横浜ドーム関連情報データベース

横浜ベイパーク@高島ヤード

横浜にドームはいらないけど
ボールパークは欲しいな横浜ベイパーク・アット・高島ヤード

by B_wind
(since 2001/10/02)
up date2002/10/06

 本サイトは,横浜ドーム関連情報のデータベースです。横浜ドームに関連する新聞記事やWebニュース等についてはできるだけ原文のまま掲載し,書籍に関しては一部を抜粋し掲載してあります。
 本サイトは,あくまでも個人サイトであり,本サイトの目的は第一に,横浜ドームに関連する情報をできる限り収集し,記録として残すこと,第二にその情報に基づき,「横浜ドーム」に関する認識を深めること,です。
 掲載記事等に支障または誤りがある場合は,管理人までご連絡ください。tk1136@kf7.so-net.ne.jp

横浜新球場を勝手に命名してしまいました。
都心部再開発といえば,ボルティモアのオリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
そのオリオールパーク・アット・カムデンヤーズに因んでものです。
カムデンヤーズも確か操車場跡地
新球場予定地も高島ヤードという旧国鉄の操車場跡地
いまでもその横を貨物線が走っています。
下の写真が新球場予定地です。



横浜新球場予定地(2001.9.24)

宮城球場 内野にも天然芝 ライブドア改修イメージ 2004/10/22河北新報社(2004/10/24追加)
「日産スタジアム」改称を正式発表 2004/10/07日刊スポーツ(2004/10/24追加)
広島新球場計画、暗礁に 2003/11/27時事通信(2003/11/28追加)
ふさふさ人工芝増殖中 2003/08/03朝日新聞記事(2003/11/28追加)
人工芝張り替え完成披露式 横浜スタジアム 2003/02/26神奈川新聞記事(2003/02/26追加)
命名権有料貸し出しへ◆横浜国際総合競技場 2003/01/22神奈川新聞記事(2003/01/22追加)
GS神戸に「内野ファウルグラウンド席」 2003/01/21日刊スポーツ記事(2003/01/22追加)
新球場構想の行方は 2003/01/10神奈川新聞記事(2003/01/22追加)
広島新球場実現へ 2002/12/28中国新聞(2003/01/03追加)
wind160(2002/12/01) スタジアムに化学調味料をふりかけて(2003/01/22追加)
来年からのサッカーパーク運営NPO「総合施設に」 2002/10/19朝日新聞(2002/10/19追加)
校庭に芝生 文科省が補助,202校が導入 2002/10/13朝日新聞(2002/10/19追加)
ハマスタ,やっぱり人工芝2002/10/03 毎日新聞(2002/10/06追加)
グリーンスタジアム命名権導入 YAHOO (2002/09/18追加)
広島新球場と藤井寺球場の記事(2002/09/13)(2002/09/13追加) 
千葉マリン新人工芝は5億円 2002/09/07(報知)(2002/09/08追加)
W杯会場秋の気配(朝日新聞),地元負担64%にも(神奈川新聞) 2002/08/19 (2002/08/20追加)
04年,日本ハム球団が北海道へ 本拠移転の「損得勘定」 2002/08/17 朝日新聞2002/08/18追加
広島新球場 オープン球場案が最高評価 中国新聞 
(2002/6/8追加)
広島新球場 4案から選考へ 中国新聞 
2002/05/06追加)
wind79 (2002/4/25) ハマスタの正体(2003/01/22追加)
wind77 (2002/4/23) 新横浜市長と都市経営とプロ野球と(2003/01/22追加)
東京ドーム新人工芝を公開 日刊スポーツ 
(2002/03/16追加)
NEWS 3 by B_wind (2002/02/28追加)
NEWS 2 by B_wind (2002/02/17追加)
県野球協議会 18万人の署名を市に提出 2002/02/14朝日 
(2002/02/16追加)
NEWS 1 by B_wind (2002/02/11追加)
浦添ドームと広島ドームの話 
(2002/02/09追加)
新オーナー会社はTBS 横浜ベイスターズ 
(2002/02/02追加)
オリックス・ブルーウェーブGS神戸の運営管理権取得 
(2002/02/02追加)
東京ドーム 新人工芝導入 スポニチ,報知
(2002/01/24追加)
TBS“横浜ドーム”プロデュースへ 2001.1.13日刊スポーツ 
(2002/01/14追加)
ボールパークと多目的ドーム 2001.12.25 神奈川新聞 
(2001/12/30追加)(2002/01/01追加)
人工芝ドーム球場の下はやっぱりコンクリートだった 2001.12.13東京ドーム (2001/12/20追加)
特集 署名の提出 2001.12.18の新聞記事 (2001/12/19追加)
横浜ドームを実現する会44万5633人分の署名を提出 2001.12.18 Yahoo!JAPAN(2001/12/18追加)
横浜スタジアムフィールドターフの導入を検討か 2001.12.15 日刊スポーツ(2001/12/18追加)
無視できない天然芝のメリット 2001.12.11サンスポ(2001/12/11追加)
命名権ビジネス日本上陸 2001.12.1朝日新聞 
(2001/12/11追加)
魅力ある球場づくりに選手の声を 日本プロ野球選手会 (2001/12/10追加)
高秀横浜市長ドーム球場と市民球団をめぐる二つの発言 神奈川新聞 (2001/12/09追加)
東京スタジアムの命名権に5億円 Yahoo Japan 
( 2001/11/30追加)
43万人の署名が集まる 2001.11.16 読売新聞 (2001/11/28追加)
テリー伊藤と玉木正之氏の「日本プロ野球改造プラン」から 
(2001/11/24追加)
野球場・芝関係の決定版サイト「Kamome Town」本格オープン 
(2001/11/24追加
 天延芝に関する記事2題 朝日新聞の記事から 
(2001/11/14追加)
 リンク4 天然芝・人工芝 (2001/11/11追加)(update2001/11/13)
 リンク3 ドーム球場の技術力 (2001/11/11追加)
ゆめはま2010プラン素案 横浜市HP 
(2001/11/10追加)
「実現をはかる」 第三次新五カ年計画素案 神奈川新聞(2001.11.6) (2001/11/06追加)
 
リンク2 (2001/11/04追加
千葉マリンスタジアム天然芝へ nikkansports.com 2001.11.1 
(2001/11/01追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind 7 交通アクセス (2001/10/28追加)
ハマスタの構造 by TOMATO 2001.10.16 
(2001/10/22追加)
 新球場でスポーツ・ビジネス事始め 
(2001/10/19追加)
 ドームは市長の夢 神奈川新聞(2001.10.18) 
(2001/10/19追加)
 
森監督 横浜市長に直訴 神奈川新聞(2001.10.17) (2001/10/17追加)
 
横浜市長「開閉式で天然芝」 神奈川新聞(2001.10.16) (2001/10/17追加)
資料 「スポーツ産業論入門」(原田宗彦編著 杏林書院 1999)からの抜粋
(2001/10/14追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind 6 横浜スタジアム改築論(2001/10/13追加)
リンク1 横浜新球場関連サイト(2001/10/12追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind 5 経済効果(2001/10/12追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind 4 時代の流れ(2001/10/10追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind 3 ドーム球場 (2001/10/09追加)
哲教授物申す 月刊ベイスターズ10月号から (2001/10/06追加)
横浜ドーム球場の構想は 神奈川新聞「投稿を追って(2001.9.20) (2001/10/05追加)
横浜選手会(谷繁会長) 天然芝開閉式屋根付き球場を支持(2001.9.20)
神奈川県野球協議会 天然芝開閉式で署名活動開始(2001.9.19)
人気回復 まず芝から 朝日新聞夕刊(2001.9.18) 
(2001/10/04追加)
横浜ドーム雑感 by B_wind  2 本当の問題(2001.8.22)
横浜ドーム雑感 by B_wind  1 経緯(2001.8.22)
横浜ベイスターズ 横浜ドーム署名活動協力のお願い2001.8.17お知らせ (2001/10/25追加) 
「実現する会」署名活動開始2001.7.23 スポニチ (2001/10/28追加)
「横浜ドームを実現する会」のホームページの内容です。 (2001/10/18追加)
「横浜ドームを実現する会」が発足 神奈川新聞(2001.6.29)
横浜商工会議所ドーム球場建設検討 朝日新聞(2001.5.31)(2001/10/21追加)
横浜・中部オーナー新ドーム球場構想へ意欲 Hochi BaseBall.Park 2001.2.15 (2001/10/23追加)
横浜ベイスターズ「他球場とは差別化された全天候型球場の1日も早い建設をお願いします」
という主旨の要請文書を送った。神奈川新聞(2001.1.26)
MM高島地区にドーム 構想,一歩踏み出す 神奈川新聞(2001.1.18)
(2001/10/07追加)
屋根付きでキャパシティを広げた球場を作ることがファンサービス
大堀球団社長 2000.12.14 スポーツマネージメント講座から
(2001/10/21追加)
哲教授が大堀球団社長に迫る 月刊ベイスターズ2000年1月号から (2001/10/07追加
横浜ドーム構想で市長の二枚舌ZAKZAK98年10月 (2001/10/18追加)
山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 1 ドーム実現への願い 
(2001/11/08追加)
山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 2 市長は10年来のファン  
(2001/11/10追加)
山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 3 改革の時に 
(2001/11/10追加)
田中祥夫著「ヨコハマ公園物語」から 横浜スタジアム建設の秘話
 (2001/10/08追加)

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2004/11/03追加

毎日新聞(2004/11/03)

楽天参入:
球場利用の基本協定書を締結 三木谷社長ら

 プロ野球への新規参入が決まった楽天の三木谷浩史社長や田尾安志監督らが3日、本拠地の県営宮城球場(仙台市)を訪れ、宮城県の浅野史郎知事と球場利用に関する基本協定書を締結した。

 協定は(1)球場改修は球団の負担とする(2)新築部分は県に寄付(3)県は球団に10年間の球場管理を認める−−など10項目。楽天側が取得を希望していた球場命名権については、今後も協議を続けることになった。

 あいにくの雨で、グラウンド上で予定されていた同県主催の歓迎セレモニーが球場内に変更になったが、三木谷社長は「この天気の中、多くの人(約2000人)が来てくれて、改めて責任を感じている。参入球団として行った初めての正式手続き。興奮を覚えます」と心境を語った。

 その後の記者会見では「県民には『後出しじゃんけんのよう』と不信感みたいなものもあるが」と辛らつな質問もあったが、三木谷社長は「後から申請をして多大な迷惑をかけたことは、真摯(しんし)に受け止めている。一生懸命、よいチームを作り、よいサービスをやっていくしかない」と答えた。【飯山太郎】

毎日新聞 2004年11月3日 19時16分
Photo
改修後の宮城球場(時事通信)
楽天が3日に発表した県営宮城球場(仙台市宮城野区)の改修後のイメージ
全37ページ
三木谷浩史・楽天社長は3日、仙台市内のホテルで、県営宮城球場改修プランを、建設工事を請け負う鹿島建設の赤沼聖吾東北支店長とともに披露した。

 地域密着型の訪れた人々が楽しめる空間として、より快適に、より近くて、より自由に、と3つのコンセプトを基本とする。目玉は、ピクニック感覚で試合を楽しめるようにするため、球界初の試みとして一部外野席と公園を接続する。2つの工程に分け、第1工程は2005年3月に、第2工程は2006年3月に完成する予定。初期費用は、約30億円。11月9日から着工する。鹿島建設は、米大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地SBCパークを担当した経験がある。

 第1工程では、電光掲示板の設置や、水はけが悪いと言われる内野グラウンドを芝にする。ただ芝に関しては、天然芝に張り替えるか、天然芝に近い人工芝に張り替えるか迷っているという。また両翼約91メートルを99.7メートルまで拡張。日本一広いグラウンドを目指す。そのほか、球場のメーンスタンドに沿うように、既存で不足しているトイレやショップなどの設備を置く2階建ての施設を建設。さらに内野グラウンドのブルペンの部分などに内野席を置くなど、2万3000席を確保する。現状では間隔のない座席を一部を除いて固定席に取り替え、一部、ポール際の外野席にはベンチを置き、外野の真ん中は公園と隣接させる芝生席とする。

 第2工程では、トータル2万8000席の確保を目指すほか、第1工程で作る施設をVIP席やショップが増設できるよう4階建てにする。またバックスタンドにひさしを設置する。

 50年の伝統を持ち、数々のドラマを生み出した県営宮城球場が、新球団の誕生とともに大きく様変わりする。

[ スポーツナビ 2004年11月3日 16:32 ]

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2004/10/24追加

河北新報社(2004/10/22)

宮城球場 内野にも天然芝 ライブドア改修イメージ

ガラスで覆われた宮城球場の正面(上)と、観客席が拡充されたネット裏やファウルグラウンド付近(下)=改修プランのイメージ図
 プロ野球への新規参入を申請したライブドア(東京)は22日、参入が認められた際に同社が進める県営宮城球場(仙台市宮城野区)の改修プランのイメージを発表した。

 改修プランは、球場の正面付近をガラスで覆い、球場周辺の樹木の緑が映える構造にするほか(1)ファウルグラウンドとバックネット裏への座席の拡充(2)外野スタンドへの商用施設の設置(3)内野グラウンドの天然芝化―などが柱となっている。

 バックネット裏付近に設けてある放送席や記録室などをネット裏の最上段に移設し、付近の観客席を110席拡充。外野席のポール付近には、レストランや売店が入る商用施設を新設。観客席内の通路は、車いす利用客同士が擦れ違えるように2.2メートルの幅を確保する。

 堀江貴文社長は「3万人が収容できる座席確保など基礎的な改修は来季の開幕前に終える。内野の天然芝化やその他の改修についても2006年のシーズン前までに終わらせたい」と語った。

 一方、地元経済界などが中心となって「宮城ドーム球場(仮称)」の建設構想が浮上していることについて、堀江社長は「双方のプランの優れた点を、双方が吸収できるように議論していきたい」と述べた。

◎チーフアドバイザーにテリー氏就任

 プロ野球に新規参入を目指すライブドア(東京)は22日、新球団のチーフアドバイザーにテレビプロデューサーのテリー伊藤氏が同日付で就任したと発表した。
 ライブドアの堀江貴文社長は、テリー氏の起用について「球場をどう盛り上げ、観客にどう楽しんでもらうかについて、テレビ経験の豊富なテリーさんの力を借りたい」と語った。

2004年10月22日金曜日

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2004/10/24追加

2004/10/7
日刊スポーツ

「日産スタジアム」改称を正式発表

 2002年W杯で決勝戦などが行われた横浜国際総合競技場(横浜市港北区、約7万2000人収容)が、「日産スタジアム」に改称されることが正式に決まった。7日、日産自動車が、命名権(ネーミングライツ)を施設管理者の横浜市から取得したことを発表した。

 契約は来年3月から5年間で取得額は23億5000万円。市は売却で得た資金を施設管理費に充てる。同競技場は日産が親会社を務めるJ1横浜の本拠地。日産は2010年までに本社機能を現在の東京・銀座から横浜市に移すことも決めている。

 横浜市内で記者会見した松村矩雄副社長は「地元との結び付きや広告、販売面での効果を期待している」と述べた。同席した横浜の岡田武史監督は「日産のライバル会社のチームには負けられなくなりそうだ」と笑顔で話していた。

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2003/11/28追加

2003年11月27日(木)

広島新球場計画、暗礁に
=事業主体「資金のめど立たず」(時事通信)

 JR広島駅東側の旧国鉄貨物ヤード跡地にプロ野球広島東洋カープの本拠地となる新球場などを建設する計画が、事業資金の調達のめどが立たず暗礁に乗り上げていることが27日、分かった。
 新球場は天然芝のオープン球場と商業施設を併設するもので、広島市と設計コンペで選ばれた事業主体の企業体「チーム・エンティアム」が昨年末、「2004年度着手、07年度開業」の目標を表明していた。
 同企業体は米商業開発大手のサイモン・プロパティ・グループや広島球団などで構成。総事業費約388億円の大半をサイモン側の投資で確保する段取りだった。しかし、サイモン側との窓口になる商業システム会社社長が今年初めに急死した影響で、その後の交渉が難航していた。
 同企業体は「代わりの案も考えなければならない」と、資金調達が難しいことを認め、当初の計画を大幅に見直した上で事業を継続できる道を模索中。近く市に事業継続のための再協議を求める方針だが、コンペを実施した経緯などもあり、市は計画自体の白紙撤回も含む厳しい決断を迫られる見通しになった。 

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2003/11/28追加

2003/08/03
朝日新聞記事

ふさふさ人工芝増殖中

 人工芝のグラウンドが広がっている。疲れず、滑ってもやけどをしにくい新素材が登場。天然に比べて維持費は20分の1と格安なことから、野球場のほかサッカーやラグビー場などにも進出し始めた。不況の中、右肩上がりの市場に、熱い視線が注がれている。

 東京都文京区の東京ドームに3日、ベッカム選手らを擁するスペインのプロサッカーチーム「レアル・マドリード」がやってくる。2日後の試合に備えた練習場に選ばれた。「ドームがサッカーにも使えるという格好のアピールになります」。庄司正信・広報グループ課長は声を弾ませる。
 昨春、ドームは約3億6千万円をかけて人工芝を一新、3月に国際サッカー連盟(FIFA)推奨施設の認定を受けた。
 プロ野球日本ハムが04年に札幌ドームに本拠地を移す。これで、日ハムの東京ドームでの試合数は3割以下に激減。その穴埋めに、集客力のあるサッカーは見逃せない。
 新しい芝は、カナダ製の「フィールドターフ」。従来の人工芝は、サッカーには不向きだった。足腰への負担が大きく、滑るとやけどをしやすい。しかし、ターフは違う。下地にゴムチップと砂が埋め込まれ、衝撃吸収力が高く「天然芝に限りなく近い」。

 奥アンツーカ(本社・大阪市)は3年前、この製品をサッカーJ2の川崎フロンターレの練習場(川崎市)に初めておさめた。予想以上に好評だった。「大化けする」。同社は専門の営業チームを立ち上げた。
 これまでに、横浜スタジアムをはじめ東京都内の私立幼稚園、高校の野球グラウンドなど18ヵ所に採用された。

 同社によると、初期投資は天然芝の約3倍。しかし、維持費が20分の1におさまるうえ、1年中使用可能なので、5年間使用した場合のコストは、3割程度ですむ。
 「もちろん天然芝はすばらしいが、維持管理を考えると、どこにでも作れるわけではない。そこに需要がある」(同社東京本部)。

 昨年8月に日本初のFIFA推奨施設のお墨付きを得たのは、三菱化学のグループ会社「アストロ」(東京都千代田区)が施工した静岡県御殿場市・時之栖スポーツセンターのサッカー場だ。
 同社は「レアル・マドリード」や英国のプロサッカーチーム「マンチェスター・ユナイテッド」の練習場にも使われている人工芝「アストロプレイ」を米国から輸入販売している。アストロプレイは、浦和レッズや成蹊大、大阪体育大などが採用、今春には大阪ドームも導入した。
 国内メーカーも参入している。住友ゴムグループ(本社:神戸市)は00年春、廃タイヤをゴムチップに再利用するなどした「ハイブリッドターフ」を開発した。サッカー場の全国トレーニングセンター、Jヴィレッジ(福島県)の練習場など約50ヵ所で採用。6月には「ラグビーの聖地」といわれる長野県・菅平高原のラグビーグラウンドにも導入された。
 同社によると、この新世代の人工芝は、国内で3年前から急速に広がっており、03年の市場規模は「50億円」にのぼるとみられている。業界の視線は、学校の運動場にも注がれている。

 営業担当は言う。
 「裸足で駆け出したくなるグラウンド。この時期、こんな右肩上がりの商品はない」

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2003/02/26追加

2003/02/26
神奈川新聞記事

人工芝張り替え完成披露式

横浜スタジアム
 プロ野球、横浜ベイスターズの本拠地・横浜スタジアム(横浜市中区)の人工芝の全面張り替え工事が完了し、同スタジアムで関係者約60人が出席して披露式が25日、行われた。
 グラウンド全面の約1万3000平方メートルに敷かれた新しい人工芝「フィールドターフ」は、現在世界で最も天然芝に近いとされている人工芝で、カナダ・モントリオールで生産されている。日本の球場には初の導入。材質はポリエチレンとポリプロピレンの混合繊維で、長さ63ミリの間に砂利とラバーチップが44ミリ敷き詰めてある。従来のものより衝撃吸収性が高く、選手の足腰への負担が軽減されるメリットがある。スライディングの際にも摩擦が起こりにくく、紫外線防止加工が施されているため、ほとんど色あせがないという。摩耗が激しい部分を除けば7年から10年の使用が可能。幅約4・5メートルのストライプ模様で、セーフティゾーンとインフィールドは茶色に色分けされており、雰囲気は天然芝の球場そのもの。ただ、ボールがこれまでよりも3分の1ほどしか弾まないため、守備には慣れが必要だ。昨年12月2日に着工し、今月20日に完成した。総工費は約3億5000万円。
 式では、横浜スタジアムの鶴岡博社長(63)が「新しい技術の芝を導入した球場で、新しい指導者を迎えたベイスターズがはつらつとしたベースボールを見せてくれると期待しています」とあいさつ。ベイスターズの大堀隆球団社長(60)も「明るく美しいターフの上で、一新したベイスターズが感動を提供するプレーができると確信している」と話した。
 沖縄・宜野湾でキャンプ中の山下大輔監督(50)と三浦大輔選手会長(29)もスコアボードの画面から「輝かしい芝の上で輝かしいゲームをしたい」「選手も新しい芝でのプレーを楽しみにしている」と喜びのコメントを寄せた。
 ファンへのお披露目は3月5日の日本ハムとのオープン戦となる。

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2003/01/22追加

2003/01/22
神奈川新聞記事

命名権有料貸し出しへ

◆横浜国際総合競技場

 横浜市は二十一日までに、サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝戦の舞台となった横浜国際総合競技場(同市港北区)の命名権(ネーミングライツ)を民間企業に有料で貸し出す方針を固めた。施設維持費の調達が狙い。新年度(二〇〇三年度)予算に調査費を計上した上で、〇四年以降の導入を目指す。
 一九九七年十月に完成した同競技場の年間維持費は約八億五千万円。入場料など収入を差し引いた約六億円を市の補助金で補てんしている。
 市ではW杯を機に、競技場の名称について市民公募を検討した。しかし、決勝戦の舞台として付加価値が高まったことなどから、「広告収入」が得られるネーミングライツ方式の導入を固めた。企業側にとってもスポーツ大会など各種イベントを通じて企業名や商品名が報じられるなど、大きなPR効果が期待できる仕組みだ。実現すれば、県内の公共スポーツ施設で初めての導入となる。
 同方式については、スポーツ施設の重要な資金調達方法として米国で定着している。日本では東京都が外郭団体に運営させている「東京スタジアム」(調布市)で採用。同スタジアムは今春から「味の素スタジアム」と改名される。都は貸し出しにより五年間で十二億円程度の収入を得る見通しという。

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2003/01/22追加

2003/01/21
日刊スポーツ記事

GS神戸に「内野ファウルグラウンド席」

 オリックスの本拠地グリーンスタジアム神戸に、前代未聞の「透明防弾シールド付き内野ファウルグラウンド席」が登場することが20日、分かった。同球場は現在、メジャーリーグの球場を手本に約3億円の予算で改装工事中だが、その目玉となるのがファウルグラウンドの一部をつぶして造られる約600席の「フィールド・シート」。金網を撤去して臨場感を売りにしているが、危険防止のため防弾シールドがつく。予算は新たに2000万円が計上された。

 球界初の透明シールド導入は、安全性と臨場感の両立を目指した結果だ。フィールド・シートはスタンドから内野方向にせり出す形状で、鋭い打球や、それた送球が数多く飛び込むことは必至。スリル満点だが、その一方で危険性が懸念されていた。かといって金網や防球ネットをつければ臨場感が薄れる。シールドはファンが必要に応じて前の座席から引き上げる形の可動式。厚さ約1センチで、時速150キロの打球が直撃しても壊れない。

 オリックス村山良雄常務取締役(56)は「遊び心を失わないまま安全性を確保したかった。打球が飛び込むのになれている米国人と違い、日本人にいきなり金網なしの席に座ってもらうのは危ないでしょう」と説明した。大リーグの球場と日本との違いで、よく例に出されるのが、ファンとグラウンドとの距離。内野天然芝に続く今回の試みが、ファンにどう受け止められるか注目だ。【村野森】

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2003/01/22追加

2003/01/10
神奈川新聞記事

新球場構想の行方は
ベイ連載「球団改革」【5】
 2001年、球団が横浜市に要望書を提出したことで表面化したドーム球場構想。あれから2年。悪化の一途をたどる経済環境、建設に前向きだった横浜前市長・高秀秀信(故人)の交代と、情勢は変わった。
 「現時点で実現は困難」。昨年12月、球団がまとめた3カ年計画には、そう記された。
                     ○
 構想は立ち消えとなるのか。現市長である中田宏(38)の中期政策プランでも、高秀市政時代に描かれた市の長期総合計画「ゆめはま2010プラン」で「多目的ドームの整備」と明記された文言が「民間による多目的ドームの実現を検討します」に変わり、後退した感は否めない。
 ただ、市側は「『民間主導』は高秀市長時代から変わらない方向性。『検討』の言葉には、多目的で、ドーム球場がふさわしいか、という意味も込められている。新球場のスタイルを含めて検討していくということ」と、あくまで仕切り直しとの認識だ。そして、「TBSが今後、地元とどう新しい関係を築いていくかに注目している」と語る。
                     ○
 球団幹部が以前、ドーム構想に関して次のように語ったことがある。「横浜スタジアムが満員になるのは巨人戦だけ。5万人収容のドーム球場になれば2万人分の増収が見込め、雨による中止で放映権収入が減ることもなくなる」。あくまで巨人人気を当て込んでの発想が、透け見えた。
 1978年、球団が横浜へ本拠地を移す際、横浜スタジアム建設に奔走した鶴岡博(63)は今にして考え込む。「プロ野球球団とは誰のためにあるのか。例えば一昨年11月から揺れた球団売却問題。親会社の経営改善のために利用されただけではないか」
 現在、横浜スタジアム社長の鶴岡にとって、新球場実現はフランチャイズ球団を失うことを意味する。だが、「何が何でも反対というわけではない。横浜を活気づけ、市民が本当に望む球団、球場であれば」と語る。
 広島では市、球団、財界の3者がテーブルに着き、新球場建設に向けた話し合いが進む。2007年度にも米大リーグにならったボールパークが建つ構想だ。
 横浜の球団役員が漏らす。「さすがは市民球団だ」
 横浜の新球場構想の行方は、TBSが進める新しい球団づくりと重なっている。

新球場構想
 1978年完成の横浜スタジアムの老朽化に伴ない、水面下で議論されてきたが、2001年に球団が横浜市などにドーム球場建設の要望書を提出したことで表面化。横浜市西区のみなとみらい21地区の旧高島ヤード地域が候補地に挙がる。一方で事業主体はどこか、用地取得、ドームで300億円、開閉式天然芝球場で400億円ともいわれる建設費の調達、横浜スタジアムの扱いなど実現に向け、課題は多い。

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2003/01/03追加

2002/12/28中国新聞

広島の新球場建設 具体化へ

屋根架け断念の方向 広島のヤード跡地

 商業機能を備えた複合型球場を民活で整備する広島市の東広島駅貨物ヤード跡地(南区)の活用策で、市と、米最大の商業デベロッパー「サイモン・プロパティ・グループ」や広島東洋カープなどでつくる企業体「チーム・エンティアム」は二十七日、二〇〇四年度事業着手、〇七年度開業を目標にすることで基本合意した。

 市が独自に実現可能性を探ってきた球場への屋根架けについては、市は「最後の1%まで検証する」として結論を〇三年三月まで持ち越したが、具体的な資金調達案がなく、断念する方向。

 市役所であった交渉には市側が秋葉忠利市長、エンティアム側がカープの松田元オーナーや、サイモンから代表交渉権を得ている商業システム会社「エム・ジー・エス・ジャパン」(東京)の小島徹也執行役員らが出席した。

 市は、屋根架けを資金調達する見通しは厳しい▽エンティアムから要請されていた駐車場建設(公的支援約五十億円分)は別事業体を新たに設立する方向で対応する▽市土地開発公社が所有するヤード跡地は、具体的な手法は検討中だが、市が責任をもってエンティアムに貸す―の三点を説明した。

 これを受けエンティアムは「将来に向けた市の強い思いが確認できた」として、〇七年度開業を目指し、事業化交渉を進める意向を伝えた。

 交渉後、記者会見した秋葉市長は「来年度の市実施計画の中に共同プロジェクトとして位置付け、事業着手に最大限努力する」と強調。松田オーナーは「(このプロジェクトを)広島のためにやりたい。お力添えをお願いします」と話した。

 今年九月から公式に始まった交渉では、エンティアムが「計画のコンセプトからも屋根は必要ない。採算面でも困難」と主張。市が年内に解決策を示さなければ、撤退も視野に入れる意向を示していた。

 これに対し、市は、屋根架けを望む経済界有志らと意見交換し、独自に資金調達する手法を模索していた。

 【写真説明】(写真上)複合型オープン球場のイメージ図(写真下)2007年度開業を目指すことで合意した、と発表する秋葉市長(右端)、松田オーナー(右から2番目)ら関係者

 〈貨物ヤード跡の活用策〉エンティアムが提案する複合型オープン球場(天然芝)は赤レンガに囲まれた大リーグの「ボールパーク」が原型。周囲に商業モールや飲食、エンターテイメント機能を一体化した構造で、事業費は388億円。

 JR広島駅の南東約600メートルにあるヤード跡地(11・6ヘクタール)は、市土地開発公社が1998年に取得した。市は昨夏には活用策の結論を出す方針だったが、「市民の合意形成が不十分」として先送りに。今年に入って民間提案を募り、7月、エンティアムを事業化の交渉相手に選んだ。

 ■地元の反応さまざま

 広島市の東広島駅貨物ヤード跡地(南区)の活用問題で、市と日米企業体が複合型球場の屋根架けは事実上断念した上で二〇〇七年度開業を目指す基本合意をした二十七日、地元の各界各層はさまざまに受け止めた。

 市に屋根架けを要望していた経済四団体の一つ、広島商工会議所の池内浩一会頭は「広域集客が可能な屋根付きの施設を要望しており、甚だ残念に思う。このうえは将来に禍根を残さぬ立派なものにしていただきたい。現市民球場の跡地をどうするかは重要な課題。早急かつ精力的に、具体的な計画を検討してほしい」とコメントした。

 ヤード跡地の周辺住民たち「広島駅前周辺地区まちづくり推進協議会」(南区)の水内孝策事務局長は、実現時期が示されたことを歓迎し、「駅周辺をにぎわいと潤いのある地域として再生する上で、光を感じる。駅前再開発やアクセス整備にも弾みがつくだろう。三百六十五日使える屋根付きの施設が理想だったが、資金面から仕方がない」と話す。

 一方、広島駅前近くのヤード跡地は、市の現在の中心部繁華街からやや遠い。市中央部商店街振興組合連合会の望月利昭理事長は「新球場建設は、市中心部の空洞化を加速する」と重い口調。「中心部の発展がなければ都市の発展はない。現在の市民球場の跡地活用のビジョンを示すのが先ではないか」と疑問を投げかけた。

 広島東洋カープの緒方孝市選手は「選手の立場からは、屋根の有無よりも天然芝の球場でプレーできるのが理想。新球場でプレーして現役を終えることを目標にしてきたので、五年後に向かって励みになる。来季にも新しい気持ちで挑める」と話した。

