〜〜本当にあった 摩訶不思議な体験〜〜
 

其の壱




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   コップの酒

   じ い じ

   ありがとう

   殺人現場の掃除

   マネキン??

   おかえりなさい

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摩訶不思議




 


便利屋を10年もやってると・・
 ほんと・・色々な信じられないような体験をします。。
ここでは、そんな摩訶不思議な体験談でも・・
主にオカルト??になるので、その手の話の嫌いな人は読まないほうがいいかも??

   

 

  コ ッ プ の 酒  

 ある年の、時期は忘れたけど・・
「年寄りが入院しちゃったので、多分当分帰ってこられないから、荷物の処分御願いできますか??」 との依頼。。。「あ・・昨夜あたり亡くなったのね。。遺品整理ね。。(私の心の叫び)」。。
毎度のことながら、亡くなってても・・・
依頼主っていうのは、断られると思い、本当の事は電話口では言わないのよ。。

大体が、作業中に近所の年寄りが見に来て、そこで亡くなったのがわかるのだけど・・・

現場に着くと、男の1人暮らしだったらしく、けっこう散らかっていたが・・・
俗に言う 『ゴミ御殿』 とは、程遠いもの。。ま、私の部屋よりはマシ。。
敷きっ放しの布団の周りには、焼酎のペットボトルが散乱していたが 
(・・って言うか、きれいに並べてあった。。)

この商売をしてるとニオイで、生きてる部屋か亡くなった部屋か、わかるようになるけど・・
(注:花粉症の時期はわからん。。。)

この時もニオイ(死臭)でわかり・・・
「ここの人も酒が好きだったのね。。(私の心の叫び。。)」

 作業を始める前に、仕事車から焼酎と、現場の台所からコップを2つ持ってきて
(モチロン洗ってからね。。)、お清めの為、TVの上に焼酎を入れたコップを2つ 
(片方は私の分) と、線香代わりに火を点けたタバコを置いておいた。。

 私は、口濡らし程度に焼酎をなめて作業を始めたが・・・
途中で、一服の時に・・・ 「?????」
 「ん??・・あれ??・・尻でも気付かずに、当ててこぼした??・・でも濡れてね〜〜し・・・」 「蒸発した??・・・俺のコップは減ってねぇ〜〜ぞ。。」・・・この間30秒位、私の頭が混乱してたが・・・
「あ!!!!・・・飲んだのね。。んじゃ、もう1杯ついでおくわ。。ここにいる内に飲んどきなよ。。」

作業中に何度か、コップを見てみたけど・・・
1杯目は、半分ほど減ったが、それ以上は減らなかった。。
最後の頃は、コップを畳の上に置いておいたけど、減りはしなかったので、最後に片付けたけど・・・
 作業終了後、ガラ〜〜ンとした部屋に手を合わせて帰ってきたけど・・・

私は、遺品整理を依頼された時は、酒の瓶が部屋に転がってると、お清めの意味で、コップに酒をついでおくけど・・・
コップの酒が減ってたのは、今の所、ここの現場だけです。。

 


   じ い じ

オヤジさんが亡くなってからしばらく経つので、荷物を処分して欲しいとの依頼が・・
ここの現場の片付けは2回目で、オヤジさんが亡くなってすぐの時に、一度ちょっとした片付け ( 空き缶や食品等、寝てた布団や衣類など+簡単な掃除 ) をやった現場です。

その後、しばらく空き家にしておいた家だけど・・・
夏場の草刈などは頼まれていた。。

 

この現場は、周りが畑や山で、一部宅地造成とかしてたけど・・
道路も農道のみで、車の通りも殆ど無い場所なので、子供を遊ばせておいても大丈夫だと思い、父ちゃん片付け・・かみさんと子供は遊び・・で、現場に行った。。

 

この時、長男は2歳半で、けっこう話始めた時期だったけど・・
とにかく、ちょこまかと遊びまわっていた。。

遊び飽きたのか、私の見える所にきて私の作業を眺めていたが・・・

「おとう、じいじ・・・じいじ寝てる。。」 と、言ってる。。

「じいじは、○○(私の実家)にいるから、ここには居ないよ・・」

「○○のじいじ・じゃない・じいじ・・寝てる。。』 と、指をさしているので、「何処に寝てるの??」 と聞いてみたら・・・「おとうのあんよ(足)のとこ、寝てる・・」

 

ゾ〜〜・・っとはしなかったけど・・

指をさしている箇所が・・たしかに、前回作業した時に布団が敷いてあり、オヤジさんが亡くなっていた所。。

 

整理をしてたら、写真が出てきたので、自宅に帰ってきてから、別の人の写真を何枚か混ぜて・・「どのじいじが寝てたの??」と、聞いてみたら・・・合ってる。。。

旅行の時の集合写真もあったので、「どのじいじ??」と聞いてみても・・・

合ってる。。

 

子供には見えるらしい。。

私には、もう見えなかった。。。
 

 

   あ り が と う・・・え??まさかね??

