
城下町・津和野を見下ろす!(島根県津和野町「青野山」)

津和野城跡と青野山
秋だ!紅葉だ!山登りだ〜!!
と、いうわけで またまた暇つぶしに山登りなどをしてしまうわけだが、今回わしが目をつけたのは島根県津和野町のシンボル的な存在の「青野山」だ。
今年は台風がやたらに上陸したおかげで 少し辺鄙な場所にあるような山だと荒れている可能性があるし、あとクマの出没もやたらに多いしな。そういう意味でも それなりに街に近く手入れもしっかりしているような山が所望だったんだが 青野山は何と言っても遠目に見る姿かたちが素晴らしいし 以前より柿木村に抜けるときに登山道の位置は把握していたんで「いつかは登らねばなるまい」と思っていた山なのだ。 ![]() 熊よけの鈴も100均ショップで調達したし、準備はOKじゃ。ふふぅ〜・・・ で、津和野から柿木村方面に進むと見えてくる このお椀のような形をした山が青野山だ。調べたところによると標高は907Mのトロイデ式火山なんだそうだが 「山から見下ろす津和野の城下町が箱庭のよう・・・」という解説文を何かで読んだような気がするんで 期待も高まる一方じゃ!! |
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この鳥居が県道226号そばにある登山道の目印じゃ。なんでも距離は1400mくらいらしいが、100Mごとに右の写真のように 地元の小学生による目印の看板が設置されておる。
これがけっこう勇気付けられて心のよりどころになるんだが 入り口から100M進んだところで看板どおり「ファイト一発!」と気合を入れてしまっては あとでとんでもない目に遭うかもしれないな。
実は見た目の優雅な姿に比べて単調なコースで結構しごかれるぞ。(見た目どおり、という話もあるんだがな・・・)
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とくに頂上まで1000M地点から700M地点までの300Mは 景色も見えず単調な急階段を延々と登るコースなんで えらく辛いぞ。半年振りの里山登りということもあるんだが 良く整備されて危険な箇所は全く無いにも拘わらず ダメージはこれまでのトレッキングの中でも上位ランクだ。 右の画像は「あと500M」地点で見えた下界の様子。 う〜ん、山の上から見下ろす津和野の街を期待したんだが このコースからではどうやら全く方向違いみたいだな・・・ |
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ラスト500Mを過ぎると 杉の植林地帯を抜けて広葉樹の森林地帯に入る。この辺りからようやくチラホラと紅葉も見え出してきたぞ。 どうやら津和野の町を見下ろしながら登るには この「笹山コース」ではなく 国道9号の方からアプローチから「青野河原」とかを横切るコースを取って 倍くらいの距離を進む必要があるみたいだ。 ま、山そのものがこんなきれいな三角錐なんで たぶん どっから登ろうと楽なコースはないだろうがな。 |
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で、ヒーコラ言いながら ようやく山頂に到着じゃ!さすがに平日で誰もいないから少し寂しいが まあよかろう。
ちなみに見晴らしは良い、という話だったんだが ヤブに囲まれて思ったほどの景色はなかったな・・・・三角点から見えるのは やっぱり城下町の反対方向だし・・・
頂上よりもむしろ「あと500M」地点に置いてあるベンチからの眺めのほうが 十種ヶ峰なんかが望めて景色は良かったような・・・どうでもいいけどせっかく調達した熊よけの鈴も まったく必要が無さそうだったのが悲しいな。
ま、所詮は100円ショップで調達した鈴だから良いけど・・・
ま、せっかくココまで登ってきたんで お湯でも沸かしてカップめんとコーヒーでも頂くとするかのぅ。
この青野山は普通の人が登れば1時間くらいで山頂を制覇できるらしいが わしは体がなまりきっていたんで1時間半ほど掛かったぞ。 足の筋肉もヘロヘロだったんだが 登りがあれだけ単調な急坂ということで、下りの時には楽は楽なんだが 足に掛かる負担はもっと大きい。はっきりいってココに登ろうと思ったら靴だけはちゃんとサイズの合ったものが良かろうな。
今回は青野山登山の後は 近くの柿木村まで行って木部谷温泉にでも入ろう、と考えていたんだがその前に 津和野に謎の露天温泉がある、という情報をネットで入手したんで それを見学することにしよう。
国道9号を日原町方面にちょっと進んでトンネルを抜け 橋を渡って川に沿って左折。塩が原という場所にその露天風呂はあるらしい・・・ちょっと場所はわかりにくいが 地元のオッチャンに聞いてなんとか探し当てることに成功したぞ。
ではご覧あれ、これがウワサの「津和野の塩井戸」じゃあっ!!
