琉球大学 木村政昭名誉教授 「地震の目」による地震&噴火最新予測
                                                     (2012年 1月24日)


以下は2011年8月9日に琉球大学 木村政昭名誉教授によって発表された「巨大地震&噴火予想図」です。

その後、2012年1月5日「今注意すべき大地震」(青春出版社)が発売され、下記の予想にも変化が見られます。木村氏によりますと、東日本大震災後の地殻変動で、地震の目が消えた場所や、新たなに成長しているものがあるようです。(最新地図は掲載できませんの、是非、上述の著書を参考にして下さい。)

尚、マスコミで騒がれている「東北はるか沖アウターライズ(日本海溝外構)M9超・巨大地震」については、「地震の目が存在しないので、少なくとも30年は起こらない」「東日本大震災の際、この地域ですでにM7が起きており、M8さえ起こす力はない」と明確に否定しています。

●木村教授の「巨大地震&噴火予想図」(2011年 8月9日のもの)



新著で指摘された「変化」について、以下にまとめます。

@「千葉県銚子周辺」にあった地震の目(M6.7 2012年±3年)は、東日本大震災の影響で消滅している。「鹿島灘のストレス」も同様に抜けた

A延宝津波地震に似たタイプの「房総沖地震の目」(上記地図 2012年±3年)については変更が無く緊急度が高い。

B新著で新たに「房総半島東方沖」(相模トラフ沿い・房総沖)大きな空白域を木村教授は指摘している、これもAの震源同様、2012±3年発生の予想。(もし、木村教授の指摘する「房総沖の2つの地震の目」が連動すると、かなり大きな地震になる可能性があります。)

C「伊豆東方(八丈島)東方沖」緊急度の高い地震の目が出来ている。

D上記地図「鳥島南方」巨大地震の目が(前回M7.2 2019年±3年の予想地域)が急成長している。(今回予想はM8 2018±3年

E「秋田沖」「空白域」が存在し、注意が必要。

F「伊豆南方沖(東海はるか沖)」「空白域」があり、今後注意が必要。

G富士山のマグマだまりが膨張し、山梨、長野、遠州灘、相模湾周辺をはじめとする「富士山を取り巻く円周」で地震が増えている。2015年までか、遅くとも2020年まで富士山は噴火すると予想される。
※参考資料(最近、静岡〜山梨で多発する地震について

H「島根空白域」のストレスは残っているように思われる。今後警戒しておく必要がある。

I「別府湾沖」空白域があり気になる。

J「長野周辺」ストレスが「長野県北部地震(M6.7 震度6強)」で抜けたかどうかわからない。新潟焼山、草津白根山、浅間山、御嶽山、白山など、周辺の火山が噴いていることを考えると、「飛騨空白域」(阿寺断層北方)や「岐阜断層帯空白域」にも注意が必要

K「東海、東南海、南海」のエリアにストレスはあまり蓄積されていない。東海地方のストレスは2009年の駿河湾地震(震度6弱)で完全に抜けている。地震の目が出来ていないので、この地域の巨大地震は、2040年以降

L首都(東京)直下型地震については、もちろん警戒は必要だが、今のところ「地震の目」はない

M北海道周辺では、東日本大震災で破壊されていない三陸沖北部圧力が残る。このストレスが北海道の火山を次々に噴火に導く可能性は否定できない。また、千島列島からカムチャッカ半島巨大地震による津波にも警戒が必要。(詳細は著書をご覧下さい。)

後は、ほぼ上記地図通りの予測となっております。

詳しくは新著をご覧下さい。木村理論の仕組み、阪神大震災以降の地殻圧力の傾向、今後の流れ等がよくわかります。

(まとめ終わり)

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上記の分析を見ますと、先日の記事にある北大・森谷武男博士「北海道襟裳観測点の巨大地震エコー」は、「房総半島沖〜相模トラフにかかるエリア」が中心であるように思われます。あとは、この海域を中心に、相模湾、伊豆諸島の海域、茨城沖方面にどのくらい広がるかが焦点になるのでは無いでしょうか?

岐阜県各観測点や福井県大野市「平成の湯」ランド濃度3/11前兆よりもはるか高いのは、今回の方が「予想震源が近い」のに加え、「長野周辺のストレス」「飛騨空白域」「岐阜断層帯空白域」の影響と考えるとスッキリします。
(森谷博士のデータが前回より少し大きいだけなのに対し、岐阜や福井のラドン濃度データは3/11前兆の約3.5倍程度と非常に大きい。)
●参考記事これから起きる巨大地震について(2012年 1/21記載)

中部山岳地帯の火山が多く噴いているのは、歯磨きのチューブで考えるとわかりやすいです。噴火が多いと言うことは、それだけ押される「圧力」が大きいと言うことです。目に見える火山同様、相当な圧力がかかっているはずです。

小さいチューブ(=マグマだまりのたとえ)は小さい力押しても噴きますが、富士山のような大きなチューブが噴くのは、もう一つ大きな力が加わった後かもしれません。その意味では、房総沖の巨大地震とその後の富士山の動きには注意してゆきたいと思います。

今回の「巨大データ(地震エコー&ラドン濃度)の源」について、「木村理論」を元に考えてみました。

最後の章については、素人の予想に過ぎませんので、参考程度として下さい。

尚、「東北はるか沖 M9超・アウターライズ巨大地震」については、私はその可能性を否定するものではありません。専門家から警告がなされている以上、これについてもしっかり注視してゆきたいと思います。


今後、「地震」に関する記事はブログ「コーヒー日記」にではなく「フレッシュビーンズ ホームページ」の「コラム」に書き入れます。(資料やグラフを多用するためです)