、のんびり穏やか に。。また、♪River In The Rain の最後のASLで、どこまでも何処までも川は流 れていく。。。風だったのもアッサリしていました(ここは凄く好きだったのに !)。イメージが膨らみ過ぎた部分を(?)かなり削ぎ落とされたようです。

個人的に嬉しかったのは、少しだけ憶えたASLがいくつか読み取れたことでした。 “そうか、WorldはWの指なんだ”とか“今、Tonightの手話だった”とか。無意識 の内に一緒に指が動いていたらしく、休憩中に隣りの女性から「何度か観ている の?ASL分かるのかしら」と声をかけられました。私は、10月に日本で観て大好き になったこと、ASLは始めたばかりだということを話し、彼女は「日本で?同じカ ンパニーが行っていたの?」と興味シンシン。BFがこの作品を大好きなのだそう です。私が、誰だったかの言葉を借りて(笑)「ASLは美しい言葉だと思う」と言 うと、深く頷いてくれました。

アンコールでは、マイケル主催のカンパニーのCD『Great Joy』が来年のグラミー 賞にノミネートされたと発表され、マイケルはちょっと戸惑った様子。“ここで 言わなくてもいいのに。。”と控えめでした。そう、彼はプレゼントを渡して次 に会うと、改めて「ありがとう」と言ってくれるのですが、ホントに優しくて気 遣いの人なの。その後、ロビーでトウェイン・ダンの写真撮影(やったね!ロク さん)。Papダレンは、「Tokyo...(で会ったよね?)」と気づいてくれました。 青山の出待ちで写真を撮らせて貰った時、生やし始めのヒゲを気にしていたダレ ン。そうか、この役の為だったのね!“大役オツカレサマ”の気持ちを込めて、ASL で「Great Stage !」。そして、楽屋口に向かい1時間待ちましたが、またもやタ イには会えず。。。(涙)


   12月12日 クリーブランド大楽 ソワレ Rieさん
いよいよダンのラスト・ステージ!開演前に入った、劇場の一角にあるレストラ ンでは、偶然ダンとエリン(スイング)がお食事中。手を振ってくれました。ま た別のテーブルには、バンドのジョーとそのお仲間も。フワフワ気分に拍車が掛 かりそう。。!

2ステージ休演だったグェンは出ているものの、結局トロイは3回とも休演。この2 人が違うだけでもずいぶん変わって見えたのだから、“トウェインとハックの声 ”のダンが降りた後、どれほど作品が変わってしまうのか?タイの演技も自ずと 違ってくるでしょうね。心配していたタイのねんざは、回復したようでまったく 気にならず、♪Do Ya Wanna Go To Heaven では転がるように走り回り、元気なハ ックを魅せてくれます。淡々と過ぎて行く舞台。。ダンは青山ラストのように力 が入って先走りすることも無く、でも丁寧に、台詞の一言一言、歌の一小節づつ を噛みしめ演じていました。♪Muddy Water は明るいメロディーラインなのに、 “これがダンの聞き納めね”とついセンチになった私。やっぱり一番好きな♪River In The Rain では、いつまでも小突きあう2人に、またまた胸が一杯になりました。

ほぼオールスタンディングで幕が下り、短いアンコールの後、客電がつきました 。あれ?ダンのラストなのに、何も無いの??今回はEFAの募金もありません。「 長いツアーの途中だし、キャストの1人が抜けるとか、今年最後だからとか関係な いのかな〜」と肩すかしをくらった様な私たち。でも今思うと、ダンが大袈裟な のを嫌がったのかもしれませんね。周りに気を配り、サービス精神旺盛だけど、 自分の事にはとても控えめな人ですから。

もしタイに会えなかったら。。!という不安を胸に、楽屋口へ。「Happy Holiday ! 」「Thank You〜」と、何人かのキャストさんが通り過ぎます(ピカピカ光る赤鼻 をつけたギャレットは既に休暇の気分ね!)。暫くしてタイが出て来て、私を見 つけてくれました(と思う(笑)ダンが話してくれてたのかも?)。何が凄いっ て、7〜8m離れた薄暗い場所なのに、すぐにタイだって分かったこと。あの表情豊 かな顔が、ハッキリ見えたの!前から思っていたけど、“顔からオーラが出てる ”んです。後はもう夢中で、付け焼刃のASLで話しかけました。「Great Stage,Tonight ! 」「Please Come Back JAPAN」そして通じなかったASLに、立てた人差し指をクル クル回して「Wha〜t?」とタイロン(うっ。。可愛いぃ〜〜!!)。私が「Happy... 」のASLをすると「(あ!)New Year〜!?」と(季節のご挨拶とはいえ)分かっ てくれて、飛びっ切りの笑顔!!「そうそう、Happy New Year !」と二人でASL( 笑)。写真を撮らせてと頼むと、前髪をチョンチョンと触って、「Pretty〜(キ レイにしなくちゃ〜)」とタイ。私が「Pretty〜(キレイよ〜)」と返し、最高 の笑顔の写真をゲット!(ホントにASLって“手”だけじゃ無いんだ!伝えたいこ とを表情でも語る“言葉”なのね、と思った)タイにはまた『Big River』で会え る。。もっとASLを頑張ろう!と決心して別れました。

何やら盛り上がっているダンの所へ行き、ご挨拶。「ドウモアリガト〜」と言う ので「ドウイタシマシテ〜」と返すと笑ってくれました。ダンは喋りながら自然 にASLをしているので、「ASLの勉強始めたのよ」と話すと、「いいねぇ〜〜」「 で、あなたは?」とロクさんに振り、アセル彼女(ズルイ!反則だよ〜って言わ れた。ゴメン)。「Yesって言うんだ、Yesって〜」と、ASLの“Yes”(親指を外 にした“グー”を軽く振る)をさせられたね、ロクさん(笑)!幸せの余韻に浸 りつつホテルへ戻り、暫くしてロクさんが「マイケル、出てこなかったよね?」 。。。あ〜っ!!先に帰ったとは思えないし(地元だから来客が多かったはず) 待たずに帰って来ちゃったーー!!マチネの後、「See You Tonight〜」って言っ たのに。。。ゴメンネ、マイケル(熱烈なマイケルファンも連れて来るんだった !笑)。