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・・・・・う〜ん、、、これは・・・・
良く見たら川からもあちこちでポコポコと温泉が湧いているみたいだ。 ちょっと舐めてみたら柿木温泉とか木部谷温泉と同様の炭酸泉で 「塩井戸」と言われるだけあってかなり塩辛い。
手をつけてみたら冷たくてとても入れるような温度ではないが 湯の花でできたドームの上にコンコンと源泉が湧き出ておる。実に素晴らしい光景じゃ。
温度的に入れないのは残念だが これほどの自然の芸術を野放図にしておいていいのか?それとも誰かが管理しているのかな?津和野の観光案内を見てもココの情報はまず無いだろうが わし的には天然記念物くらいに指定されていてもおかしくないくらいの価値のある一品だと思ったが・・・
しかしいくら一級品の温泉とはいえ こんな冷たいところに入る温泉マニアもちゃんといるんだな・・・いやいや、温泉道も極めると深いのぅ・・・。
今回わざわざ津和野まで来たのには 紅葉に囲まれて城下町・津和野を上から眺める、という目的があったわけだが 青野山は登って景色を楽しむというより その山そのものを眺める、という楽しみ方のほうが何となく良いみたいだ。なんか少し消化不良だぞ。
そういえば津和野は城下町なんで 城跡があったっけ・・・わしは津和野には年に何回も来ているが恥ずかしながら津和野城跡というのは一度も拝んだことがなかったな。標高は低いものの 殿様が陣を構えていた山なんで 眺めはそっちの方が良いかもしれないな。
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見た目 青野山に比べたら簡単に登れそうな山なんだが このリフト乗り場のとなりにある登山道らしき道は えらく荒れてて(と、いうか 沢と化して水が流れているし・・・)とても進むのは困難のような気がするんで めんどくさいんでここはリフトを使って楽に登山をすることにしよう。(トレッキングでも何でもないなあ・・・) ちなみに本当の登山道はリフト乗り場の隣じゃなくて もうちょっと太鼓谷神社のほうに進んだところにあるらしい。金が勿体無い人はこちらを利用しても良いと思うぞ。わしも知っていたら迷わず歩いて登ったんだがな・・・ |
らくらくで頂上付近に到着して そこからノホホンと歩くといよいよ津和野城跡に到着だ。
むぅ〜、知らなかったが結構立派な山城だったんだな・・・紅葉もそれとなくサマになっているし 広々として家族でハイキングなんかに来て弁当を広げるには絶好の場所じゃなかろうか?
ちょっと解説しておくと
「津和野城は、別名を三本松城と云い、永仁3年に吉見頼行が築城して以来吉見氏が代々居城した。 9代正頼が陶晴賢に反旗の兵を挙げたことが有名だ。 11代吉見広長は、関ヶ原の後、毛利氏に従って長門萩に移る。
慶長5年、坂崎出羽守直盛が、関ヶ原の戦功により備前富山城から4万石で入封するが、僅か16年で改易となる。 しかし、津和野城は、坂崎氏によって大修築され、近世山城へと変貌した。
元和3年、亀井正矩が因幡鹿野より43,000石で入封する。 亀井氏は、その後11代続いて明治に至った。」
「城山の山頂部には、近世山城にふさわしく、累々と石垣が残っている。 各曲輪の石垣が残り、容易に往時の津和野城の姿を想像することが出来る。
石垣群の中でも、特に、本の丸人質櫓の高石垣は見事。 それと、津和野城天守は二の丸にあり、天守台が残る。
城下には、平時の居館(藩邸)が築かれた。 現在遺構として、馬場先櫓、物見多聞櫓が現存している。」
・・・だ、そうだ。(ちなみにこの文章はここのものを無断で転載しているぞ。)

城跡から見下ろした津和野の街はこんな感じ。バックにそびえる青野山も非常に美しい絵になっているな。やっぱあの山は登る山じゃなくて眺める山だったようだな・・・
この後は温泉に向かう時間も無かったし 青野山登山で太ももがピシピシ張ってたし、何よりリフト代を使ったことで温泉に投資するだけの持ち合わせが無かった(ガソリンのメーターがエンプティを示していたのだ・・・)ので そそくさと退散。
せめて道の駅の「津和野温泉・なごみの湯」くらいは入っておいたほうが良かったかな? しかし「塩井戸」を見たあとでは 俗にまみれてスパランドと化している「なごみの湯」には それほど入る意欲も無かったしなあ・・・