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薔薇十字の覚醒
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BH中にもそろそろ薔薇十字会運動に関するページがあっても良いでしょう。フリーメーソンと並んでエソテリックなオカルト趣味の人々の間でもてはやされている薔薇十字会運動ですが、それを歴史文化現象として学術的に研究する伝統は決して長くありません。その方向転換のきっかけを与えたイェイツの大問題作『薔薇十字の覚醒』以降で見ていきましょう。近年では、Carlos Gilly を中心にイエイツの過ちを修正する優れた作品が生まれています。まずは、研究の基礎として、最低限のマスト・アイテムを集めます。このコーナーのタイトルはもちろん、邦題にあやかっています。
ディープ・ゼミも、よろしく (初心者可)。![]()
Bernard Gorceix 著
『薔薇十字の聖書』
La Bible des Rose-Croix, Paris, PUF, 1970.
『ファーマ』以下3書の翻訳とイントロ。
F.A.イエイツ 著
『薔薇十字の覚醒』
The Rosicrucian Enlightenment, London, 1972.
問題作。下に挙げた邦訳(工作舎、1986年)で良いでしょう。
John Warwick Montgomery 著
『ヨハン・ヴァレンティンアンドレエ(1586-1654):神学者のフェニックス』
Cross and Crucible : Johann Valentin Andreae (1586-1654)
Phoenix of the Theologians,
2 vols. Nijhoff, Den Haag, 1973.
いろいろ問題ありと言われていますが、参考まで。
Roland Edighoffer 著
『薔薇十字とヨハン・ヴァレンティン・アンドレアレによる理想社会』
Rose-Croix et societe ideale selon Johann Valentin Andreae,
2vols. Neuilly-sur-Seine, Arma artis, 1982-1987.
Gilly 以前では、これがベストと言われています。
以下に挙げるクセジュ文庫の『薔薇十字会』の著者です。
Carlos Gilly 編
『ヨハン・ヴァレンティン・アンドレアーレ:薔薇十字会のマニフェスト』
Johann Valentin Andreae: Die Manifeste der Rosenkreuzerbruderschaft,
Amsterdam, 1986, 25Dfl)
F.A.Janssen 編
『クリスチァン・ローゼンクロイツの世界:ヨハン・ヴァレンティン・アンドレアーエ
と薔薇十字会マニフェスト』
Das Erbe des Christian Rosenkreuz: Johann Valentin Andreae
und die Manifeste der Rosenkreuzerbruderschaft 1614- 1616,
Amsterdam, Pelikaan, 1988)
これは、オールスター国際会議論集です。
Carlos Gilly 著
『アダム・ハスルマイアー:薔薇十字会マニフェストの創始者』
Adam Haslmayr: Der erste Verkuender der Manifeste der Rosenkreuzer,
Amsterdam, Pelikaan, 1994.
薔薇十字問題の新時代はここから。
Carlos Gilly 編
『キメリア・ロードストローティカ:
1610年-1660年の間の手稿と印刷本から見た薔薇十字会』
Cimelia Rhodostaurotica: Die Rosenkreuzer im Spiegel der zwischen 1610 und
1660
entstandenen Handschriften und Drucke,
Ralph White 編
『薔薇十字の覚醒再考』
The Rosicrucian Enlightenment Revisited,
イェイツの再考本。学術というより少し軽い目のタッチ。
日本語で何が読めるのか?
世界の優れた新しい研究に根差したしっかりした文献は出されていない
のではないでしょうか?以下のものだけを参考に挙げておきましょう。
F.A.イエイツ 著
『薔薇十字の覚醒』 (工作舎、1986年)
取り敢えず、ここから入って下さい。
ヨーハン・ヴァレンティン アンドレーエ、種村季弘訳
『化学の結婚』 (紀伊国屋書店、1993年)
イェイツの中にも『ファーマ』等の翻訳が入ってますが、
ドイツ文学専門家としての巨匠の決定版です。
エディゴフェル著
『薔薇十字団』 (白水社、クセジュ文庫、1991年)
今は入手できないのかな?一番お手軽な入門書。
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