その夜の私たちは、ハイテンション!(コワレテいたとも言う・笑)Big Riverの 話は尽きず、“よく隣りから苦情が来ないものだ”と思うほどの大騒ぎをして、 夜明かししたのでした(ふあ〜〜)。


 12月13日 終章  Rieさん
クリーブランド出発の朝。降ったり止んだりしていた雪が、吹雪いてきました。 でもハイテンション続きの私たちは、ホテルで朝食を取りながら「飛行機飛ぶよ ねぇ〜?」とのんびり。思えば『Big Rive』目的で来て、2泊で3公演観たとはい え(これといった観光地でも無いし)観光らしいことは何もしませんでした。そ れでも溢れるほどの想い出を抱え、雪に埋れていく町を後に空港へ向かいました 。

搭乗までの時間、おみやげを探していて“Huckleberry(ワイルドベリー)”の紅 茶、ジャム、チョコレートを見つけてまたまた大騒ぎ!大量に買い込みます(笑 )。。と、ロクさんが誰かを見つけ「きゃあ〜!!」何と、ダンでした。ダンはNY に帰るところで、再びNYへ行く私とは違うフライトだったのが残念!なぜか、コ レクションしているというフリスビーを見せてくれました(笑)。「息子たちへ のお土産探さなきゃ。ん〜野球グッズ無いなぁ〜(ホントに良いパパなのね)」 と別れ、ロクさんと二人「最後までラッキーだね」とニマニマ。また、私たちの 向かいのゲートにギャレットの姿も見かけました(See You〜)。今年のツアーも 終わって、それぞれが田舎やアパートに帰り休暇を過ごすのでしょうね。

出発時間になっても飛行機の姿さえ見えず、遅れているとのアナウンスが入りま す。“デトロイトでの乗り継ぎが1時間無いのに大丈夫かなァ”と急に不安になっ てきました。実はNYに戻るのは私一人で、ロクさんは帰国。もし成田行きに乗り 遅れたら、翌日のフライトになってしまうかもしれません。NY便はたくさん飛ん でいるけれど、ロクさんを空港に残して、一人NYへ。。!?まもなく出発したも のの、デトロイトに到着したのは、成田行きの出発15分前!広いターミナルを走 りぬけ、「気をつけて〜〜」とロクさんを無事見送ってホッ。。。私もすぐにJFK 行きに乗り込みました。あぁ最後の最後まで、何という旅だったのでしょう!!

数日後、NYからLAへ向かうフライトの途中で、窓の外に大きな河が見えてきまし た。“もしかしたら”と地図を見て距離を計ってみると、ちょうどオハイオとミ ズーリの州境です。「BIG RIVER(ミシシッピ)だ!!」この瞬間にもロクさんが いればよかったのに。。。!河は程なく視界から消えましたが(このフライトの ルートでは、数十秒交わるだけ)心の中は不思議な想いに満たされていました。 まだ見ぬ大河、ミシシッピ・リバー!!今なお心に響く音楽、そして、目に焼き 付いたたくさんの笑顔と共に、いつか“Big River カントリー”を旅してみよう と思います。

Rieさん、大作大河レポートありがとうございました!これからも追っかけレポートは続くでしょうから楽しみにしていますね!


 2004年12月11-12日  ロクさん
クリーブランドでの舞台&私たちの動向についてはRieさんがしっかりレポし てくれてますので、私は(この時点では)千秋楽(のはず)だった マーク・トゥエイン@ダンのことなどを少し書いてみます。

11日ソワレは13列目と遠かったので(笑)、ある意味 舞台全体を観られたから 良かったかもしれません。おかげで♪River In The Rainでハック が靴を脱ぐのをしっかり見ました。Pap,Duke,Silas役がダレン・フレイツァーで したが、犬にまとわりつかれる トロイの演技をもう一度見たかっ た私はガッカリ。トロイとダンの連動によって走りぬける犬の存在が見えてたの に、今回はそれが見えません。したがってダンの動きも省略されて しまい、残念で仕方がありませんでした。 終演後ロビーでトゥエイン氏を発見して「マーク・トゥエインと写真撮れるの? 」と私は小躍り★☆ だって舞台衣裳のキャストさんと写真撮れる 機会なんてそうはないですもんね。ところが、先に空いてきたジム@マイケルと 和んじゃってたら、気がついたらダンがいない!!え?あっ…行っ ちゃったよぉ(後ろ姿…、涙目) ちょっとショックを受けながら、その後楽屋 口に向かいました。

そこでようやくダンと1ヶ月半ぶりの再会。彼は気さくで・・・・そして腰が低 くい(笑)。話していて途中で「はいはいはいはい」って言ってた (これ は東京でも聞いた)んだけど、これって誰が教えたのでしょう??妙〜に日本人 ぽくて ダンに似合ってて可笑しいです。それからダンをはさんで 写真撮影。エリンもいて「一緒に入って」って言ったのに遠慮しちゃって、エリ ンが撮ってくれました。ダンに明日は1番前にいると言ったら、鉄 砲で撃ってくれるって!やったー、楽しみ〜♪

12日マチネ、開演するとトゥエイン氏は、チラチラと客席をうかがっている様 子。そしてその場面!――お約束通り 撃っていただきました〜★  撃たれて幸せ(笑) ♪I Huckleberry Me で ダンが口笛吹ながらタイから離 れて、少しして気づくと足元になにかぶら下がってる。。。なんだ ?と思って見るとバンジョーの肩掛けベルト(でいいの?)が片方外れてしまっ たみたいです。セットの段差に片足かけてそこでバンジョーをささ えて弾いていました。曲の終わりのほうで良かった! ダンの活躍シーンであら ためて感心してしまったのが、王様と公爵が登場する直前のシー ン。衝立風のセットを上手袖から引っ張り出しながら、彼はマーク・トゥエイン と、ハックの声と、声はするがまだ登場していない王様と公爵の手 話を立て続けにしています。一人4役!いやトェイン氏は話ながら手話もしてい るので一人5役!(ちょっと贔屓目〜) それもかなり早いセリフ 回し、早い切り換え。東京公演の時は「わ〜、大活躍だ〜」とただ喜んで見てい ただけで、その大変さに気づいてなかったように思いました。カッ コヨカッタな〜☆クリーブランドで気づけて良かったです。 

