クランクイン群馬ロケ


クランクイン群馬ロケ



2003年10月,本編クランクイン

記事が前後してしまいましたが,クランクイン本編ロケの日記を掲載します。いやぁハードでした!
ちなみにクランクインまでにシナリオは殆ど変更,北アルプスも出てこなくなってます(爆)<おい!


 10月13日(月) 絵コンテとしおり

AM、来週末ロケ撮影分の絵コンテを描きあげる。
ほんとに撮影分のみ飛び飛びのコンテ。
それにしても量多いよ!
PM、週末ロケの「しおり」をつくる。
結構しんど。
あ、地形図まちがえた!


10月17日(金)ロケ第一日

今日から2泊3日(撮影は1泊2日)で自宅から3百キロ以上離れた
群馬県神流町及び上野村でロケである。
仕事を無理やり切り上げて午後休で会社を出、荷物積み込みのため一旦家に戻る。
脚本、コンテ描きがギリギリまで出来なかったため準備も遅れて慌しい。

シナリオも正直セリフなどがこなれておらず、
このまま撮影に突入すること誠に不本意、わが無能を嘆くのみ。
とにかく本作はもともと設定や出演者や撮影場所などなにかとクリアすべき命題が多く、
話をひねり出すのに苦労したこと並大抵でない。
ひとことで言えば無茶なのであるが、
それをなんとか三題噺のようにまとめあげる力がないことは全く情けない限りである。
(ちなみにその命題の一部をあげると・・「空中戦艦」の続編にすること
−つまり200メートルの大怪獣と空中戦艦が活躍すること,
主要なドラマは一泊二日のロケで撮りあげてしまえること,
出演者は全員まったくの素人で自主映画撮影体験もないこと,
したがって深みのある人間描写はできない一方で
作家の意地としてドラマのクオリティを下げるのも許されないこと,
何より資金的に時間的に能力的に完成できることetc・・)

15時に出発するが途中買出しをしたりタイヤの空気漏れトラブルに見舞われて
7時間に及ぶ走行の末22時過ぎにようやく宿泊する群馬県上野村着。
途中のぶどう峠越えは濃霧のため特に難渋。
他のメンバーはすべて関東在住の学生でとうに宿泊地に到着している。
撮影に費やせる時間は出演者の事情から今後20時間たらずのため
夕食も摂らずに宿泊場所であるコテージの室内シーン撮影から入る。

到着時点で既に疲労困憊しているうえ、明朝もハードな撮影(登山も!)
が待っていてそうそう睡眠時間も削れないためためろくに打合せもせぬまま
総勢10名(メインキャスト6名)で群像ドラマの撮影をはじめてしまう。
出演者全員映画撮影など初めて、しかも事前打合せもしていない
(物理的に不可能だった)というおそるべき状況のもと、
本来なら作品の背景、テーマ、各キャラクターの性格付けなど
細かに説明してから始めるべきところであり、監督としてもうハナっからダメダメ。
しかも自分だって映画撮影は実質2年ぶりなのだからカンもすっかり鈍っている。

それでもみんな熱心に台本読みしてあり、一生懸命に参加して
くれているのがありがたいというか泣けてくるというか、
とにかくそんな強行軍で1時半に撮影終了。解散してパンをかじり風呂に入って寝る。
明朝は7時から撮影である。


2日目の撮影スナップ
10月18日(土)ロケ第2日

6時半起床。7時からコテージ周辺で撮影に入る。
本日の要撮影分量は膨大であり、特撮がらみのカットも多いのだが
どこまで撮れるかは未知数、にもかかわらず撮りあげないと次のチャンスはない、
つまりどうあっても撮ってしまわなければいけない
(しかも日中のシーンなので日が落ちる前に!)というむちゃくちゃな使命が
課せられている。
とにかく天気に恵まれたのを幸い、コテージ付近で前半のシーンとラストシーンを撮影。
(<ここで無理してラストを撮っておいたのは正解だった)
朝食もそこそこに移動、沢沿いのシーン撮影へ。
ここで既に時間が押しており、当初予定していた撮影地点へ行くことは断念、
志賀坂トンネル付近に代替地を見つけ撮影。
さらに駐車場所で撮影。メインキャストは長セリフの連続に苦闘。
カメラ(=監督)の方も余裕なく、移動した時刻とか撮影したフィルム本数とか
全く把握することもできないまま、とにかくがむしゃらに撮影、揚句は絵コンテを
車の屋根に忘れて道路に落っことす始末。
(<あとで取りに行ってくれた方々、感謝!)
さらにクライマックスシーン撮影のため立処山に移動。
昼食は移動中の社内でパンというあわただしさ。
(運転しながら口に放り込んでいました)
標高差数百メートルをおそろしく急で随所に鎖やロープのある踏み跡に毛が生えたような
登山道から登行、山腹にある鍾乳洞(無人・無照明)の入口で撮影。
さらに山頂−石灰岩の大岩盤の絶巓−に登って撮影。
絵コンテで予定していた"引き”の画を撮る余裕などさらになく、
見る見る傾いていく太陽と時折日をさえぎる雲の切れ間を睨みながらの撮影、
手間のかかる火薬効果は全部オミット。
それでなんとか山の端に日が隠れる前にセリフ部分の撮影を終える。
(<後工程に相当量の作業を送ってしまったが)
山を降りてくれば日はすっかり山の向こうに隠れ、
空には桃色の雲、帰宅組のバスを残留組で見送って今回の撮影は終了。
残留組は宿でバーベキュー、天体観望、そして酒宴。
だが明日は明日で9時から化石採集実習と神流町恐竜センター見学
(<今回のロケは母校の地学サークル合宿に抱き合わせることで
多人数参加を実現したのでした。だもんで作品も地学色が濃厚に・
<趣味趣味・・(^^)。) そして後輪ダメージの不安を抱えたまま
長駆300キロの帰宅ドライブが待っているのであった・・


以上ですー♪

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