年間契約をしている、お墓管理。。。
依頼人のお墓参りに合わせ、春・秋の彼岸前と夏の盆前に、草取り+墓石洗いとかをやってるけど・・・

ある年の秋彼岸前に、墓掃除をするのをすっかり忘れていて・・・
気がついたのが、お彼岸の墓参りの前日の夜10時頃・・・
慌ててお墓掃除に行ったけど、夜の墓場は気持ちのいいものではない。。
依頼主の墓掃除も終わり、帰ろうとしたんだけど・・・
近くのお墓の草がけっこう伸びていた。。ま、あまり手入れのされてないお墓なので、除草剤だけは、勝手に毎回撒いておくんだけど・・

私の育った地方では、お墓ってのは、昔からのしきたりで、そのお墓の家のもの以外の人間は、例え墓石や木碑が倒れていようが、草だらけだろうが、,断りも無くは一切手出しできないことになっているのよ。。このお墓のある地域は、どうだかわからないけど・・
「どうしようかな〜〜??・・ついでだから、ちょと草だけでも抜いといてあげよかな〜〜〜・・」と思い、草取りだけやって・・・帰ろうとしたら・・・

「ありがとう。。」・・・「え??空耳??・・」

きっと、空耳。。。


 殺 人 現 場 の 掃 除

今では、珍しくも、何ともなくなった殺人事件。。。
そんな、殺人現場の掃除のお話。。。

「昨夜、酔っ払っちゃって、階段から落ちちゃって、怪我しちゃって、今から病院に連れて行くんだけど、血が付いた所の掃除とか、布団の処分とかやってもらえる??・・やってもらえるなら、玄関は開けておくから」・・・との依頼が・・・

電話口で金額 ( 「だいたい¥2万くらいね・・」 ) を伝えてから現場へと向かったが・・

現場に着くと・・・
あら・・見事に血だらけ。。。

玄関マットには大きなシミが・・
トイレや階段の壁にいたっては、手のあとが ( ちょうど、雨の日に車のガラスが曇り、手で拭くと・・あんな状態と思ってもらえれば・・ )・・・が手の高さに、ず〜〜と付いてるし・・所々に、『じゃんけん』 で言うパーの跡が・・
布団はモチロン血だらけ ( 乾いてないし・・)


血だらけ・・ってて言っても、ここを見ている人でペンキ塗りをやったことのある人なら、わかると思うけど・・・水性塗料1回塗りの500娑未任癲⊃紊杷めずに風呂場やトイレの壁全体を塗っても、足りるくらいの量でしょ。。イメージの浮かばない人は、デル○ンテでもカ○メでもいいからトマトジュースのショート缶を1本、風呂場の床か道路にでも撒き散らしてもらえば、イメージがわくかと・・200佞らいでも、そこらの交通事故現場のアスファルトの血より多く思うから・・

私は、死臭のニオイは感じていたけど、血液も体液だからと思い・・
本当に怪我だと思って作業してた。。
雑巾は使い捨て・・
普段はゴム手袋などしないが、肝炎が怖かったので、手には手術用の薄い手袋。。。
顔には、通常作業で使うマスク ( 軍用じゃなく職人用のね。。)

ところが、毎度のことながら・・
近所の年寄りが見に来た。。

「聞いてる??」・・
「怪我して病院に行った・・と聞いてるけど・・血がすごいね・・」・・
「どうせ後でわかるだろうから話すけど、今頃は多分、警察で解剖してるよ・・」・・
「???死んだの??・・階段から落ちて??」・・
「殺されたのよ・・犯人は、すぐ逮捕されたみたいだけど・・」

 その後、作業に戻ったけど・・
気持ち悪いったりゃ、ありゃしなかったわ。。
血は、簡単に落ちるけど・・私の目に焼きついた血痕は未だに落ちん。。

現場に、親戚や葬儀会社とか、ぞくぞくと集まってきて・・
 その中での集金になったが・・
心の中では・・「殺人現場なら、最初に言ってくれ。。」 
思いっきり怒鳴りたかったが・・
遺族の気持ちを考えると・・・・怒鳴ることはできなかったし、足元見てると思われるのも嫌だったので、電話で言った金額のみの集金になった。。多分、¥30万だの、¥50万だの・・って言っても払ってもらえたろう。。
それくらいに、殺人現場ってのは、相場は高いし・・