カーテンコール後、マイケルがグラミー賞にノミネートされていることが紹介さ れ、観客&共演者からヤンヤの喝采を浴びていました。 と、その 時ダンが――’85トニー賞でロン・リチャードソンが受賞した時にしていた “ 両手のひらを合わせて口のところでヒューヒュー” と同じことを していたのが・・・ 私にはツボでした♪

終演後、今日もダンはロビーに出て来てくれていました。(ホッ) ダンに気づ いてもらえそうな位置(つまり正面ね)でウロウロしてたら、思惑 通り気づいてくれて手ぇ振ってニッコリ。はい、トゥエインさんとツーショット 撮らせて頂きました☆ 彼は、私たちが観に行ったことをとっても 喜んでくれてるみたい。その気持ちが感じられて私たちも嬉しかったです。それ からトゥエイン氏一人の写真も撮らせてもらいました。バックが ちょうど赤い壁におさまりそうだったので「もうちょっと左に」と、ブロードウ ェイ俳優を私の片手で動かしてしまいました(^_^;) そしてダンは ソワレに備えてお昼寝タイムへ。お疲れさま、ありがと〜。 ロビーでは他に、 ダレンが誰かと話をしていたので写真を撮ろうとしたらこちらに気 がついて、そしてRieさんも一緒にと言ってくれています。(しかし本当はR ieさんはタイが気になるので早く楽屋口に行きたいのですが…) 結局ダレンがその話をしていた人にシャッターを押すよう頼んでくれて、私も一 緒にスリーショットとなりました。ダレンもいい人です! 

そし て、ここでRieさんは楽屋口へ向かい、私はもう少しキャストさんの撮影会。 歓談している何気ないところを撮ろうとしても、こちらに気づくと 皆さんポーズ取ってくれちゃって、やっぱり役者さんですね。

そして、ソワレ。 ♪We Are The Boysの前、ダンがギターを受け取ってすぐ、挟 んであったピックが落ちてしまいました。一瞬「あっ」とすぐ拾 おうとした感じでしたが、たぶんその後のシーンが頭に浮かんだのでしょう、少 し待ってボーイズたちがしゃがむ時に一緒にしゃがんで拾ったの で、とっても自然。うふっ、サスガ! ボーイズが去って トムソーヤも去って♪Waitin ’For The Light To Shine の前、ダンは客席に背中を向け ているのに、ちゃんとタイと合うんですよねぇ(あらためて感心) 

Papが出 てきて本を読む「ジョージ…ワシントン…」のセリフがカワイイ★  Papが暴れてハックがフライパンで殴るシーンも、こちらではかなり受けて いるのを聞いて、やっぱり大阪でも公演するべきだったよ〜と思い ました。(アメリカ人と大阪人の笑いのツボは一緒なのか?・笑) と、トゥエ イン氏が突然、川岸(のセット)の板を持ち上げた! わっ、どう したの、何事?と思ったら、そこからナイフを取り出しました。 どうやらPa pが落としたナイフがいつもより下に落ちてしまったみたいです。 ちょっと驚いたけど、取れる所で良かった! それからアリス@グエンの、奥深 い歌声が最後にもう一度聴けてこれも嬉しかったです。 ダンのギ ターがキッカケで始まる♪Worlds Apart  曲に入る前の沈黙からのこの間(ま )、この緊張感。タイミングが難しそうなこの歌の前のダンのセリ フ(Sorry Jim)がまたカワイイ☆★ そしてこの日、私が一番グッときてしまっ たのが♪Leavin's Not The Only Way To Go だってダンの歌い出 しが、、、なんか気持ちが入っていたんですぅぅ。明日帰国の途につく私にもリ ンクして―― ううっ…せつない。

 その後の ハックがトムと間 違えられるシーンからは、やはり日本公演では言葉の壁が厚かったのだとあらた めて思いました。あるいは字幕の問題。 アメリカではもちろん日 本より笑いがありますが、16年前の日本語での公演の時は日本でもかなり受け ていたのです。アメリカほど原作も知られていないので、この展開 に初めて接する人も多かったと思うし、もしかしたら今日のこの劇場より笑いが あったかもしれないほど。実際私も爆笑してましたしね。 

そして 今思うのは、日本公演にはやはりすごいメンバーで来てくれたんだなぁというこ と。いやホント幸せでしたよ、日本の観客は。  あっさりめな カーテンコールにちょっと拍子抜け〜ではありましたが、でも大丈夫!東京の時 ほどの喪失感はなく むしろ清々しい気分。3回立て続けに見たせ いか、目に・耳に・心に しっかり焼き付いています。 私のBig Riverは たぶん これが最後だけれど、素敵な思い出をいっぱいもらいました。

――ここでRieさんのレポに少し補足説明――
*“クリーブランド大楽マチネ”でRieさんが書いてくれている 青山での“$20 コイン取り損ない事件”で「やっぱりダンは凄い!」なんて私が 言ってたみたいですが、ちょっと持ち上げすぎですよね(笑)。こういう事態って 予測できますもの、きっと「取り損なったらこうしよう」という打 ち合わせをちゃんとしていたと思います。 ・・・と今、冷静になってみればそ う思えますが、その時は自分のテンションがやたらハイだったため 人一倍感激してしまいました(汗)

*12月13日“終章”で、ダンは「なぜか、コレクションしているというフリ スビーを見せてくれました」とありますが、これは彼が肩から掛け ていた丸っこいバッグに私が興味を示したから中を見せてくれたのです。中には フリスビーが・・・10枚近く入っていて、みんな違うんだよ〜と 1枚・2枚と取り出して見せてくれました。ですので、決して誰にでも見境なく コレクションを見せびらかすような人ではないので、勘違いしない で下さいね!(笑)

ロクさん、ダンを集中的にレポしてくれてありがとうございました!もう口をすっぱくしていいますが、あのキャストで日本で見れたのは本当にラッキーなことだと思います。これから後々までも十分自慢してください。(笑)


3月6日   Rieさん
クリーブランドから3ヶ月経った、3月6日。タイを始め、メインキャストの替わっ た新生『ビッグ・リバー』を観に、New Haven,CTへ行って来ました。