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2003/01/22追加

2002/12/01
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160(2002/12/01) スタジアムに化学調味料をふりかけて

「東京スタジアム」が「味の素スタジアム」になるようです。東京都調布市にあるサッカースタジアム「東京スタジアム」は,東京都が建設資金307億円を提供し,都と調布市,三鷹市,府中市などが出資する第三セクターが運営しています。運営は独立採算でやれと石原都知事に言明されおり,サッカー以外のコンサートやイベント貸しにも積極的のようですが,一方では荒れた天然芝が問題になっています。そこで収入アップの手段として考え出されたのがスタジアムの命名権です。

スポーツ施設への命名権は,90年代以降米国の新球場等の建設資金の不足を補うため盛んに用いられているものです。米国の4大プロスポーツでも,公共性が社会から認知されており,球場やアリーナといったスポーツ施設の建設には公的資金が使われています。公的資金で球場やアリーナを建設しなければ,プロ球団が移転しまったり誘致できなかったりするからです。

日本でもサッカー場は,公的資金で作られました。ところが,プロ野球が使う野球場だけは民間資金を出せということになっています。横浜ドームの件にしたって,結局,市にはお金がないから,民間で造るならどうぞ,といった状態です。横浜スタジアムにしても公的資金は使われていません。600億円を超える建設資金と10億円近い運営資金を横浜国際総合競技場(サッカー場兼陸上競技場)に使うのにです。

話を戻すと東京スタジアムは当初,年間5億円の10年契約を望んだそうですが,景気低迷の中なかなか見つからず,11月21日付けの朝日新聞によれば,やっと「味の素」に内定したもようです。契約期間を半分にし,年間契約料も2〜3億円になる見込み。

命名権ビジネスといえば,米国の90年代のバブルで登場した新興企業が積極的に利用してきましたが,バブルの崩壊とともに,エンロンやワールド・コムといった破綻が相次ぎ,曲がり角にきているようです。エネルギー会社のエンロン社は,90年代の米国の規制緩和・グローバル路線に乗って急成長した会社ですが,絶頂期の1999年,ヒューストン・アストロズの新本拠地球場の命名権(ネーミングライツ)を30年間1億ドルという破格の契約で取得し,新球場は「エンロン・フィールド」と名付けられました。ところが2001年突如経営破綻をします。
http://www.unityflag.co.jp/doc/720/0720_23c.html

今度は,エンロン社の倒産が逆に,球場や球団のイメージダウンにつながるとして,アストロズ側は,エンロン社に契約解消を求め,アストロズがエンロン社に210万ドル(約2億8,000万円)を支払って,球場の命名権を買い戻すことになりました。2002年2月,球団が新たなスポンサーを探している間,「エンロン・フィールド」は「アストロズ・フィールド」と呼ばれ,その後,2002年6月5日スポンサーがミニッツメイド社に決まり,名称が「ミニッツメイドパーク」に変更されました。

スタジアムやアリーナなどのスポーツ施設は,今や都市のシンボルであり,ランドマークになっています。都市の案内表示やガイドブックにも名前が載ります。さらには,地元住民の記憶に刻みこまれ,歴史となり文化となります。その名称がちょくちょく変わってしまってはたまったものではありません。2002年アストロズの本拠地球場は,短期間のうちに「エンロン・フィールド」「アストロズ・フィールド」「ミニッツメイドパーク」と変更されました。しかし,今でも,アストロズの本拠地球場の名称がエンロンのままになっているHPも結構あります。
http://habidon.infoseek.livedoor.com/mlb/clubs/astros.htm
http://www.246.ne.jp/~kbt-t/ballpark_mlb_nl/enron01g_j.html

エンロンフィールドと対照的なのが,シカゴ・カブスの本拠地リグレー・フィールドです。リグレー・フィールドこそ,元祖ネーミングライツで,リグレーとは当時のオーナーの名称であるとともにチューインガム・メーカーの名称でもありました。そのリグレー・フィールドは「
1914年以来、シカゴのランドマークとしての地位を守り続けるこの古い野球場は、国家的娯楽の記念碑」として,先月シカゴ市の指定建造物に認定されることになりました。

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2002/10/23

Yahoo! ニュース 東北ニュース
2002/10/21 河北新報

安全安心緑の校庭 宮城・小牛田町が小学校を芝生化

 寝転んで遊んでも平気だよ―。宮城県小牛田町は、町内五つの小学校すべての校庭に、芝生を敷き詰める事業に着手した。児童のけがや服の汚れの心配を減らすほか、周辺住民への砂ぼこりの影響をなくすのが狙い。「町内全小学校を対象に芝生化するのは全国でも恐らく初めて」(町教委)という。

 昨年春に検討を始め、他県の芝生化の事例などを視察しながら計画を具体化。第一弾として、本年度の二学期から新校舎に移った中埣小を対象にした。

 校庭2万平方メートル余りのうち、陸上用トラックや野球の内野部分などを除く1万1500平方メートルに芝生の種をまいた。11月中には芽が出そろう見込み。ほかの4校については来年度以降、順次、芝生にするという。

 直接のきっかけは校庭の砂ぼこり。山がない平たんな地形の小牛田町では、春先などの強い風で校庭の砂が舞い上がり、周囲の民家まで砂が吹き付けることが悩みの種になっていた。

 芝生にすることでこの問題を解消できるほか、子どもたちのけがを減らす効果や服の汚れを気にしないで遊べるメリットもある。地域に開放して老人クラブのグラウンドゴルフなどにも活用してもらうという。

 芝生化は基本的に町の単独事業として行い、国に補助を要望する考え。一校当たりの費用は排水設備などの仕様で異なり、1000万―2000万円。維持管理のための水、肥料などに年間約100万円かかると見込んでいる。

 各校には芝刈り機も配備し、校務員や教師、地域ボランティアらで管理していくという。

 町教委は「緑の芝生は子どもたちの精神面にもいい効果がある。最近は外で遊ぶ機会が減っているが、校庭で元気に走り回る子どもが増えてほしい」と話している。

[河北新報 2002年10月21日](河北新報)

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2002/10/19

2002/10/19 朝日新聞

来年からのサッカーパーク運営
NPO「総合施設に」

 サッカー・ワールドカップを盛り上げようと作られた「横浜みなとみらい市民サッカーパーク」(横浜市西区)について、アマチュアのサッカークラブで特定非営利活動法人(NPO)の「YSCC」 (横浜市中区)は18日、来年からの管理運営を引き受けたいとする提案書を市に提出した。YSCCの吉野次郎代表は「サッカーはもちろん、総合型スポーツ施設としての活用を目指したい」と話している。
 同サッカーパークは2月、「2002ワールドカップ市民の会」が市などから無償で土地を借りて整備、12月まで運営される予定。市によると来年以降も運営が延長される可能性は高いが、委託先についてはまだ白紙状態という。これまでにサッカーJ2の「横浜FC」が来年からの運営に名乗りを上げている。
 YSCC案は、1時間あたりの利用料金を時間帯・広さで千円〜1万円に設定。クラブハウスなどの施設を再整備するとともに、サッカー以外のスポーツにも利用の輪を広げる。また、運営費は施設利用料やスポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の収益からの助成金などを充てるとしている。

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2002/10/19

2002/10/13 朝日新聞

校庭に芝生 文科省が補助,202校が導入

 小学校なとで校庭の芝生化が広がり始めた。文部科学省の補助金もあり、97年度〜01年度の5年間で延ベ202校が整備した。「緑のじゅうたん」が子どもにもたらす効果の研究が始まり、校庭に適した芝を模索する動きも進んでいる。(志賀秀樹)

子どもの動きが「広がった」千葉で研究

 ふかふかした芝生で、子どもが遊びながら笑い声をあげる。千葉県印旛村の平賀小学校の昼休み。「皆で水をやったり、芝を刈ったり。芝とクローバーの混在部分では、うさぎを放し飼いにすることもあるんです」と久本邦夫校長は話す。
 周辺住宅地への防砂対策のため、97年に芝生化した。その緑を見下ろす校舎に昨秋、一台のビデオカメラが設置された。
 東京農工大大学院景観生態学研究室の野村久美子さんの研究だ。他校の土の校庭を写したテープと比較し、子どもの行動を分析している。
 体のどの部分が地面に触れたか。回数を数えてみると、芝生と土では大きな差が出た。背中や腹がべったりついた割合は、芝が全体の18・2%だったのに対し、土は10・8%。土は73.5%の動きが地面にひざがつく程度にとどまった=グラフ(表に変更)。芝では馬乗り兢争に人気があり、土では一輪車が目につき、環境による遊びの特徴も分かった。
 「同じボール遊びでも芝では飛び込んだり、合間に寝ころんだり。動きに広がりがあった」と野付さん。研究室の亀山章教授は「こうした研究を進め、芝生が与える効果を示すデータ作りをしていきたい」と話す。

子供が遊びながら地面につけた体の部分の比較(単位%)
接地状態 芝の校庭 土の校庭
小(手のひら,ひざ) 55.2 73.5
中(しり,脚) 26.5 15.7
大(背中,腹) 18.2 10.8

手間・経費,軽減探る 神戸など

 神戸市北区にある桜の宮小学枚の芝生は、この秋で1年を迎えた。
 NPO(特定非営利活動)法人「芝生スピリット」(遠藤陸辛代表)が、阪神大衆災の復興事業に提案した校庭の芝生化が市に採用された。市内の民間グラウンドで4種の芝草や、床土の条件を変えて16種類の芝生を育てた。耐久性や地面の硬さを調べた。
 立派なスタジアムの芝だと、1平方b1万円はかかるが、校庭向けなら3千円以下で済むことがわかった。200bトラックの内側を芝生化する予算は約700万円だ。
 「スタジアムのような美しい芝生はできないが、大切なのは維持、管理に手間や経費がかからないこと。地域の核として果たす学校の役割を震災で実感した。校庭を大人も子どもも楽しく遊べる空間にできたら」と遠藤さんは許す。
 鹿児鳥県指宿市、池田小学校の校庭は72年から芝生だ。鹿児島では当持、学校の芝生がブームになりかけたが、今でも残っている学校は数少ない。
 PTAが管理を一手に引き受け、肥料代はPTA会費でまかなう。月に2度の芝刈りもゴルフ場から機械を借りて行う。視察があるたびに、淵田邦生校長は「大切なのは地域の支え」と訴える。一方、サッカーの日韓W杯会場も手掛けたゾイシアンジャパン(本社・広島県)はゴルフ場向けに開発した技術に着目、簡単に芝生化できる手法を校庭にも生かそうと改良を進めている。
 小さな芝を一つひとつはり付けるのではなく、じゅうたんのようにして転がしながら敷き詰めていく方法だ。
 200bトラックの内側ぐらいの広さだと、作業時間は従来の約6分の1の3時間。根付きがよく、ムうのない芝ができるという。

農薬に懸念も

 芝生には農薬間頗への懸念がある。長年、芝生を育ててきた指宿市の池田小や、印旛村の平賀小も農薬を使わず、苦労してきた。
 平賀小で研究している東京農工大の亀山教授は、管理者の自覚を強調する。「子供が遊ぶ校庭は、ゴルフ場のような見栄えにこだわる必要はない。定期的な除草剤散布は不要だ」
 千葉大大学院自然科学研究科の浅野義人数授は、農築を使わないで済む芝生の開発に取り組む。いろいろな品種を混ぜ合わせて、「手間をかけない管理方法」を模索している。「校庭なら使わない方法がある」と浅野教授は発想の転換を求める。

芝生化への補助
 文科省では小中学校の芝生化を「屋外教育環境整備事業」で支援している。対象は、排水整備が一体化された2千万円から9千万円までの事業で、補助率は3分の1。整備面積の制限はない。同省では芝生化の利点として@スポーツ活動の多様化や安全碓保という教育上の効果A砂じんの飛散防止や気温上昇を抑制する環境保全効果B地域のスポーツ活動の活発化などをあげる。

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2002/10/06

2002/10/03 毎日新聞

ハマスタ,やっぱり人工芝
横浜ドームとの絡みで天然芝の野球専用球場への変更も考えていた
横浜スタジアムだが結局,
ハイテク人工芝といわれるフィールドターフに変更することになりました。

足腰の負担軽い人工芝に張り替えへ 横浜スタジアム

 新監督に山下大輔氏を起用したプロ野球・横浜ベイスターズ。今度はカナダから新しい“助っ人”がやって来ることになった。

 「フィールドターフ」。新大砲でも大物投手でもない。新しい人工芝の名前だ。天然芝に近く、選手の足腰への負担を軽くし、けがの防止に威力を発揮する。

 今春、東京ドームに導入した巨人に続いて、本拠地・横浜スタジアムで来季の開幕までに張り替える。監督と芝を代えて巨人は優勝。横浜もあやかれるか。 【広瀬登】

[毎日新聞10月3日] ( 2002-10-03-19:37 )

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2002/09/18

2002/09/18 YAHOO! JAPAN SPORTS

グリーンスタジアムに命名権,導入

神戸市、グリーンスタジアムに「命名権」導入へ=スポンサー名冠し広告収入(時事通信)

 神戸市は18日、市が所有するプロ野球オリックスの本拠地「グリーンスタジアム神戸」(須磨区)に、米国で一般的な広告手法「ネーミング・ライツ」(命名権)を導入することを明らかにした。観客減に伴う増収策の一環で、スタジアムの名称にスポンサー名を冠し広告料収入を見込む。命名権の導入はプロ野球の本拠地球場では初。今秋から企業の公募を開始し、年内にも新名称が決まる。最低応募価格は約1億円。拠出金は球場の改修費などに充てる。 

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2002/09/13

2002/09/13 新聞記事

広島新球場と藤井寺球場

サンスポ

広島の新球場は年内に結論…最悪、物別れも

 新球場建設が計画されている広島駅東側貨物ヤード跡地の開発について、広島市と事業者グループが12日、広島市役所で初の会議を行った。事業者側は「年内に結論を出さないと撤退する」とタイムリミットを設定。最悪、日本初の左右非対称球場が“破談”となる可能性も出てきた。

 広島新球場プランが、急展開だ。広島市の秋葉忠利市長と、鹿島建設や広島球団ら7社で構成する『チーム・エンティアム』が、ドーム化や駐車場整備のための公的支援問題などを初めて協議。「これから話し合えばいい」とする市側の態度に、エム・ジー・エス・ジャパンの植田邦彦社長が語気を強めた。

 「できるだけ早く結論を出したい。考えられる限度は年内。クリアできないなら撤退する」

 新球場計画が白紙撤回? 7月10日の会議で、3グループの中からエンティアムの案を採用。互いの担当者が、この日初めてひざを突き合わせた。「市民の中にはドーム球場の希望もある」とする市長に対し、エンティアムは採算面でドーム化を拒否。逆に諸問題の解決のために、年内をタイムリミットとして定めた。年内に方針が固まらないと、03年3月までに『撤退』の結論を出す…。市側に、鋭い刃を付きつけたわけだ。

 レンガ造り、左右非対称、買い物モール付属など、日本初の屋根なしボールパークを目指している。ドーム施設建設案が浮上してから、はや6年。新球場を待つファンの期待を裏切らないためには、残り3カ月で妥結の道を探るしかない。

スポニチ

広島新球場 左翼狭い

 広島市南区のJR広島駅貨物ヤード跡地に新球場を建設することを計画中の「チーム・エンティアム」(広島市、広島球団などで構成)の初協議が12日、広島球団の松田元オーナーらが出席して広島市役所で行われた。懸案の新球場に屋根をつけるかどうかについての結論は見送られたものの、左翼が狭く、右翼が広い変形球場とする案が浮上していることが判明。年内をメドに結論を出すことになった。


サンスポ

藤井寺球場、3年後メドに解体…跡地は宅地に

 近鉄の元本拠地で、現在ファーム専用となっている藤井寺球場(大阪府藤井寺市)が、3年後をメドに解体されることが12日、明らかになった。跡地はマンションなどに利用される計画。近鉄の野武士野球を育み、プロ野球の常用球場としては甲子園、神宮に次ぐ長い歴史を誇ったスタジアムが、近く姿を消す。

 猛牛の数々のドラマの舞台となり、さまざまな夢と感動を与え続けてきたボールパークが消える。甲子園、神宮に次ぐ、74年の歴史を刻んだ藤井寺球場が、解体されることになった。

 関係者によると、理由はグループ会社の経営スマート化。電鉄本社は00年度から大規模なリストラを断行しており、不採算事業の整理は基本方針の1つ。藤井寺球場も例外ではなかった。

 昨年度は高校野球やリトルリーグなども含め、稼働率約75%。しかし、近鉄藤井寺駅から5分という立地条件の良さから、運営費や固定資産税がかさみ、採算は取れていない。老朽化も進む一方で今年3月、電鉄本社から子会社の『近鉄レジャーサービス』に所有権を移し、05年度をメドに計画を進めている。

 球団は来季、運営会社名から『近鉄』を外し、将来的には球団株式の譲渡も検討している。藤井寺球場の解体も合理化策の一つで、「企業の経営改善としては至極当然のこと」と同関係者。

 球場跡地は、マンションなどの宅地として利用する方針。ファームについては、昨年から代替の新球場候補地を検討、大阪・泉佐野市の『りんくうタウン』に、規模を大幅に縮小した新球場を建設する案が最有力だ。

 かつて鈴木啓示が豪腕で偉大な記録を刻み、野茂がトルネードで感動を呼び、そして中村が研さんを積んだ“いてまえの聖地”は、歴史からその姿を静かに消そうとしている。

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2002/09/08追加

2002/09/07 報知

千葉マリン新人工芝は5億円
来季から導入

 ロッテの本拠地、千葉マリンスタジアムに来季から導入されるハイテク人工芝の概要が6日、明らかになった。総工費は約5億円。金額的には、既に使用されている東京ドームのハイテク芝(約3億6000万円)を超える超豪華な人工芝であることが分かった。

 導入されるのは、米大リーグ、フィリーズの本拠地「ベテランズスタジアム」でも使われている人工芝。厚さ1・2センチのゴムマットの上に高さ約3センチの芝と、大量のゴムチップを敷き詰める。関係者は「芝は直毛と天然パーマ状の2種類を交互に植えます。打球が跳ねてもゴムチップが飛ばない構造になっている」と技術革新を強調した。

 球場を所有する千葉市は、天然芝化も含め2年間検討してきたが、海沿いで潮風の影響を受ける同球場では天然芝の管理が難しく、多目的球場という趣旨からもハイテク芝導入を決定。3日には市の担当者がパ・リーグの連盟事務局を訪れ、最終説明を済ませた。

 シーズン終了後の11月上旬に着工。内外野1万5000平方メートルの人工芝張り替えと、フェンスの防護マットの改装を実施し来年3月のオープン戦でお披露目となる。

 ロッテ・小坂誠内野手「(ハイテク芝の)東京ドームも、走るときすべらなくなったし、ダイビングキャッチも痛くなくなった。千葉マリンの新しい芝は、やってみないと分かりません」

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2002/08/20追加

2002/08/19朝日新聞 夕刊

W杯会場秋の気配
「その後」活用妙案なし

日ハム移転 優等生 札幌も誤算

 サッカー・ウールドカップ(W杯)期間中、熱気と興奮に包まれた国内10会場に早くも秋風が吹いている。大半は利用のめどが立たず、活用アイデアを公募する自治体も出てきた。スタジアムの維持管理費は年間で億単位の支出に在り、赤字運営は避けられない状況だ。その中で、札幌ドームはプロ野球の試合を開催し、黒字経営に。だが、04年からドームを本拠とするはずの日本ハム球団が、親会社の牛肉偽装事件で揺れており、心配げだ。

 日本代表チームが、初の決勝トーナメントを戦った宮城県利府町の宮城スタジアム。トルコ戦では、観客席が「ニッポン」コールに包まれたが、大会後の利用はほとんどない。

大きな催しは予定20日だけ

 いまのところ、9月に人気アイドル「SMAP」のコンサートがある程度で、来年3月までに大きな催しは20日ほどしか埋まっていない。
 スタジアムが期待していた来年のアジア陸上競技選手権大会は、アジア陸達が辞退して流れた。J1のベガルタ仙台は、仙台スタジアム(仙台市)が本拠で、宮城スタジアムの試合は限られている。
 維持管理費は年間約28千万円。今年度の使用料収入は約3千万円の見込みだ。
 県スポーツ健康課は「県民にも気軽に利用してもらいたい」と話すが、具体的な案はない。

維持費3億円収入は5000万円

 悩みは、他のスタジアムでも同じだ。
 九州で唯一の会場となった大分市の大分総合競技場「ビッグアイ」は、11月末まで週末は予定が埋まっている。しかし、幼稚園の運動会など収入が期待できない催しも含まれ、約3億円の維持費に対して、収入見込みは5千万円はどだ。
 県は「図書館的な性質の施設。採算性を重視した企業の論理では、県民の利用促進が図れない」と説明する。
 これに対して、大分市は民間の知恵を募集し、5千人以上が集まるイベントの企画には一定額の補助をする。これまでに、川崎市の企業など5件ほどから問い合わせがあり、地元の1団体から申請書雪が出ている。市W杯推進室は「せっかく県が作った施設を利用しない手はない」としている。
 神戸市の神戸ウイングスタジアムも「スポーツ利用だけでは限界がある」と現在、屋根を開閉式とする全天候型に改修中。座席数も約1万人減らし、来春オープンする。
 「公的施設」と赤字覚悟が多い中で、採算性を重視しているのが札幌ドームだ。札幌市などが出資した第三セクターが経営解する。
 同ドームは用途に応じて、8300トンの芝生を入れ替える方式。このため、年間維持費は10億円と、他スタジアムに比べて大きい。それでも、プロ野球の試合を誘致するなどの営業努力や、コンサートなどの多目的に使えることなどが功を奏して、W杯が終了した6末の決算では9300万円の黒字となった。
 04年にはプロ野球・日本ハム球団の移転が決まっている。ただ、球団の親会社は現在、牛肉偽装事件で揺れている。
 同社は「不安はあるが、移転決定が翻ることはないと聞いている。ファンクラブも順調に会員が増えている」と話している

2002/08/19神奈川新聞

サッカーW杯施設に3338億円
地元負担64%にも

横浜では603億円  起債,管理費重く

日韓共催のサッカー・ワールドカップ(W杯)の会湯となった全国十の競技施設の建設費は総額三千三百三十八億円で、このうち二千百三十八億円、64%が地元自治体の負担となることが十八日までに、総務省のまとめで分かった。地元負担分の三分の二は起債で賄い、今後、自治体が償還していかなければならない上、年間数億円の維持管理費が必要になるため、厳しい財政状況の下で重い負担になりそうだ。

 まとめによると、各施設の建設費は横浜市が整備した横浜国際総合競技場の六百三億円をトップに、札幌市の札幌ドーム四百二十二億円、大阪市の長居陸上競技場四百八億円などだった。

 建設費総額のうち、二千三百三十二億円は地方債が充てられた。国が交付税措置する地方債の一部九百二十六億円と、補助金など地方債以外の特定財源二百七十四億円を除く地元負担は二千百三十八億円。一方、維持管理費はいずれの施設も年間数億円かかる見通し。横洪国際総合競技湯の場合は、八億五千万円の維持費に対し、収入は二億円。W杯決勝会場の知名度を生かし、ビッグイベントの誘致に努めているという。神戸市は神戸ウイングスタジアムの運営を民間会社に委託するとともに、W杯対応の仮設スタンドを撤去し、屋根を設けて利用率のアップを図る。

 埼玉スタジアムは維持費七億円、収入三億円。Jリーグでの収益が大きいが、既設施設との兼ね合いで開催試合を増やせないのが悩みという。札幌ドームは年間維持費が十億円かかるが、可動式ピッチを備え、野球やコンサートなど幅広く利用できる特殊性から黒字を計上している。

W杯開催自治体の施設建設費の状況

施設名[自治体],建設費:(億円),地元負担分:(億円),地元負担率;(%)

札幌ドーム    [札幌市]      422         264    626
宮城スタジアム  [宮城県]      269         169          628
カシマスタジアム [茨城県]      193         157          813
埼玉スタジアム  [埼玉県]      356         251    705
横浜周際総合競技場[横浜市]      603         393          652
新潟スタジアム  [新潟県]      309         167          540
静岡スタジアム  [静岡県]      297         166          559
長居陸上競技場  [大阪市]      408         314          770
禅戸ウイングスタジアム[神戸市]230         90           391
大分結合競技場  [大分県]      251         167    665
合計(平均)        3338       2138           641

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2002/08/18追加

2002/08/17朝日新聞 夕刊

04年,日本ハム球団が北海道へ
本拠移転の「損得勘定」

 プロ野球の日本ハムが04年から北悔道・札幌ドームに本拠を移す。招致した札幌市はドームの経営健全化だけでなく、「北侮道経済の津上」にも期待をかける。日本ハムも人口570万人の「プロ野球真空地帯」で、「最低人気球団」からの脱出をもくろむ。だが、日本ハムグループの偽装国産牛肉問題で、それぞれの皮算用にかげりも見えてきた。今後は白酒体が一企業と組むリスクも表面化する可能性がある。果たして、「フランチャイズ」は、どこまでビジネスとして成り立つのか。    (石川 雅彦)

 札幌ドームは、札幌市が税金など537億円を投じて建設した。国内ドーム球場で唯一、プロ野球のフランチャイズ球団を持たないため、球団誘致が「経営安定」への至上命題だった。札幌ドームの松下亮司常務は99年から、沖縄の春期キャンプで各球団首脳陣に招致活動を展開。オリックスとヤクルトが有力視された時期もあったが、0111月、日本ハムが急浮上した。

 札幌ドームは01年度、「初年度景気」で収入が約25億円あり、約8千万円の黒字だった。だが、今後は不透明だったため、いま@ドーム本体A札幌市B北海道に「日本ハム景気」への期待が膨らむ。

 まずドームでは、日本ハム主催の70試合のうち、東京ドームでの15試合を除く55試合を予定する。ドーム使用料・フランチャイズ契約料が1試合800万円なので、55試合なら44千万円が日本ハム側から支払われる。ドーム年間維持費約52千万円の85%がまかなえる計算だ。西武や巨人、Jリーグのコンサドーレ札幌などの試合も含めれば、年間80試合強の開催は確実。採算ベースの「年110日」に「あと20日ぶんセールス活動をすればいい」。

 札幌市では、市蛍地下鉄の増収も見込む。市中心郡からドーム最寄り駅までの往復運賃は480円。80試合で1試合1万人が利用すれば、年間で38千万円の純増だ。

 このほか、JR北悔道が「観戦ツアー」の臨時列車、入場券付き乗車券を企画するなど、道内全体に経済効果への期待が広がる気配だ。

 それだけに、降ってわいた「牛肉問題」は気になる。札幌市、ドーム側とも静観する構えだが、今後の展開しだいでは客足への悪影響は避けられそうにない。「日本ハムが社粂的責任をとらえ直して生まれ変わってくれれば、災い転じて福となる」と話す札幌市関係者もいるが、先行きはまだ読めない。

「牛肉問題」で漂う暗雲

 日本ハムは7月、米大リーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの業務提携を発表した。チーム創設4年目でワールドチャンピオンになった「市民球団」の知恵を借り、大リーグ型のファンと一体化したチーム強化をめざす。

 こんな日本ハムにとって、「北侮道移転」の利点の第一は、球場使用料の軽減だ。現本拠・東京ドームは「年間20億円強」と言われるが、札幌では「5億以下」になる。本社が球団に出す「年間30億」と言われる補填金も激減できる。

 第二は観客動員数。88年の約246万人がピークで、01年は1376千人。6球団が集中する首都圏を抜け出せば、増える可能性はある。 第三は、球団経営の根幹となる球団株。「3割程度は北海道の企業に」といい、地元新聞社や放送局などの名前が取りだたされている。

 食品メーカーだけに、北侮道の「さわやかさ」「自然」というイメージ力も有益だ。今回の「牛肉」問題で地に落ちた企業ブランドを立て直すため、球団名に「北悔道」を入れる可能性も高まっており、「将来的には『日本ハム』の名前にこだわらない」(小嶋武士球団社長)という段階だ。「04年、北侮道で生まれ変わる、というPR作戦もあり得る」と前向きにとらえる関係者もいるが…。                                                         厳しい米国の先例

 日本ハムと北海道の現状は「相思相愛」だ。しかし、フランチャイズ先進地の米国では、チームと自治体が激しい「ビジネス戦争」を繰り広げている。エール大学のウィリアム・ケリー教授(文化人顆学)の話は、フランチャイズビジネスの一断面を浮かび上がらせている。

 「米国には4大プロスポーツで、100以上のフランチャイズがあり,多くの都市がPR効果を期待して,チームを招聘したがる。この熱意がさまざまな問題を生む」

 「最近ではサンデイエゴがいい例だ。フットボール・ヂヤージャーズが95年、スタジアムを改修した際、市側は8千万j(約72億円)を負担した。さらに観客が1試合6万人を切った場合,その入場料金を市側が補填する法外な契約を結んだ。さらに最近、オーナー側は『新築し、集客に市が協力しないとロスヘ移る』とも発言。チームが弱いこともあって大問題になっている」

 「米国の現状では、フランチャイズが『富者への社会福祉事当』になってしまっている。ヤンキ−スのオーナーのスタインプレナー氏はチームを前面に出してニューヨーク市のお金を使い、球場建設、放映権、チケット販売などで自らもますます富む。その勘定書は住民に回されるのだ」

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2002/06/08
中国新聞

広島新球場案 提案された4案のうち
ドーム球場案はNKKが辞退したため,3つの案で評価され
カープが提案するオープン球場案が最高の評価が下されました。
実現容易性が優先されました。当然といえば当然ですが。
横浜もこれを参考にして話を具体化する必要がありますね。
中国新聞さん,毎度すいませんが全文記事を掲載させていただきます。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02060502.html

2002/6/5 中国新聞
オープン球場案最有力 貨物ヤード跡地活用案

広島市のシンボルづくりを目指す東広島駅貨物ヤード跡地(広島市南区)の活用策について、市都市計画局は四日の市議会特別委で、民間が提案した三案(当初四案のうち一案は辞退)の総合評価を公表した。実現容易性など四つの視点で分析し、広島東洋カープや米国最大の商業デベロッパー「サイモン・プロパティ・グループ」が事業化する複合型オープン球場案を、最も優れた計画とした。

 秋葉忠利市長は特別委の議論も踏まえ、六月末に結論を出す方針を表明済みで、屋根を架けない複合型オープン球場案に決まる可能性が濃厚だ。ただ、特別委では議員からは「屋根架けの検討が不十分」「球場を使う立場のカープ球団が特定案に参画しているのに公正な評価と言えるのか」と異論も相次ぎ、流動的要素も残っている。

 市は、内部の評価委員会が五月二十日から計三回の会合を開き、「事業主体になる意思がない」として辞退したNKKを除く三提案について、(1)実現容易性(2)事業継続性(3)広域集客性(4)新たな広島の顔づくり―の視点で分析。計二十九のポイント(各五点)を設け、百四十五点満点で集約した。

 その結果、サイモンやカープ球団の案は、百二十七点▽五洋建設が中心の複合型開閉式ドーム案が百七点▽三菱重工業が中心の開閉式ドーム案が八十五点―となった。

 市によると、サイモンやカープ球団案は屋根がない点を除き、高い評価を得た。五洋建設案は、市財政に与えるリスクの高さが響いた。三菱重工業案は、球場付帯施設の事業計画がなく、低い評価にとどまった。

