2012年 3月14日発生 東北アウターライズ地震について

資料1 3/14に発生した地震の震源地

資料2 三陸沖地震は日本海溝外構 

3月14日に千葉県東方沖M6.1(震度5強)、三陸沖M6.8(震度4)の地震がありました。両者ともひずみの蓄積が指摘されていた地域だけに意外性はありませんでしたが、今後、どのように推移してゆくかが問題です。

特に目を引いたのが、今までの余震域の外、三陸沖のアウターライズ(日本海溝外構)で起きた地震です。今後、遅かれ早かれアウターライズでの大規模な地震を指摘する研究者が多く、その場合は昭和三陸地震のように、陸地から離れた震源で大きな揺れを伴わないにもかかわらず、津波の規模が大きい地震が考えられます。

今回はM6.8でしたが、これが昭和三陸地震のようにM8.1(〜Mw8.4)の規模となりますと、大津波を伴います。昭和三陸地震の際は津波最大高が28.7mに及びましたので、東北地方はまだ警戒が必要だと言えます。

阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災をはじめとして、国内のすべての巨大地震を事前予知してきた琉球大学 木村政昭名誉教授は、三陸沖アウターライズにおける巨大地震の目を指摘しています。

以下に2012年 1月14日に発表された巨大地震予想図がありますが、今回の震源の少し南
2020年±3(M8.0)と記されています。

今後もこの海域での余震を繰り返しながら、最終的な本震にいたる可能性がありますので、そのつもりで備えをしておくことが大事だと思います。数年後に想定されているM8クラス本震以外にも、比較的大きめの余震が考えられます。

尚、木村先生の地図にありますように、富士山噴火や、石狩湾北方八丈島東方沖琉球諸島での地震予測発生年号射程に入っていますので、こちらの警戒も必要かと思われます。

とりわけ、関東の沖合にある地震の目は大きく、マグニチュード9と記載されているので、太平洋側の地域は巨大地震や津波に対する想定や準備が急務と言えるでしょう。

三陸沖アウターライズ地震については、地震雲による予知で的中率75%をほこる元東大地震研究所員 国際地震予知研究会宇田進一氏M9.2の超巨大地震を予測しています。津波の高さ東日本大震災の2倍に及ぶ、数千年に一回レベルの津波地震だということです。

規模こそ違いますが、木村先生の予測地域と重なりますので、目を離せないエリアであることは間違いありません。

資料4 宇田進一氏の指摘するアウターライズ震源地

資料3 木村名誉教授作成 巨大地震&噴火予想図

国際地震予知協会 宇田進一氏の見解については、以下のリンク先をご覧下さい。

国際地震予知研究会(IAEP) 

(一部引用開始)
3月の下弦(3/15前後3日間)からは注意が必要ですと述べましたが、ほぼ予測通り下弦-1日にアウターライズ地震の前震の一つと考えられる地震が発生しました。まだ下弦の引力の影響範囲を脱していないことと、非常に敏感な観測点である伊勢観測点では、本日(03/16)約3万/10分のやや高い値が午前中から観測されていることから、ここ2、3日は一応警戒が必要です。
 もしもここ2、3日を無事に過ごす事ができたなら、M9.2は何時発生するのかが非常に重要です。残念ながら明瞭に答える事が出来ないのが申し訳なく思います。 Hi-netのアウターライズでの発生状況や、前回(03/01)に述べたJAMSTECのアウターライズに配置した地震計のデータが公表されれば、ある程度の精度で予測できる可能性はあります。
 精度は落ちますが、現時点での種々のデータを見ると、 1年も2年も先という程の話ではないように思えますので、巷間言われている準備が必要です。前回以前に述べた事を再読していただきたく思います。(引用終わり)

地震雲と地震予知(宇田進一氏出演ユーチューブ画像)


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