マチネ・ソワレを観て、まず感じたのは“来日カンパニーとは別の作品”であっ たということ。以前、青山レポでeimosさんが書かれていた“育つ”ということ。 映画は形が残るけど育たない。でもロングランの舞台では(キャストも観客の中 の想いも)それがあると思います。タイとこの作品、特にダンやマイケルとの出 会いがそうだったろうと思うし、現ハック・ギャレットとジム・ジェロルド(Jerold Solomon )のコンビは、舞台を重ねて二人のカラーが出ていました。

ギャレットのハックは、青山から5ヶ月ぶり。クワストさんのサクラメント報告か ら想像しても、ずいぶん変ったのではないでしょうか。前に感じた悲壮感、余裕 の無さは消え、タイとは違った素朴な少年(でも野生児では無いかな)というキ ャラクター。ひとつひとつ、ジムとの信頼関係を結んでいく過程が分かりやすく 、♪Free at Lastの前に「See You Tonight」と別れる時には固く手を握り合い、 パップの死を知る場面では、ジムはハックの頬に触れ肩を抱くのです。彼のASLは もちろんスムーズですが、ミュージカルナンバーになると大振りで、それが幼く 見えます(特に♪Waitin’For The Light To Shineの立ち姿がぎこちない)。ハ ックとジムの歌のテンポも、かなりゆっくりになったように感じました。Light To Shine (rep.)のシーンはクライマックスなのにメリハリが少ないので、目に見える変 化がほしいですね。

ジェロルドはダンサーではないかもしれないけど、体鍛えましょうよ(笑)。♪Worlds Apart では脱がないでシャツ一枚なの!あらら。思った以上に若いからか(?)娘のこ とを語るシーン、奴隷としての苦悩や重さがちょっと希薄でした。歌はうまいし 、マイケルとはまた違い、穏やかで人のいい(少し気の弱そうな)ジム。自分を からかうハックには、怒りよりも悲しみを強く表現していました。ASLはまだ慣れ ないのかゆっくりめで、独白では手話が目立ち、言葉の演技の方が弱かったです 。以前マイケルが、手話をしながら演技する難しさを話していたことを思い出し ました。そうそう、♪River In The Rainの小突き合い(笑)、楽しそうにやって いてホッ。。としました。

アダムのMTは、確かにハックの声では影に徹していました。南部訛りが無い分、 私には聞き取りやすかったです。片足をかけたポーズや立ち姿は、いちいち決ま っていてニクイと言うかキザ(笑)。ハックの声とMTの声はハッキリ違うものの 、キングとデューク登場前の一人三役はあまり違いが無かったですね。バンジョ ー、マチネでは弾いていたのに、ソワレはギターで出てきたのだけど、間違えた ?口笛は“もう少し頑張りましょう(笑)”です。ハックの感情を読み取ろうと いう姿勢はすごく真剣で、ダンを彷彿とさせ感心しました。本当に26歳なんでし ょうか(最近、27歳になったそうです)!?ギャレットの個性に合わせているか らか、やんちゃで弾けたというよりも、素朴で素直なハック。Light To Shineは 、ほぼ後ろ向きでピッタリ声を合わせていて、スゴイ!と思いました。

ロッドはDC公演の手伝いで休演、そのカバーに入っていたKevin。彼がまたまた、 すっごく可愛いんですよ!!細身でロッドより背が高いので、ジョー・ハーパー は見た目がちょっと大人っぽいけど、可愛いしぐさで受けていました。Nonesuch は周りが強烈なキャラばかりなので、ケヴィンのヘンチクリン度(笑)があまり 目立たなかったのと、「Yes...No!」の掛け合いの間は今一つ。本来は、思わずプ ッ。。と吹きだす笑いがありますよね。ツインズは、似せてはいるけど二卵性双 生児でしょうか?この役が一番合っていたと思います。「ドナルド!」「ロナル ド!」の場面で拍手がありました。 ギャレットの後釜で、サイモンその他を演じているGuthrie Nutterは、大きな目 が印象的な好青年。すんなりBoysに解けこんでいました。

メアリー・ジェーンは髪型が変わり、背中までたらして両サイドを後ろで結び、 緑のリボンをつけてビューティフル!アリス親子が売られていく場面で、以前デ ュ−クは彼女に凄みをきかせていただけなのが、髪の先をワシ掴みにして香りを 嗅いだ後、冷たく突き離す。。という芝居が加わっていて、思わずニヤリ(笑) 。彼女とハックのキスは、ハッキリとは見えにくい席だったのですが、やはりホ ッペでしょう。ただ長かったですねぇ(笑)。

相変わらずの存在感で、場をさらっていたトロイとエリック。ロクさんが大好き なサイラスと小犬との絡みも大受けで、家に入る時、足をはさまれた上に小犬ま でドアにはさまれていました(笑)。 元気いっぱい!「スプ〜ン」の台詞が受けていたベン。♪How Blest We Areで一 番の拍手喝采を浴びていたグウェン。そして、まだやっと1ヶ月のメインキャスト を支えるアンサンブル。新しい『ビッグ・リバー』を築きつつあるカンパニーに 、感慨深い思いでした。

“育っていく”ライブの舞台が好き。『ビッグ・リバー』が大好き!!それを確 認したNew Haven行き。18日には期待のDC公演が開きます。そしてできることなら 、シアトルのラストも見届けたいという思いです。

Rieさん、まだ帰国されていないのに速報レポを送ってくださってありがとうございました!本当に演じるキャストが少し違うだけでその作品の印象がだいぶ変って来ますよね。でもギャレットが日本で代役したときよりは成長したようでよかったですね。DCのカンパニーはまだどう違ったビッグリバーを見せてくれるでしょうか?


3月18,19日(プレビュー)   Rieさん
NYへ出発前には3人のマーク・トウェインがグルグルしていたけれど、DCプレビュ ー初日を観た翌朝は、3人のハックが頭の中に。。!そんな興奮の、DC 2ndカンパ ニーが始まりました!

