
下は問題の写真を反転したもの。
 『庶民御宿』
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この文章と写真は、2005年8月12日、コミュニティ「つげ義春」に投稿されたものである(ただし、反転とマンガのスキャンは当会による)。投稿者名は砂人、SM雑誌にイラストを描く絵師だ。砂人氏の言うように、この写真が『庶民御宿』の元になったのは間違いないように思われる。
つげが撮影写真を絵の下敷きにしていたことはよく知られているが、実際にどの絵にどの写真が使われているのかについては、未だ判明していないケースが多い。判明している極少数も、後日公表されたつげ所有の写真や、馴染み深いグラフ誌に掲載されたものばかりで、つまり、ほとんどが作者自身の手で種明かしされている。かつてSF作家にして機関車マニアの野田昌宏が『ねじ式』機関車の元写真を探し当てたというが、今回はそれ以来とも言える快挙、つげ資料の中でも特A級の情報であるだろう(転載を快諾していただいた砂人氏にこの場を借りて御礼申し上げたい)。
貴重さをいっそう増しているのは、この写真が、氏のようなアンテナを備えた人でなければ、そもそも目にすることすらないものだということである。それが5000余のつげファンの眼前にもたらされたのは幸運というほかなく、氏を呼び寄せたミクシィは、確かに強大な力がある、有用な場であるといえる。(この項つづく)
【参考リンク:HP「犬屋哀玩堂」、砂人さんのmixi】
高田馬場つげ義春研究会HP班 - 5月13日21時21分更新
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