U M A
Unidentified Mysterious Animal
未知生物
ニュー・ネッシー
1977年4月25日、日本の海洋トロール船「瑞洋丸」が、ニュージーランド沖で操業中、奇妙な姿の腐乱屍骸を引き上げた。
その姿は、イギリスのスコットランドに存在すると言われるネス湖の怪物、ネッシーを思わせた為、「ニュー・ネッシー」と名付けられた。
しかし、その屍骸は腐乱が激しく、他の魚を傷めてしまう為、数枚の写真と、ヒゲ状の部分のみ持ち帰られ、屍骸は海に廃棄された。
ニューネッシーの屍骸
未知生物学者 T・エバンの日記より抜粋。
1977年6月18日
ネス湖の怪物によく似た生物が海で発見された。
この事実を知った時、ネス湖が湖底で海と繋がっており、ネッシーはそこからネス湖と海を行き来しているという仮説を思い出した。
この未知なる生物の存在を証明するべく、調査に乗り出したのである。
<中略>
1983年11月23日
ある日、偶然にも、未知生物の目撃情報を入手した。元陸軍大佐が、その重い口を開いたのである。
「これは一体何なんだ?」
ビーチコーミングを日課にしている元陸軍大佐A氏(本人の強い希望により、名は伏せる。)は、思わず口にしたと語った。
ビーチコーミングというのは、海岸を散策し、漂着物の収集、観察を行う事だと氏は教えてくれた。
「確かに、海岸には色々なモノが流れ着く。時には、イルカやシャチ、ウミガメの屍骸なんかも漂着している事もある。だが、私が見たアレは、今まで見た事もないヤツだった。」
氏は、当時の状況を思い出した為か、ひどく興奮していた。
退役したとはいえ、軍人をここまで動揺させた、その漂着物について非常に興味が湧いた。
「いつもの様に海岸を歩いていると、遠くの方に、海鳥がたくさん集まっていたのを見たんだ。近付いてみると、そこには大きな生物の屍骸が横たわっていた。最初、クジラでも流れ着いたかと思ったが、すぐに違うと判った。
その長い首、ヒレのような四肢。私は直感した。なにかとんでもないものを見つけてしまったと。」
「私はひどく動揺した。これでも元軍人だからね。戦場で、弾丸の雨やら爆弾の嵐をかいくぐった男だ。多少のことでは動じないと思っていた。でも、アイツを目の前にした時、心底体が震えたよ。」
苦笑いを浮かべたその顔を見たとき、氏が当時、どんな恐怖に襲われたのか、察しがついた。
「その後、その生物の屍骸はどうしたのですか?」
「私には、どうすることもできず、昔の同僚に連絡したよ。」
「つまり、軍、ですか?」
「ああ、そうだ。私が現役の頃、部下だった男だ。今でも家族ぐるみでつきあっておる。信頼できる男だ。彼なら何とかしてくれる、そう思った。」
その後、軍が到着し、すみやかに屍骸を回収していったという。
「そのときの写真等はありますか?」
「何枚かは撮影したが、すぐに没収されたよ。いや、抵抗はしなかった。彼に迷惑をかける訳にはいかないし、それに、軍とはそういうものさ。」
氏は笑って答えた。
「最後に、何故、語ってくれる気になったのですか?」
「私は世間では、大嘘つきだの、ボケ老人だの思われておる。確かに、こんな話、誰も信用してはくれんだろう。だが、君は違った。真剣に私の話を聞いてくれた。君になら、この事実を打ち明けてもいいと思ったからだよ。」
氏の顔は、満面の笑顔だったことを、よく覚えている。
数年後、氏の家族から封書が届いた。
その手紙で、氏が亡くなられた事を知った。
晩年は、私の話をよくしていたという。
封書には、私宛ての、氏の手紙が同封されていた。
家族ですら目を通すことを許されなかったそうだ。
封書の中には、氏の直筆の手紙と、一枚の写真が入っていた。
私は震えと涙が止まらなかった。
「軍にも家族にも秘密にしていたこの一枚を、君に託す。」
ニュー・ネッシー事件は、NABEの心に大きく焼き付いた事件でした。
もし、ニュー・ネッシーが、腐乱せず、海岸に漂着していたら・・・。
そんなテーマで作ってみました。
今回、紹介した日記とカラー写真はフィクションです。
ネッシー本体は、スカルピーで製作、背景は、グアム旅行記の海の写真です。
人物は、タミヤのプラモデルの兵隊です。
結局、ニュー・ネッシーの正体は、○○○でしたが、いつの日か、未知生物が確認されればいいなと思っています。
ニュー・ネッシーが知りたくなったら

↑ここにアクセス!↑
引っ越しされるそうです。新しい方のURLはコチラ
↓↓↓↓
http://homepage3.nifty.com/Daiou3/