キャパが700未満と少なく、舞台幅も狭いからか「上手前方の本のドアから、ハッ クがボートを漕いでジャクソン島にやってくる」「♪I,Huckleberry Meで登る木 が、下手前の頁から抜け出る」などの、装置の変更がありました。もしかしたら 、より“原作本から登場人物が出てくる”という演出を強調しているのかも?オ ープニングでMTが登場しペンを置く巨大な本も、正面ではなく下手斜めにあって 、席によっては死角になりそうです。

オーバーチュアが始まると、聞き慣れた曲ながらも音が違う!“ああ、バンドの メンバーも違うんだった”とここで気づきました(笑)。ツアーからの参加はマ イケル(Jim)、ダレン(Pap/Duke/Silas)、Stanley Bahorek(Tom Sawyer)、Jeannette Bayardelle (Alice)。そしてDWTオリジナルのBill OB’rien(MT)、B’wayキャストのWalter Charles (Judge/Docter)とCatherine Brunell(Mary Jane)。。。と全キャストチェッ クはとても無理(笑)、大いそがしです。

何より始まったばかりで、小さなミスの多いこと。。!初日には、ハックがパッ プを殴った後に赤い布が出なかったり(ん?ハックが死んだことにならない!) 、ドアを開けたら裏方さんがいたり。また、Nonesuchでキングのカボチャが初め から見えていたり。2日目には、♪Arkansasが始まってもYoung Foolが出てこない !“声”のDavid Rothは歌い始め、少し遅れて登場した、YFのAndres Otaloraが スッ。。と振りに入った時にはホッとしました。

18歳(!)のハック、Christopher Corriganは、タイともギャレットとも全く違 うタイプですが、とてもよかった!太い眉にタレ目が可愛く(笑)、まだ少年の あどけなさを残しながらも、どこか芯が通って大人っぽい。タイの方が子供っぽ いかも?と思われました(ごめん、タイ。褒め言葉よ!笑)。スポーツをやるの か体格もよくて、軽快な動きが、またいいの!ほとんど聞こえないらしいので、 台詞や歌のきっかけを自ら出すことが多かったです(これはミス・ワトソンもそ うで、足を踏み鳴らし、一拍おいてから歌い出すとか)。同じ役を複数のキャス トで見て思ったのが、ASLの表現はどこまで個人で変えられるのか。。ということ 。3人が、同じ台詞(ASL)を話しているとは思えなかったのです。♪Light To Shine は、2度繰り返される重要な曲で一番キャラが出るのですが、タイは繊細に表現し 、初めとリプライズでの感情の変化がみごと!ギャレットはASLが大きく、シンプ ルで素朴でした。そしてクリスは、強い意志を感じさせる、スパッ!スパッ!と した素早いASL。これは彼の聴力にも関係あるのかも?曲にピッタリ合わなくても 、違和感がない様にしているのかもしれません。また、時々顔を覗かせる本人の キャラはおとぼけで(笑)、やはり若い!印象に残ったのは、♪Worlds Apart後 半で「mockingbird sings...」と歌い、彼方を見つめるジムと同じ表情だったこ と。2人は別の世界にいるけれど、この瞬間はひとつになっていると本当に思いま した。♪Light To Shine (rep.)ではまだ爆発し切っていない気がするので、舞台 を重ねての成長に期待しましょう。

ビルのMTは、本人同様さわやかでした。髪は、ダンタイプのふわふわではない短 めの金髪。ハックの声との使い分けはあまり無く、南部訛りもほとんど感じませ んが、正面切った台詞や歌が多いながらやはり影でした。そこにいても邪魔にな らない、自然な感じというか。。(笑)。時には少年らしい快活さで、髪を振り 乱しての熱演!もちろん楽器もソツなくこなしています。♪Only Way To Goでは 、ジムやメアリー・ジェーン(細いけど綺麗な声です)とのハモリも清々しかっ た。そうそう、オープニングの台詞、かなり変えていました。「Will Be Shot ! 」が「Hung !」なんです。“リンカーン大統領暗殺現場”のこの劇場に合わせた のでしょうか(笑)?

マイケル・ジムは、もちろん一番の完成度。ツアーのNH、そしてシンシナティの ジムも脱がない(笑)と聞いたのですが、やっぱりマイケル、ナイスバディ(爆 )!!惚れ惚れします。相手代われば演技も変わり、クリスのハックには、友情 を感じつつも“守ってやりたい”ようでした。タイとのように目と目で通じるだ けでなく、頬にふれ、手を握る芝居があるからかも(これはNHにもあったので、 追加された演出?)。私のチェックポイント(笑)♪River In The Rainでの小突 き合いは無く、やはりタイとマイケルのコンビは“同等の友情”だったのね。。 と確信。舞台が狭いせいか、イカダの家も狭めでコンパクト。ハックがジムにひ っ掛ける雨水の量も少なく、顔をプルッ!とさせるジムが可愛かった〜(笑)。

ダレンのパップ(その他)はクリーブランドでも観て3回目。ASLや動きは大きく 良くなっていたけれど、コンビを組むJay Lusteckとのタイミングが悪いのか、笑 いが少ないんです。間がピタッと決まっていたツアーコンビの様には、すぐにい かないかもしれませんが、客席の反応を受け徐々に良くなることを期待します。 またデュークが、MJの髪を鼻先に持っていく演技もありましたが、髪型がクルク ル縦ロールのお姫様(笑)だから、何をやっているのか分かり難い。あの髪なら 、クシャクシャにする方が効果的では?ダレン(笑)。衣装さんに怒られるかな ?

“デュークの声”のウォルターは、B’wayのベテラン(『La Cage』初演のAlbin 、リプレイスメントで観てます)。もちろんうまいのですが、ダレンの演じる( 演じようとしている?)デュークとは違い、渋過ぎる気がします。まず役があっ て、演じるアクターとの個性の融合。それを“声”のアクターが表現するとした ら、まだ未完成?または2人が合っていないのかもしれません。でもドクター役は 、短いシーンながらも存在感バツグン。自由の身を捨ててもトムを救おうとした ジムを庇護し、最後に「Good Day」と言う台詞、私はそこにいる全員へのあいさ つだと思っていたのですが、明らかにジムに敬意を表して言っていました。

Linda Boveはサリー・フェルプス役が印象的でした。小犬を追い払う姿もハツラ ツとしていて、ジムを「Let Him Go」と言う所は、夫サイラスに迫る恐妻ぶり。 何とジョアンナも演じていて、初めは“年の離れた姉妹ね”と思っていました( 笑)。

B’wayでレ・ミゼのエポニーヌも演じていた、MJのキャサリンは小柄で可憐。実 年齢は、クリスよりだいぶ上のはずですがそれを感じさせず、ちょっとオテンバ で好感が持てます。キスは普通に口(笑)でしたが、二人の身長差が大きいので (クリスは180cm近いかも)背伸びしてチュッ!ハックはそれに引き寄せられ、ポ 〜ッ。。という正統派の演技(?)でした。

スタンレーは、すっ飛んだ元気はないけれど(笑)すごく素直。ちょっと変わり 者で、Boysの兄貴分。。というトム・ソーヤ。このBoysもみんな元気で楽しそう なのですが、振りがピタッと決まらず流れています。♪Go To HeavenやNonesuch が曲のテンポや間合いを少し変えているので、型にハメず、自然な動きにしてい るのかな?