 ▽広島市、実現容易性に重点
ヤード跡地活用策の総合効果
評価軸 満点 複合型
開閉式
ドーム
開閉式
ドーム
複合型
オープ
実現
 容易性
55 33 35 49
事業
 継続性
35 25 17 29
広域
 集客性
25 21 15 21
新たな広
島の顔づ
くり
30 28 18 28
総合点 145 107 85 127

 屋根架けか、実現性か―。広島市は四日、東広島駅貨物ヤード跡地(南区)の活用策三案について、広島東洋カープなどが提案した「複合型オープン」球場を最も優れた案とした。経済界などに屋根架けを求める声も強い中、市は実現容易性に重点を置いた。市議会特別委での論戦も交え、選択の基準を詳報する。

 ●市の方針

 民間提案の三案について市は、実現容易性▽事業継続性▽広域集客性▽広島の新しい顔づくり―の四つの評価軸、二十九の評価項目(各五点)で点数化。実現容易性に総点数の四割近くを配し、市のスタンスを明確に示した。

 屋根架けを望む声は市民にも根強いが、高村義晴都市計画局長は「ヤード跡地の活用策を早く決め、球場を早く建設して、との思いが市民の多数意見。厳しい財政事情の中、早期事業化のため(球場の形態ではなく)実現性を評価の中心にした」と説明する。

 ●評価内容

 三案のうち、五洋建設などの複合型開閉式ドーム案は、実現容易性を除く三つの評価軸でカープ案とほぼ互角だった。しかし、球場賃借料のうち年間六億五千万円を市が補てんするうえ、球場利用者が想定より少なかった場合の経営リスクを市が負担する可能性もある仕組みに対し、市は厳しい評価をした。三菱重工業などの開閉式ドーム案も、市に借地料や税の減免措置を求めており、低評価だった。

 市は、ヤード跡地を事業者に五十年間定期借地した場合の市財政に及ぼす影響も試算。カープ案が三十億円の黒字なのに対し、五洋建設案は八十五億円(市に入る命名権料込み)、三菱重工業案は二百六十五億円の赤字をそれぞれ見込んだ。

 ●市議会特別委

 複数の議員が、球場に屋根を架けなければ、市の中枢性確保にはつながらない、などとして、評価のやり直しや白紙撤回を要求。球場を使用するカープ球団が提案者になっている点も指摘し「公正な比較ができるはずない」とただした。市都市計画局は「評価結果とは関係ない」と答弁した。

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2002/05/06
中国新聞

広島新球場 4案から選考へ

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02050203.html


中国新聞 2002/05/02

貨物ヤード跡地活用策 野球場4案から選考へ

広島市南区の東広島駅貨物ヤード跡地の活用策について、民間から最終提案を募っていた市は一日、いずれも野球場を核にした四案から選考する方針を決めた。近く内部に評価委員会(委員長・伊藤利彦収入役)を設けて審査し、六月の市議会定例会中に秋葉忠利市長が最終結論を表明する見通し。

 ドーム施設(第三セクターか公的機関運営)▽複合型開閉式ドーム施設(民間経営)▽開閉式ドーム施設(同)▽複合型オープン施設(同)―の四案で、いずれも大手企業や企業グループが提案した。

 本拠地にする予定の広島東洋カープが、複合型オープン施設の提案者に名を連ねている点について、市都市計画局の高村義晴局長は「カープは大切な地域資源と認識したうえで、提案者、使用者それぞれの立場に分け、カープの意向を確認したい」と説明している。

 市は、商業機能などを持つ単独の「にぎわい施設」についても検討してきたが、事業計画を提案する企業はなく、事実上選択肢から消えた。

 市は連休明けから、提案者に事業化への意欲や経営計画を聞き、関係局長で構成する評価委が@実現可能性A事業継続性B広域集客性C広島の顔づくり―を基準に専門家の意見も踏まえて選考。市議会都市経済活性化対策特別委に報告し、秋葉市長が結論を出す。

 市都市計画局は今年二月八日の同特別委で、カープなどが提案した複合型オープン施設を「実現性に優れる」と中間報告し、その後あらためて最終提案を募っていた。

 ▽4案はいずれも野球場を核に

 広島市の東広島駅貨物ヤード跡地(南区)の活用策が一日、野球場を核にした四案に絞られた。提案の先着順に、それぞれの特徴を紹介する。
 ●ドーム
 一部開閉の固定屋根で覆った円盤型(人工芝)で、第三セクターか公的機関の運営が前提。イベント機能も備える。事業費は二百五十億円(併設施設分未定)。NKK中国支社が提案した。
 ●複合型開閉式ドーム
 花びらのように開閉するドーム(天然芝)と、ホテルや商業施設を一体化。主体は民間だが、球場は市を通し広島東洋カープに貸す。事業費三百八十二億円。五洋建設が中心のグループが提案。
 ●開閉式ドーム
 屋根がスライドする「日本初の天然芝開閉式ドーム」がコンセプト。事業主体は民間。事業費は二百七十七億円(併設施設未定)。三菱重工業中国支社を中心にしたグループが提案。
 ●複合型オープン
 民間が、天然芝のオープンレトロスタジアムの周囲に大規模な商業、飲食施設を一体整備する。事業費三百八十八億円。米国系のサイモン・プロパティ・グループやカープ球団などが提案。

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2003/01/22追加

2002/04/25
wind

79 (2002/4/25) ハマスタの正体

横浜市は出資せず,市民が出資して建てたのが横浜スタジアムです。市民社会の手本みたいに言われますが,私は,これには反対でした。といっても反対運動したわけでもありませんが。私は,横浜市が市営球場をつくり安価に市民にプロ野球を提供するべきだと考えていました。市民の出資を募ったら,市民への責任として,横浜スタジアムは,赤字を出すわけにはいきません。お金を儲けようとしますから,自然と球場の使用料は高く設定されます。それを危惧しました。

横浜スタジアムは,市民の善意による出資により資本金20億円を集め,対価は45年間の無料オーナーズ・シート。国有地に建っているため地代はプロ野球興業時のみ。つまり,ベイスターズが資本金と地代を払っていることになります。また,ベイスターズ(当時ホエールズ)が横浜スタジアムと行った契約は,20年契約で入場料収入の29%,シーズン席の収入の30%と販売経費を球団から球場へ払い,球場内広告に対して5000万円,物品販売協力金として350万円を球場から球団へ支払うというもの,でした。

ところが1978年の初年度で横浜スタジアムは広告収入5億3300万円(川崎球場6000万円),販売収入9億2000万円(川崎球場1億円)を稼ぎ出しました。1993年では,球場収入13億9200万円,広告収入13億9300万円,販売収入15億6500万円で,経常利益は13億9600億円,資産は現金・預金・有価証券で64億3800万円という超有料企業です。

横浜ベイスターズは,資本金をオーナーズ・シートという美麗句で負担させられ,しかも広告収入と販売収入は微々たるものです。これに対し,横浜スタジアムは,資本金はただで手に入れ,地代は払わなくていい,広告収入と販売収入をほぼ独占し,高額な入場料収入を得ています。

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2003/01/22追加

2002/04/23
wind

77 (2002/4/23) 新横浜市長と都市経営とプロ野球と 

今日は,4月8日就任した37歳の新横浜市長のお話です。中田宏新市長は横浜熱闘倶楽部会長も兼ねており,19日横浜スタジアムを訪れ横浜ベイスターズを激励しました。森監督に「シーズンはまだ始まったばかりだし,ここから巻き返してくれることを心から信じています。ぜひ4年前のように日本一になって,一緒にパレードしましょう」と激励したそうです。そのときの神奈川新聞の記事によると中田新市長は筋金入りのベイスターズ・ファンで「私が野球少年で遠藤投手コーチがエースだったころからずっと応援しています」ということです。新市長は中学時代野球部に所属し,横浜が日本一になった1998年には球団発祥の地,山口県下関市での祝賀パレードに「市民代表」で参加したそうです。中田新市長,野球少年でかつベイスターズ・ファンということが判明し,まずはよかった。でも,単なるファンじゃダメなんですけどね。都市経営を唱えるのなら,次の話に耳を傾ける必要があると思います。

今日,読み終わった「スポーツの今日(いま)を刻む」(杉山茂・岡崎満義+スポーツデザイン研究所編 創文企画)は,メールマガジン「スポーツアドバンテージ」のコラムをまとめて出版したものです。その序文で,メルマガの主催者のひとり岡崎満義さんが横浜ベイスターズの大堀隆球団社長の話が忘れられないといいます。その話とは「98年にベイスターズがセ・リーグで優勝し,日本シリーズも制したとき,同時期に神奈川ゆめ国体も開かれていたんです。どちらが地域=横浜市の活性化に力があったか。私はベイスターズだと思う。地下街に佐々木の大魔神神社できたくらいですから。国体には何年にもわたって何千何百億円ものお金が使われたはずです。それにくらべて,せめてベイスターズには横浜球場の使用料を安くしてもらいたいと希望するのですが,それができない。市に言わせると,もし安くしたら必ず市民から,たかが一私企業のための利益をはかり,結局は税金を使うことになるようなことは許せない,と抗議の電話が殺到するだろう,というのです」ちなみに,横浜スタジアムの使用料は1試合2000万円だそうです。

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2002/03/16
日刊スポーツ

東京ドーム新人工芝を公開

http://www.nikkansports.com/news/baseball/p-bb-tp0-020316-09.html

 東京ドームは15日、新人工芝「フィールドターフ」を報道陣に公開した。今月3日から開始した芝の張り替え作業がこのほど終了。大リーグのデビルレイズの本拠地、タンパベイ・トロピカーナフィールドで全面使用されたのに続き、世界で2番目の導入となる。限りなく天然芝に近い人工芝で、選手の足腰への負担は従来の人工芝に比べ軽減するといわれている。人工芝内に敷かれている粒状のラバーチップが飛び散り、内野手がゴロを捕球する際に邪魔になるという説もあるが、東京ドーム関係者は「2〜3カ月してなじんでくればチップも下の方に沈んでいくので問題はない」と説明した。また、マウンドの土が黒土からアンツーカーへ変更され、両翼の大型看板の上にある空間照明も増設された。リニューアルした東京ドームは、今日16日のオープン戦(日本ハム対中日)から実戦で使用される。

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2002/02/28追加

NEWS 3 by B_wind

2002年2月28日(木)
アストロズ エンロンと決別
巨人 新人工芝
以上2題

Yahoo!JAPAN

<大リーグ>アストロズ本拠地球場、名称を「エンロン」と決別(毎日新聞)

 【ワシントン逸見義行】米大リーグ、ヒューストン・アストロズと昨年12月に倒産したエネルギー販売大手、エンロンは27日、「エンロン・フィールド」と呼んできた球団のホームグラウンドの名称を変更することで合意した。同球団が210万ドル(約2億8000万円)で、球場に名前を付ける権利を買い戻す。
 エンロンも本社がテキサス州ヒューストン。急成長していた99年、1億ドルを支払うことで、球団が建設していた球場を「エンロン・フィールド」と呼ぶ契約を結んだ。期間は30年だった。
 しかし、エンロンが倒産したことを受けて、球団側は「球場のあちこちに目につくエンロンの文字は、倒産で被害を受けた数千人の従業員に悲劇を思い起こさせてしまう」として、エンロンとの契約解消を求めていた。
 球場が完成した00年には、エンロンの当時のレイ会長兼最高経営責任者(CEO)が始球式を行い、エンロンの名前を全米に広めた。球場は全米7位の売上高の企業に急成長した同社の繁栄の象徴だった。

スポニチ

巨人の難敵は何と新人工芝!

 巨人に思わぬ“敵”が出現した。川崎市のジャイアンツ球場で全体練習を行った27日、新人工芝に対して各選手が困惑。今季から東京ドームで張り替えられるのと同じ人工芝が敷かれた室内練習場で感触を確かめたところ、バウンドした際に予想以上に打球が失速することが判明した。
 投内連係、内野のノックで鈴木内野守備走塁コーチが地をはう打球を打ち、野手も一塁へワンバウンド送球。その結果、あまりの感触の違いに「最初高いバウンドでも次のバウンドが弾まない。スリップしそうな芝やけど、打球が死ぬ」と元木は困惑した。篠塚総合コーチは「足の速い小技ができるチームにはいいよね。逆に守備面は守備範囲の広さがもろに表れるよ」と説明。大砲ぞろいのチームには大きなハンデとなることを強調し、急きょ緊急コーチ会議で(1)内野手は通常より1歩前で守る(2)外野手はダイレクト返球を行う――の2点を確認した。
 原監督は「順応できなきゃプロじゃない」と言ったが、東京ドームを使えるのは3月23日以降。この“地の不利”にどう対応するかがペナントのカギを握ることになりそうだ。
 【巨人ナインの反応】
 ▼松井 柔らかくていいね。でも実際に外野で守って球を受けないと分からない。これまでとは雰囲気も違うね。
 ▼清水 守備の負担は確かに増えそうだね。一番打者としてセーフティーバント?選択肢のひとつではあるけど、基本は打つことだよ。
 ▼阿部 二塁への送球とかバウンドさせたら間に合わないかも。試合の中で確かめたい。
 ▼西岡外野守備走塁コーチ 打球が止まるし、追って捕らなきゃ駄目。待ち構えてはすぐ進塁されちゃう。これは真剣に対応しないと大変なことになるよ。
 ▼東京ドーム関係者の話 3月中旬には敷き詰め作業が終わる予定。天然芝に近いと聞いています。これから巨人さんとスケジュールを調整しますが、早く慣れてもらうしかありません。
 ◇新人工芝 カナダ・モントリオールのフィールドターフ社が開発。米大リーグ、タンパベイのトロピカーナフィールドで00年4月に導入され、東京ドームは世界で2番目。芝部分をポリエチレンとポリプロビレンの混合繊維で製作してあり、感触、形状が天然芝に近く、足、腰の負担が軽減される。松井が天然芝球場を要望したことで昨年、渡辺オーナーが導入を決断。総工費は約3億6000万円。

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2002/02/17追加

NEWS 2 by B_wind

千葉マリンスタジアム 結局は人工芝
ナゴヤドームは茶色の人工芝

2002年2月17日(日) Yahoo!JAPAN SPORTS
千葉マリン、人工芝全面張り替え=プロ野球(時事通信)

 プロ野球ロッテの本拠地、千葉マリンスタジアムの人工芝が今秋に内外野とも全面的に張り替えられることが17日分かった。ロッテの1軍キャンプ(鹿児島)を訪れた同スタジアムの山田悟所長が明らかにした。同所長によると新たな人工芝は従来の物よりクッション性が高く、費用は約6億円。オフシーズンの今年11月から張り替えられる。

2002.2.18 スポニチ
千葉マリン 今オフ人工芝張替えロッテの本拠地・タジアムに「ハイテク人工芝」が導入されることになった。17日、キャンプ視察に訪れた鶴岡啓一千葉市長が「優勝しなくても、いいグラウンドにして選手生命を少しでも長くしてもらいたい」と明かしたもので、11年目にして初の張り替えは、今年の11月から総工費6億円をかけて施工。03年2月末に完成が予定されている。
昨年7月から調査を続け、新人工芝は米大リーグ、フィリーズの本拠地であるベテランズ・スタジアムで使用されているものを採用することに決めた。細かい砂を積み上げ、表面の芝の長さは3センチ。従来のものよりも天然芝に近い感触で、選手の足、腰の負担が軽減される。昨年、左ひざ痛のため一時、戦列を離れた福浦は「ひざ痛持ちの僕としてはうれしいです」と話し、小坂も「柔らかい芝の方が守りやすいと思う」と歓迎していた。
 

2002年2月17日(日)Yahoo!JAPAN SPORTS
ナゴヤドーム、土色人工芝に張り替え=プロ野球(時事通信)

 プロ野球、中日の本拠地ナゴヤドームの人工芝全面張り替えがこのほど終わり、17日に披露された。
 グラウンド面積1万3400平方メートルの張り替えには約3億円を投入。米大リーグの球場に倣い、これまで緑色だった塁間や外野フェンス手前5メートルの範囲が土色の芝に変更された。土色の人工芝を使うのは国内で初めて。 

2002.2.18 スポニチ
ナゴヤドーム 人工芝張替え

ナゴヤドームの人工芝が約3億円の工費をかけて全面張り替えられ、報道陣に公開された。塁間がアンツーカー色の新しい人工芝は国内の人工芝球場では初めて。また中日の選手から、長さが15ミリだったこれまでの人工芝では打球が微妙に左右へイレギュラーする指摘や、足腰への負担軽減を要望する声があったため、長さが2ミリ短い13ミリとなった。これにより球脚が速くなり、安打が出やすくなることが予想される。

天声人語にもエンロン・フィールドの話がでてきました
朝日新聞から

■《天声人語》 02月17日

 エネルギー大手、米エンロン社の倒産劇は、多彩な演者をそろえ、ロングラン公演となりそうだ。

 責任逃れに走る経営陣、途方にくれる従業員、大損に怒る株主。献金などでの癒着が疑われるブッシュ政権の面々も加わった。不正経理を見逃した監査法人、高給取りで役立たずだった社外取締役などのわき役陣だって見逃せない。

 そこに飛び入りが現れた。地元の大リーグ球団、ヒューストン・アストロズだ。99年4月、本拠のドーム球場の名前を向こう30年にわたって「エンロン・フィールド」とする契約を交わしていたのだ。総額1億ドルの取引は「命名権ビジネス」のお手本とされた。

 その名付け親の破たんである。球団オーナーは、ニューヨークの連邦破産裁判所に契約の無効の確認を申し立てた。縁起でもない球場名ではイメージダウンは避けられない。それに契約金の未払い分の取り立ては難しかろうし、命名の権利を勝手に売ろうとでもされたら大変だ。

 オーナー声明は「球場名を除いて、エンロンと当球団は無関係」と言い切るが、再建をめざす会社側は価値ある資産なら何であれ守る構えだ。今後の交渉は容易ではなかろう。

 この番外劇、日本にも無縁ではない。施設費を浮かせたい自治体の多くで命名権ビジネスの勉強が始まっているからだ。すでに東京都などの出資で生まれた東京スタジアムは、募集を始めている。「10年単位で年間5億円」という強気の希望価格まである。

 「エンロン騒ぎがどう響くか」。それでなくても、不況は深刻だ。都の担当者の嘆きは深い。

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2002/02/16追加

県野球協議会
 横浜ドームの実現を求め18万人の署名を市に提出

2002/02/14朝日新聞記事から

県野球協議会(藤木幸夫会長)の田辺稔副会長らは13日,横浜市役所を訪れ,「横浜ドーム」建設を求める署名約18万2700人分を高秀秀信市長に提出した。野球関係者から集めた署名で「国際的な港湾都市横浜のシンボルにふさわしいドームを」と要望した。

署名は,県高野連やリトルリーグ神奈川連盟など同協議会所属の15団体などが集めた。高秀市長は「皆さんの熱意はよくわかりました」と答えた。この後,市議会議長や横浜商工会議所にも要望した。

昨年6月,老朽化した横浜スタジアムに代わるドーム球場建設を求めて「横浜ドームを実現する会」が発足。約44万5千人分の署名を集め,12月に高秀市長等に提出している。

同協議会は「開閉式の天然グラウンド」を希望し,コンサート会場などとしても使える「多目的」の活用を提案している。

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2002/02/11追加

NEWS 1 by B_wind


横浜ドームも,考える会の役員だった砥上氏の個人的掲示板「横浜ドームを考えるBBS」もついに消えてしまいました。署名の方も44万人集まり,横浜市や商工会議所に提出されました。考える会の方も,市民やファンの開閉式天然芝球場を望む声に押されてか,署名の提出時には平松副会長の個人的な意見としてですが「開閉式天然芝」を望むという方向に向かっているみたいです。ところで,開閉式といえば,世界初の開閉式ドームはカナダ・トロントのあるスカイドームです。これは,トロント・ブルージェイズがホームにしている球場ですが,このスカイドームはなんと一度,経営破綻しているそうです。

◆スカイ・ドームは5年で経営破綻◆

スカイドームは,1989年5億ドルをかけて完成し,「完璧な野球場」「これが本当の野球場だ」と称えられました。ところが,このスカイドームは年平均380万人近い観客を集めながら,完成してから5年後経営破綻してしまったそうです。建設費が予想外にかかり,使用料が高くなったことも影響し,採算ラインが年間稼働日数250日なのに180日程度しか埋まらなかったということです。このスカイドームにはホテルも併設され,開閉式人工芝ドーム・ホテル併設という点で福岡ドームの先駆けとなったドーム球場です。スカイドームは経営破綻しましたが,福岡ドームも経営的には苦しい状況にあります。

◆福岡ドーム3点セットの有利子負債は1400億円◆

福岡ダイエー・ホークスの親会社であるダイエー本社の再建問題に絡み,ホークスはドーム・ホテル・球団の3点セットでの売却の話がでました。結局,ホークスは手放さず,ドームとホテルは証券化するということになりましたが,3点セットの有利子負債は1400億円と言われています。もちろん,その負債の主なものは福岡ドームの建設によるものです。

福岡ドームは,ホークスが年間300万人以上の観客を動員してやっと単年度で黒字化しています。しかし,なお1000億円を超える負債を抱え,福岡ドームは自転車操業みたいな状況にあります。そもそも,福岡ドームができた1992年既に,福岡ドームの運命は決まっていたそうです。世界中で黒字だったドームは東京ドームだけだったからです。それなのに実際に公表されている3倍の費用がかかり,収入の見込みは2倍も誇張されていたそうです。

以上,スカイドームと福岡ドームについて詳しくは,「福岡ドームがホークスの首を絞める」 マーティー・キーナート MSNジャーナルhttp://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=106202

このようにスカイドームにしろ,福岡ドームにしろ300万人以上の観客を動員しても,ドーム球場は経営的に苦しいみたいです。そして,この福岡ドームよりさらに経営危機に瀕しているのが大阪ドームです。

◆大阪ドームは大阪市から公的支援17年間で20億円◆

大阪ドームは,1998年700億円の巨費を投じて完成したドーム球場で,大阪市のほか87社が出資してできた第3セクターの球場です。大阪近鉄バファローズの本拠地として,初年度こそ180万人の観客を集めましたが,2年目からは100万人近くまで落ち込み,1年前経営危機に陥ってしまいました。結局,株主の大阪市から17年間で193億円の支援を受けることになりました。2000年,福岡ドームが稼働率80%を超えたのに対し,大阪ドームはわずか69%でした。去年,大阪近鉄が優勝して一息ついた恰好ですが,それでも観客が115万人から160万人増えただけで,福岡ドームの300万人には到底及びません。

詳しくは,朝日放送 大阪ドームの危機  http://www.asahi.co.jp/you/t20010327.html

◆大阪ドームはマジックカーペット・システム◆

スカイドームも,福岡ドームも開閉式ですが芝は人工芝です。そしてもちろん大阪ドームも人工芝です。大阪ドームは,5万人規模のコンサートができる多目的ドームであるため,アストロターフという人工芝を採用し,「人工芝を必要としない時、人工芝サーフェイスをスピーディに巻き取り、収納するアストロターフのマジックカーペット・システム」を採用しています。アストロターフは,世界初の屋根付き球場ジ・アストロ・ドームで,これまた初めて使われた人工芝です。このアストロターフの自慢が,このマジックカーペット・システムです。マジックカーペット=アストロ・ターフを巻き込むとでてくるのは,コンクリートの床です。人工芝の下はコンクリートで,選手も疲労しやすく,ケガも多くなるということから,米国ではその後敬遠され,天然芝への切替が進んでいます。

なお,マジックカーペット・システムについては,TOMATOさんからの情報ですが,詳しくは次のHPを参考にしてください。http://www.astrocorp.co.jp/ground02_right.html

◆ジ・アストロ・ドームは健在◆

人工芝が初めて採用されたジ・アストロ・ドームは,1965年,3,160万ドルの建設資金を投入し,ヒューストン・アストロズの本拠地として完成しました。初代アストロズのオーナーだったロイ・ホフハインツは,アストロドームを「世界8番目の七不思議」と呼びました。しかし,アストロ・ドームは密閉型のドームであったため閉塞感から次第に魅力を失い,老朽化も伴い,1999年,アストロズの本拠地を開閉型天然芝球場のエンロンフィールドに譲ることになりました。現在,アストロ・ドームは,コンベンション・ホールとして利用されています。

鹿島建設の建設博物誌 つくる技術 アストロドーム
http://inpaku.kajima.co.jp/ken/kuukan/main/m_list/11.html
鹿島建設の建設博物誌 つくる技術 開閉式ドーム
http://inpaku.kajima.co.jp/ken/kuukan/gijutsu/g_list/11.html
古内義明氏の
http://www.isize.com/sports/mlb/what/ballpark_015.html


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2002/02/09追加

沖縄のドーム話と広島の新球場のお話の2題
浦添ドームは半屋根方式
広島は広島市はドームを提案しているが球団は複合型オープン式を提案している
というものです。

2002.2.9報知

浦添ドーム!ヤクルト公式戦誘致
2005年にも

 ヤクルトがキャンプを行っている沖縄・浦添市が公式戦誘致へ向けて市営球場のドーム化を計画していることが8日、明らかになった。この日、視察に訪れた川島広守コミッショナー(79)に儀間光男市長(58)が計画を説明し、誘致への協力を要請。早ければ2005年に“浦添ドーム”で沖縄返還後初の公式戦が開催される。

沖縄キャンプのメッカ
市営球場の観客席を増設 3万人収容に

 今年も6球団がキャンプを実施する沖縄だが、公式戦が実現しない最大のネックは収容能力の高い球場がないことだった。公式戦開催には3万人規模が必要で、一番大きい奥武山(おうのやま)球場でも2万人が精いっぱい。そこで浦添市では市営球場の観客席を増設し、現在の1万5000人から2倍の3万人収容とする計画を進めてきた。

 さらに雨の多さと真夏の猛暑から観客を守るためにスタンドからグラウンドの内野部分まで全体の約半分に屋根をかける構想も持ち上がってきた。「外野の芝の養生のため、昼間は太陽の光を取り入れるようにしたい」と儀間市長。来年1年間で調査、設計し、04年に着工する予定にしている。

 この日、儀間市長から直接、計画を聞いた川島コミッショナーも「それはうれしいことです」と実現へ前向きな姿勢を見せた。浦添市では早ければ05年の誘致を目指し「そのときはもちろんキャンプを行っているヤクルトさんに準フランチャイズとして来て欲しい」(儀間市長)と今後、具体案を持って交渉していく。

 ヤクルトの球団関係者も「浦添市には協力してもらっていますから」と検討を示唆。昨年の米中枢同時テロ以降、観光客が激減するなど、厳しい状況におかれている沖縄県民の悲願達成に、大きな一歩が踏み出された。


2002.2.9報知

広島ド−ムに意欲
複合型施設

 広島市は8日の市議会都市経済活性化対策特別委員会で、JR広島駅南東の旧国鉄貨物ヤード跡地の利用計画に関し、広島球団が天然芝の球場と娯楽施設を持つ複合型オープン施設建設に意欲を示していることを明らかにした。

 同市は既にドーム型球場などを提案しているが、球団側の意向を尊重する方針。同市によると、球団側は複合型オープン施設について事業費を一部負担し、自力で経営する意向を示しているという。

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2002/02/02追加

横浜ベイスターズのオーナー会社
マルハからTBSに変更
マルハがTBS(東京放送)グループに株式を全面譲渡し,
マルハはベイスターズから全面撤退。

2002.1.31(木)asahi.com

プロ野球・横浜ベイスターズの球団売却問題で、水産最大手のマルハは31日、子会社でチームの運営会社である「横浜ベイスターズ」の保有株(70万株)を、TBSとグループのビーエス・アイに総額140億円で譲渡することで3社が合意した、と発表した。譲渡期日は3月28日。 TBSが47万株、ビーエス・アイが23万株をそれぞれ譲り受ける。株式譲渡後のベイスターズの株主構成は、TBSグループ69.2%、ニッポン放送30.8%になる。

新オーナーは,TBS社長の砂原幸雄氏
横浜市在住で横浜ベイスターズファン

2002.1.31(木)Yahoo Japan sports   時事通信

 マルハから民間放送のTBSへ筆頭株主の移行が決まったプロ野球の横浜は31日、横浜市内の球団事務所で臨時株主総会と取締役会を開き、TBSの砂原幸雄社長(64)を新オーナーに決めた。
 砂原オーナーは球団職員へのあいさつで、「TBSグループの一員として横浜ベイスターズをお迎えしたと考えている。私自身がベイスターズの一員であるとも考えている。アイデアを出すこと、しゃべることは遠慮せずに、わいわいがやがやと一緒にやっていきましょう」と基本的な考え方を表明した。

 砂原 新オーナー 横浜ドームに積極的姿勢
しかし
ここに来て
横浜スタジアム ボールパーク構想が急浮上
鶴岡 横浜スタジアム社長
「可能ならば天然でもいい。野球専用にしてもいいと考えている」
ぎょ?
さらに球場に隣接する形で「博物館」「アトラクションパーク」などの建設プランも浮上。
ぎょ?ぎょ?
博物館とかアトラクションパークっていうのは
みなとみらいの新球場の話じゃないんでしょうか?
横浜公園に隣接して?
なんだかわからないです。
ハマスタの天然芝野球専用化は可能性がありますが,
内野可動席は無用の長物と化すか。
ちなみに
ハマスタのドーム化は
建蔽率があるからダメだって
横浜市側からの回答がでてます。

2002.2.1(金)

日刊スポーツ

横浜新オーナー、ドーム実現に積極的姿勢

 横浜砂原幸雄オーナー(64=TBS社長)が、計画倒れになっている横浜ドームへ積極的な姿勢を見せた。1月31日、横浜市の球団事務所で臨時株主総会が開かれ、新オーナーの誕生が正式に承認された。その後、砂原オーナーは横浜市庁舎、神奈川県庁、横浜商工会議所、横浜スタジアムなど関係各所へあいさつ回り。相手の言葉を待つまでもなく、砂原オーナーの方から新球場の話題を切り出していた。

 記者会見でも、自ら「地元での新球場への思いを感じました。予定地も理想的な場所。ワクワクしますね。実現できればうれしい」と語り出した。土地は「みなとみらい21地区」の旧高島ヤードで確保できる予定だが、日本初となる開閉式の天然芝ドームを目指しているため、建設費は約400億円と試算されている。採算の問題から、地元企業は費用ねん出に消極的。TBSも費用の用意はできない。ただ、新オーナー誕生を契機に機運を高めることはできる。砂原オーナーの積極的な発言も、その狙いとみて間違いない。

 TBSでは今日1日から「横浜ベイスターズ応援室」を起動させる。営業、事業、スポーツなど社内の8部署から約15人を集め、球団に関するすべてのプロジェクトを仕切る。当面の課題は球場での演出研究になるが、杉崎一雄室長(56)は「長期的な展望もしていかなければならない。ドームのことも考えていかなければならない」と語った。広告代理店など外部へも意見書を依頼。イベントなど、新球場で採算が取れるべく研究を重ねていく。TBSとしては、新オーナー企業として最大のプロジェクトとなる。【飯島智則】

 横浜スタジアム 天然芝への張り替えも研究していく。すでに天然芝に近い「ハイテク人工芝」についての情報は集めており、東京ドームの芝が好評な場合は来年にも張り替える予定。ただ、鶴岡社長は「可能ならば天然でもいい。野球専用にしてもいいと考えている」と語った。

