ようやく映画も出来上がったので、実際の完成作品から採録したオープニングをシナリオ形式でご紹介します。
これが映像になった完成版!
空中戦艦対超怪獣タカチホ(完成作品)
脚本:ばらだぎ
オープニング登場人物
田所博士(某大学地学研究室教授)
南 (某大学地学研究室秘書)
1.国会議事堂の廃墟
アルファードとの戦いにより壊滅した東京都心部の廃墟。
半壊した国会議事堂の前にはススキの穂列が波打っている。
その枯れ草に覆われた地面に色褪せたファイルが落ちている。
ファイルを拾い上げる軍手をした誰かの手。
2.小笠原諸島南方
海中を泳ぐ色とりどりの魚たち。
海上を調査船が航行している。
3.調査船のデッキ
に立っている田所と南。
南は遠方を双眼鏡で眺めては海図と見比べている。
南 「田所先生、あの・・島はなんですか?海図に載っていないようですが。」
田所「どれ。」
と双眼鏡を奪って見る田所。
4.双眼鏡の視界
大海原にポツンと三角形の岩島が突き出ている。

5.デッキ
田所「ああ、あれは高千穂島だ。2年ほど前にこれといった噴火活動もなく海底から隆起してきた岩礁だな。この海図は古いんだろう。」
南 「これといった噴火活動もなく・・ですか?」
田所「まるで第2の昭和新山といったところか。着生生物がいないのを幸い、半年前から日米同盟に基づく米軍の爆撃演習に使われているはずだ・・」
南 「良く御存知ですね。」
田所「そりゃそうだ。2年前に政府の要請で一日限りの地質調査をやったのはこの私なんだからな。・・驚くべきことにあの島は玄武岩ではなく、ジュラ紀のチャートで出来ている。」
南 「この伊豆・小笠原弧の只中にそんな島が?」
田所「そうだ。太平洋プレートに乗っていたチャートの地塊が海溝部で削り取られ、なんらかの火山活動によって押し上げられたとでも考えるしかないが、果たしてそんなことがありうるのか?地質学的にはまさしく謎の宝庫だ。・・だが、今の世界情勢の下では軍事同盟のほうが重要ならしい。ほら、噂をすればやってきたぞ。」

6.上空
空から一群の爆撃機(F-22)の編隊が飛来してくる。
爆撃機、島に向かって急降下すると、翼下に抱いていた爆弾を次々に投下する。
7.海中
岩石に目?がゆっくりと見開かれる。
8.デッキ
南 「最近じゃ劣化ウラン弾を標準使用しているそうじゃないですか。あんまり近くにいると放射線障害になりかねませんよ。」
田所「うむ。我々は自然から得た巨大すぎる力で文明と繁栄を謳歌しているが、実はそれに相当するだけの莫大な負の遺産を作り続けているのだな。未来の世代に押し付ける負の遺産を・・」
9.島
次々に行われる爆撃、連続爆発。
島を押し包む濛々たる爆煙。
その爆煙が薄れた時・・
島がものすごい勢いで水煙を跳ね上げてせりあがった。
200メートルを越える巨大な岩石質の怪獣となって立ち上がっていたのだ。
咆哮。
(「わだつみ」船上で慄く田所と南。)
タイトル「空中戦艦対超怪獣タカチホ」
タイトルバックは・・
海を渡り米艦隊と交戦する大怪獣(以下、タカチホ)

ワシントンDC
軍事施設を襲うタカチホ
ホワイトハウスを中心に響き渡るサイレン
避難する車の群れ
ワシントンを練り歩くタカチホ
ホワイトハウスを踏み潰すタカチホ
F・O
本当にこのとおり映像になってます。
早く上映会やらなきゃ・・(^^)