ツアーでスイングだった、アリス役のジャネットは♪How Blest We Areで大きな 拍手を受けていました。声やテクニックはすごいのですが、歌に含まれた悲しみ の表現がまだ浅いかな?と思いました。

初日は満員、2日目もほぼ埋まり、アンコールはもちろんスタンディングオーベイ ション!客席には、アーティスティックディレクターのエドの姿も見えました。 学生や子供づれの家族に加え、ツアーバスでやって来たグループもいて客層が読 みにくかったのですが、レベルの高いDCでも、必ずこの舞台が受け入れられる。 。!!そう信じています。

Rieさん、NHに続いてDCまで今回の旅行でチェックしていただいて、本当に特派員の名にふさわしい活躍ぶり!いちはやくDC 公演の情報を知ることが出来たのもRieさんのおかげです。ありがとうございました。


 3月15日  eriさん
初めてのアメリカで緊張がちがちでしたが、シンシナティは雰囲気のいい街で ほっ としました。 ちょっと迷子になりつつ、なんとかAronoff Centerに着くと、もうすでにすっご い人 が!そのときは気が付かなかった けど、実はシンシナティ初日(3月15日)だったんです。

 懐かしいセットにほろりときました。まず登場したのが(あたりまえなんです が) トウェインのアダムでしたが、 彼のトウェインはまだまだ世間にすれていない、素直なおじさんだな、と思いま し た。やっぱり若いからかな。  ダンのトウェインは、トウェインの皮肉っぽさとか、世間を斜めからみている よう なところががすごくでてると思うんです。原作も皮肉だの、風刺だのだらけで、 ト ウェインは毒舌で有名なんです。

 歌はくせがなく聞きやすいですが、やっぱりダンのあの歌に中毒になってます から (笑)、ちょっとさらさらしてるな と思ってしまいました。が、人の好みはそれぞれで、日本公演を一度見た同行者 は、 「こっちの方が好き」と言ってましたが。

 さて、おまちかねのケヴィンですが(笑)(管理人注:ロッドはDCカンパニーの助っ人にいっていて、新しいメンバーのケビンがロッドのカバーをしていました)、ロッドはいかにも女の子っぽい( ごめ んなさい)演技でジョーをやっていたので、ケヴィンだと、特に弱弱しく「Ja〜 ・・ ・」と答えるところが、あんまりなよなよしていなくて、あくまで男の子が 怖がっているよ〜っていう風でした。  でもボーイズの歌はいいですね〜。私も小さいころは恥ずかしながら田舎であ うい うことをやっていたので(笑)、 思わず自分も混ざってるかのようにワクワクしてしまうナンバーです。ベンジャ ミン はこころかしか日本よりも乗っていたようで、元気爆発!でした。彼のトム・ソ ーヤ も大好きです!

 ギャレットは日本の代役のときよりも、ずっと肩の力がぬけているのがわかり まし た。デヴィッドとのジムともなかなか息があっていました。やっぱりマイケルと のと きは、どうしてもタイの影がちらついてしまって、しっくりこなかったような 印象がありましたが、今回のコンビはかれには合っていると感じました。

 ほとんどのキャストは見慣れた日本でのキャストなので、落ち着いて楽しめま し た。  アメリカではPapがとにかく大人気!彼はナンバーを歌っていない演技のみ のと きでさえ拍手がきました。 というか、トロイとエリックはほんっとに芸達者ですね。日本よりもさらに細か いと ころまで気行き届いていて、 驚きました。  

 これがはじめてのアメリカ観劇だったのですが、やっぱり客の反応が日本とは 比べ 物にならなくて、一緒になって 楽しんで、客も舞台を一緒につくりあげているんだな、と感じました。舞台の楽 しさ 倍増です!

 ただ、笑いのツボの違いに驚かされたこともしばしばでした。  特に、タール付けになった王様が出てきたとき、笑いが起きたんです!これは びっ くりでした。日本では息を呑む 音が聞こえたぐらいに緊張感のある場面だと思っていたんですが・・・うーん、 勧善 懲悪の考えがあるってことかな、とか一人で深読みしていました。

 二日目でやっと勇気を出して出待ちに挑戦し、ひそかに大好きなアリスことグ ウェ ンとの写真をゲット! 彼女のレントのCDを偶然そうとは知らずに愛聴していて、日本公演が終わったあ とに 気が付いたんです。が、私が彼女とたどたどしく話している間(nice to meet you は 日本語で何と言うのと聞かれて、ううんと迷いつつ、「あえてうれしい」かな、 と近 いのを教えました)、同行者になんとギャレットがにこにこして通り過ぎたと、 あと から教えられました!そんな・・・ギャレットとも話したかったのに・・・。  結局、グウェンと話し込んでいたのでほかのキャストさんはみんな隣をすーっ て感 じで、挨拶ぐらいでした。

eriさん、初渡米でビッグリバー三昧することができてよかったですね。グウェンともお話できてよかったよかった!またDCのレポも送ってくださいね。
BR>
DC再見レポ6月1,2日   Rieさん
5月1日までの公演が延長され、思いがけず再見できたDCカンパニー。滞在2日で3 回、その後シアトルへ向かい3日で5回、計8ステージ連続という自己最高記録の開 始です(笑)。前回はプレビュー初日と2日目に観て、ミスも多くまとまりが無か ったけれど、2ヶ月半経てしっかり仕上がっていました。でも逆に型にハマリ過ぎ と言うか、狭い舞台なりにまとまってしまい、爆発的なパワーが感じられなかっ たのが残念。。!あれだけ長い物語を、心地よく見せるテンポも今ひとつでした 。ライブの舞台は山あり谷あり。ロングランならば、より一層の成長も期待でき たのでしょうけれど。。2日マチネは少し空席がありましたが、両日ソワレは満席 。ラストMTの「The End」の台詞から拍手の嵐!公演は全体的に評判が良かったよ うで、それはやはり嬉しかったですね。