スポニチ

砂原新オーナーがボールパーク構想

 横浜の臨時株主総会、取締役会が横浜市中区の球団事務所で行われ、TBSの砂原幸雄社長が新オーナーに就任した。BS―iと合わせた株式取得額は140億円。放送媒体として初めてオーナー会社となるTBSは「YBプロジェクト」を発足させ、具体的な事業計画を検討中。その柱となるのが本拠地、横浜スタジアムの「ボールパーク構想」だ。それに呼応する形で球場が天然芝化される可能性が出てきた。すでに来年以降の人工芝の張り替えを検討中だが「天然芝も選択肢の1つ」と球場関係者は話した。

 砂原オーナーはこの日、市役所、県庁などを表敬訪問。最後に横浜スタジアムを訪れ「地元の声がこんなに熱いと初めて知った」と期待の大きさをかみしめた。杉崎一雄ベイスターズ応援室長は「球場の演出方法などアイデアが出ている」と話し、
大リーグの球場のようなファンが楽しめる雰囲気づくりを目指す。さらに球場に隣接する形で「博物館」「アトラクションパーク」などの建設プランも浮上。「私自身もベイスターズの一員」という新オーナー就任を機に、横浜スタジアムがボールパークへと生まれ変わる。

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2002/02/02追加

オリックス・ブルーウェーブ 
GS神戸の管理運営権を神戸市から譲渡され委託運営することが決定(2002.4.1から)

GS神戸のボールパーク構想
2000 内野の天然芝化,スタンドの分煙化
2001 フェンスの撤去
2002 「遊」と「食」がテーマ

2002/1/29 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/news/baseball/p-bb-tp0-020129-36.html

グリーンスタジアム神戸が客寄せ改装
 オリックスは28日、本拠地グリーンスタジアム神戸をより快適な空間にするための「ボールパーク」構想を発表した。約1億円をかけて改装することになった。最寄りの地下鉄・総合運動公園駅から球場入り口までの間に、ピッチングやバッティングが体験できるエアテントを2基設置。スタンド内には4〜5人用のテーブル席「ファミリーゾーン」を19カ所新設。バックスクリーン横の外野席上部にホットドッグや中華、イタリアン専門店をオープンさせる。
 3月2日の対阪神オープン戦でリニューアルオープンする。

◆2002/1/29 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sport/020129jf9870.html

テーマは「遊」と「食」 グリーンスタジアムの改装予定
 グリーンスタジアム神戸での「ボールパーク構想」を打ち出しているオリックスは28日、テーブル席の設置などを盛り込んだ2002年度の改装予定を発表した。
 2000年度は内野の天然芝やスタンド内の分煙化、昨年度は内野フェンスを低くするなどの試みを続けてきたが、今年度は「遊」と「食」がテーマ。4月1日付で同球場の管理運営権を神戸市から譲渡されることにより、球場内の売店を一新し、専門店化する。
 米シアトルから食材を直輸入するホットドッグ店、イタリアや中国料理の専門店などがオープン。また、5人まで座れる国内初のテーブル席を「ファミリーゾーン」として設置、1塁側に19ボックスを設け、1ボックス8000円で売り出す。

◆2002/1/29 日刊スポーツ なにわWeb
http://www.nikkansports.com/osaka/obs/p-obs-tu01.html
メジャー流スタジアム構想  GS神戸を「ボールパーク」にspacer

 オリックスは28日、本拠地グリーンスタジアム神戸をより快適な空間にするための「ボールパーク」構想を発表した。エンターテインメント施設が充実している米大リーグを参考に、約1億円をかけて改装することになった。 ターゲットは子供、女性、家族連れだ。まず、最寄の地下鉄・総合運動公園駅から球場入り口までの間に、ピッチングやバッティングが体験できるエアテントを2基設置。スタンド内には4〜5人用のテーブル席「ファミリーゾーン」を19カ所新設する。そして、何よりうれしいのは「食」の充実だ。バックスクリーン横の外野席上部にホットドッグや中華、イタリアンの専門店をオープンさせる。
 入場者数の引き上げが最大の目的。昨季の107万3000人から、今季は50%増の150万人を見込んでいる。生まれ変わったGS神戸は、3月2日の阪神とのオープン戦でリニューアルオープンする。

◆2001/12/05 神戸新聞

GS神戸球場の管理・運営をオリックスに委託 神戸市

 神戸市営のグリーンスタジアム神戸(神戸市須磨区)の業務の一部について、同市は五日、早ければ二〇〇二年度からスタジアムを本拠地として利用しているプロ野球パ・リーグのオリックス・ブルーウェーブに管理、運営を委託する方針を明らかにした。
 市によると、委託を検討しているのは、スタジアムと近くにあるサブグラウンド。現在、市の外郭団体の公園緑化協会が運営、同球団が一九九一年からホームグラウンドとして利用している。
 グラウンドの運営費は年間約三億円。同球団とは現在、使用料に加えて観客入場料の10%を納めてもらう契約を結んでいる。しかし、入場者は一九九六年の百五十万人をピークに減少。年間数千万円の赤字だったといい、昨年から球団と委託についての話し合いを進めていた。
 委託する業務内容は今後、詰める。市は「市民球場という軸は忘れず、球団のノウハウを生かして効率化を図ってもらい、赤字の解消に努めたい。また、そのことで利用者増につながれば」としている。

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2002/01/24追加

東京ドーム 新人工芝導入

2002/01/24 スポニチ記事

東京ドームは23日、新人工芝「フィールドターフ」を今季から導入することを決めた。工事期間は3月4〜15日で総工費は3億6000万円。同ドームでは92、97年に続く3度目の張り替えとなる。

 今回、採用した新人工芝はカナダ社製のフィールドターフで、米大リーグ、デビルレイズの本拠地であるトロピカーナ・フィールドですでに使用されており、東京ドームは世界で2番目となる。新人工芝は63ミリの芝の根元に土の代わりに50ミリ分のゴムチップ、細かい砂を積み上げ、表面の芝は13ミリ。従来より天然芝に近い感触で選手の足、腰への負担が軽減される。

 昨年、巨人・渡辺オーナーが松井のメジャー移籍阻止の一環として新人工芝の導入計画を明かしたが、松井は「実際に試合の中で確認していきたい。選手にとってはうれしいこと」と話した。また、川崎市のジャイアンツ球場の室内練習場も同じ仕様の人工芝に張り替えられることになった。

 【巨人新人工芝の反応】
 ▼渡辺オーナー 相当いいらしいな。天然芝に限りなく近くて、選手に与える悪い影響が減ると聞いている。松井への影響?それは分からんよ。
 ▼江藤 この前サンプルを触った感覚では弾力性がある。実際やってみないとわからないけど。スパイクの対応も確かめてみたい。
 ▼仁志 どれくらい打球が死ぬかオープン戦で確かめたい。すぐに感覚はつかめると思います。
 ▼上原 ケガ防止にはいいことです。実際にオープン戦で投げて確かめたい。

Web報知で[オーナーに聞く]という記事があって,
第一弾が読売ジャイアンツの渡辺オーナー
その中で東京ドームの新人工芝の話がでています。

2001.1.3報知

[オーナーに聞く]渡辺氏(3)

東京ドーム

 ―話は変わるが、東京ドームの人工芝は今シーズン後、張り替えるのか?

 「砂のつまった“フィールドターフ”を導入する。東京ドームの問題は、競輪場としても使おうとしていること。1回も使ったことはないがね。できもしない競輪施設のために、人工芝を巻き取りにして、地下にもぐらせバンクを造る。(衝撃吸収度が低いために)選手のけがが多くなるとか、選手寿命が短くなるのはよくないから、人工芝でも天然芝に近いものを使ってみるんだ」

 ―新人工芝は巻き取りができないと聞いている。となると競輪はどうする?

 巻き取りができなくても、バンクのところだけ芝を一時取る方法もあるそうだ。(石原)都知事が、財政政策のためにドームで競輪をやりたいそうだ。年間1000億円の売り上げで、ドームには50億円入るだけなんだ。主催団体がどこになるのか、もうけの配分がどうなるのかわからん。競馬、競輪は売り上げが落ちているし、地方競馬は赤字だ」

 ―人工芝を替えるのは松井のため、と言っていたことがあるが。

 「松井も、と言っている。全般的な問題として、今の人工芝は天然芝に比べて選手を傷める。だから替えなければいけないということであって、松井がメジャーへ行っちゃいかんから、慌てて替えるわけではない。そういう問題じゃない。天然芝だろうが、人工芝だろうが、メジャーへ行きたい者は行くんだ」

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2002/01/14追加

日刊スポーツ 2001.1.13記事

TBS“横浜ドーム”プロデュースへ

 横浜の株式問題でTBS(砂原幸雄社長)は、約50億円という格安値で筆頭株主になることが12日、わかった。巨人戦のあるセ・リーグ球団は最低でも100億円とみられていたが、資産価値を検討した上で決着した。22日の実行委員会で承認される。資金難から暗礁に乗り上げている「横浜ドーム」(みなとみらい21地区に建設予定)に関しても、イベントのノウハウを持つTBSが中心となりプロジェクトチームを結成。日本初の天然芝開閉式ドームの実現へ加速する。  マルハからTBSへの株式譲渡額は、格安の50億円で落ち着いた。14年前の88年、ダイエーが南海を買収した額は約30億円。同年にオリックスが阪急を買収した額は約40億円。一時、阪神の身売りがうわさされた時は150億円の値がついたとされるなど、巨人戦のあるセ球団の買収は最低でも100億円はかかるとみられていた。だが、横浜は自前の球場を持たないなどの資産価値を判断され、今回の額で落ち着いたようだ。

 22日の実行委員会で、TBSがマルハに代わるオーナー会社になることが承認される。横浜球団では、昨年11月にニッポン放送への譲渡を決めた時から、メディア企業のオーナー就任を歓迎していた。その理由について、大堀隆球団社長(58)は「イベントの開催、演出などのノウハウを持っている」と語っている。TBSからは2、3人のスタッフが球団へ派遣される方向だが、その中にイベント開催に関して、さまざまな経験を持つ者を入れる予定になっている。

 イベントのノウハウは、話題となっては消え、なかなか実現しない「横浜ドーム」へつながる。球団や地元の団体などが希望するドームは、日本初の天然芝開閉式。イチロー、佐々木がプレーするマリナーズの本拠地「セーフコフィールド」のような最新式のものだ。建設費は400億円と試算されている。土地は、以前から候補地とされている「みなとみらい21地区」旧高島ヤードの使用で問題はない。横浜市が長期総合計画「ゆめはま2010プラン」で国際スポーツの拠点となる多目的ドームの建設を明記し、バックアップを約束。ただ、建設費だけは民間企業の協力が不可欠で、これが最大のネックとなっていた。

 民間企業としては、採算を重要視する。5万人以上となる観客席が埋まるのか、天然芝では野球以外のイベント開催が難しいのではという意見が多かった。採算の問題をクリアするため、多くのソフトを持つメディア企業は最大の援軍になる。大堀社長は「野球以外で、どう使っていくか研究していく必要がある」と語るなど、TBS、横浜スタジアム、地元団体とタッグを組んで「横浜ドーム・プロジェクトチーム」(仮称)を発足させる考えだ。

 TBS側も、積極的に助言する考えだ。幹部は、ドーム問題に関して「テレビというのはプロ野球で商売をしている。株問題は別としても、球界の繁栄に努力するのは当然。これからも、その延長線上にあります」と語った。建設自体は2年もかからないため、問題がクリアされれば05年にも夢の新球場がオープンする。
球団では、これまで横浜スタジアムに任せ切りだった球場の演出も、手がけていく方針。変革期の球界で生き残るため、必死になっている。資金ではなく、新オーナーのアイデアが、横浜ドームの実現、そして球団の将来を左右する。

 ◆球団と横浜スタジアム 完成した78年に20年契約を結ぶなど、長期の使用契約を結んでいる。昨年も新たに10年契約を結んだばかり。ただ、今回の長期契約の中には、ドーム完成を見据えて「経済等の事情がある時は、その都度に話し合う」という条項が加えられた。また、横浜スタジアムは建設費ねん出のため500円券を5000株、20万円を1口として「オーナーズクラブ」をつくり、球場の年間シートを45年間与えるというシステムを取った。これがドーム移転のネックという意見もあるが、球団はドームでも「オーナーズシート」を継続させて対応する考えだ。

 ◆ドームアラカルト
 ▽開閉式 プロ野球公式戦で使用するドーム球場(札幌、東京、西武、ナゴヤ、大阪、福岡)のうち、開閉式は福岡だけ。
 ▽天然芝 プロ野球本拠地の天然芝球場は甲子園、神戸、広島の3球場。関東のチームで本拠地が天然芝だったのは90年の川崎球場(当時ロッテの本拠地)が最後。

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2001/12/30追加

ボールパークと多目的ドーム

2001.12.25 神奈川新聞

この日神奈川新聞に「横浜ドームを実現する会」の署名者の一覧が掲載されました。
実現する会は,いろいろの考え方を持った人達の集まりで
屋根付き球場を建設するという一点で集まった人達みたいですね。
連合の砥上さんやOBの平松さんは「開閉式天然芝」を主張しています。
でも,実現する会の遠藤会長は
「横浜ドームは野球場の形にこだわらない」と
さらに
「野球をはじめ,あらゆるスポーツやイベント
を雨や風に心配なく見られる施設がほしい,という
単純な動機ではじめた運動。」と
イマイチですが。
横浜市の計画にも一応,「多目的ドーム」という言葉ででてきました。
市長は「開閉式天然芝を」と公言しています。
やり方はともかく,これだけの署名が集まったのですから
市民の本当の意見が反映した施設づくりに
これから取り組んでいかなければと思います。
以下,実現する会の署名者の掲載に合わせて
神奈川新聞が特集記事を載せていたので
以下に,その記事を載せたいと思いますが長いので今年中にできるか?ですが
では。

ハマに多目的ドームを

実現する会44万5000人分の署名集める
横浜市などに提出

大きな運動に
横浜の経済団体や元プロ野球選手を発起人にした市民団体「横浜ドームを実現する会」(遠藤恵弘会長)が進めてきた,多目的ドーム建設推進を求める署名が約44万5000人に達した。17日には,横浜市をはじめ横浜商工会議所などにその成果を提出した。

これとは別に,神奈川県野球協議会(藤木幸夫会長)でも,天然芝の開閉式ドーム球場建設を求める署名運動を年内いっぱい展開。来春には横浜市など関係団体に要望署名を提出する運びになっている。

多目的ドームと開閉式天然芝ドーム球場。両団体の目指す方向は若干異なるが,野球を中心に観戦して楽しむ市民と,実際に球場を使用する野球団体がドーム建設推進を要望する署名運動は,かつて横浜スタジアム建設推進運動で集められた18万人の署名をすでに上回り,ドーム建設にはずみをつけることになりそうだ。

総合計画にも
今回の署名運動はこの春,横浜ベイスターズがドーム球場建設に向けた要望書提出を決めたことで動き出したものだが,横浜市の長期総合計画「ゆめはま2010プラン」にも「市民が育てる国際スポーツ拠点としての多目的ドーム建設」が明記されており,横浜市をはじめ関係者の動きが注目される。

しかし,場所や財政的裏付けなどに加え,現在プロ野球をはじめ,高校,大学,社会人から少年野球に加え,音楽会や開港記念バザーの会場など,イベントも開催される横浜スタジアムの今後をどうするか,など課題が残ることも事実で建設には,なお曲折が考えられる。

全天候施設を
ドーム球場建設構想は,数年前から関係者の間で話題になり,浮上しては消え,消えては浮上を繰り返してきた。今回,市民から寄せられた約50万人に及ぶ署名を提出した遠藤代表は「横浜ドームは野球場の形にこだわらない」という。

横浜には2002年サッカーワールドカップの決勝会場となる7万人収容の横浜国際競技場をはじめ,室内で陸上競技も開催できる横浜アリーナ,体育館として利用できる横浜国際プールなどの施設もそろう。

こうした環境のなか,もう一つの多目的ドームを求める遠藤会長は,「野球をはじめ,あらゆるスポーツやイベントを雨や風に心配なく見られる施設がほしい,という単純な動機で始めた運動。今回の署名提出で一応の成果をみたので活動としては一区切りついた」と言うが,「要望書を提出したら終わりでは無責任。できれば市民と一緒になって,建設時点で最高の施設となるよう,納得できるドーム球場建設に協力したい」と今後もドーム建設への推移を見守る構えだ。

開閉式がいい
年内いっぱい署名運動を展開する権野球協議会の藤木会長は,署名活動開始を求めた理事会で「野球は青空の下で行うもの。風や,多少の雨など,自然も相手にするからこそ,野球は面白い」と話し,「これから作る球場は,屋根が開閉できて,フィールドには天然芝を張って,天気のいい日は,青空や星空の下で楽しめるものにしなければ」と開閉式天然芝球場建設を明確にしている。

それぞれドームの形態に多少異なりががあるものの,野球での使用が,その中心にあり,横浜スタジアムとの共存を前提に「野球を中心に,市民が楽しめる場所が増えることはスポーツを通じて横浜の文化向上にもつながる」と両団体とも建設推進に力を入れている。

2002/01/01追加

今後の課題

スタジアムとの共存は?
市民の「器」への英知を

横浜ドーム建設は,著の著についたばかり。事業主体を始め,建設資金,土地問題など,乗り越えなければならない問題は山積,横浜スタジアムとの共存一つにとっても,壁がある。

横浜スタジアムの前身,平和球場が老朽化により取り壊しが決定された時点で,市内にプロが使用できる本格的な球場を市民の手でつくろう,とハマっ子が燃えた。プロ球団が本格的に使用,年間を通してプロ野球が横浜スタジアムで楽しめる,というコンセンサスがあり,当時の大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)が呼応。横浜スタジアムと横浜ベイスターズの共存共栄がフランチャイズ契約の一項にうたわれている。

署名活動を展開した両団体ともに,横浜スタジアムとの共存を目指すとされているが,プロ野球開催ゲーム数をはじめ運用方法などで摩擦が生じる可能性がある。

さらに,ベイスターズの株譲渡がある。球場,球団名はそのまま推移するようだが,球団,球場,オーナーの三者関係に武妙な変化が生じるようだと,横浜スタジアムとの共存構想に変化が生じることも否定できない。

346万人都市横浜に,本格的な「市民球場がもう一つ」という市民の「夢」から発生した署名活動。今回の署名提出で一区切りつけた形だが,将来に禍根を残さない「器」を目指して,市民の英知を結集する作業を続けることが求められる。

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2001/12/20追加

人工芝ドーム球場の下は
やっぱりコンクリートだった

2001.12.13東京ドーム マスターズ・リーグ
最後のバッター豊さん 提供



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2001/12/19追加

特集 署名の提出

2001.12.18の新聞記事です。

読売新聞 
「横浜ドーム」44万人署名 実現する会

 横浜ベイスターズの新しい本拠地となるドーム球場の建設を横浜市に求めている「横浜ドームを実現する会(遠藤恵弘会長)は17日,「ドーム実現」を求める要望書に市民約44万5千人の署名を添え,高秀秀信市長に提出した。
 同会は,熱烈なベイスターズ・ファンを中心に,今年6月結成され,関内駅前(中区)などで署名活動を行ったり,パネルディスカッションを開いたりしてきた。
 同日,記者会見した遠藤会長は「署名したことで,会の活動は一区切りを迎えるが,これから夢を形にできたらと思う」と期待を込めて話した。
 高秀市長は,プロ野球ばかりでなく,文化,コンベンション施設としても利用できる「多目的ドーム」の建設に前向きで,先月策定した「ゆめはま2010プラン5ヶ年計画」(素案)にも構想を盛り込んでいる。

神奈川新聞 
横浜に多目的ドーム建設を
44万人署名,市長に 実現する会

http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw011218106.html

 一日も早い実現を−。
 「横浜ドームを実現する会」(遠藤恵弘会長)は17日、横浜市役所に高秀秀信横浜市長を訪ね、ドーム建設を要望する44万人を超える市民の署名、要望書などを手渡した。
 市役所を訪ねたのは,遠藤会長のほか,プロ野球大洋OBでもある平松政次副会長,横浜ベイスターズの湊谷武雄常務取締役ら13人。遠藤会長が「横浜にドームがほしいという市民の声を,形に表したいと思った」とあいさつ。署名を受け取った高秀市長は「検討させていただきます」と話した。
 同会は,横浜市内の経済界を中心とする各種団体や元プロ野球選手らの有志により6月29日に発足。横浜スタジアムの老朽化と観客収容能力の少なさ,雨のために日程通りに試合消化ができないことなどから,市民レベルで新たな多目的ドームを建設する気運を盛り上げるために,署名活動を展開した。署名は15日現在で44万5663人分が集まった。
 また、球団株式の売却問題を踏まえて,「横浜ベイスターズを横浜に残そう」という声明も合わせて提出。遠藤会長は「活動をする中で、(株譲渡問題を)何とかしなければと思った。今回のことで,この運動も余計に盛りあがってきた気がする」と話していた。
 同会は市役所のほか,市議会,商工会議所,横浜ベイスターズ球団にも訪問した。

朝日新聞 
横浜ドーム 実現を求め44万人署名
市長に要望書

 「横浜ドームを実現する会」の遠藤恵弘会長が17日,横浜市役所を訪れ,高秀秀信市長に44万5千人分の署名とともに,ドーム球場実現を求める要望書を手渡した。
 要望書はドーム球場が市内経済の活力再生をもたらすとして,実現に向けた検討を求めている。高秀市長は「いろいろ検討させていただく」と応じた。要望書は市議会や横浜商工会議所,横浜スタジアムにも提出された。
 実現する会は6月の発足以来,署名活動をしてきた。経済人やプロ野球OB45人を役人に,これまで街頭での署名活動やシンポジウムの開催などをしてきた。
 この日は横浜ベイスターズの株主問題についての声明も出し,球団が横浜を本拠地にすることがあドーム球場実現の大前提として,関係者に球団が横浜に残るための努力を求めた。

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2001/12/18追加

横浜ドームを実現する会
44万5633人分の署名を提出

2001.12.18 Yahoo!JAPAN

http://sports.yahoo.co.jp/headlines/jij/20011217/spo/19095300_jij_00020577.html

2001年12月17日(月) 19時9分

市長へ横浜ドーム実現の署名提出=プロ野球(時事通信)

 「横浜ドームを実現する会」の遠藤恵弘会長(元横浜そごう専務)らが17日、横浜市庁舎を訪れ、7月からの活動で集めた44万5633人分の署名と要望書を高秀秀信市長に提出した。大洋(現横浜)の投手として活躍した、平松政次副会長は「思い切りプレーできる全天候型の天然芝球場を」と改めて要望。高秀市長は「いろいろと検討させていただく」と答えた。
 また同会は「横浜ベイスターズを横浜に残そう」との声明文も発表。球団株譲渡問題に関連して、「ベイスターズがあってこそのドーム」と訴えた。 

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2001/12/18追加

横浜スタジアム
フィールドターフの導入を検討か

2001.12.15 日刊スポーツ

http://www.nikkansports.com/news/baseball/p-bb-tp0-011215-06.html

横浜スタジアム「ハイテク芝」を検討

 横浜の本拠地、横浜スタジアムが「ハイテク人工芝」の導入を検討していることが14日、分かった。現在は資料を集めている段階だが、来年7月には同球場の幹部が渡米して、現地の球場を視察する予定。すでに東京ドームが03年からの導入を決めており、実際にプレーした横浜ナインの意見も反映できる。早ければ04年からの導入となる。天然ではないが、屋外のカクテル光線には一段と映えそうだ。

 現在は通常の人工芝を使用しているが、選手からの評判はよくない。芝を交換するときも内、外野を別々に行うため、見た目にも色が違うという欠点もある。「ハイテク人工芝」は、人工芝の間に砂を混ぜており通常のものよりクッションがある。そのため選手の体への悪影響が少ない。色の工夫もされており、天然芝のように見える。メジャーでもタンパベイ・デビルレイズの本拠地「トロピカーナフィールド」などで使われている。

 横浜スタジアム鶴岡博社長(62)は「これから研究していくことだが、いいものは、できる限り取り入れていきたい」と積極的。視察渡米は芝のためだけでなく、周辺の娯楽施設など「ボールパーク」としての研究を行うという。

 横浜ではドーム待望説が強く、17日には「横浜ドームを実現する会」が要望書を横浜市へ提出する。ただ実現には時間がかかりそうで、まずは現球場の再整備から取り掛かる。横浜球団の野口取締役も「いろいろと資料は見ています。前向きにやっていただいており、うれしいですね」と、喜んでいる。球団株の問題が混とんとしているだけに、久しぶりの明るいニュースとなりそうだ。【飯島智則】


こで言っているハイテク芝とは,
「トロピカーナフィールド」などで使われているということですから
フィールドターフということになります。
フィールドターフは,東京ドームが導入を検討しているといわれるもので
読売ジャイアンツの松井秀喜選手が
「人工芝は人工芝」と言ったものです。

でも,このフィールドターフ
従来の人工芝とは大きく違います。

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2001/12/11追加

無視できない天然芝のメリット

2001.12.11 サンスポ
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200112/bt2001121116.html

【待ったなし!プロ野球改革】無視できない天然芝のメリット

 ビスケル、Rアロマー、Aロドリゲス、ジーターといった名手がイチローの出現で本気になった。イチローの打球を、彼らが必死にさばいての一塁上でのクロスプレーに、魅了されたファンも多いはずだ。

 「産經WEB」の日米の野球の違いに関するアンケートでは、19・3%の人が「天然芝で行われる開放的な雰囲気」をあげた。メジャーでは今季、新球場をオープンしたピッツバーグなど30球団中25球団が天然芝球場を本拠地にしている。そのうちアリゾナ、ミルウォーキーは「開閉式屋根付き天然芝球場」だ。

 一方、日本では昨年、神戸GSが全面天然芝に改修されたが、甲子園、広島が土で、他はすべて人工芝。天然芝球場ラッシュの米国とは逆行している。

 もちろん、「米国と比べて雨が多く、芝の根つきが難しい」といわれている日本では管理への問題点は多い。試合前の打撃練習が1カ所でしかできなかったり、年間の開場日数が100日前後に制限されたり…。さらには維持費の問題なども大きい。

 ただ、長い目で見たら安易な損得勘定は避けるべき。天然芝になれば「人工芝では下半身への負担から3年縮まる」といわれていた選手寿命が伸びるだけでなく、「バウンドが難しくなったが、技術の向上につながったと話す選手が多い」(オリックス・横田広報)とプレーの質は向上する。もちろん人工芝ではちゅうちょしがちなダイビングキャッチなど、思い切ったプレーも増える。

 かつてはドーム化のプランがあった千葉マリンも今年1月の代表、監督の市長表敬訪問の中で天然芝球場が話題にあがり現在思案中。「来年の4月をメドに(天然か人工か)方向性を出していきたい」(千葉市公園緑地化)と話す。

 行政、企業とも厳しい時代だけに、支出の伴う改革は容易ではないが、野球のワールドカップ構想が持ち上がり、ファンの目が世界へと広まっていく中、“天然芝がグローバルスタンダード”という流れを無視するわけにはいかない。

★松井も天然芝が好き

 今年9月、巨人・渡辺オーナーが人工芝に砂を混ぜてクッション性を高めた“フィールドターフ”への張り替えプランを明かしたが、松井は「人工芝は人工芝」。ひざに古傷を抱えているだけに、反応はクールだった

★経費は?