自宅に帰ってきた時・・・
かみさんに玄関先まで、塩と日本酒を出してもらい・・・
日本酒は、まるまる1升を頭からかぶった。。

夕方のTVニュースを見てたけど、報道は無く、次の日の新聞の地方欄に、小さく載っていた。。。殺人事件は、交通事故や火事とと同じ扱いくらいに日常的になったのね。。怖い時代になったもんだ。。

TVドラマで見るような、人型のテープ、黄色い立入禁止のテープなども無く・・本当に殺人現場??・・って思ったが・・本当だったみたい。。
 

  


   マ ネ キ ン

今までで、一番にビックリした話でも・・
この商売していると、色々な人の人生の後片付けの依頼がきます。。(つまり、遺品整理のことね。。

ここを読んでいる、あなたなら人生の最後は・・・どう迎えたいですか??
ここで書くのもどうしようか??・・と、迷ったんだけど、現実を書いていきますわ。。

某鉄道沿いの山の下草刈りを依頼されたときのこと・・

現場に着くと、某特急列車が停止していた。。近くにいた作業員(?)に聞いたら、2つ前の踏み切りで飛び込みがあったとのこと。。肉片だか何だか拾っていたけど・・

ま、気分いいものではなかったけど、下草刈りの作業を開始した。。(何せ背丈以上に伸び放題だったので・・)・・刈り払い機をぶん回しながら、背丈以上の草と格闘していたら・・マネキンの頭部が落ちてた。。そこをちょっと後回しにして、その近く1〜2mくらいをやっていたんだけど、(ススキやセイタカアワダチソウなど、背丈の長いのを切る場合、倒す方向にスペースをつくらないと、やりづらいのよ。。)・・である程度のスペースができたので、マネキンの方の 草を刈ることにしたのだけど、マネキンが邪魔だから、足で蹴飛ばしたら・・・・あら、変な感触が・・


薄暗い所では、極端に視力の落ちる私・・俗に言う『鳥目』・・自分の顔を近づけて、見てみたら・・顔の部分が見えた瞬間・・・

叫びはしなかったけど、腰は抜かした。。まじで、シリモチをついた状態になり、立てなかったよ。。
急いでその場を離れたかったのに、足が・・足が震えちゃってゆうこときかないし・・走り出したと思ったら、すぐ転ぶし・・

警官だか作業員に・・「く・・く・・く・くく・・・・くび〜〜」って叫んだのは覚えてるけど・・

その後、ここの下草刈りは、数日後に完了したけど・・・翌年の依頼は断ったわ。。直に生首を見た現場など、気持ち悪くてやってられんよ。。

私は、自殺については、否定はしないけど ( どうせ他人の人生だし・・私自身、死にたい願望があったこともあるし・・)
ただ、人に迷惑をかける様な死に様だけは許せないのよ。。列車への飛び込み自殺は、どれだけの人に迷惑をかけると思ってるのかな??・・おまけに身体はバラバラになるし・・首は簡単に飛ぶし・・目玉も飛び出るし・・いいこと無いよ。。

でも、私が、一番頭に来たことは・・
年2回の作業依頼を、私から断ったことにより、翌年から〜〜の売上が¥10万減ったことね。。

                          おしまい。。。


   お か え り な さ い

ある年の、大晦日から2日くらい前のお話。。
電話に出ると・・「今から、すぐに、トラックで来て欲しい・・」とのこと・・この日の予定は2件だったので、依頼主には「水道破裂で急な依頼が入ってしまった為、時間が遅れる・・」・・って、告げ、急遽現場に向かった。。

現場に着くと・・
「親が危篤で、いつ亡くなるか分からない状態なので、帰ってこられるようにして欲しい」とのこと・・つまり、自宅から送り出す為に(自宅で御葬式)・・御遺体が帰ってきて、寝られる所と祭壇を置いたりするのに、部屋のものを全て処分してとのことね。。

とにかく、何時病院から連絡がある状態かわからなかったので、近所の人+依頼人+親戚連中で、ゴミ袋に詰めてもらい、ワタシは、トラックに載せて、処分場の往復の繰り返し・・私は仕分けをしたかったけど、そんな時間などありゃしない。。

4台くらい運んだところで、処分場の終了時間に・・

残りは、2台分ほどあったので、急遽近所の家の納屋へと運びこむことに・・

殆ど納屋に運び終え、親戚の人が掃除機をかけていたので、私は庭でタバコを吸っていたら、玄関から入って行く人が見えたので・・掃除機の音で玄関の声も聞こえないと思い、「誰かきたよ〜〜」・・って、庭から依頼人に声をかけてみたてその後で玄関に行ったら・・

「あらら・・」誰もいない。。

それから、まもなく、病院からの電話で、お亡くなりになったとのこと。。

「あ、帰ってきたのね。。おかえりなさい。。」

まるで、片付けが終わるのを待っていてくれたみたいに旅立ちました。。