 ハックのクリスは、慣れてきた分動きがちょっと大雑把でした。♪Free at Last 前の退場がドタバタうるさかったり、ASLの流れで動いたり(「Runaway Slave run south ?」のsouthのASLに合わせてしゃがむとか)。棺から金品を盗むキングに身振り で「ダメだよ」と言ったり、20ドル金貨を貰ってずっと嬉しそうに眺めていたり と、相変わらず“素直な少年”。とても好感持てるのですが、ラストでもジムか らパイプを渡されて、ただ“パイプが戻ったのが嬉しい”感じ。違うよね?Tさん も言っていたけれど、それが“ジムの心”だから嬉しかったのよね。。?♪River in the Rain で見えた、二人の心の交流。一度はジムからの小突きもあって嬉しかった。。( ハックは小突き返さなかったけど・笑)。幸運なデビューを果たした彼はまだ18 歳。デフアクターであり続けるのは大変だろうけど、頑張れ!と応援しています 。  

MTとハックの声は、前よりハッキリ変えていました。ただ、MTの方を無理に作っ ていて力が入り過ぎ。クワストさんも書かれていた鎖のBGM、確かに迫力に欠けま した。体が横向きで、表情が見えにくいせいでしょうか?ギターとバンジョーが 舞台上手のパネルに掛けてあったのは、DCのニューバージョンですね。

ジムのマイケルは、常に安定した演技とのびやかな歌でDCカンパニーの柱でした 。あなたに会いに行くことも楽しみの一つだった。今度こそ、「次の舞台(願わ くばNYで)を楽しみにしているわ!」

3役演じるダレン。余裕が出てきたのかパップに遊び心がありました。小柄な体な がら動きは大きくユーモラスで、しっかり笑いを誘っていました。デュークの声 がChristopher Blochに変わっていて、彼の雰囲気とも、キングのハーモニーとも 合っていました。「舞台、楽しんでるよ」「またいつか日本に行きたいよ!」と ダレン。彼と写る写真はいつも変な顔の私だけど(笑)、それはギュ〜ッと抱き 寄せられるからなのでした。

MJも新たにSarah Darlingがキャスティングされ、おてんばでチャーミングなお姉 さまを好演していました。一番みごとだったのはキスシーンで、鮮やかにハック のファーストキスを奪い(笑)サ〜ッと駆け抜けて行った!何度も見た私でさえ 呆気にとられましたね。

トム・ソーヤ&Boys。元気一杯だったけれど、やはり♪We are the Boys出だしの 頭ピョコピョコから違う。。?何がツアーと違うのか??ワクワク感が薄かった です。トムのスタンレーに楽屋口で会ったら、「シアトルのみんなにヨロシクね !」。彼も青山に来て、日本を好きになってくれた一人でした。ありがとう!!

実は、この舞台との出会いがきっかけで、春からASLを習い始めました。まだ一月 半ですが、今までとは舞台を見る目が違っていてビックリ!英語だけより遥かに 感情が伝わってきたり、「あのサイン、きれい〜」と見とれたり(笑)。そして 何より、今までは「ASLできないから。。」とためらっていたデフアクターにも話 し掛けることができました。前回クリスには「Great!」(これ得意・笑)しかサ インしなかったのですが、「What’s up?」「Do you remember me?」などする と、「ASL覚えたの〜?」とささやかながら会話が続く(笑)。他にもリンダ・ボ ーヴ、そしてシアトルでもASLでたくさんの人と話せたのは、習い始めたことで勇 気を貰ったのだと思います。

ラストの夜。楽屋口で、大勢の客と話し込むビルを遠目に眺めて待っていました が、長くなりそうだし“シアトルでも会えるからいいか”とコッソリ立ち去ろう としたら(笑)後ろから「Are you leave〜?」と声を掛けられました(あ、気づ いてたんだ・笑)。私のことをお客さん達に、「彼女は日本から来てくれて、こ の後シアトルの公演にも行って。。」と説明。ビルもホントに“いい人”。「See you in Seattle !」と別れました。
Rieさんは日本でスタッフ以外では一番ビッグリバーをみた人なのではないでしょうか。3人のハック、ジム、メリージェーン、4人のマーク・トウェイン、を制覇したのはあなただけ!私はジムだけ2人しかみれていないわ。


6月3−5日シアトル   Rieさんの最終ツアーレポ
青山のビッグ・リバー初見から8ヶ月。メインキャストは替わってしまったけれど 、長い旅の終わりを見届けようと思っていました。でも映画の撮影を終えたタイ が戻ってくると聞いて、正直、前旅程のNYもDCも飛ばしてシアトルに向かいたか った!NYの劇場街を歩きながら、タイに会える喜びと、BRが終わってしまう寂し さとで胸が一杯になって、何度空を仰いだことでしょう。。!嬉しかったのは、 青山オフで知り合った、友人のTさんもシアトルにやって来たこと。楽屋口で声を 掛けてきたHさん共々、急遽渡米を決めたタイファン(後でタイに「You are SPECIAL !何人もの人が海を越えてあなたに会いに来るのだから」って伝えました・笑) 。もちろん、私をBRに誘いこんだ、もと宣伝推進委員長のクワストさんも駆けつ けました。

雨が多いことで有名なシアトル。この3日間も肌寒く不安定な天気でしたが、雨は 傘がいらない程度にパラついただけ。千秋楽のマチ・ソワ間には明るい日が差し て、「10月の青山のラストみたい。。」とちょっと感傷的になりました。無我夢 中で観た5ステージ。気がつくとタイばかり追っていた気配もあるのですが(笑) 、シアトルでのベストシートで観劇した、6月5日マチネを中心にレポします。