 全面張り替えの場合、施工費は人工芝の方がわずかだが高くつく。維持費はともに年間2000万円から2500万円程度といわれるが、天然芝の場合、芝を管理するスタッフの人件費がプラス2000万円以上かかることから、人工芝より割高感がある。

★人工芝は拒否

米国ではブルージェイズ、エクスポス、フィリーズ、ツインズ、デビルレイズの5球団が人工芝球場を本拠地にしている(デ軍とフ軍はフィールドターフを使用)。いずれも最近はプレーオフから遠ざかっているチームということもあるが、足腰への負担や思いきったプレーが出来ないという理由から、契約の際に人工芝球団へのトレードを拒否する項目をつける選手もいる。

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2001/12/11追加

命名権ビジネス 日本上陸

2001.12.1 朝日新聞

命名権ビジネス 日本上陸

米国の手法,根付くか
東京スタジアム「年5億円希望」

大規模なスポーツ施設にスポンサー企業の名前をかぶせる「命名権(ネーミングライツ)ビジネス」が日本でも動き出した。東京都が30日,東京スタジアム(調布市)の名前の一部売り出しを発表。公共施設としては国内初の試みだ。米国スポーツ界ではすでに常識になっている経営手法だが,日本でも本格的に根付くかどうかの試金石となる。(石川雅彦)

命名権ビジネスは70年代に米国で生まれた。施設所有者らは名前をつける権利を売ることで,施設運営費などを稼ぎ出す。施設を所有する企業や利用企業の社名が球場などについている例は日本でもあるが,命名権ビジネスではまったく関係ない企業の社名がつくところが特徴だ。

最近の一番の成功例が大リーグ,マリナーズの本拠セーフコ・フィールドだろう。同球場はイチロー,佐々木の活躍ですっかり日本でも有名になった。セーフコはシアトルに本社がる保険持ち株会社で,契約内容は99年の球場オープンから20年間,総額4千万ドル(約49億円)。マリナーズの活躍でビジネス基盤の弱い東海岸や,日本など海外にも大きく社名が宣伝された。年間200万ドル(約2億5千万円)は十分元が取れたわけだ。

市民に配慮

公募での命名権ビジネスを目指す東京スタジアムは東京都,調布市などが出資する第3セクター方式で昨年3月にオープンした。東京都は建設費約370億円を負担したが,完成後は「完全な独立採算」とし,とは援助し泣いた射場を明確にしている。

同スタジアムを本拠とするJリーグの東京ヴェルディとFC東京が11月24日に大戦,通算の入場者が100万人を突破した。しかし,年間約8億円の運営費を埋めるのがやっとの状態だ。そのため,大学スポーツを積極的に受け入れ,有名タレントのコンサートにも力を入れている。

命名権の希望価格は「10年単位契約で年間約5億円」というのがスタジアム側の青写真。米国の相場を考えても「妥当な価格」という。来年3月までに企業を一つに絞り込み,03年3月には新しいスタジアムを登場させる予定だ。

ただ税金で造った施設だけに,スポンサー企業の絞り込みに当たっては@企業イメージA健全経営B市民の了解などを重視せざるを得ない。一度つけた名前を何度も変えられないという制約もある。

「税金で造った施設を利用して商売とは何事か」という反発も予想される。その対策として,命名権を売って浮いて運営費の一部を活用し,サブグラウンドや公園の整備して市民に開放していく計画だ。

他球場も追随

東京都のビジネスが成功すれば「二匹目のドジョウ」を狙う自治体は少なくないだろう。噂されているだけでも大阪ドーム,宮城仙台スタジアム,さいたまスーパーアリーナ,札幌ドーム,広島市が検討している新ドーム球場などがある。

もっとも企業側が命名権に飛びつくかどうか未知数だ。宣伝効果がどれほどあるのか,本拠地チームの不振や移転問題といったリスクも計算に入れる必要がある。

広告会社の電通は既に「ネーミングライツ・プロジェクトチーム」を立ち上げている。佐藤潤・企画業務推進部長は「スポーツ人気が高まる一方,景気の先行き不安から自治体の財政負担軽減が問題になっている。命名権ビジネスは一大マーケットに育つ可能性を秘める」と話す。

大リーグの主な命名権ビジネス

チーム名 スタジアム名 開始年 総金額 契約年数 金額/年 スポンサー企業業種
エンゼルス エディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム 1998 50 20 2.5 エネルギー
ダイヤモンドバックス バンクワン・ボールパーク 1998 33 30 1.1 金融
アスレチックス ネットワーク・アソシエーツ・コロシアム 1999 1.2 情報通信
ロッキーズ クアーズ・フィールド 1995 15 10 1.5 ビール
パドレス クアルコム・スタジアム 1997 18 20 0.9 情報通信
ジャイアンツ パシフィックベル・パーク 2000 50 24 2.1 情報通信
マリナーズ セーフコ・フィールド 1999 40 20 2.0 保険
レッズ シナジー・フィールド 1998 1.2 エネルギー
デビルレイズ トロピカーナ・フィールド 1996 46 30 1.5 飲料
タイガース コメリカ・パーク 2000 66 30 2.2 金融
パイレーツ PNCパーク 2001 30 20 1.5 金融
アストロズ エンロン・フィールド 2000 100 30 3.3 エネルギー
マーリンズ プロプレーヤー・スタジアム 1996 20 10 2.0 アパレル
ブリュワーズ ミラー・パーク 2001 41 20 2.1 ビール
エクスポズ ラベット・パーク 2002 100 20 5.0 ビール
レッズ グレートアメリカン・ボールパーク 2003 75 30 2.5 保険

(金額の単位は百万ドル,推定を含む)

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2001/12/10追加

魅力ある球場づくりに選手の声を

日本プロ野球選手会が本を出しました。
タイトルはその名も
「プロ野球の明日のために 選手たちの挑戦」
です。
平凡社から定価1400円税別です。
その中に選手会座談会が載っていて
その中のお話です

黒木 福岡ドームって大きいじゃないですか。野球を知らなくても,福岡ドームを見に行ってみたいという人が結構いると思うんですよ。そういう地域性もあって,それだけお客さんも入ると思うし,一度野球を見て面白いと思ったら,また来たいというふうになると思うんですよね。(略)
黒木 うちの選手には,ファンを大事にしたいと言う気持ちがあります。グラウンドレベル少しでも観客を球場に近づけようという意識が選手の中にあると思うんです。
 その意味では,スタジアム自体に塀があって接するのが難しいじゃないですか。
黒木 行ってみたいと思わせる球場づくりだと思うんです。例えば,福岡ドームのように,ほかの球場でも工夫する。行ってみたいと思わない球場もあると思うんですよ。だったらテレビで見てればいいということですんじゃう。お客さんは動かない。
松原 最近例えば,オリックスがネットを低くしたとか,広島みたいに試合開始前や練習前にフェンスをあけてファンと交流できるようにするとか,いろいろ工夫されるようになってきていますよね。よくメジャーの球場と比較して,塀が高くて,ファンと選手の距離があるという感覚をファンに持たせてしまうということが言われるんですけど,そこで,例えば選手会も野球界の構成者の一人として,もっと球場をこういうふうにしたらいいじゃないかということを提案できることがいくつかあると思うんでだけど。
黒木 お客さんの立場から言えば,フェンスの高さとかグラウンドと客席の距離,選手の立場から言えば,けがが多いですよね。安全対策は取られていると思うんですけど,選手生命を絶たれるようなけがもあるわけじゃないですか。人工芝が主体ですけど,飛びついたりしてやけどなんかしちゃうとプレーの妨げになる。野手には辛いですよね。ファンにもいいプレーを見せにくくなる。そういうところを少しずつ改善していけば,お客さんも増えてくるのかなと思うんですけど。
松原 人工芝でも種類がいろいろ違いますよね。神宮球場や今の東京ドームの芝って,ボールがストップしちゃうような芝じゃないですか。西武球場もそうだったですよね。これじゃつまづいたりして危険だと思いますし,ああいう状態が,特に内野手なんかの負担としてかかっていると思うんですけどね。(略)
松原 球団と選手会の会議で頻繁に話している中で,球団側と選手会側が一緒に取り組めるものを目標として揚げて,お客さんに対して僕たちはこう考えているというところを打ち出そうとしています。(略)
黒木 球団のほうが,目先の状態しか考えていない状態から,先のことまでを考えて球界全体をどのように運営していくかということで,考えがまとまってくれたら最高なんですけど,なかなか難しいんですよね。(略)

松原 選手自らが球界の発展に本当に努力してくれるから,これを全面的に出して,球団も一緒にやっていきましょうよという方向で進めていきたいですよね。例えば,横浜のドーム球場も5年後ぐらいにできる予定なんですよどこの球場をつくるときでも,いつも球団の頭で設計していくような状況じゃないですか。それを前もって,横浜ベイスターズ選手会はもちろんだけど,選手会としてもこういう球場ってどうだろうという提案を出す。

 相手チームもその球場でプレーするわけですから。
松原 そう,相手チームも当然いるわけで,そういったものを選手会がフォローしていく。今ある球場を変えていくことはなかなか大変ですから,これからつくりかえるとったときに,向こうから「意見を言ってほしい」と言ってもらえる選手会になっていければいい。

黒木 千葉ロッテ・マリーンズ選手会長
松原 日本プロ野球選手会事務局長
森 日本プロ野球選手会事務局

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2001/12/09追加

高秀横浜市長
ドーム球場と市民球団をめぐる二つの発言

2001.12.4 神奈川新聞

市民球団が望ましい

ベイスターズ運営方法 高秀市長が見解

プロ野球・横浜ベイスターズの株譲渡が白紙撤回された問題で,横浜市の高秀秀信市長は3日,定例記者会見で「一種の市民球団のような方法がいいのでは」とのチームの新たな運営方法の見解を示した。

1950(昭和25)年,プロ野球が2リーグに分かれるに際し,広島にプロ野球団を作ろうという広島市民,県民たちの声が盛り上がり,広島県,市と財界が出資。広島は「市民球団」として誕生した。しかし,弱小球団で大企業の後ろ盾がなく深刻な資金不足に陥り,程なく解散の危機に見舞われた。そこであらためて,市民による募金活動が始まり,ファンの熱意と募金によって存続した経緯がある。

過去の広島の例を頭に描いた市長は「市が出資することではないが,かつての広島みたいな(地元財界や市民が支えるような)市民球団の形が望ましいと思う」と話した。

万が一,マルハが一括で他企業にベイスターズの株を売却した場合,まったく新たな球団になることについては,「(横浜から出ていく可能性もあるため)それは歓迎しない」と難色を示した。

2001.11.21 神奈川新聞

ドーム球場早期に 

高秀市長 横浜のゆめはま2010プラン

横浜市の高秀秀信市長は,20日同市会全員協議会で,多目的ドームについて「早期実現に向けて検討していきたい」と前向きの姿勢を示した。「ゆめはま2010プラン」次期5ヶ年計画素案には「多目的ドームの実現をはかる」との文言が記されている。市長は質問に対し「市民,各界からの要望もあり,実現に向けて前向きに取り組んでいきたい。しかし,社会情勢を考えると民間主導が基本」との認識をあらためて表明した。

球場にしても球団にしても横浜市は出資する気がないみたいです。
横浜市も出資するくらいの覚悟が欲しいです。
ベイスターズがいなくなったら
新球場なんかとてもじゃないけど維持できません。

2010プランにも影響が出てきます。

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2001/11/30追加

東京スタジアムの命名権に5億円

Yahoo Japan

2001年11月30日(金) 21時51分

<東京都>東京スタジアムの命名権に5億円(毎日新聞)

 東京都は30日、サッカー・J1のFC東京と東京ヴェルディ1969の本拠地「東京スタジアム」のネーミング・ライツ(命名権)を年間5億円程度で企業に与えると発表した。石原慎太郎知事が定例会見で明らかにした。公共施設での命名権導入は国内初という。また石原知事は文化会館など他の施設へも広げる考えを示した。

球場の話どころじゃなくなっちゃったけど
画期的といえば画期的です。
米国で,新球場の建設費を賄うために生まれたのが
ネーミングライツ,日本語で命名権
MLBの例だと

1.エンロンフィールド    アストロズ      30年       1億ドル
2.バンクワン・ボールパーク ダイヤモンドバックス 30年    6600万ドル
3.コメリカパーク      タイガース      30年    6600万ドル
4.パシィフィックベルパーク ジャイアンツ     24年    5000万ドル
5.トロピカ−ナフィールド  デビルレイズ     30年    4600万ドル

SOURCES: VARIOUS NEWSPAPERS

でも,30年1億ドルでアストロズの本拠地の命名権を買ったエンロンが
なんと,破綻したそうです。
米国エンロン破綻へ
どうするんでしょうか。?

ネーミングライツについてはこちらへ
MLB What’s up!
http://www.isize.com/sports/mlb/what/behind_013.html

日本政策投資銀行 今日の言葉
http://www.kansai.dbj.go.jp/kotoba/koback/ko002.htm
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2001/11/28追加

横浜ドームを実現する会

 43万人の署名が集まる

だそうです

2001.11.16 読売新聞

横浜ベイスターズの筆頭株主の変更の記事の最後に載っていました

(略)

同市では,球団の本拠地としてドーム球場を建設する構想が浮上しており,約43万人の署名を集め,ドーム球場建設を願う市民グループ「横浜ドームを実現する会」の山本尚志事務局長は,「新しいオーナー企業のもと,チームが強くなればドーム球場建設にも拍車がかかり,横浜の活性化につながる」と歓迎していた。

おいおい,いつ発表したんだ
実現する会さん
HPhttp://www.yokohama-dome.jp/
見ても
そんなこと載っていないよ
どうなってるんじゃ
相変わらず

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2001/11/24追加

玉木 ドーム球場の設計図を持ってきよったんですよ。
三つあって,
「これが700億円。これが500億円。これが350億円」
といってね,
「このうちから選んでほしい」といわれたんで,
僕,辞表を出しました。

テリー伊藤と玉木正之氏の
「日本プロ野球改造プラン」
大リーグの植民地化を阻止せよ
光文社 2001.10.30 初版 890円(税抜き)

日本の球場にはセンスがない

玉木 ところで,テリーさん。僕,5年くらい前に,横浜の「みなとみらい」の跡地利用の委員を頼まれて,なったんですよ。
何人かの大学の先生が集まって,「とにかく,芝生の遊び場にしよう」というので2回ぐらいして会議をして。それで決まりかけた。
それが3回目になったら,ドーム球場の設計図を持ってきよったんですよ。三つあって,「これが700億円。これが500億円。これが350億円」といってね,「このうちから選んでほしい」といわれたんで,僕,辞表を出しました。

テリー 本当に作るの?

玉木 造るらしいですよ。

結構,具体化していたときもあったみたいですね。
でも,逆に言えば,そのまま建たなくてよかったと思います。
5年前だった,まだドームバブルははじけていないですから,
今頃,時代錯誤の密閉型ドームができあがっちゃっていたかもしれません。

つづきです。

テリー うーん。話は逸れるけど,お台場に空いている土地があるでしょう。僕,石原都知事に「芝生作ってくれ」といったことがあるの。そうしたら,「ケガしたときに,誰が保証するんだ?」と言われました。結局,そういう発想になってしまうんでよ。でもね,使うほうも,そんなこと国にいうなって。

玉木 本当にそのとおりです。ただ単に芝生の上を走っていて,つまずいて,コケただけのことじゃないですか。公園で子供がブランコに乗っていて,それがべつの子供にぶつかってケガした。誰がいけない?だったらブランコを撤去しよう,という発想ですね。(略)

玉木 (略) でも,たとえ米国の本当の強さ云々されたとしても,大リーグという組織,あの球場の美しさ,これだけはやっぱり世界に誇れるものであることは間違いない。

テリー 僕,今年,大リーグのオールスターを見に行ったでしょう。あのとき,シアトルの球場見てさ,やっぱりいいと思ったよ。あそこは,開いたり閉まったりするでしょう。両方楽しめる。あの開いたり閉まったりするのを見ると,単純でいいと思えるよ。

玉木 札幌ドームがオープンする前に,僕,行ったんですね。何もしていないときに,中をザーっと見せてもらったんです。そうしたらたしかにお金かけて,すごいものを造っているんですよね。ところがねえ・・・
テリー センスがないでしょう。

玉木 センスがないというか,やっぱり分かっていないんですよね。野球とかサッカーが。そもそも野球場とサッカー場を,同じスタジアムでやろうということ自体が,センスがないと思いませんか?
サッカーのときには芝生を天然芝にするでしょう。人工芝をはずして,天然芝を中に入れて,90度曲げて,と。そんな面倒なことをやるのであれば,スタジアムを二つ造ったらいいじゃないか。屋外とドーム。晴れているときはこっちでやりましょう。雨の時,行きの時はこっちでやりましょうって。軽くそのぐらいの金はでたはずですよ。総工費650億円なんですから。

テリー 開閉式にできなかったのかな?

玉木 できましたよ。開閉式にしたっていいですよ。何を苦労して,あんなもの造ったのか。まったく理解できない。札幌の郊外,たくさん土地があるんですよ。それなのに,なんで二つ造っちゃいけないの?そのほうが安いんじゃないの?最終的に,ゼネコンのために設計したような気がしてならないんです。
こけら落としの巨人戦,僕はテレビで見ていたんだけど,いくら見ても,札幌ドームの特徴がまるで見えないですよ。東京ドームとどこが違うの?汚らしい,毒々しい色の人工芝で,そこら中にネットと広告がいっぱいあって。ああいうものが,平気な感覚になってしまう日本の野球界。ちょっと救いがたいなあ。

テリー ネットがあるのは,野球界云々じゃないですよ。あれは野球界じゃなくて,日本中のすべての業種がそうですよ。

玉木 ボールが危険じゃなくて,観客が,中に入るからでしょう。でも,人間というのは幾つか失敗するとやっぱり学習効果があるもんなんですよ。
Jリーグの1年目そうだんたんです。浦和レッズのサポーターが,発煙筒を焚いたり,選手に殴りかかったり,スタンドで散々あばれたことがありました。だけど,それをやめようってということになって,それならみんなを説得しなくてはイカン。それでサポーターが自分たちでルールを作ったわけですよ。どんなに興奮していても,前になだれ込んだら,試合を妨害してダメになるからとか。学習したんです。そういう学習効果をまったく無視している


テリー ケガしたら,球場が面倒を見なくちゃいけないということがあるでしょう。「芝生にはいるな」というのと同じ理屈ですよね。

玉木 芝生というのは,入らなきゃ意味がないわけですよね。本当は,入って遊ぶための芝生で,そのために作ったわけですから。

テリー そこにあるのは,日本人が日本人信じないということじゃないかな。これは日本人の資質だよ。

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2001/11/24追加

野球場・芝関係の決定版サイト

Kamome Town」本格オープン

以前紹介しましたTOMATOさんのHP「Kamome Town」が
本格的にオープンしました。

内容は「芝生あれこれ」「野球場あれこれ」
「野球場2001」「ハマスタ写真館」です。

「芝生あれこれ」では,芝生の種類,芝生関連サイトのリンク集,
新世代人工芝の体験記が載っています

「野球場あれこれ」では,新古典派球場の担い手であったHOK
の動きに注目し新たな動きを示唆しています。

横浜スタジアムの建設時の貴重な写真を扱ったハマスタ写真館もあります。

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2001/11/14追加

天然芝に関係する記事2題

ちょっと前の朝日新聞の記事です。
2001.7.23

サッカーW杯を緑の芝生で 夏・冬型併用で舞台づくり

開催まで1年を切ったサッカーの02年ワールドカップ(W杯)。決勝戦が開かれる横浜国際総合競技場(横浜市)など,国内10カ所の会場で繰り広げられる熱戦を足元から支えるのが緑の天然芝だ。常緑の芝生には元々向かない気候の日本で,どうやって「最高の舞台」を作るか。手間暇かけた大作戦が進行中だ。(浅井文和)

JR新横浜駅に近い横浜国際総合競技場。午前8時半にフィールドに着くと,芝刈りが始まっていた。2台の機械で刈っていくが,手前に向かって刈るときと反対方向とでは芝生の色が違って見える。美しいしま模様が描き出される。

「今,夏用の芝生がよく伸びています。」と芝生管理の専門家であるグリーンキーパーの山口義彦さん。ここでは常緑のサッカー場を実現するため,寒地型(冬芝)と暖地型(夏芝)の2種類の芝を併用している。W杯の国内開催地では,大阪,神戸,大分も同じだ。

9月下旬から10月上旬に,暖地型を短く刈り込んで,寒地型の種をまく。「オーバーシーディング」と呼ばれる方法だ。若い芽を保護するため約3週間は使用を控える。12月になると暖地型は黄色くなるが,寒さに強い寒地型が目立って,冬も常緑を保てる。

次の5つ中旬からは,寒地型から暖地型への切り替える作業をする。芝刈りの高さを低くして寒地型を衰退させ,日射を好む暖地型の日当たりをよくして生育を促す。8月には暖地型の最盛期になる。

W杯の試合がある来年の6月は,ちょうど寒地型から暖地型への切り替え時期。山口さんらが日照や気候など競技場の条件を検討した結果,6月30日の決勝戦の時点では,主に暖地型に切り替わっている状態にもって行く予定だ。

葉の色が美しい寒地型も残して,しま模様がきれいに出るように工夫する。今後,芝生が傷むようなイベント利用をひかえて,W杯を最高の状態で迎える準備を進める。

オーバーシーディングのような手間がかかる管理がなぜ必要なのか。芝生に詳しい日本大学生物資源科学部の藤崎健一郎・専任講師は「日本の多くの地域の気候ではそもそも常緑の芝生を保つのが難しい」と指摘する。

芝生はイネ科植物。暖地型はスズメガヤ亜科かキビ亜科,寒地型はウシノケグサ亜科に属する。

沖縄以南では暖地型が,北海道以北では寒地型がほぼ年中緑を保つ。その中間では寒地型は夏に病気になりやすく,暖地型は冬には地上部が枯れた状態になる。家庭や公園の芝生でよく使われるコウライシバは暖地型の一種で,冬には黄色く変わってしまう。

藤崎さんによると,日本のサッカー場で常緑を保つには。オーバーシーディングか,寒地型の芝生を3種混合する方法がある。後者はW杯開催地では埼玉などで使われ,寒地型の中でも暑さに耐えられる品種を選ぶ。

一方,家庭や公園では,これだけ手間をかけてじょうりょくを保つのは大変だ。都市緑化を研究する東京農業大学の近藤三雄教授は「芝生には英知と技術がつぎ込まれている。競技場の芝生から自然を知り,都市の緑化を理解するきっかけになればいい。W杯後にどうやって市民の利用に供していくのかは大きな課題です。身近な公園の維持管理にも目をむけてほしい」と話している。

○令水温で地温も制御 埼玉スタジアム

さいたま市に建設中の埼玉スタジアム2002は,W杯で準決勝などの会場になる国内最大級のサッカー専用競技場だ。芝生の下約25センチには,延長40キロにもおよぶ冷温水パイプを張り巡らした温度コントロールシステムがある。冷暖房完備の芝生だ。

3月に種まきをした寒地型芝生が今ではびっしりと生えそろっている。夏の地表温度は40度を超えることもあるが,芝生が弱っている様子は見られない。

建設に当たる鹿島の土木技術本部緑化技術室次長,竹内秀雄さんは「寒地型がこの暑さでも伸びている。温度管理のノウハウがなかったらこの状態は保てません。」と語る。

おおよそ7月から9月は冷やし,11月後半かあら3月中旬までは温める計画。屋根などの影響で場所によって日当たりも違うため,7つのブロックに分け,コンピューターで細かく温度管理する。冷却・加熱には空調機器の余力を使っている

冷やすと言っても真夏に昼間の温度上昇を完全に抑えることは不可能。竹内さんは「熱帯夜や高い湿度が良くない。夜に急速に冷やして1日の温度格差を大きくすると寒地型にとって有利」と説明する。米国の砂漠地にあるゴルフ場でも,夜間の気温が20度以下になるところでは寒地芝芝生が夏を越せるという。

鹿島ではもともと,ゴルフ場のグリーンを常緑に保つためにこのシステムを開発してきた。竹内さんもゴルフ場の仕事を約30年間もやってきた。


「管理型は日本の気候に合わず,うまく育たなくなった。研究の結果,日本には高い技術っができた」と語る。

2001.3.17 朝日新聞 宮崎

サンマリンスタジアム,厳しい基準

利用は1日3試合まで,連続なら3日間まで−。全国でも数が少ない内外野総天然芝球場として2月にオープンした新県営球場「サンマリンスタジアム宮崎」の運営基準が,このほど発表された。しかし,県高校野球連盟関係者から「制限が厳しすぎる」と疑問視する声が上がっている。人工芝は足腰の負担になあるといった欠点が指摘され,天然芝が採用された。だが,傷みやすい芝の養生を優先させるため,高校野球の県大会が通しで開催できないなど「使い勝手の悪さ」にもつながり,思わぬ波紋が広がっている。(渡辺哲哉)

「試合前のシートノックは専用のシートを張ってするなど芝のことばかり訴えて,使用者のことが二の次だった」

県高野連の役員は球場を管理する県スポーツ施設協会の説明にあぜんとしたという。

使用は1日3試合まで。芝生の養生のため,火曜日と金曜日は使用できない。スパイクを履いて芝生上での入場行進はできない。春と秋の夏芝と冬芝の切り替えの時期は使用できないなど運営基準には細かな制限が定められている。


●他球場を参考に

県保健体育課の担当者は「他県の内外野総天然芝球場を参考に運営基準を作った」と説明する。

1999年にオープンした山形県鶴岡市の市営鶴岡ドリームスタジアムの場合,芝の養生のため,週二日の「休場日」を設けたほか,シートノックは球場外の雨天練習場でしてから試合に臨むなどグラウンドの利用が厳しく制限した。

だが,山形県高野連が「厳しすぎる」と市側に要望し交渉を重ねた結果,休場日を除いて,使用制限がほぼ緩和されて自由に使えるようになったという。

宮崎県保健体育課は昨秋,職員を同スタジアムに派遣した。秋季東北地区高校野球県大会の主会場として,5日間で11試合をした後の状態を見るためだ。

外野の定位置周辺などひどく芝生が荒れていた。天然芝は『よほど注意して使用しないといけない』と思った」という。

同スタジアムを管理する鶴岡建設(鶴岡市)は「修復するには約1ヶ月かかった。1日2試合で3日連続が限度ではないか」と話す。

中略

より多くの県民が利用できるようにするためには1,2年様子を見て,宮崎の気候に適した芝の養生方法を確立した上で,運営基準を見直したいという。

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2001/11/11追加

リンク4

天然芝・人工芝

update 2001/11/13


@ 天然芝グランドの地中にパイプもしくはヒーターを設置して、
芝の成育状況と気象状況に合わせて適切に土壌温度をコントロールする
天然芝用土壌温度コントロールシステム by 鹿島建設
http://www.kajima.co.jp/news/press/199604/25c1fo-j.htm

 A 天然芝に人工芝ヤーンを組み合わせることにより,
100%天然芝の感触と耐久性,排水性,省力性を実現する。
グラスマスター by 芝茂造園建設株式会社
http://www.shibashige.com/lab/grssmstr_1.html#top
サッカーグラウンド等の天然芝補強保護システム「グラスマスター」 by 三菱レイヨンhttp://www.mrc.co.jp/press/980417.html

 B 3草種5品種の寒地型芝草を混合して
育成1年中常緑のピッチに仕上げる
静岡スタジアム・エコパの天然芝ピッチ
http://www.pref.shizuoka.jp/toshi/tj-06/grass.htm

 C プレーヤーに常に快適な天然芝生を提供するため,
国内でも最大級の天然芝ほ場を 約5,300確保
東京スタジアム
http://www.tokyostadium.com/cont.phtml?cont=inf-3

 D FIFAは、天然芝のメンテナンスおよび育成が困難な気候の地域
および(その様な特性を持つ)競技場などでの
人工芝の敷設および使用を、大きく支持します。
TOMATOさんによる「人工芝に関するFIFA品質規定」の訳文です。
 Kamome Town http://203.174.72.114/kamometown/

E ディックプラスチックが天然芝保護用の敷板を開発(2001/11/12追加
天然芝を敷いたサッカー場などの競技場は、芝を傷める理由からこれまで競技以外のコンサートなどイベントの開催には消極的だったが、競技場の運営費などの確保を狙いに、イベント開催に踏み切る自治体が出てきている。
http://www.jij.co.jp/gyotennews/01-08-20/news5.htm

F 新構造のロングパイル人工芝「ハイブリッドターフ」を新発売(2001/11/12追加)
「ハイブリッド タ−フ」は、目砂+細粒ゴムチップをロングパイル人工芝に充填するという新構造で、より天然芝に近いフィ−リングとクッション性を実現。
http://www.dunlop.co.jp/newsrelease/2000_73.htm

G 裸地を芝生にすることで発塵量が減少したり、コンクリート面等に比べて太陽光の反射を和らげ周辺の温度上昇を防いだり、ビルの屋上等に形成された芝生は、都市のヒートアイランド現象の緩和にも貢献しています。(2001/11/12追加)
http://www.nishiken.or.jp/iroha.html

H FIFA認定国際試合にフィールドターフが登場。(2001/11/12追加)
これまで国際試合に人工芝を認めなかったFIFAが、フィールドターフの限りなく天然芝に近いプレーイングクォリティを認めました。
http://www.fieldturf.co.jp/top.html

I 横浜国際総合競技場(2001/11/13追加)
夏芝をベースに、冬芝をオーバーシード。
初夏になると夏芝が萌芽し、冬芝が暑さに負けて衰退し、夏芝と切り替わる。
初秋になると冬芝の種をまきますが、2週間ほどで発芽し、
夏芝は休眠して入れ替わったように見える。
http://www.city.yokohama.jp/me/sports/stadium/qa/lawn.html#52

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2001/11/11追加

リンク3

ドーム球場の技術力
横浜ドームを売り込んでいる大手ゼネコンはどこでしょう?


 @ 種々のドーム形態に対応する効率的な空調技術 by 竹中工務店
空調方式と制御方式の最適な組み合わせで、ドームを効率的に空調します。
東京ドーム 居住域空調方式
福岡ドーム 旋回流空調方式+体感温度制御方式
ナゴヤドーム 自然換気制御方式
大館樹海ドーム 座席空調方式
http://www.takenaka.co.jp/techno/n03_d_kucho/n03_d_kucho.htm

A 屋外競技場にドームをかける by 鹿島建設
既存施設を壊してドーム付競技場を新築するのではなく、
今まで使っていた競技場にあとからドーム屋根をかける。
http://www.kajima.co.jp/news/digest/apr_1998/tokushu/index-j.htm

 B 
札幌ドーム コンペ 
  設計者 建設会社 
最優秀作品 原広司グループ 竹中工務店・大成建設
入選作品 三菱地所 大林組・戸田建設・岩田建設
入選作品 内田昭蔵 鹿島建設・三菱重工
入選作品 日建設計 清水建設・千代田化工建設
入選作品 久米設計 前田建設
http://www.jiti.co.jp/graph/toku/w/doom.htm

日本で,屋根付き(ドーム)球場を建設できる技術力があるゼネコンは限られており
日本の6つのドームのうち
東京,福岡,ナゴヤ,札幌の4ドームは,
竹中工務店が建設しています。
西武ドームは,
鹿島建設
(大阪ドームは錢高組か?)
とすると横浜ドームを売り込んでいる大手ゼネコンは
竹中工務店鹿島建設
後,横浜の出で横浜スタジアムにも携わった
清水建設あたりか(これは全くの推測)
清水建設は,札幌ドームのコンペに参加し入賞しています。
地元の建設10社は下請けかな(m(_ _)m)

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2001/11/10追加

横浜市 ゆめはま2010プラン
 5カ年計画(2002−2006)素案

2001.11.5発表
横浜市HPから

横浜ドーム関連の部分は次のとおりです。
スポーツ・文化・コンベンション施設として多目的ドーム
だって(@_@)
http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/yumehama/5year2/soan/p331.html

プラン32 第3節 スポーツ・レクリエーション 

スポーツ・レクリエーション
いつでも気軽にスポーツ・レクリエーションを楽しめるまち

T 基本的な考え方
 2002年ワールドカップサッカー大会などを契機としたスポーツに対する関心のたかまりや,大会を通じて市民が体験する夢や感動を今後のスポーツ・レクリエーションの振興につなげます。
 だれもが,楽しみながら,いつでも気軽に健康・体力づくりができるまち,スポーツ文化が息づくまち,市民が誇れるプロスポーツチームが育つまちをめざし,幅広いスポーツニーズに対応した施設の整備や市民の活動を支援します。


U 施策の内容
1 スポーツ・レクリエーション施設の充実
 いつでも気軽にスポーツ・レクリエーションが楽しめる地域の拠点として,スポーツセンターを全区に整備するとともに,新しいスポーツなど,さまざまなスポーツができる公園の整備をすすめます。
 また,スポーツ・文化・コンベンション施設として多目的ドームの実現をはかります。なお,老朽化している神奈川スケートリンクの再整備を行うとともに,総合体育館,武道館の構想・検討をすすめます。


意見も募集しています。

http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/yumehama/5year2/teian.html

 ゆめはま2010プラン意見募集 

新たな5か年計画にあなたの意見・提案を
  • 次期5か年計画の策定にあたっては,市民の皆さんから広く提案や意見をいただき,計画づくりに反映させていきます
  • 次期5か年計画の6つの重点分野や計画全般について,また,これからの市政や施策全般について,ぜひ,意見・提案をお寄せください。(以下略)

これは,応募するしかない。

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2001/11/06追加

「多目的ドーム」について「実現をはかる」

2010プランの第三次新五カ年計画の素案を発表
神奈川新聞2001.11.6

ドームの「実現はかる」

◆高秀市長が総合計画素案を発表

 高秀秀信横浜市長は五日、市の総合計画「ゆめはま2010プラン」の二〇〇二年度を初年度とする第三次の新五カ年計画(〇二〜〇六年度)の素案を発表した。この中で市民の関心を呼んでいるスポーツ・文化・コンベンション施設「多目的ドーム」について「実現をはかる」との方針に踏み込んだ。新計画では民間委託の推進など行財政改革で経費を圧縮。新規ふ頭の建設など大型三事業も見送り、総事業費としては第二次計画を五千億円削減した三兆三千億円を見込んだ。
 多目的ドームについては同プランの基本計画(達成目標一〇年度)に盛り込まれていたが、第二次計画では「構想・検討」にとどまっていた。会見で市長は「経済状況の見通しが不透明などさまざまな事情はあるが、市民運動の高まりもある。より明確化し、前進を促していくこととした」などと説明した。
 実現の時期や手法については明言を避けたが「土地は別として施設は民間が共同で資金を出し合いやっていくことになるのではないか」との見通しを表明。「公有地の貸し出し」といった用地面での協力なら可能という従来の姿勢をあらためて示した。関連事業費については「事業の枠組みやスタイルが確定していないことなどから、現段階では算定していない」(市企画局)という。

 素案に盛り込まれた計画事業数は三百三十七。うち新規事業は百八。市役所新市庁舎の建設については、〇六年度までの間に整備基金を積み増し「PFI導入など着手の方法を幅広く検討していく」(市長)としている。
 見送られる大型三事業は新規ふ頭、新横浜・鶴見・川崎方面への鉄道延伸、産業廃棄物の広域中間処理施設。
 今後、市会や市民から意見を募り、来春までに成案をまとめるという。

新市庁舎と多目的ドームがいよいよ動きだしました。
でも,コンベンション施設といったら,やっぱり密閉式?
でも,そんなの今どき造っても人は集まらないよね。

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2001/11/03追加

リンク2

(update 2001/11/07)

 ビアレ・スポーツクラブ 支配人のひとり言 Text by 黒川 勝 
2001.09.24
横浜らしく赤レンガの外壁だったりしたら最高です。 
http://www.vialecoral.co.jp/sihaininno-hitorigoto.htm

 Mainichi Interactive オープン・エアと天然芝−−セーフコ・フィールド
 
2001.08.11
「キングドームは圧迫感があってね。やっぱり野球を見るにはオープン・エアでないと」
http://www.mainichi.co.jp/entertainments/sports/tokusyu/ichiro/kokukoku/010811.html

 Baseball Monthly Vol.017 Text by ダイスポ 
「私をドームに連れていかないで(2)」 
2001.8.10
新球場が横浜の新しい顔を目指すなら、単なるドームではもはや不適格である。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~elysian/back/vol017/daisp.htm

 JUSTICE 二宮清純の目
 ハイテク人工芝発言にみる渡辺オーナーの野球観 2001.7.27
アメリカの球場では、スタジアムに足を踏み入れるなり、天然芝の匂いがツーンと鼻をつく。これが何ともいえずいい匂いなのだ。
http://justice.i-mediatv.co.jp/ninomiya/010727_hitec/01.html

 baseball Junky Text by 玉木正之
 スポーツ・フラストレイティッド 2001.7.25
そもそも大阪五輪など不可能だった。大阪には、野球場すらないのだから。
 http://www.so-net.ne.jp/baseball/tamaki/20010725.html

 ベイスターズ・ラボ 夢のボールパークへ〜2003年横浜ドーム by:中田 康博(2001/11/07追加)
2001.4.27
下手な球場を造れば、集客力の増加どころか地元の客足が遠のいてしまう恐れもある
http://bay-lab.rivals.ne.jp/default.asp?sid=91&p=2&stid=8065544

 Baseball Monthly Vol.013 Text by ダイスポ
 「私をドームに連れていかないで」 
2001.4.10
このドーム球場がとにかく大嫌いだ。
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~elysian/back/vol013/daisp.htm

 baseball Junky こだわりの野球哲学 Text by 上田哲之 
 誰が野球を「風化」させているか 2001.2.15 
http://www.so-net.ne.jp/baseball/ueda/20010215.html
日本野球の空洞化と「ストレート」の関係 2001.4.1
http://www.so-net.ne.jp/baseball/ueda/20010401.html
 広島ドーム計画批判 2000.4.1
http://www.so-net.ne.jp/baseball/ueda/0401ueda2.html

 Mejoe League アメリカ審判武者修行記 Text by 内川 仁
天然芝と人工芝 2000.10.15
天然芝に覆われた球場は、人々をひきつける不思議な力を持っています。 
http://furusato.at-m.or.jp/com/A005/027.html

 蘭兵衛さんの「野球もの」 ぶつぶつ独り言
 芝生について  2000.05.12
天然芝が「野球」本意、人工芝が「商売本意」の産物であることがわかる。
http://homepage2.nifty.com/ranbee/butsu/butsu11.htm

 UP2U 大家友和 根鈴雄次 Text by Katsushi Nagao
 記憶の中のボールパーク 2000.4
そして当然、それらのボールパークには内、外野に美しい天然芝が貼られているのだ。
 http://www.up2ujp.com/column/column_00_04.html

 Number Web 人工芝・ドーム化が進む球場の懸念 Text by Tamaki Abe 
2000.04.02
誰のための球場なのか?
http://www.number.ne.jp/sunday_columns/2000.04.02/
http://www.number.ne.jp/sunday_columns/2000.04.02/page2.html

 ボールパーク主義 Text by bum(2001/11/06追加)
千葉マリンスタジアムドーム化に異議!1999.7.9
自然環境と調和し、空の下で大らかに野球を楽しめるスタジアムこそが求められています。
http://home8.highway.ne.jp/ballpark/nomoredome.htm

 拝啓 横浜市長様 Text by Hisahito Endo
1998
私たちは、大空の下で、自然の空気を吸いながら、野球が観たいのです。
http://www.asahi-net.or.jp/~RH8T-AOK/SportuvoBox/YokohamaCity.html

 YOKOHAMA BayStars & Baseball Text by KATO Hiroshi 
ひとこと言いたい 1998.11.06
横浜新球場は内外野天然芝に
http://www.asahi-net.or.jp/~kw2h-ktu/yb-b/new_stad.htm

 北海道新聞情報研究所 ドームよりも天然芝
−日本の野球場を考える−小池 伸之 1997
「野球場とはいかにあるべきか」との視点に立った論議に発展することを期待したい。 」
http://www.aurora-net.or.jp/doshin/dii/report/koike0624.htm


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2001/11/01追加

千葉マリン・スタジアム天然芝へ

nikkansports.com 2001.11.1
http://www.nikkansports.com/news/baseball/p-bb-tp0-011101-06.html

03年開幕から千葉マリン天然芝へ

 ロッテの本拠地千葉マリンスタジアムが、来年オフの天然芝導入を検討していることが31日、明らかになった。管轄する千葉市が具体案を11月中にも作成し、年内の発表へ向けて最終調整中。来年3月の市議会の承認を経て正式決定し、2003年の開幕から天然芝球場として生まれ変わる。

 千葉市は今年になってから天然芝移行を検討した。松井前市長がロッテの優勝を条件にマリンのドーム化を公言してきたがチームの低迷で現実味はなかった。だが、今年度からの「新5カ年計画」に建設への「調査費」を予算に組み込んだことでドーム化が前進。ファンや市民の間でドーム反対の声が上がりだした。

 これを受けて今年2月には千葉市の関係者が「秋までに天然芝かドームかの結論を出す」と発言。7月に就任した鶴岡新市長のもと委員会を発足し、議論を重ねてきた。人工芝に比べ天然芝の維持管理は難しく手間や経費もかかるが「メジャーの情勢やプロ野球人気の衰退なども考えないといけない」と最終的にファンや市民の意向を無視できないと判断した。また、ドーム化については引き続き検討するとしている。

 ロッテ山本監督は「人工芝は選手の寿命の問題がある」と語るなど現場も天然芝導入には大賛成。人工芝球場から天然芝球場への切り替えは日本では初めての試み。米大リーグでも同様の機運もあり、人気低迷が懸念される日本プロ野球界でも天然芝球場は一気に加速しそうだ。【小沢裕】

 ◆千葉マリンスタジアム 1990年(平成2年)4月開業。両翼99・5メートル、中堅122メートル。収容人員は約3万人。透水性人工芝を使用し、多少の雨でもプレーができる。海辺に隣接しているため強い風が吹く。右翼席ファンの熱心な応援は有名。

 ◆天然芝への張り替え 日本の人工芝球場は76年の後楽園が最初。その後、横浜、西武などが続き、今や12球団本拠地で天然芝を使用しているのは甲子園、神戸、広島の3球場だけになった。人工芝から天然芝に張り替えた例はない。大リーグでは既にドーム球場や人工芝が時代遅れとみなされ、今年もレッズの本拠地シナジーフィールドが天然芝に戻すなど回帰現象が主流に。現在、30球団の本拠地で人工芝はツインズの本拠地メトロドームなど5球場しかない。

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2001/10/28追加

横浜ドーム雑感 by B_wind

7 交通アクセス

みなとみらい21線の地図はここをクリック

横浜新球場が出来れば,高島駅で直結することになるみなとみらい21(MM21)線が2007年開業予定の営団線と相互乗り入れの計画が明らかになりました。これにより,高島駅が新宿・池袋と直接繋がることになり,新球場は渋谷・新宿・池袋から直行可能となります。

もともと,高島地区はターミナル駅である横浜駅に近く,道路が整備されれば,交通の便はよいところです。そのため当初はMM21線でも高島駅の構想はありませんでした。それが地元の要望で,MM21線の開業とともに廃止になる東急東横線の高島町駅に変わりに,MM21線に高島駅が設置されることになりました。横浜新球場を高島地区に建設するというのは,この新駅(高島駅)の建設と関連していると思われます。

横浜スタジアムは,関内駅から3分と非常に交通の便がよく,横浜ドーム建設反対の理由にもなっていますが,新球場建設予定地は,横浜スタジアムよりさらに交通の便がいいところにあります。予定地は,MM21線の高島駅と直結し,ターミナルの横浜駅にも徒歩でおよそ10分,近くには市営地下鉄の高島町駅もあります。ターミナルの横浜駅には京浜東北・根岸線,東海道線,横須賀線のJR線各線のほか東急東横線,京急線,相鉄線,市営地下鉄が乗り入れています。こんな交通の一等地に,さらに,MM21線が新宿,池袋に乗り入れるということになれば,もう,申し分がないでしょう。

しかし,横浜という都市にとって,この高島地区を含めたみなとみらい地区に何か魅力的なものがなければ,逆に東京に人を吸い取られてしまうという危険性も持っています。みなとみらい地区のうち,中央地区と新港埠頭地区は開発が進んでいますが,高島地区はこれからです。2003年度にMM21線が開業し,高島駅ができ交通が一層便利になったとしても,今の時代,そこに人を惹きつける何かがなければ,人々は高島地区に集まりません。むしろ,ただ東京へ一本でいけるという利便性のため,都内通勤者向けのマンションしか建たないということにもなりかねません。

交通の便が良くなっても,人が集まるわけではなく,人が集まる仕掛けが必要になります。そして,その仕掛けが新球場です。その新球場が,密閉式人工芝のドーム球場では,意味がありません。東京には東京ドームがあります。所沢には西武ドームがあります。福岡,名古屋,大阪にもドーム球場があります。さらに,閉塞感があり息苦しいドーム屋根,面白味のない色褪せた模造芝は,もはや,人々を惹きつける魅力を失っています。みなとみらいにドーム球場は必要ありません。必要なのは人々を惹きつける天然芝の野球専用球場,ボールパークなのです。

2001.10.24 (2001/10/28追加)

みなとみらい21線 2003年度末開業

2001.10.24読売新聞

2007年度開業の営団線とMM21線乗り入れ計画
元町−新宿・池袋直結

東急東横線との相互乗り入れで横浜・元町地区と東京・渋谷を直結で結ぶ横浜市営地下鉄「みなとみらい21線(MM21線)を,さらに,2007年度開業予定の営団地下鉄13号線に乗り入れさせる計画が浮上し,東京都と東急電鉄,帝都高速度交通営団の三者が検討を進めていることが23日明らかなになった。実現すれば,横浜中心部と都心を一本で結ぶ利便性の高い路線が誕生する。MM21線の開業は,工事などで予定より大幅に遅れているが,このほど2003年度末に開業にこぎ着けることも決まった。

市都市計画局によると,MM21線は,横浜駅とみなとみらい地区,県庁,元町地区を結ぶ地下鉄道で,総延長4.1q。横浜−元町間の所要時間は約8分。横浜市が出資する第三セクター「横浜高速鉄道」が事業主体となって運営し,総事業費は約2900億円と見込まれている。

開業に伴い,東急東横線の桜木町−横浜駅間は廃止。東横線は横浜駅からMM21線に乗り入れる。これによって元町ー渋谷間は乗り換え無しで約40分で結ばれる。

一方,営団が建設を予定している地下鉄13号線は,渋谷駅から新宿3丁目付近を通り池袋まで延びる予定。こうしたことから,横浜中心部と都心を直結させる地下鉄路線の利便性に東京都,東急電鉄,営団の三者が着目。元町から池袋駅まで一本でつなげる計画の検討を開始したという。

同局は「池袋への直通運転が実現すれば,市民が都心へアクセスしやすくなるだでなく,都民にとってもみなとみらいや元町地区が身近になる」としている。

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2001.10.16 (2001/10/22追加)

横浜ドーム雑感6横浜スタジアム改築論九時星さんの野球史探訪・掲示板に掲示したところ,
TOMATOさんから横浜スタジアムの構造について次のとおりご指摘がありましたので,訂正させていただきます。

横浜スタジアムは”たが”構造ではありませんでした。
お詫び申し上げます。
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m

以下,TOMATOさんのご好意により
その書き込みを掲載させていただきます。

ハマスタの構造について 

by TOMATO

2001.10.16九時星さんの野球史探訪・掲示板から

B_windさん
>茶碗型は不安定なため,横浜スタジアムは円形球場の特徴を生かして,スタジアムの円周に”たが”をはめる構造になっています。

うーん、これは具体的根拠がちょと薄いかなあ…
ハマスタの基礎は、断面で言えば、フィールド側の頑丈な基礎部分と外側での縦方向のトラス構造で支えられており、外見の印象から感じるほど「茶碗」ではないですヨ。横方向への強度確保として、梁は当然入りますが、”たが”と言うほど、それに強く依存している訳ではないです。
http://203.174.72.114/kamometown/
資料として、ハマスタの起工時と工程中期の写真を上記HPに上げておきます。横浜スタジアムは、いきなりホーム側の最も高いスタンド部分から立ち上げ、横に繋げる方法で建てられました。全体で強度を確保するタイプの”たが”式構造で、この起工、工法は、ほとんどあり得ません。初期の工程中に地震があった際、最も重量の集まるホーム側スタンドは、強度不全のため、倒壊の危険性が高いからです。しかし、現実のハマスタは、ホームスタンドを最上部まで保持する形で起工されました。これは、工程での強度と安定性が確保されていること、ハマスタが”たが”に依存した構造設計でないことを意味しています。
外野席の拡張をするとしたら、工程の後半部を逆戻りする形に近いでしょう。補強工事は当然必要ですが、深刻な程ではない筈(スコア・ボードの費用の方が高い気がします)。

高島ヤードも確かに良い場所です。都市中心部の極めて近い距離に野球場用地を2つも選べる悩みがある横浜は、やはり豊かには違いない気もしますが、近くに大そうな野球場が2つもあってどないすんねん、という気もする。で、フットボール場兼総合運動場をこちらに作るのはダメ?とか言ってみる(^^;;
例えば、Dan Mais氏(埼玉スタジアムのデザイナー)なら、コロンバス・クルー・スタジアムの様に、30億円ぐらいでナイスなスタジアムも可能かと思ふのダ。

実は三ツ沢という選択肢もあるのですが、あそこはサッカー・ファンの聖地です(^^;

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2001/10/19追加

新球場でスポーツ・ビジネス事始め

by B_wind

「民間の事業意欲が前提だ。」

横浜市も収入が減っているから,確かにおカネがある分けじゃないです。
でも,横浜国際総合競技場(横国)に600億円使っているんだから
野球に使ったって可笑しくない。
国体やワールドカップのためにはおカネが使えるけど,野球には使えない,
ってな話はおかしな話です。

ベイスターズは,12球団の中で唯一都市名だけを名乗り
毎年150万人以上(又は近く)の観客を動員しています。
その観客の大部分は横浜市民です。
また,市外から来てくれた人も,横浜市にお金を落として行きます。
1998年の38年ぶり優勝のときなど横浜の名前を全国に広めたし
340万人都市の市民意識を盛り上げる効果がありました。
プロ野球の試合数は多く,球場収入の面でも貢献できます。
1年(365日)のうちの5分の1(70日)の稼働を球場に保証します。
ベイスターズは,Jリーグより,優れたコンテンツですよ。
だから,是非,高島ヤードに新球場を作ってもらいたいですね。

旧高島ヤード地区は,MM21地区の北の玄関に位置し,
MM21地区と横浜駅周辺,ポートサイド地区を結びつける重要な位置にあります。
この地区に人を集めることは,
横浜駅−旧高島ヤード地区−みなとみらい中央地区−桜木町駅といった
人の回流を実現します。

野球の試合の無いときでも人が球場(周辺)に集まるように工夫が必要です。
それはベイスターズとスポーツというソフトを使うことです。
球場全体,いや,その周辺を含めて,ベイスターズとスポーツのイメージで統一して
ベイ・スポーツ・タウンを作り上げることです。
球場の周りには,スポーツ・ミュージアムにスポーツ・カフェ,そして,スポーツ・ショップがあり,
球場には,球団事務所を置きます。
球団事務所のロビーはファンに開放します。
もちろん,スタジアム・ツアーもあります。ガイドはベイスターズOB。
球場の入り口には大魔神像でも建てようかな。

こういうことは,公園内だとなかなか難しい。
公園内だと,いろいろな制約を受けるため,商売がしづらくなってしまう。
そんな,横浜公園を飛び出して,
天然芝の球場を旧高島ヤード地区に造って,
プロ野球ビジネスを始めたい。

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2001.10.18 (2001/10/19追加)

「ドームは市長の夢」

横浜市会で”球場”論争

神奈川新聞2001.10.18

ドーム球場は市長の夢!?

横浜市会決算特別委員会で17日,横浜ドーム問題が取り上げられ、神奈川ネットの関すみ江氏(保土ヶ谷区)が市長発言の本意を中島弘善助役にただした。中島助役は「市長の夢を述べただけと考えている」と軽くかわすと,市議からは笑いの渦が起きた。

ドーム建設を求める動きは市民団体の署名をはじめ,高秀秀信市長が「開閉式で天然芝がいい」と発言。横浜ベイスターズの森祇昌監督も市長に要望するなど,にわかにムードが高まっている。

関氏はこうした状況を踏まえて,市の検討状況を質問した。市企画局の金近忠彦局長は「市民の関心の高さをあらためて認識している。しかし,建設には市民の盛り上がり,民間の事業意欲が前提だ。市としては,ドームを持つ他の6都市の事例を研究しているところ」などと答弁した。

また,同局には,1998年から現在までに「市長の手紙」などでドームに関して賛成、反対、アイディアなど計58件の意見が寄せられているという。みなとみらい21の高島ヤード地区が候補地に挙げられていることについては「都心部に立地するという意味で候補地の一つではある」とした。

「建設費や施設規模など具体的な検討もしていないのに、市長は勝手に言っているのか」と通告外の関氏の問いかけに、中島助役は「市長の夢を述べただけと考えている」と答えた。(報道部・鈴木 昌紹)

ドームは,横浜市長の夢とありますが,横浜スタジアムももとはといえば
当時の飛鳥田横浜市長の夢から始まったものです。

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2001.10.17 (2001/10/17追加)

森監督,高秀横浜市長に

「ドーム球場を」と直訴

神奈川新聞 2001.10.17

http://www.kanagawa-np.co.jp/yb/

プロ野球・横浜ベイスターズの森祗晶監督は16日,、横浜市役所に高秀秀信市長を訪ね,シーズン終了の報告を行うとともに「チームが強くなるためにも,ドーム球場を作ってほしい」と”直訴”した。

15日の定例記者会見で「ドーム球場は開閉式で天然芝がいい」と構想を話したばかりの高秀市長は,この日も「例えば,ドーム球場があれば,チームはもっといい試合ができたのだろうか」と森監督に水を向けた。

これに対し「日程を考えるとドームは有利。また,観客のキャパシティが増えれば,ファンの後押しでより強くなる」と森監督は力説した。

さらに「選手はファンにつくられる部分がある。閑散としている球場では気が乗らない。選手も(満員の)ジャイアンツ戦は緊張して戦っている。いずれにしてもドームを作ってほしい」と要請した。市長は「どこが作るかは別にして、ドームの必要性を関係者からうかがいながら進めていきたい」と答えた。

また、五年連続Aクラス(三位)を確保したことで「最低限の成績は残せた」と森監督。開幕前には「正直言って,阪神と最下位争いすると思っていた。しかし、選手がそれぞれ我慢強く戦ってくれた」と一年目のシーズンを振り返った。

森監督は相変わらずドーム球場を熱望しています。

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2001.10.16 (2001/10/17追加)

ドーム構想

横浜市長「開閉式で天然芝」

ベイスターズに注文も

神奈川新聞 2001.10.16

「横浜ドームは開閉式で,天然芝がいいと思う」ー。横浜市の高秀秀信市長は15日,定例記者会見で市民やベイスターズ球団から要望の出ている「横浜ドーム」建設について「建設の事業主体をどうするかという問題もあるが,球場(の構造や概要など)の技術的な検討を開始したい」と,前向きな姿勢を示した。

新球場について,2年前に横浜ベイスターズの現役選手,OBの双方から”意見聴取”をしたという高秀市長。「鈴木(尚典)選手をはじめ現役選手は『ドームのほうが集中できる』という。だが,OBは『野球はお天道様の下でやるものだ』と言っている」

「ドーム球場が欲しいというファンの要望は真しに受け止めたい」という市長は,「どうせ作るならば天気のいい日は開けれれる開閉式で,アメリカの球場のように天然芝がいい」と構想を披露した。

また,プロ野球の横浜ベイスターズが5年連続Aクラス(3位)を確保したことについて,「今年は監督が森さんに変わり選手はそれぞれ一生懸命やったが,森さんの方針にぴったり合わなかった」とチーム事情を分析。「Aクラス確保はよかったが、来年は優勝を狙えるチーム力を発揮してほしい」注文をつけた。(報道部・鈴木昌紹)

横浜市長も開閉式天然芝を要望
球場(の構造や概要など)の技術的な検討を開始へ

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2001/10/14追加

「スポーツ産業論入門」22章 スポーツと地域開発 (原田宗彦編著 杏林書院 1999)からの抜粋 

スポーツ産業論入門 22章4節 スポーツイベントが地域開発に果たす機能

2001/10/13追加

横浜ドーム雑感 by B_wind

6 横浜スタジアム改築論

横浜ドームを含めた新球場案に対し,横浜スタジアムを改築・増築すればよいという案があります。横浜スタジアムは横浜公園内にあり,都市公園法の建蔽率制限を受けています。この建蔽率制限をクリアするため,横浜スタジアムは,上から下に狭まる茶碗型をしています。そして,茶碗型は不安定なため,横浜スタジアムは円形球場の特徴を生かして,スタジアムの円周に”たが”をはめる構造になっています。

※ 横浜スタジアムの”たが”構造については,TOMATOさんから「具体的根拠がちょと薄いかなあ…」(気を遣っていただきすいません)とのご指摘がありました。横浜スタジアムの”たが”構造というのは誤りですので下線部は削除扱いとさせていただきます。

横浜スタジアムの根本的な障害であるこの建蔽率制限を解決するものとして,日本大通りを横浜公園に組み込んで実質的な建築面積を稼ごうという案があります。これは言ってみれば奇策ですが,日本大通りを横浜公園に組み込んだ場合,15%公園の面積が増えるということですから,建築可能面積もその割合で増え,観客席もほぼその割合で増やすこと可能かも知れません。そうだとすると,3万人の15%で4500人という数字が出てきます。しかし,横浜ベイスターズが要望している数字は5万人であり,3万4500人では,奇策を用いてまでやるべきものであるか大いに疑問です。

日本大通りを横浜公園に組み込むという奇策は,横浜公園の実質的な建蔽率の引き上げということですから,結局は横浜公園のオープンスペースや緑地帯を減らすとういうことになります。横浜公園は,貴重な都市のオープンスペースであり,みなと祭りの会場やバザーなど各種行事の会場にもなったりしています。また,横浜公園は,日本大通り・大通り公園とともに緑地帯を形成し,中華街の山下町と関内の間の防火帯としての役割を持っています。現在の横浜公園の建築面積を広げるということは,都市の貴重なオープンスペースや緑地帯を減らし,都市公園という横浜公園の機能を損なうことにになります。

こういった問題は,横浜スタジアムの建設当時でも問題になりましたが,飛鳥田横浜市長(当時)の熱意や他に適地がなかったことにから,横浜公園に最終的に決まったという経緯があります。今回は,他に適地があるわけであり,都市公園の機能を損なってまで,この横浜公園に固執する必要はないと思います。

また,横浜公園の野球史としての歴史性ですが,横浜公園というのは野球の歴史よりも前に,日本人のための初の洋式公園という歴史があります。都市公園としての機能を損なうことは,この公園としての歴史性を損なうことになります。野球の歴史性を尊重しすぎると,かえって,公園としての歴史性を損なうことになるのです。

そもそも,現在の横浜スタジアムは,この収容人員の問題の他,狭い外野と人工芝というの問題を抱えています。これは,どちらも横浜スタジアムの特徴である移動式スタンドが使えなくなるという問題が出てきます。外野を5メートル後方にずらした場合,移動式スタンドと外野スタンドの間に隙間が出来てしまいます。また,円形球場の周囲に”たが”をはめる構造になっているため,円形球場の円の一部を切ることは,構造的に不安定になるため,大規模な補強工事も必要となります。人工芝を天然芝に替えた場合,移動式スタンドの移動部分の天然芝は毎年張り替えなければならず,コストがかかる上,野球型からフットボール型へのフィールドの変更が簡単に出来なくなります。

こんなことまでして,横浜スタジアムに固執する必要はないと思います。

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2001/10/12追加

リンク1

横浜新球場関連サイト
(update 2001/10/12)

 横浜ドームを実現する会http://www.yokohama-dome.jp/

9月15日に署名活動は終了ということでホームページは閉鎖になっています。
but
実現する会のHPの中身はまだ生きてるみたいです。革洋同さんのHPにリンク先が掲示してありましたので追加します。
2001/10/18追加
掲示板 http://www.yokohama-dome.jp/page6_keijiban.asp
8月4日に関内ホールで横浜ドームを実現する会主催で行われた「横浜ベースボールパークフォーラム」の内容はこちら
http://www.yokohama-dome.jp/page0_whatsnew1.htm

 横浜ドームを考えるBBShttp://www.rengo.or.jp/Bbs-1/combbs.cgi

「実現する会」役員が唯一(砥上氏)登場するBBS。

 プロ野球・駒田に物申す!http://www.sportsnavi.com/servlet/bbsspv.PartyRoom?roomid=398&article=0

「実現する会」のメンバーである駒田さんへの掲示板,駒田さんの意見は172で

 日本プロ野球選手会公式ホームページhttp://www.jpbpa.net/jpbpa_f.htm?news/release/news00034.htm

ベイスターズ選手会(谷繁会長)が横浜ドーム計画について見解を述べています。

 横浜ベイスターズ公式ホームページhttp://www.baystars.co.jp/

実現する会の署名のお願いのページへのリンクは消えました。
でも,お知らせに残っています。http://baystars.cplaza.ne.jp/osirase/html/683.html

 横浜ドーム反対同盟HP「横浜ドームってどうよ?」http://member.nifty.ne.jp/kokura37/TAIYO/nodome.htm

あのハマドームイランバナーの革洋同さんが作った横浜ドーム関連情報&リンク集
革洋同の「横浜ドームを実現する会」に対する見解はこちらhttp://member.nifty.ne.jp/kokura37/TAIYO/kenkai.htm
「実現する会」の進め方の問題点はこれでばっちり

 九時星さんの「横浜新球場問題を考える」http://www.d7.dion.ne.jp/~xmot/hama-st.htm

球探の九時星さんが作った特別コラムで横浜新球場の問題を人工芝の問題点を中心に明らかにしています。
補足・試合消化と雨天中止の考察はhttp://www.d7.dion.ne.jp/~xmot/siaishoka.htm
九時星さんの横浜新球場問題を考えるコラムの補足ページ,こんどは雨天中止の秘密が明らかになります。
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2001/10/12追加

横浜ドーム雑感 by B_wind

5 経済効果

横浜ドームの話が出てくると経済効果という言葉がよく聞きます。横浜ドームが,平成不況下で,景気対策としての期待されていることは,否定できません。

今や,大型スタジアムや大規模スポーツ施設を建設しようとすると数百億円という巨額の投資を必要としています。2002FIFAワールカップの決勝戦(ファイナル)会場である横浜国際総合競技場は,7万人を超える収容人員を誇りますが,その建設には603億円の経費を要し,しかも毎年7億円の赤字がでると言われています。最新の密閉型ドームである札幌ドームは,利子負担を含め実質的な事業費は654億円にも達します。また,広島のオープンエアー球場案の建設費は270億円,横浜ドームの建設費については,600億円とも800億円とも言われています。

この巨額の投資をゼネコンや地元建設会社といった投資に対する直接的・短期的な経済波及効果だけをみていては,そのパフォーマンスは低いものになってしまいます。確かに直接的・短期的な経済効果も大事ですが,大型スタジアムや大規模スポーツ施設の建設にあたっては,いかに施設を運営していくのか,いかに施設を住民に貢献するものにできるかを考え,運営ソフトや地場産業との提携といった長期的な経済波及や地域住民の連帯感の向上・都市のイメージ向上といった効果を含めて評価する必要があります。

地域住民の連帯感の向上・都市のイメージ向上といった効果は,社会的な効果ですが,これを経済的に評価することも可能です。いわば,間接的な経済効果です。この効果は,自治体が享受することができます。地域住民の連帯感が向上すれば,行政も進めやすくなりますし,都市のイメージが向上すれば,各種の施設・イベントの誘致や観光客の誘致がしやすくなります。ワールドカップのファイナルが成功すれば,一瞬にして横浜総合競技場と横浜という名は世界中に知れ渡ります(失敗したらダメージも大きいです。テロが心配です。)。

大型スタジアムや大規模スポーツ施設の経済効果云々は,直接投資を除いては,実際にその施設で行われるコンテンツによって左右されます。コンテンツが無ければ,これらの施設は無用の長物となり,単なる箱ものに終わってしまいます。横浜ベイスターズが無ければ,横浜スタジアムの評価は生まれませんし,横浜F・マリノスや横浜FCが無ければ,横浜国際総合競技場もワールドカップ後のイメージを思い浮かべることができません。つまり,横浜ベイスターズや横浜F・マリノス,横浜FCというプロスポーツ・コンテンツは,オリンピックやワールドカップのような一時的な効果ではなく,恒常的な効果をもたらします。

そして,同じプロスポーツ・コンテンツであるプロ野球とJリーグを比較した場合,プロ野球の方が,優れたコンテンツであることがわかります。プロ野球は,シーズン中毎日試合があり,主催試合を70とすると,年間5分の1は営業が確保されます(サッカーは多くても20試合程度)。平日にも試合があるため,都心型のスタジアムの周辺では,平日でも集客が期待できます(サッカーは基本的に週一回の競技)。観客動員数は年間で200万人近くが見込まれます(サッカーは多くても50万人)。つまり,横浜ベイスターズは優れたプロスポーツ・コンテンツであることがわかります。

こんどの横浜新球場についても,コンテンツである横浜ベイスターズを生かす球場にしなければそのパフォーマンスは低いものになってしまいます。新球場の長期的で総合的な経済効果を高めるためには,結局コンテンツである横浜ベイスターズというプロ野球チームを生かすものでなければなりません。ですから人工芝・密閉式の横浜ドームなど造ったら,プロ野球というコンテンツは生かすことができず,みなとみらい地区にパシフィコ横浜に次ぐ,二つめの巨大イベントホールを造るだけということになります。

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2001/10/10追加

横浜ドーム雑感 by B_wind

4 時代の流れ

日本でドーム球場の建設が相次いだ1990年代,大リーグでは,セーフコ・フィールドを始め,開閉式天然芝の野球専用球場が次々に建設されています。この違いは何なのでしょうか。屋根付き球場を含めた球場の流れを振り返ってみましょう。

1960年代後半から70年代にかけて,アメリカでは近代的な円形スタジアムが各地で建設されました。これらのスタジアムは,フットボールとの兼用で人工芝,円形のすり鉢型をしており外野席部分もぐるりと座席で覆われているといった共通性がありました。このタイプの代表的な球場として,ピッツバーグのスリーリバーズ・スタジアム,フィラデルフィアのヴェテランズ・スタジアム,セントルイスのブッシュ・スタジアムなどが挙げられます。当時は近代的な機能美が賞賛され,人工芝も雨に強いという機能性の他,美しさも評価されていました。日本にもこのタイプの球場として横浜スタジアムが1978年建設され,そのモダン性と機能性が評価されました。ところが,今や,この種の球場は,クッキーカッター(金太郎飴)といわれ,どこの球場も同じに見えると悪評です。