A列−1番前の右端でしたが、幅のない舞台で前が湾曲している為、グッドシート でした。オープニングでマーク・トウェインに注目していると、何やら目の端に 動くものが。。本の後ろで待機している、ハックの素足がブラブラ揺れています 。思わず目線はそちらに釘付け(笑)。パイプの煙も立ち上ってきました。たく さんのワクワクシーンがあるBRですが、このオープニングも何度観ても“物語が 始まる!”感で一杯です。

新しいMT、Michael Flaniganはまだ2週間。初見のDavid Aron Damaneはジムを演 じて2ヶ月半ながら、タイと組んでからは4週間。共に、もう少し時間が欲しかっ たとは思いますが、十分な仕上がりでした。マイケルF.は、MTとハックとの変化 が少なく演技に深みは無かったけれど、ダンのMTを素直に引き継いでいて好感が 持てました(そういえば、ハックに合わせて座ったり動いたりするシンクロ演技 は、ダンが始めたもの?)。何より声がタイのハックに合っているので私は気に 入りました。ただ声が細くて、コーラスになると食われがち。♪Light to Shine(rep.) では、ジムや舞台奥にいるアリスの歌のほうが目立って聞こえました。特にこの2 人は、ボリュームがあるのですけど。

デイビッドはいい声で歌も悪くないけれど、芝居が長い長い。。。「Considerble trouble 」とハックをからかうシーン、そして別れのシーンもた〜っぷり見せてくれます (笑)。背も高くガッチリした体で、実年齢は不明ですが、明らかに年配のジム だなという役作り。そのせいでもないでしょうが、ハックとの距離を感じました (♪World Apartsでは、2人のサインが微妙にずれていた)。ちょっと歌い過ぎる 傾向があり、ソロナンバーはともかく、デュエットでもメロディーをアレンジす るので困りもの。聴かせる曲はシンプルに歌って!と私は思うのですが。。でも この日の♪River in the Rainはいいムードで、二人の信頼が目に見えるようでし た。

トロイとエリックの、PapとDuke/kingコンビはもう完璧!と見惚れました。前に “ASLの表現はどこまで個人で変えられるのか?”という疑問を持ちましたが、Pap がハックに殴られた後のサインも、DCのダレンとは違っているのに気がつきまし た。「I’m Tired/Rest/Kill You」→「I’m Rest/Tired/Kill You」と微妙な違 いですが、口話と同じく、役者それぞれ表現方法が違うのだな。。と思います。 そういえば同じサインでも、DCとシアトルでは“違う雨”が降っていました。DC は柔らかな霧雨。シアトルでは強めの、ザーッという音が聞こえてきそうな雨。MT の歌も、それに合わせたものでした。

1番前ということで、マイクを通さない生の声も聞こえてきました。スコット&ラ イアンの♪Arkansasもお気に入りの一つですが、いつもながらハツラツしていて 、顔がほころんでしまう!メリッサのMJは、髪型のせいもあるかもしれないけれ ど(NHで観た、ギャレット対応(?)と同じ)以前より清楚な感じ。キスシーン は原点に返ったようで、キスの後彼女に引き寄せられるハックと、恐れるように 逃げ去るMJ(笑)。シアトルでの♪The Only Way to Goは、殊のほか心に染みま した。そしてベンのサインは、見るたび早くなっていました。せっかちなトム・ ソーヤに合っているのですが、とても読めはしません(笑)。タイがツアーを離 れたサクラメント公演と同じく、千秋楽のラストシーンでは「So Long Huck!」 のアドリブがあって、思わずグッ。。ときました。

1ステージごと、ラストに向かってキャスト全員、力が入っていくのが分かりまし た。台詞はどんどん長くなるし、BoysやNonesuchのアドリブも凄いスゴイ(笑) 。自然に芝居のリズムは狂うのですが、もうキャスト寄りの気持ちの私は「あ〜 あ」と思いながらも、胸がつまって。。。実はラスト3ステージは、オープン直後 の♪Go to heavenから、もう涙ボロボロでした。

タイのハックは。。大人であり無垢な子供でもあり、とてもひと言では語れませ ん。約4年演じ何人ものキャストが替わって、その度彼のハックも変化していった はず。私が見たのはラストの8ヶ月ですが、共演者たちの演技や感性をスルスル吸 収し、驚くべき成長を遂げたと確信しています。ハリウッドデビューも果たし(NY では一日違いで見られず。残念!)まだ未定の、次の舞台への期待もあります。 ハックのイメージに重ねると、“暗闇にあっても、なお輝いていて欲しい”と願 う存在。。いや、彼も人間(爆)!無理をせずノビノビ、そのままでいて欲しい とも思います。

タイも他のキャスト同様、力が入っていました。もともと、とても丁寧なサイン をするのですが、♪River in the Rainの「I Love You More」など、本当に一つ 一つに感情がこもっていました。ただ初めからシリアスに見えてしまったので、 二幕で悩み抜き、ジムを救う決意に至るまでのメリハリが薄れてしまい残念です 。長いツアーのラスト、想いが深いほど冷静にいかないのは当たり前かもしれま せんね。

いい感じにくたびれた、衣装に小道具(千秋楽、Nonesuchで銃がバラバラに!) 。雨避けのキルトの穴は大きくなり、ハックの帽子で塞ぎきれなくなっていまし た(でも穴ぐらい縫いましょうよー笑)。シアトルでは、久しぶりに“聞こえな いはずの歌”が聞こえ、その音楽は、この舞台に出会ってから何度も抱いた感謝 の気持ちと共に、胸いっぱいに満ちていました。

千秋楽の舞台はあっけなく幕を閉じ、オールスタンディングながらも、アンコー ルはただ一度でした。ともあれタイがラストを飾り、BRを愛する仲間と見届けら れたことが、何より嬉しかった。。!いつかまた何処かで、このカンパニーの人 達と再会できることを願ってやみません。もう一度、『ビッグ・リバー』に関わ った全ての人へ「ありがとう」。そして、I LOVE BIG RIVER!!

Rieさん、管理人がDCレポもシアトルレポもすっぽかしているのに、ちゃんとレポートを提出してくださってありがとうございました!この8ヶ月間本当にいい経験ができましたね。真にConsiderable Trouble, Considerable Joyをいく「おっかけ体験」になったと思います。


   題名
あなたのレポートをお待ちしています!


トップに戻る