屋根付き球場がドーム球場として現れたのも60年代です。1965年ヒューストンに「世界8番目の不思議」アストロ・ドームが暑さと虫対策のため建設されました。そして,このドーム球場は寒冷地の都市に広まり,1982年に完成したミネソタのメトロ・ドームはエアドーム型で,東京ドームの手本になったものです。その後開閉型の球場が登場し,1989年トロントのスカイ・ドームが完成します。この球場は,「完璧な野球場」「これが本当の野球場だ」と野球関係者の間では称えられました。スカイドームにはホテルも併設され,これは福岡ドームの手本になっています。しかし,近代的で機能美を競う近代型のドーム球場は,スカイ・ドームを最後にネオ・クラシック(新古典派)といわれる球場にとって変わられます。

1980年代,アメリカはポスト工業化社会を迎え,機能追求に走ったこれら60年代の二つの流れ−威圧感のあるすり鉢型,人工芝,息苦しいドーム球場に対する反動が起き始めます。26球団時代の87年に行われたある人気投票では下位にクッキーカッター型やドーム型の球場が名を連ね,その不人気ぶりが伺われます。また,各分野の学者からも「見るスポーツの合理化は,観客に不満を生じさせる」「スポーツの行われる場所の風景の中に景観のアンサンブルに影響を及ぼす要素が多いほど,スポーツ経験から生じる満足度も増加する」等の指摘が相次ぎました。しかし,この時代ドーム球場はさらに,進化しテレビスタジオ化し,建物が都市機能を内部化する動きが加速しました。

1990年代には,ポストモダニズムの影響を受け自然と協調し,都市の光景と一体になるような施設が望まれるようになります。オールドファンが少年期に通った「古き良き球場に対するノスタルジックな思い」に合わせて誕生したのが新古典派(ネオ・クラシック)といわれる球場で,シカゴのコミスキー・パーク以降,ボルティモア,アーリントン(テキサス),クリーブランド,デンバーに建設された新球場はすべてこの新古典派の球場でした。これらの球場は,スタジアムというよりボールパークという言葉がふさわしいもので,すべて天然芝の野球専用球場です。ファウル・グラウンドが狭く,観客と選手との距離は近くなっています。また,観客数は比較的少なく抑えられ,満員の観客席を演出しています。屋根付き球場も前述のようにシアトルのセーフコ・フィールドのような開閉式天然芝の新古典派型球場となります。

また,既存の球場においても,人工芝から天然芝に張り替える動きがあり,1960年代,70年代の代表的な人工芝球場であるセントルイスのブッシュ・スタジアム,シンシナティのシナジー・フィールド,ロイヤルズのカウフマン・スタジアムは近年,人工芝から天然芝に張り替えられています。このように,人工芝・ドームといったものが,今や時代遅れになってしまっているのです。これは,単に流行によるものではなく,供給者本位制度から消費者本位制度への転換でもあります。

スタジアムの多目的利用と維持の簡便性からもてはやされた人工芝ですが,選手への足腰の影響,プレーの単純化,グラウンドの高温化,スライディング時の摩擦熱などの問題が明白となり,天然芝が好まれるようになったのです。つまり,プロ野球の消費者である観客にとって,天然芝の方が,人工芝よりも愉しい野球を観るころができるからというのが大きな理由だと思います。また,消費者本位制への転換は,人工芝以外の球場の形状にも現れており,狭いファウルグランド,収容人員を抑え満員の観衆を演出するスタンド,左右非対称のグラウンドといずれも愉しいプロ野球観戦の仕掛けが満載されています。

ところが,日本では,東京ドームがバブル全盛の1988年に完成すると,巨人戦だけでなく日本ハム戦でも観客が押しよせ,ドーム神話が生まれました。そして,このドーム神話のため,90年代福岡,大阪,名古屋と次々にドーム球場が造られました。そして2001年5月完成した日本で最新の屋根付き球場である札幌ドームは,建物も近未来的で,設備も画期的なフローティング・システムを採用しています。しかし,野球場としてはファウル・グラウンドが広く,フェンスも高い,しかも人工芝という魅力の乏しい球場になってしまっています。そして,これは,ドーム球場共通の問題点ともなっています。日本では未だ,供給者側の論理で,球場が造られているのです。

この流行遅れのドーム球場を横浜に造ったとしたら,横浜市民の野球観戦は我慢を強いられ続けることになります。今年,日本でイチロー・マリナーズとともに有名になったセーフコ・フィールドは,天然芝の美しさと魅力を日本中に教えてくれましたが,マリナーズの前の本拠地は人工芝・多目的ドームのキング・ドームでした。キング・ドーム(密閉式人工芝)からセーフコ・フィールド(開閉式天然芝)への移転は,天然芝野球専用球場への流れを象徴しています。

日本では2001年3月発表された広島の新球場案は,新古典派と言えるタイプで注目に値します。

参考文献:「大リーグと都市の物語」 宇佐見陽著

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2001/10/09追加

横浜ドーム雑感 by B_wind

3 ドーム球場

ドーム球場という言葉はよく考えてみるとおかしな言葉です。ドームという言葉を辞書で引くと「半球状の屋根」とでてきます。つまり,ドームとは屋根の形状を表しています。ところが,日本ではドーム球場=屋根付き球場の意味で使われています。実際,1988年3月に造られた東京ドームを始め,福岡ドーム(1993年),大阪ドーム(1997年),ナゴヤドーム(1997年),西武ドーム(1999年)そして2001年5月完成の札幌ドームまで,日本の屋根付き球場は,全てドームの名が付くように,半球状の屋根をしています。

大リーグにおいても,世界初の屋根付き球場であるアストロ・ドーム(ヒューストン)を始め,東京ドームのお手本になったメトロドーム(ミネソタ),マリナーズの前の本拠地球場キング・ドーム,「完璧な野球場」と称えられたトロントのスカイ・ドームといった1980年代までに造られた屋根付き球場は密閉式,開閉式を問わず全て半球状の屋根をしています(スカイドームは半円筒状に近いですが)。

これらドーム球場の共通点は,密閉式・開閉式を問わず,人工芝を使用していることです。ドーム型の場合,開閉式にしても屋根の一部が必ずグラウンドの一部を覆い,天然芝の生育が難しく,スカイ・ドームでも,福岡ドームでも,人工芝を採用せざるを得なかったのです。

そこで,1990年代後半以降造られた屋根付き球場は,天然芝を採用するため,屋根は開閉式で,形状は,平らで巨大な格納庫を思わせる箱型をしています。屋根を収納するのにドーム型より箱型の方が簡単な構造にできます。ダイヤモンドバックスのバンク・ワン・ボールパークを始めヒューストンのエンロン・フィールド,シアトルのセーフコ・フィールドは天然芝開閉式の屋根付き球場ですが,形状は巨大な箱形をしています。エンロン・フィールドとセーフコ・フィールドは,それぞれ,人工芝密閉型のドーム球場であるアストロ・ドームとキング・ドームに代わるものとして造られたのです。

つまり,今や屋根付き球場=ドーム球場ということはいえなくなってきているのです。逆に,ドーム球場と言いう場合,半球状の屋根をした人工芝の球場ということになります。「ドームの形態,芝その他一切のことは,今後の検討課題」としながらドームと言っている限りは密閉型・開閉型を問わずドーム型(半球状)の屋根付き人工芝球場を指していることになります。

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2001/10/06追加

哲教授物申す

月刊ベイスターズ10月号から

本業はベイスターズ・ファン,副業は大学教授と自称する我が山本哲士教授が,月刊ベイスターズで連載している「哲教授のベイスターズ応援セミナー」で「やっぱり日本のプロ野球は危機的状況に陥っている」としてプロ野球の危機を訴えています。全文転載したいのですが,ちょっとまずいので,当コーナーに関連する部分を抜粋させていただきました。


長嶋が巨人の監督を降りることによって,巨人の没落は必須であるのは誰でも感じている。しかしそこからしか,日本のプロ野球の蘇生はない。ともかく,巨人一局の放送独占体制は1日も早くなくなさいと,本当に取り返しがつかなくなる。

それ以上に球場のあり方を,またプレーそのものを,ファン主体に考えていかないと,ハードの構造にもうどうにも手につけられなくなる。ただ
単なる屋根付きというだけのドームなぞ,今どき絶対に作ってはならない。そんなものなら,その分のマネーはファンが楽しめる球場づくりにかけるべきだ

サンフランシスコ・ジャイアンツの球場はライト側の後方が海になっていて,ボンズのホームランが海に飛び込むように演出されている。

外野フェンスは,選手がジャンプしてぎりぎりホームラン・ボールを捕れる高さ,ケガをしないラバーにすべきだ。これはすぐにでも出来ることだ。そして両内野スタンドの金網を取ること。ケガなぞ絶対にしない。観る側も,グラブを持って,命がけで観ることで,迫力は倍増する。プロ・スポーツは命がけのプレーである。それを金網越しで観ているなんて最悪である。そしてもうひとつ,天然芝にすること,これもすぐ出来る。

ともかく,日本の間違いだらけのプロ野球の姿がハッキリしてきたのだから,どんどん改善していかないと,人気の下落の勢いを止められなくなる

月刊横浜ベイスターズ2001年10月「哲教授のベイスターズ応援セミナー」から

長嶋監督の辞任を予言しています。さすが哲教授。
危機といえば,長嶋依存・巨人依存体制にあるセントラル・リーグにとって特に重大です。
これについては,別のコラムで述べることにします。

プロ野球は観客やファンを主体に考えなくてはいけない。
観客やファンにとって,プロ野球などなくても生きていける。
観客やファンにとって,プロ野球は必要であるけれども不可欠じゃない。
つまらない球場を作ってもしかたがない。

プロの野球場について知らない連中
(市役所,商工会議所やゼネコン)

新球場のことをいくら考えたっていいものが出来る分けがない。
横浜総合国際競技場がそうである。
観客席に屋根があるのにメインスタンドには雨が吹き込み
1階のスタンドは傾斜が緩く,フェンスが邪魔で選手のプレーが見えない
サッカーだと,陸上競技場兼用だからピッチが遠い,など
間が抜けた状態になっている。

でも,あの芝のグリーンを観るにつけ
琢郎や金城もあの天然芝の中でプレーしてもらいたいなあ
天然芝でのプレーが観たいなあ

うらやましくなる。

横浜総合国際競技場がやっていけるのなら
新野球場はそれ以上にやっていける。
なぜなら,新野球場にはベイスターズという有力コンテンツがあるわけだから。
試合数,観客動員数どちらもJリーグの比ではありません。

話がそれてしまったが
プロの野球場を知っているのは
やっぱり球団ではないのか。
その球団が「5万人の収容の球場を造ってもらうため,形状や市民の声については発言できる立場にない
というのはおかしい。
ベイスターズが言わないでどうするのか。
観客やファンのことを一番知っているのはベイスターズではないのか
5万人の球場を造れば無条件で埋まるということはない。
特にこれからはポスト長嶋・巨人の時代である。

球場というハードは一度作ったら,ここがダメだから
ここを直そうなど簡単にはできない。
一度,つまらない球場を造ってしまったら,
ベイスターズの野球自体がつまらないものになってしまう。
それを面白くするには
観客やファンに我慢させながら
それを上回る魅力を与えることができたとき。
しかし,観客やファンは我慢を強いられ続けることには変わりがない。

哲教授を見習って
横浜ベイスターズも「物を申す」べきである。

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2001.9.20 (2001/10/05追加)

横浜ドーム球場の構想は

神奈川新聞「投稿を追って(2001.9.20)から


みなとみらい21,高島地区に横浜ドーム球場構想が浮上。「横浜ドームを実現する会」が結成され,新球場建設の機運を高める署名活動を展開中だ。これに対し,「市民の声を聞き,横浜らしい開放的な総天然芝の球場を望む」趣旨の投書(投稿者省略)が寄せられた。横浜ドーム球場の現状をドーム化を目指す千葉,広島などの動きを交え,追った。

市民の要望を受ける

今年1月17日,横浜ベイスターズは横浜市と横浜商工会議所に「全天候型の新球場,横浜ドーム建設」の要望書を提出。これに伴い,地元経済人,野球界OB,著名人が中心となり「横浜ドームを実現する会」を結成。9月末までに百万人の署名開始を開始した。

札幌ドームが完成し,全国で六つのドーム球場が稼働中で総天然芝タイプは皆無。県野球競技会は開閉式の総天然芝ドーム球場の建設を求めている。同協議会は約三十万人を目標に年内いっぱい署名活動を行う。集まった署名は来春,横浜市に提出。早期に新球場の建設を要望する。

遠藤恵弘「横浜ドームを実現する会」会長は「密閉式か開閉式かは白紙状態。とにかく横浜にドーム球場を,の思い出動いている。投書にある市民の要望はしっかり受け止めたい」という。

要望書を提出した
横浜ベイスターズは「5万人の収容の球場を造ってもらうため,形状や市民の声については発言できる立場にない。ただ,雨が多い日本の天候を考慮すると,観客に快適に確実に野球を見てもらうにはドームが最適」と説明する。

要望を受けた横浜市企画局は「ゆめはま2010プランに多目的ドーム建設が盛り込まれている。青写真がないが採算がとれ,市民の望む形が望ましい。ただ建設,運営は民間にお願いしたい」。

横浜商工会議所では1月19日,多目的ドーム建設研究会を設置。11月を目途にドーム球場の経済効果を中心に調査をまとめる。「ドーム,天然芝,野球以外のイベントなど経済効果をシミュレート中。市民の声を考慮するが,建設に400億円以上掛かるとの結果もあり,事業採算性が重要」という。

天然芝は次善の策

千葉マリンスタジアムを所有する千葉市は「ドーム建設は松井旭前市長からの公約でロッテが優勝待ち。た市民の天然芝球場の要望も強く,多面的な調査のため予算を計上している」という。

広島市が持つ広島市民球場の場合,広島駅に隣接する国鉄清掃事業団の跡地に@密閉式ドームA開閉式ドームB開放型で天然芝の球場Cレジャー施設−の4点の構想が上がり「市民に四つの条件を示し,意見の取りまとめ中」と広島市。

グリースタジアム神戸は総天然芝で開放型の球場を建設。オリックス球団広報は「ワールドカップサッカーの競技場建設などがあり,神戸市との話し合いでドームは断念。できることから着手した」との答えだった。


大リーグ事情に詳しい池井優慶応大学名誉教授は「大リーグは野球の原点戻り,開放型で総天然芝の専用球場が主流。日本は高温多湿の天候と野球以外にも使用するため,メンテナンスが容易な人工芝ドームにならざるを得ない」と分析する。

候補地のみなとみらい21にどんな夢が結集するかは市民の声と採算のバランスにかかっているようだ。
(文化部・桂 幸夫)

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2001.9.20 (2001/10/02)

横浜新球場新展開 早くも第2弾 !(^^)!
横浜選手会(谷繁会長)
天然芝開閉式屋根付き球場を支持
(2001.9.20)

「横浜ベイスターズの選手会もドーム建設を支持」という報道について,
横浜ベイスターズ選手会の谷繁会長が,
真意が伝わっていないと選手会のHPで意見を表明。
http://www.jpbpa.net/jpbpa_f.htm?news/release/news00034.htm

※無断転用となっていますが,一部を引用するとまた誤解されると困る
のではということで意見の部は全文引用しました。ごめんなさい。

1.今年のシーズン試合の消化具合をみると横浜ベイスターズの試合の消化はドーム球場を本拠地球場とする他のチームより遅れがちです。選手にとっては決められた試合日程に従って試合が消化されていくことは望ましいことですし,またせっかく試合を楽しみにしてくれているファンが雨で試合を見られないということがないようにするためにも、横浜に雨天中止のない屋根付き球場を建設するという方向自体については支持できます。

2.しかし,野球の魅力は青空や星空のもとでプレーし観戦するという点にもありますし、やはり選手としては人工芝よりも天然芝のほうが思いきりプレーできるので、ファンにも野球のおもしろさを堪能してもらうことができるでしょう。また,せっかく新しい球場を建設するのであれば、今まで日本にはなかったような魅力あふれる球場を建設してほしいです。そこで,横浜ベイスターズ選手会としては,
屋根付き球場を建設する場合には、日本にある他の屋根付き球場と同様の密閉式の人工芝球場ではなく、開閉式の天然芝球場の建設を強く要望します。

ドームじゃなく屋根付き球場です。
やったね!

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2001.9.19 (2001/10/02)

横浜新球場,新展開
神奈川県野球協議会
(渡辺理事長:横浜高校野球部監督)
が天然芝開閉式で署名活動開始
(2001.9.19)

神奈川県野球協議会が横浜ドーム球場建設推進署名運動を展開することを決定。9月18日,横浜市役所内の市政記者クラブで発表。
署名は,約30万人を目標に年内いっぱい行う。
集まった署名は,来春,横浜市に提出。早期に新球場の建設を要望する。
渡辺元智理事長(横浜高校野球部監督)は,「
横浜市には,横浜スタジアムというりっぱな球場があるものの,プロや高校野球が開催できる公式球場が少なく,新しい球場との観点から署名運動の展開を全会一致で決定した。基本的には天然芝を敷いた開閉式ドーム球場の建設を目指したい。市民の皆さんの協力をお願いしたい。」と話した。この署名活動はベイスターズからの協力依頼に応えたもの。渡辺理事長はさらに「野球は本来,空の見える,天然芝の上でやるもの。野球の本場・大リーグでも人工芝から天然芝に戻している。50年とは言わず,100年先まで誇れる球場を造るため署名活動を通じて建設ムードの盛り上げを図りたい。」と話し神奈川の野球の発展を誓った。


 以下は神奈川新聞9月19日号の記事を全文掲載

県野球協議会(藤木幸夫会長)はこのほど、理事会を開き,横浜ドーム球場建設推進署名運動を展開することを決め,18日に横浜市役所内の市政記者クラブで,市民の協力をお願いした。署名は、約30万人を目標に年内いっぱい行う。集まった署名は来春,横浜市に提出。早期に新球場の建設を要望する。

渡辺元智県野球協議会理事長(横浜高校野球部監督)は席上「横浜市には、横浜スタジアムという立派な球場があるものの,プロや高校野球が開催できる公式球場が少なく,新しい球場を−との観点から署名運動の展開を全会一致で決定した。基本的には天然芝を敷いた開閉式ドーム球場の建設を目指したい。市民の皆さんの協力をお願いしたい」と話した。

横浜のドーム球場建設に関しては,野球関係者が長年望んできた経緯もあり,民間団体が建設推進署名運動を始めるなど,ここにきて新しい球場建設に向けた動きが本格化してきた。横浜市もこれまで,非公式に建設を模索してきたが,横浜ベイスターズがこのほどの役員会で「横浜スタジアムとの共存」を前提に,ドーム球場建設推進を決議。同協議会に,建設推進署名運動の協力を依頼した。

同協議会は,県内の社会人,大学,高校野球からティーボールまで15団体が加盟する全国でもユニークな団体。各団体ともに,大会運営上から,新球場建設を要望していた経緯もあり,このほど理事会を開き,ベイスターズの協力依頼にこたえる形で署名運動展開を決めた。あわせて,石川敬理事長が県高校野球連盟理事長退任に伴う役員の一部改選を行い,新理事長に渡辺元智横浜高校野球部監督(県高校野球連盟副理事長)を選任した。

ドーム建設推進署名のお願いが初仕事となった渡辺理事長は,この日「野球に関係する皆さんのアドバイスをいただきながら,できる範囲内で全力で進みたい」とあいさつ。さらに「野球は本来、空の見える,天然芝の上でやるもの。野球の本場・大リーグでも人工芝から天然芝に戻している。50年と言わず、100年先まで市民が誇れる球場を作るため,署名運動を通じて建設へ向けたムードの
盛り上げを図りたい」と話し,神奈川の野球発展を誓った。

なお,ドーム球場建設推進署名は、はがきでも受け付ける(1枚に5人連記まで可)。方法は,はがきに「横浜ドーム建設推進署名運動」と明記,住所,氏名,年齢を書いて,〒231−0003横浜市中区北仲通2の14藤木ビル6階,県野球協議会・横浜ドーム建設推進署名運動本部まで郵送する。

こんどは横浜高校野球部「渡辺監督」が登場しました。

横浜ドームを実現する会の署名活動は
平松さんや駒田さんが登場したのに,胡散臭かったですね。

収容人員の多い,天候に左右されないドーム球場の建設を」ということ以外,ドームの形態,
芝その他一切のことは,今後の検討課題


といいながら

ドーム球場は、周囲に騒音を撒き散らす事がなくコンサートなど多目的に利用でき、
悪天候によるゲーム中止の恐れがないことから、遠方からのお客には予定が組みやすく、
大幅な来場が見込まれます。
密閉型のドームの場合、空調によって快適な温度でプレー・観戦ができます。
(実現する会の主張)

これじゃ,どうみても人工芝密閉式ドームですよね

密閉式じゃ,野球の墓場になってしまうから
結局「ドームいらん」になっちゃう。

そこで,登場したのが「渡辺監督」
渡辺理事長は「天然芝開閉式」を明言
ただし「基本として」ですが

採算面の問題はありますが,
「天然芝開閉式」でまとまってきたみたいですね。
私としては,ゼネコンの案を早くみてみたいです。
もしかしたら,凄い案があるかも知れない。

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2001.9.18 (2001/10/04追加)

人気回復 まず芝から

朝日新聞(2001年9月18日)夕刊記事から

大リーグ人気が,日本の野球場までも変え始めている。天然芝でフェンスが低く,ファンと選手の垣根が低い米国球場の特色を生かし,日本でも人工芝の改良や,球場デザインを米国にならう構想が上がっている。人気低迷に悩む日本の球界。「ボールパークにより近く」の発想は,ファンを球場に呼び戻す”決定打”になるだろうか。(渋谷正章)

改良進む日本の球場

グラウンドの人工芝をより丈が長く,天然芝に近い製品に張り替えることを計画しているのが,東京ドームと千葉マリンスタジアムだ。

東京ドームでは,5年ごとに芝を交換しているが,今年がそのその年にあたる。現在は芝の部分が1.3センチ,ゴムの土台が1.6センチ。今回採用を検討しているのは約6センチの毛足があり,海外では野球やサッカー場で使用されている。現在の芝でも全面張り替えで約5億円かかるが,コストはほぼ同じという。

芝の種類を変える決め手となったのが,東京ドームを本拠とする巨人の声だった。見た目に美しく,選手の体にも優しい芝の導入はできないか。ドーム関係者は「約1年前から内々で話し合っていたが,今年,球団からも変えたらどうか,との提案があった」と話す。選手の意識が海外に向き始め,日米のプレー環境の差を少しでも埋めることは戦力維持にも必要だったようだ。

市民の要請

ドームでは,巨人の井上真二・2軍打撃外野守備コーチらとともに職員を米国に派遣,同様の人工芝を使うタンパベイ・デビルレイズの本拠・トロピカーナ・フィールドなどを視察させる予定だった。11日に起きた米国同時多発テロの余波で視察は延期になったが,来春までには最終的なプランを決める方針だ。

ロッテの本拠・千葉マリンスタジアムは,大リーグ観戦で目の肥えたファンからの声を受け,張り替えを計画する。

同スタジアムを管轄する千葉市公園管理課では「前市長が在任中,優勝すればドームにすると公約し,盛り上がった。ただ,ここ2,3年は天然芝に,という声が非常に強い。行政としては市民の要請になるべく生かしたい」と説明する。

街の活性化

 市では7月,球団関係者らを招き研究会を発足。すでに3回の会合を持ち,天然芝かそれに近い人工芝の導入を話し合った。同課は「秋までに結論を出し,来春の市議会で予算が認められれば,2年後の開幕に間に合わせたい」とにらむ。

新しい球場を造り,大リーグの雰囲気をファンに楽しませようという構想も出ている。

広島市は広島駅近くの貨物ヤード跡地再開発にあたり,広島カープが提案した「天然芝野球専用の複合型オープン球場構想」を他の3案とともに検討している。カープは「今からドームを造っても地方都市の広島では立派なものができないだろう。専用球場であれば,独自色となり街の活性化にもつながるはず」と実現を心待ちにする。

育成に苦労

横浜では6月,地元経済人や平松政次さんら横浜OBを中心に「横浜ドームを実現させる会」が発足した。署名活動を続ける同会は「球場の形式は今後の課題だが,天然芝や開閉式ドームへの希望が多い。とにかく機運を盛り上げたい」と市民のパワーを期待する。

日本では天然芝の採用は@雨が多く,年による気候の変動も大きいため生育が難しいA多目的球場が多く,芝が痛みやい,などの理由で進まないのが現状。昨年,内野にも天然芝を導入して好評を博したグリーンスタジアム神戸も,今年は芝の育ち具合が悪く苦労したという。その点,毛足の長い人工芝はほとんど天然芝と変わらない感触が得られるという。

選手の体により優しい芝が広く普及すれば,大リーグの売り物であるダイビングキャッチなどのハッスルプレーが,日本でも多く見られるようになるかもしれない。

プロ球団本拠の今と未来

球場名

球団

将来計画

東京ドーム

巨人
日本ハム

人工

天然芝に近く人工芝

神宮

ヤクルト

人工

「試合数が多いため,耐久性のある人工芝が必要。
新製品導入は東京ドームなどの動きを見て検討」

千葉マリン

ロッテ

人工

03年開幕までにも天然芝,又は天然芝に近い人工芝へ

西武ドーム

西武

人工

変更の予定なし

横浜

横浜

人工

変更の予定なし

ナゴヤドーム

中日

人工

「来春に芝を張り替える。種類は検討中」

大阪ドーム

近鉄

人工

変更の予定なし

甲子園

阪神

天然

変更の予定なし

GS神戸

オリックス

天然

「球団はなお球場の改良計画を提案。検討している」

広島市民

広島

天然

変更の予定なし

福岡ドーム

ダイエー

人工

「芝や球場の改良を検討中」

※ GS神戸はグリーンスタジアム神戸,甲子園と広島は外野だけ

天然芝採用の流れに

「メジャー・リーグを100年分楽しむ」などの著書がある作家の佐山和夫さん

人工芝は特にひざへの影響が大きいと言われ,選手生命を縮める危険が指摘されています。かつて巨人の4番原辰徳さんからも「天然芝だったら,もう少し長く現役を続けられた」と聞きました。また,イレギュラーの少ない人工芝は「何が起きるか分からない」という野球本来の魅力をそいでいるとも言えます。日本の球場は球団との別の企業体であることが多いため,多目的にならざるを得ず人工芝に頼っている。しかし球団,選手,ファンのいずれも天然芝の良さを理解している。今回の新しい人工芝導入は悪い方向に行っていないと思うが,今後は天然芝そのものを採用する流れになっていくのではないでしょうか。

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2001.8.22 (2001/10/02)

横浜ドーム雑感 by B_wind

2 本当の問題

(2001.8.22にB_wind掲示板に書き込みしたものです)
横浜ドーム問題で,一番欠落している問題は,球場と球団の関係です。そしてこの問題が横浜球団がドーム球場を横浜市に要請した動機でもあります。

通常,サッカーや野球を問わずプロ球団は,競技場を所有又は管理し,競技場から得る収入によって営んでいます。球団は,入場料だけでなく飲食物やグッズの販売といった売店収入,そして球場広告収入から利益を得るシステムになっています。

ところが日本のプロ野球の場合,球場が球団とは別でしかも,民間の企業であることが多く,球団が試合から得る収入は,入場料収入のみというのが一般的であり,さらにその中から高額な球場使用料を支払わなければなりません。ですから,球団が収入を増やすには,観客を増やすしかないのです。放送収入は,巨人戦に依存していますから。

1993年に起きたドラフト逆指名とFA導入により,人件費が高騰しました。横浜球団の日本人選手の年俸合計だけをみても,1992年の9億4千万円から2000年には22億2千万円と12億8千万円の増加を見せています。これに,新人選手の契約金を含めると,少なくともこの10年間で20億円以上,支出が増加していると思われます。

それに対し収入が増えたのでしょうか。1998年当時はグッズ等が売れて入場料以外の収入が増えました。しかし,依然として入場料収入頼みという構造には変化はありません。その肝心の入場者ですが,1998年の185万人をピークに,1999年177万人,2000年167万人と減少しています。この入場者の減少は,これはこれで深刻な問題です。しかし,構造的に問題なのは3万人の収容者数しかないことです。優勝時の185万人が限界で200万人を超えることは物理的に不可能です。入場者が限界にあるとすれば,結局,入場料を上げるしかありませんが,これも限界です。

独立採算性をとるにもかかわらず,入場料収入に頼らざる得ない横浜球団にとって,3万人の横浜球場では経営の限界は見えています。球団の発展のためには,より大きな球場が切望される分けです。収入を増やすには横浜球場では狭すぎるということです。

ところが,もうひとつの独立採算球団である広島東洋カープの入場者数は100万人です。これでもやってこれているのは,広島の場合僅かな年間使用料を支払えば,入場料だけでなく売店収入,さらには広告収入さえ球団の懐に入る仕組みになっているからです。近年,アメリカの球場は,満杯のスタジアムを演出するため,収容人員が少なくなっています。今年完成したばかりのピッツバーグ・パイレーツのPNCパークは38000人にすぎません。これも,放送収入の高騰もありますが,売店収入や広告収入が球団にも入るからです。

サッカーの競技場には,民間の競技場はありません。ところが,野球は東京ドームや甲子園をはじめ民営が大部分です。つまり,野球場は一般に儲かるということです。球団は赤字でも球場は黒字というのが,日本の実態です。球場が主で,球団が従というわけです。観客に観戦サービスを提供するのは,本来,球場ではなく,球団のはずです。球場は,球団があって初めて魅力を発するのです。つまり,球団が主で球場が従なのです。球団というソフトを生かすためのハード,これが本来の球場の役目です。ところが日本では,その関係が逆になっています。ハードのためのソフト,球場のための球団になっています。

横浜ベイスターズは,3万人の横浜スタジアムは狭いと,5万人収容のドーム球場を求めています。それは,ベイスターズが入場料収入に頼らざる得ない構造になっているからです。

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2001.8.22 (2001/10/02)

横浜ドーム雑感 by B_wind

1 経緯

(2001.8.22に九時星さんの球探掲示板に投稿したものです)
1993年に策定された横浜市総合計画・長期ビジョンである2010プランの中で,みなと横浜の都心再開発及びスポーツ振興の観点から,みなとみらい地区に多目的ドームが計画されました。この多目的ドームはいわばドーム球場のことですが,2010プランを策定していたころはドームバブルの時代ですから,多目的ドームも致し方ないことだと思っています。この横浜ドームの話がベイスターズになった1992年,2位に躍進した1997年,そして優勝した1998年と話がでては消えていました。

それが今年の1月22日横浜球団が「他球場とは差別化された全天候型球場の1日も早い建設をお願いします」と横浜市に要請したことから横浜ドームの話が動き出しました。要請された横浜市は「大切なのは市民の要望」といい,横浜商工会議所は「ウチだけでなくスクラムを組んでいきたい。ネガティブにならないように…」と前向き発言をしています。

大堀隆球団社長は,「一番の問題は球場のキャパシティですね。去年の主催ゲームは、30%の試合が満員で、中に入れない人が出た。全員に入ってもらうのが最低のファンサービスと思っています」といい,今回の新球場建設要請は5万人という収容人員が第一の目的としています。また,大堀社長自身は,月刊ベイスターズ2000年1月号で「野球場というのは,本当は屋根無しの天然芝球場が理想ですよね」と述べ,必ずしもドーム球場を望んでいません。

横浜球団の要請を受け,横浜商工会議所は5月29日,球場建設で研究会を設置しました。『多目的ドームの建設問題を内部検討していた横浜商工会議所が05/28常議員会で「多目的ドーム建設研究会」の設置を決めた。市民や企業の世論形成を図りながら、今秋までに事業採算性などを検討し、横浜市などとも協議する予定。収容人数50,000人規模の多目的ドームを想定しているが、具体的な内容は白紙状態。委員長には、副会頭でホテルニューグランド社長の原範行氏が就任する。』5万人の多目的ドームというのは,2010プランの内容です。

横浜市の「大切なのは市民の要望」と,横浜商工会議所の「市民や企業の世論形成を図りながら、今秋までに事業採算性などを検討し、横浜市などとも協議する予定。」ということで「横浜ドームを実現する会」が6月29日に発足しました。「横浜ドームを実現する会」は,市民の理解を得る為として,9月末まで100万人署名運動を展開し,横浜市・商工会議所,他の各関係機関へ要望書と署名を提出しようというものです。

つまり,横浜ドームというのはバブル期の多目的ドームという亡霊が復活したものであり,横浜球団自身は,そのことは必ずしも望んではいないと思います。開閉式全天候天然芝球場が,球団にとってもベストでしょうから。ただ,横浜球団自身が建設主体になれないため,多目的ドーム(密閉型人工芝球場)も必ずしも,否定できないという立場もあります。 

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2001.8.17 (2001/10/25追加)

横浜ベイスターズ
 横浜ドーム署名活動協力のお願い

横浜ベイスターズ公式ホームページから
http://baystars.cplaza.ne.jp/osirase/html/683.html
2001.8.17

おしらせ

【横浜ドーム署名活動協力のお願い】2001/08/17 16:16:41

横浜スタジアム周辺で、下記の通り署名活動を行います。皆様のご協力をお願い申し上げます。

場 所 :横浜スタジアム周辺公園内

日 時 :本日8月17日より9月末まで横浜スタジアムにて、横浜ベイスターズ主催試合のある日のみ

主 旨 :横浜ベイスターズは今年1月ドーム球場建設に関する要望書を、横浜市 をはじめ地元各種団体に提出致しました。その後、6月末には地元経済界を中心に「横浜ドームを実現する会」が発足し、100万人署名運動 を行なうことになりました。

ドームや芝生などの様式、運営形態などについては今後の課題として議論されていくことになります。気候条件や雨天などに左右されることなく、ファンの皆様に予定通りの日程と快適な環境の中でプレーを楽しんでいただくためにも、積極的な署名運動への協力をお願い申し上げる次第です。

皆様からいただいた署名は、「横浜ドームを実現する会」が集めた署名と併せて市や商工会議所、他の各関係諸機関に提出いたします。



2001.9.24日に撮影
左下のテントが実現する会のテントです。
実現する会の署名活動が伸び悩んでいることから
球団が率先した署名活動の協力のお願いをするようになりました。

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2001.7.23 (2001/10/28追加)

横浜ドーム実現へ署名活動開始

http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2001/07/23/15.html

2001.7.23スポニチ

「横浜ドームを実現する会」の街頭署名活動がスタートした。同会は6月29日に設立され、オールスター第2戦に合わせて横浜スタジアム周辺で約30人が参加して署名を集めた。8月4日には世界のドーム球場をビデオ上映するシンポジウムを開催。9月に横浜市や横浜商工会議所へ署名と要望書を提出する予定だ。砥上康二副会長は「100万人の声を集め、横浜ドーム実現の後押しできれば」と話していた。

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2001.7月 (2001/10/18追加)

「横浜ドームを実現する会」
のホームページの内容です。

横浜ドームを実現する会http://www.yokohama-dome.jp/
9月15日に署名活動は終了ということでホームページは閉鎖になっています。
but
実現する会のHPの中身はまだ生きてるみたいです。
掲示板 http://www.yokohama-dome.jp/page6_keijiban.asp
8月4日に関内ホールで横浜ドームを実現する会主催で行われた「横浜ベースボールパークフォーラム」の内容はこちら
http://www.yokohama-dome.jp/page0_whatsnew1.htm
その他の内容は次のとおり

横浜ドームを実現する会ホームページ

設立趣旨
1978年に建設された横浜スタジアムは、プロ野球の数々の名場面を演出し、横浜市民に感動と勇気と元気を与えてくれました。
横浜スタジアム建設時は他に類をみない立派な設備を完備していましたが、25年を経過し老朽化してまいりました。
全国的に降雨量の多い日本では、東京ドームを始めとしてドーム球場がすでに6ヶ所建設され、野球場のドーム化が進んでいます。横浜においても1998年の横浜ベイスターズ優勝を機に多くのファンから「横浜にもドーム球場が欲しい」との声が高まりました。そうした世論を形のあるものにすべく発起人が集まり、実現に向けて動き出したものです。
私たちは340万人の横浜市民が日本のプロ野球のみならず、イベントやコンサート、将来はアメリカ大リーグ公式戦の開催など、子供たちにも夢と感動を与える施設を実現したいと考えています。

役員構成
会長 :遠藤 恵弘
副会長 :平松 政次,砥上 康二,ナリン・シィ・アドバニ,高橋 柢祐,嶋崎 悦子
専務理事: 定山 宗一
事務局長: 山本 尚志
会計監事:竹内 一夫、吉永 昌生

計画
横浜ドームを実現する会」は、その趣旨に則り以下のような活動を行い、横浜市・商工会議所・他の各関係機関へ要望書を提出致します。
私たち発起人は発起人会を設立し、市民の理解を得る為「横浜ドームを実現する会」と題してシンポジュームを行い、新聞紙上において支援広告付きのアピール記事での市民意識の高揚を図り、100万人署名運動を展開するものです。

活動スケジュールは以下の通りです。
6月29日 発起人会、記者発表
7月上旬 100万人署名活動期間
〜9月15日 (駅前・街頭・球場前・インターネットなど)
8月4日 シンポジューム開催
9月末 横浜市、商工会議所、他の各関係機関へ
要望書及び署名 提出 

ドーム球場の現状
日本のプロ野球12球団のうち半数の6球団がドーム球場を本拠地にしており、その主な理由として梅雨などの気象条件が挙げられます。気象条件などの違いから日本は米国に比べてドーム球場の比率が高いです。
ドーム球場は、周囲に騒音を撒き散らす事がなくコンサートなど多目的に利用でき、悪天候によるゲーム中止の恐れがないことから、遠方からのお客には予定が組みやすく、大幅な来場が見込まれます。密閉型のドームの場合、空調によって快適な温度でプレー・観戦ができます。

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2001.6.29 (2001/10/02)

”横浜ドーム実現を”
「横浜ドームを実現する会」が発足

神奈川新聞(2001.6.29)記事から

横浜に屋根付き球場を誕生させようと、市内の経済人や元プロ野球選手らが29日、「横浜ドームを実現する会」を発足させた。

 今年1月に横浜ベイスターズが、横浜スタジアムに代わる本拠地として新球場の建設を市などに要望したのを受けた。今後ホームページや新聞広告などで市民らの賛同を募り、9月中旬までに100万人の署名集めを目指す。

 発起人には、約40人が名を連ねた。大洋OBの平松政次氏や斉藤明夫氏、昨シーズンまでベイスターズでプレーしていた駒田徳広氏ら、7人の元プロ野球選手も含まれている。

 この日の設立総会では、7月から市内の主要駅や街頭、会のホームページなどで賛同者の署名を集め、9月に市や商工会議所に要望書とともに提出することを決めた。8月4日には関内ホール(同市中区)でシンポジウムを開催。国内外のドーム球場のビデオ上映や、著名人によるパネルディスカッションを予定している。
 
 新球場の建設を巡っては、球団の要望を受けた商議所が5月末に研究会を設置。今秋をめどに、事業としての球場建設の可能性を探ることにしている。「実現する会」の遠藤恵弘会長は、「場所選びやどんな施設にするかといった問題は商議所の研究会に任せ、我々はドームに対する市民の機運の盛り上げに一役買いたい」と話した。

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2001.5.31 (2001/10/21追加)

横浜商工会議所

ドーム球場建設検討

ベイスターズ要望受け

2001.5.31朝日新聞朝刊から

横浜商工会議所は(対馬好次郎会頭)は,会頭の私的研究会として「多目的ドーム建設研究会」(仮称)を設置した。横浜ベイスターズが,今年1月,今の横浜スタジアムに変わる本拠地として,ドーム球場の建設を商議所や横浜市に求めたことを受けた。球団の要望に対する具体的な動きは初めてで,秋頃までに事業としての球場建設の可能性を探る。

研究会は,ホテルニューグランド社長の原範行副会頭を委員長に,9人で構成される。

ベイスターズは97年から4年連続でAクラス入りしてファンが増え,約3万人の収容能力しかない現球場では限界だとして,新球場建設の要望書を提出した。

プロ野球12球団の中で約3万人の収容能力は,千葉ロッテと並び最低。さらに大堀隆球団社長は,「日本シリーズが2年続けて屋根付き球場を持つ球団同士で戦われた。それから分かるように,チーム強化の面でもドームは不可欠」と説明する。

横浜市が94年に策定した「ゆめはま2010プラン」にも,プロスポーツの振興や地域経済に貢献する全天候施設として,多目的ドームの整備が盛り込まれている。市企画局は「民間でやってもらうのがかねての市の立場」と研究会の設置を歓迎している。

新球場の建設をめぐっては,数百億円かかるとされる建設費のねん出や候補地の選定に加え,運営後の運営主体や,移転する場合,現在のスタジアムがある関内地区に与える経済的な影響など様々な課題がある。

スタジアムには約500人の市民株主が「オーナーシート」を持っていて,その調整も必要だ。

原委員長は「市民にはドーム球場への潜在的な要望あると受け止めいるが,予断を持たず,白紙の状態から検討したい」と話している。

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2001.2.15 (2001/10/23追加)

横浜・中部オーナー
新ドーム球場構想へ意欲

Hochi BaseBall.Park 2001.2.15

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/jan/o20010120_80.htm

横浜の中部慶次郎オーナーが15日、沖縄・宜野湾キャンプを視察。横浜スタジアムに代わる新ドーム球場構想について「今後、署名などの運動を進めていきたい」と、実現への強い意欲を明らかにした。何度も構想が持ち上がりながら、資金問題などから見送られてきた新ドーム。同オーナーは「地元の協力を得るためにも、優勝争いができるチームだということを証明してほしい」と、98年の優勝フィーバーの再現を森監督に期待していた。

  この頃から,オーナー自ら署名運動の構想を持っていたわけですね。

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2001.1.26 (2001/10/02)

横浜ベイスターズ
「他球場とは差別化された全天候型球場
の1日も早い建設をお願いします」
という主旨の要請文書を送った。

神奈川新聞(2001.1.26)記事から

横浜の「みなとみらい」にドーム球場

 横浜に『21世紀型ドーム球場』の建設が急浮上していることが26日、明らかになった。横浜球団が横浜市役所や商工会議所等に初めて文書で正式要請し、各方面で検討に入ったものだ。日本一を狙う森新監督にとって、何とも心強い追い風。早ければ2004年、横浜市西区のみなとみらい21の高島ヤードに、300億円規模での新ドームがそびえたつ。

 ドーム球場建設機運に拍車をかけたのは、昨年暮れに森新監督が横浜商工会議所が主催する「横浜会」に招かれたとき。地元経済界の重鎮を前に、大胆要求をぶち上げた。
 「日本第二の都市にドーム球場がないのは、いかがなものか。期待に応えるように頑張りますので、ぜひ造っていただきたい」

 これを受けて、球団も強力援護に踏み切った。
17日の取締役会で関係方面への要請を可決。22日には市役所などへ「他球場とは差別化された全天候型球場の1日も早い建設をお願いします」という主旨の要請文書を送った

 
大堀隆球団社長(57)は、「一番の問題は球場のキャパシティですね。去年の主催ゲームは、30%の試合が満員で、中に入れない人が出た。全員に入ってもらうのが最低のファンサービスと思っています」

 現在の横浜スタジアムは千葉マリンと並び、12球団最低の収容人員3万人。5万人規模のドームになれば、ファンサービスにつながるわけだ。
 候補地は横浜市西区のみなとみらい21の高島ヤードが有力。ここには横浜市関連の広大な土地があり、現在建設中のみなとみらい21線の高島駅(仮称)と連結し、球場には雨と無縁で行ける日本初の『21世紀型ドーム球場』になる。

 文書で要請された
横浜市企画局の金子宣冶・企画調整部長(53)は「大切なのは市民の要望」というが、商工会議所の齊藤史郎専務理事(66)は「ウチだけでなくスクラムを組んでいきたい。ネガティブにならないように…」と前向き発言。

 すでに商工会議所には、非公式ながら300億円規模でゼネコンの売り込みが殺到している。
同会議所の倉田好明事務部長(51)は「一番の問題は経営母体。それが決まれば、加速度的に決まることがあるかも」という。
 早ければ2004年にも森新監督の夢が正夢? になるかもしれない。

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2001.1.18 (2001/10/07追加)

MM高島地区にドーム!?

構想,一歩踏み出す

神奈川新聞(2001.1.18)記事から

横浜ベイスターズが,”夢のドーム球場”建設に向けた要望書の提出を決めたことで,水面下の動きから構想が浮上したと言える。しかし,土地の調整や,横浜スタジアムの今後をどうするかなど,課題が山積みなのも事実。新球場がどこまで市民に求められ,建設の気運が高まっていくのか今後の計画進行ののカギとなりそうだ。(取材班)

期待と不安,入り交じる

絶好のロケーション カギは市民の盛り上がり

◇ 水面下の構想 ◇

球団幹部は「ドーム球場建設への”引き金を引く”ということ」と話し,今回の役員会決議(2001.1.17)が単なる提案にとどまるものでないことを示唆した。

みなとみらい(MM)21地区に新球場を−という構想は,数年前から関係者で話題になっていた。横浜市の長期総合計画「ゆめはま2010プラン」には,場所こそ指定されていないものの,市民が育てる国際スポーツ拠点としての多目的ドーム建設が明記されている。

また横浜商工会議所では昨年,ドーム球場建設のワーキンググループを作り,アンケート調査を実施した。さらに,大手ゼネコンがドーム建設の完成予想図を描き,各方面にアプローチを行っている。

球団では,要請提出の第一の理由に横浜スタジアムの収容人員を挙げている。確かに横浜スタジアムの収容人員3万人は,千葉ロッテの千葉マリンスタジアムと並んで12球団で最低。

横浜スタジアムの改修は,同球場が国有地の公園内にあることから,都市公園法の規制で難しい点が多い。その点MM21の旧高島ヤード地区は,横浜市関連の広大な土地がある上,建設中の地下鉄MM21線の新駅と連結することも可能。ターミナルの横浜駅からも歩くことができる絶好のロケーションというわけだ。

◇ どうなるスタジアム ◇

しかし,実際の建設に向けては課題が多い。まず6万平方メートルは必要だという用地確保の問題。また,だれが建設費を負担するのか。日本初のドーム球場として88年に竣工した東京ドームの建設費は350億円で多くの関係者が望んでいる開閉式ドームとなると400億円以上かかるとも言われる。「造るなら地元経済界を主体に」という声は根強いものの,この経済状況下では資金調達は不透明だ。

さらに,横浜スタジアムの”今後”をどうするかという問題もある。横浜スタジアムには,78年の建設当時一口250万円で株主になった約500人の市民株主がおり,45年間期限のオーナーズシートを所有している。その権利を新球場に移すことができるのかなど,クリアしなければならない課題が多岐に渡っている。

ドームが完成すれば,運営面からコンサートなど野球以外の利用も模索することになり,隣のパシフィコ横浜や横浜アリーナ(横浜市港北区),横浜国際競技場(横浜市港北区)などとの競合も必至だ。

◇ 盛り上がりが肝心 ◇

今回の決定を受けた関係各界の受け止め方はさまざまだ。横浜商工会議所では「(要請は)ベイスターズを応援する立場できっちり受け止めたい。地元経済界としては,ドーム球場をほしいという意見は多い。そのための努力はしたい」と前向き。

同会議所の斎藤史郎専務理事は「ドーム自体の採算が取れるのならば,資金集めはできる。収容人員が違うので,ほかの施設との”住み分け”は可能ではないか。ドームをどう利用するのか,横浜の街作りとして考えていけるようになればいい」と建設への期待感を示した上で,「経済的にも地元がリードすることが必要だが,市民がどこまでドーム建設で盛り上がるかが大切」と話した。

一方,球団に”出て行かれる”恰好になる横浜スタジアムの鶴岡博社長は「正式な話は聞いていないので検討したことがないが,果たして横浜に新しいドームが必要なのか疑問に思う。スタジアムの改修だって不可能なわけではない」と反対の立場。

関内を愛する会の会長でもあり,横浜スタジアム建設に尽力した鶴岡氏は「より金をもうけたいからというドーム球場構想には,横浜にプロ野球と市民が頑張ったスタジアム建設の時のような夢がない。だが,横浜の若い人が立ち上がり。自分たちのドームをという動きになれば,それはいいと思う」と付け加えた。

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2000.12.14 (2001/10/21追加)

大堀 隆 横浜ベイスターズ球団社長

屋根付きで,
しかもキャパシティを広げた球場を作ることが,
今横浜ベイスターズが
一番やらなくてはいけない
ファンサービスだと考えている。

2000.12.14 Sports Network Japan スポーツマネージメント講座から

http://www.sportsnetwork.co.jp/edu/mane5.html

質疑応答

Q 今後の野球界全体の問題や対Jリーグの問題についてどう考えているか?

A 私の目標は横浜を強くしてそのお客様に喜んでいただくことで達成されると思っているので、今はそのような大きな問題については考えていない。対Jリーグということについては、それよりも対MLBの問題のほうが大きいと思っている。一つは、力のある選手が皆アメリカへ行くこと、それから今年MLBは開幕戦を東京ドームでやったこと。その中でMLBが考えている戦略というのは、間違いなく日本のプロ野球のMLBのマイナーリーグ化だと思っている。それに対する対抗戦略というのが、日本のプロ野球界にはない。その問題のほうがJリーグとの問題より悲劇的な状況かも知れない。

Q ファンサービスについての秘策はあるのか?

A 秘策ではないが、ファンサービスの最低限というのは、野球を観たいと思っている人全員に観てもらえることだと思う。今の横浜スタジアムはキャパシティが少ないので、球場に来てもゲームを見れない人がいる。屋根付きで、しかもキャパシティを広げた球場を作ることが、今横浜ベイスターズが一番やらなくてはいけないファンサービスだと考えている。

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2000.1月 (2001/10/07追加)

哲教授が大堀球団社長に迫る(2000年1月)

これは,月刊ベイスターズ2000年1月号でご存じ哲教授が
北矢行男教授をスペシャルゲストに迎え
横浜ベイスターズのトップである大堀隆球団社長に直撃インタビュー
したものです。今回は,球場関係の部分を抜粋させていただきました。

大堀 21世紀というのは,企業とスポーツのあり方をもう一度考え直すということ。僕は言い換えれば,地域とスポーツのあり方を新しく構築する時代じゃないかと思っていましてね。スポーツのビッグイベントというのは,地域の振興・活性化には非常に有用なんで,結構資金を使ったって必ずそれに見合う効果は出てくるんですよ。今後もスポーツの振興というのは,地域,地方自治体が貢献しなければ,もしかしたら日本のスポーツの発展というのは,あり得なくなっちゃうくらい危機的な状況だと思うんですよ。そういう意味で21世紀というのは,地域とスポーツの関係というものを,もう一回見直して行くべきだと思います。

山本 僕は「場所経済」という言い方をしているんですけど,場所がいわゆる国民市場に従属するんではなく,場所のマーケットが方が,国民市場を作り変えていくという時代が来ていると思いますね。

大堀 そうですね。あんまり欲を欠かさずに,ナショナルブランドでなくてもいいから,地域でキラリと光るローカルブランドでやっていこう,そのあたりが一番適切な表現かもしれないですね。

北矢 地域のスポーツ文化を結びつける一番大事なこととして「グリーン・ストテラジ」といことを最近言っているんですけど,やっぱり芝生の上で球を転がすことだと思うんです。日本は豊かになっているけれども,小学校から大学まで,グラウンドは圧倒的に土なんですね。野球でもサッカーでも,やっぱり芝生の上でやることで力が上がるわけですしね。近所にそういうオープンスペースが出来れば,地元の人が草を刈ったり手入れすることで,それを通しての交流も生まれてだろうし,子供を遊ばせながら,スポーツを楽しむことも出来るようになるわけですよね

大堀 その通りですね。

北矢 そこで僕がお願いしたいのは,横浜スタジアムの人工芝を剥がして,内野も含めてきれいな天然芝にしていただきたいんです。横浜市と組んでということになるでしょうけど,それが横浜市内あるいは湘南地区におけるグリーン・ストラテジの先駆けなんだとというような,象徴的な存在となってほしい。金銭的なこともありますし,急には出来ないでしょうけど,ぜひ実現してほしいです。それが出来た時に,地域のスポーツの核となるわけですし,そういう刺激を与える存在に(ベイスターズ)なってほしいですね。

大堀 今,ウチは横須賀の総合練習場を一般に開放しているんですよ。それは横須賀スタジアムが一般の方も使う市営球場ですから,そこを使わせていただく以上,アマチュアにウチの練習場を開放しているわけですよ。まあ,今おっしゃったように,野球場というのは,本当は屋根無しの天然芝というのが理想ですよね。

北矢 それが横浜の野球に合っているんですよ,内野も天然芝というのが。大リーグなんかでは,あの内野の芝の状態が,信じられないような好プレーを生むわけですよね。

大堀 そうですよね。

北矢 ついでにお願いすると,例えば日本で最初に内野のネットを取り払うとか,スポンサーを見つけて,ホームラン賞だとか選手ではなくファンにあげるとか・・・。

大堀 そのアイデアはフロントにもあるんですよ。

北矢 それはぜひ実現してほしいですね。今は”供給者本位制度”というのは,音をたてて崩れていますから。

このインタビューは感動もので,プロ野球ビジネスのテキスト・ブックになりうるものです。
ベイスターズファン以外の皆さんにも全文を読んでもらいたいと思いますね。

横浜スタジアムの人工芝を剥がすというアイデアは
どうでしょうか。
天然芝にすると,横浜スタジアム名物可動式内野席が使用できなくなります。

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1998.10月 (2001/10/18追加)

横浜ドーム構想で市長の二枚舌

ZAKZAK98年10月

38年ぶりの歓喜のウラで、横浜球団が横浜市長の二枚舌外交に苦慮している。今年は優勝景気に乗って、185万7000人を動員(主催者発表の累計)。これまで160万人台だった球団記録を更新したのはもちろん、実現不可能とされてきた180万人突破という目標も達成した。

横浜は石井琢、谷繁らの「28歳組」を中心に、さらに年下の鈴木尚、三浦らが主力を占める若いチーム。優勝騒ぎは今年だけでなく、21世紀の黄金時代到来も予感させる。当然、観客動員数も右肩上がりを続ける、と考えられる。しかし、横浜スタジアムの収容力(3万人)は12球団最低。今年の1試合平均入場者、26、913人は限界値であり、ここを本拠地にしている限り、これ以上の増加は無理だ。球団でも例年以上に、新球場建設への期待が持たれている。横浜市の高秀市長は9月25日、「多目的ドームを建設する計画がある。市よりも財界の力がないと作れないが、優勝で機運が高まる」などと話した。今回だけでなく、高秀市長は毎年のように新球場建設をブチ上げている。

ところが、球団に対してはまったく逆の通達をしているのだ。横浜の湊谷取締役は、「市からは、作る資金はない、新横浜(横浜国際総合競技場)の維持で手いっぱいだといわれている」と、新球場計画を全面否定する。どうやら横浜市側は、マスコミを通し市民向けに夢のある話をバラまくだけで、実際に作る気はまったくない様子。先の発言にも「財界の−」と逃げ道を用意している。だが球団は、市民球団として密着を図る以上、市の協力は不可欠。今後もマスコミの前で繰り返されるであろう、高秀市長の“空手形ラッパ”を拝聴し続けるしかないのだ。

横浜スタジアムが建設された昭和53年、当時の矢野球団代表が「将来の日本シリーズ開催などを考え、4万人以上は収容できるように」と要望するも、拒否され3万人収容とされた。あれから20年、14日から、日本シリーズの入場券が発売される。大量に売れ残っている西武とは違い、即日完売は確実。「日本シリーズ出場」が、夢物語だった当時の弱さが悔やまれる。


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2001/11/08追加

山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 1

1994年6月2日初版

ドーム実現への願い


17年目を迎えた横浜スタジアムだが,平成5年4月に開かれた第16回定期株主総会の資料を見ると,高収入,高利益の超優良企業であることがハッキリと分かる。球場収入13億9200万円(53年度5億8000万円,60年度7億3000万円),広告収入13億9300万円(5億3300万円,8億8000万円),販売収入15億6500万円(9億2000万円,12億2400万円)で経常利益は13億9600万円(5億7500万円,9億3000万円)と順調な伸びを見せている。平成5年までの3年は年間10億円に近い改修・改造費を使ったが,それでも現金・預金,有価証券で64億3800万円という資産の蓄積は立派なものである。

しかし,このような好業績を上げられた背景には二つの力強い後押しがあったことを忘れてはならない。@は横浜市民を中心とした善意の人々595人の拠金によって20億円の資本金が出来たことA国有地にある球場で,地代を払うのはプロ興行時に限られ,立地条件に恵まれていたことがある。@が満たされなければ西武の球場になっていたしAが私有地だったら金利,地代などから球場建設の動きも出なかったろう。ということは株式会社横浜スタジアムは,市民の善意と国の保護の下に成り立っている球場で,営利だけを求める企業であってはならない。

そういう意味で現在横浜スタジアムに求められるのは,全国的な流れとなっているドーム球場建設の推進力になることだと思う。幸い,吉国社長はドーム建設に強い意欲を示しているし,横浜市もその意向があるようだ。横浜プロ球界の発展のためにぜひ実現してほしい。

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2001/11/10追加

山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 2

1994年6月2日初版

市長も10年来のファン


高秀秀信横浜市長は熱心なベイスターズファンである。役職柄,横浜ベイスターズ友の会の会長だが,ファンになったのは10年ほど前。「息子(憲明)が早大で大洋のファンクラブに入り,その影響を受けが,家族と応援に来ると成績が良いのだよ」の内輪話を公開する。建設省事務次官などから市長へと忙しい体。横浜大洋時代からの観戦は家族との数少ないコミュニケーションの場であった。

平成5年夏には,オールスター休みの近藤監督激励会に出席,監督とベイスターズの戦力を分析して来期の飛躍を期待し,友の会の巨人戦艦では野村の完封勝ちに上機嫌だったが,気に入らないのは市民の盛り上がり方。「広島のように応援が球場全体で燃えないものかな」と不満をチラリ。

これはサッカーJリーグの横浜2チームについても言えるようで,スポーツを通じての市民意識の高揚は市長の立場からすれば当然な願いだろう。

ただ,観客が90%以上ファンである広島や地元民あげてアントラーズを応援する鹿島との違いはやむを得まい。なにしろ330万人を有する日本第2の都市だけに,ファンはさまざま。横浜の3チームが自ら力を付け,優勝戦線へ躍り出すことが盛り上がるために必要だ。それこそプロであり,ファンも付いていくのではなかろうか。

話が東京ドームを皮切りに,福岡のツイン・ドームと続き,大阪,名古屋でも動きが具体化しつつあるドーム建設なると「横浜でも造りますよ」とキッパリ。横浜市が5年(1993年)6月に出した「新総合計画長期ビジョン」によると,ドーム建設は予定の中に入っており,原企画調整担当理事は「2010年を目標に市民の討議を経て決めて行く」と語っている。

結局横浜市がどのような土地を提供できるかだが,みなとみらい21地区にドーム建設を望む声が強い。

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2001/11/10追加

山下誠通著「横浜スタジアム物語」から 3

1994年6月2日初版

改革の時に

横浜スタジアムは神奈川県の野球ファンにとって,いぜんあこがれの球場である。

全国一の205校が参加する夏の高校野球神奈川大会に出場する選手たちは,スタジアムへの登場が第一の関門である。それが甲子園への充ちという意味があるが,長い球史のでそこでの名勝負が語り継がれており,目標のひのき舞台であるためだ。

他の競技の選手たちにも同じような思い入れがある。

ベイスターズを応援する横浜ファンの理由の第一は「地元のチーム」。郷土愛に燃える横浜市民は多い。其れがなければ球場のために20億円の拠金はならなかったろう。

スタジアムは今でも日本一見やすい球場と思うが,欠点が出てきたのも事実。屋根がないスタンドはにわか雨に弱く,特に外野席はまったく逃げ場がない。ロビーにもっと趣が欲しいし,女性用トイレの行列も限界である。

企業としての横浜スタジアムの活性化を図るためには,一方に偏らず内部からの人材登用が必要である。ハード,ソフトの両面にわたって,よりよい球場にするための努力をして欲しい。

プロ野球は平成5年からドラフト制が変わり,フリーエージェント制も導入された。Jリ−グの誕生によるサッカー人気に押されて,観客動員数,テレビの視聴率も低下している。少年野球,リトルリーグなどの底辺となる選手層の激減も目立つ。国民的スポーツだった野球全体に,変革の波が押し寄せていた。

市民球場としてのハマのプロ野球ファンに支えられてきた横浜スタジアムだが,ドーム時代の到来とともに,いやおうなしに改革の時を迎えている。

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2001/10/08追加

田中祥夫著「ヨコハマ公園物語」から

横浜スタジアム建設の秘話

横浜スタジアムの開設(1978年)からはや20年が過ぎた。その数年前,平和球場が老朽化しスタジアム建設の話がもちあがったとき,市役所内には反対が多かった。我が国の野球史に欠かせない場所であることは分かるが,由緒ある公園だし,なにより都心の貴重な緑地を守るべきだ,という意見の方が強かったように思う。

また,プロ野球の球場にするためには難問が多すぎた。例えば,公園につくる施設には厳しい法律上の制限があるし,公園の地主である国(大蔵省:現財務省)がOKするかどうか,など。

そんななかで,このスタジアムが実現したのは当時の飛鳥田一雄市長の「横浜の子供たちにプロ野球を」という熱意と,山口久像氏ら野球関係者の強い後押しだった。ここでは,この建設に大きな壁になった建築面積の制限について述べよう。

スタジアムのデザインで特に目につくのは,スタンドの外形が円形であることのほかに,上から下に狭まる茶碗型になっていることだろう。これは建築面接対策だった。

公園内につくる施設は都市公園法の基準によらなければならない。第4条で公園に設ける建築物の建築面積は,公園面積の2パーセント以下,ときめられている。ただし,運動施設などの場合はこれに5パーセントまでの特例(当時の同法施行令第5条)がある。いわゆる建蔽率制限といわれるもので,この場合,最大限7パーセントということになる。

横浜公園の全面積の7パーセントは4480平方メートルである。この建築面積ではプロ球団の本拠として欲しい3万人の収容スタンドはできない。建築面積とは建築物の水平投影面積,つまり最大の外形面積で測るのが原則である。ちなみに,現在のスタジアムの建築面積は15957平方メートル,建蔽率24.9パーセントになる。

それで,横浜公園の日本野球史への貢献など特別な事情を市が同法を所管する建設省(当時)へ訴え,スタンドの地面に接する部分の面積で測ることで了解が得られた。こうして茶碗型が生まれたのである。