
| 阿武町の滝 |
ドウドウの滝
阿武町大字宇生賀
落差15M
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福栄村との町境にある滝。
福栄村の「ハピネスふくえ」から県道10号を阿武町方面に進むと看板が見えるが、そこから狭い道に入って2つ目の角を曲がり中国電力発電所の敷地内に。 そこから2〜3分歩けば滝が見えてくるが この滝は完全に中国電力の敷地内、金網の向こうにあるので近づくことはできないし、この場所以外のポイントだと死角になって見えない。撮影にはできるだけ望遠機能の付いたカメラが必要。
非常にオーソドックスだが 均整の取れた形をしている滝だ。滝つぼも大きくて味があるのに 近づけないのがつくづく残念じゃ。
しかし 阿武町の観光案内チラシには わりと大きな扱いでこの滝の写真が掲載されているし、「滝付近で遊ぶ子供」とかいう写真も載せているのに いざ行ってみると滝に全く近づけない、というのは いかがなものかと思っているんだがな・・・町と中電でなんとか観光スポットとして開放できるような話し合いは出来ないのかしら?
千滝
阿武町大字宇生賀
落差35M(雌滝) 16M(雄滝)
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![]() 雌滝(下滝) |
![]() 雄滝(上滝) |
この滝に関しては 存在は前々から知っていたのだが、「秘境の滝」「アクセスがやたら悪い」「地元の人も見たことが無い」という話は聞いていて、ネットでも全くと言って良いほど情報の無い滝だったのだ。
山口県の滝について書かれている書物、「防長四十八滝」を読んで だいたいの位置はつかめたのだが 当然 案内の看板など無いし、地元の人に聞こうにも目星を付けた周りは普段 人の気配の無い場所だし 半ば諦めていたんだが・・・
平成17年3月の萩のローカルケーブルテレビで 地元の有志がこの滝を訪問する、というレポートをやっていたんで 「今ならば 人が入った道跡が残っているだろう」 「ケーブルテレビの機材を担いだ人や 地元のお年寄りも行けるくらいの場所だから 行って行けないことはなかろう」という推測の元でトライしてきたぞ。
ケーブルテレビの放送によると この滝へのルートを知っていたのは地元の公民館の館長 ただ一人なんだそうだ。 とりあえず わしが目星をつけた場所が間違っていては話にならないので まず公民館に行って話を聞いたんだが、予想は大筋で合っていることが判明。
県道10号を旧福栄村から旧須佐町方面に進む。阿武町に入ると左手に「ドードーの滝」入り口を見ながら進み、杉林を抜けたあたりに「飯谷」という集落がある。 この「飯谷」のバス停より少し萩寄り手前に右に曲がる道があり、これを進むと左手に大井川と田園地帯が広がる「宇生賀」という集落に入る。 田んぼの中に鳥居があるのを見ながら100Mくらい進むと 山側から小さい川が大井川に流れ込んでいるんだが これが左の写真の位置、流れているのは「宇生賀川」で この川の上流に目指す「千滝」がある。 ちなみにこの場所には乗用車2台くらいは駐車可能。 ここから川に沿って上流を目指すのだが、昔は畑や林業用の道があったのだろう、とりあえずケモノミチのような道の形跡があったぞ。 先週、ケーブルテレビで放送していたように地元の有志が歩いたばかりだから 藪や雑木も適当に刈られた跡があって 途中まではまあまあ歩きやすかったが、そのうち杉の倒木やイバラも増えてきて 徐々に道もわかりにくくなってくる。 |
公民館の職員にルートの様子を聞いたところ、「行けるところまでは 川を左に見ながらケモノミチを通って進み、この先はどうやっても無理、というところまで行ったら 川を渡って杉林の方に行き 川を右に見るようにして進むべし」というアドバイスを受けていたんで その通りに進んでいくと 沢の上流で写真のような4〜5M程度の滝と出会う。![]() ここから先は一体どうやってアプローチをするのか 随分悩んでしまったな・・・ このコースは基本は川に沿って上流を目指すのだが、 川沿いが歩けなくなったら立ち木を利用しながら山を登って上から攻めるしかないらしい。 と、言っても 結構な斜面で足元は真砂と腐葉土でズルズル滑るし、どうみても老人や重い撮影機材を担いだ人間が登れるようなルートではないんだが・・・ 結論を言えば やっぱり「山の急斜面を雑木を掴むなり何なりして 無理やりでも進むしかない」ということだったな。 地元のご老人もケーブルテレビの撮影班の人間も わしの想像以上に機動力がある、と言うことなんだろうな。 このでっかい岩の滝をなんとか越えれば そろそろ「雌滝」が見えてくるぞっ!! |

滑りやすい岩を飛び越えながら進むと 突然広い空間が開け、目の前に巨大な岩に流れ落ちている雌滝が現れる。入り口からココまでの行程は時間にしてだいたい1時間チョイかな?
滝の落差は35M、水流が落ちているでっかい岩は 幅も40Mくらいあるんじゃないかな? 今の時期は水量も豊富なんで ハッキリ言って想像以上の大迫力だ。
記念写真でも撮って 人物との比較をしないと大きさがわかんないかな?と思ったんだが 足場が良くないしカメラを設置するような適当な岩も無かったので断念してしまったな・・・。
この雌滝の上流に雄滝があるんだが パッと見た限り どうやってこの岩の上に上れば良いのかわかんなかったが、これも結論を言えば 雌滝に向かって左側の急斜面(と、いうか 崖)を 40Mくらい 立ち木を掴みながら無理やり登っていくしかない。
雄滝の周辺は笹竹の藪になっていて 人が通った跡なんかはすっかり無くなっていたんで 笹藪で目を突かないように気をつけながら強行突破。上の滝の周辺は足元が見えないから かなり危険。 わしもウッカリ水の中に足を何回か突っ込んでしまったな。
雄滝は直瀑で落差は16M。 滝そのものは山口県北部のものとしては正統派でカッコいいんだが 藪に囲まれて景観は良くないし アプローチするときの危険度もグレードアップするのが難点。でも せっかくココまで来て見ずに帰るわけにもいかないだろう。
この千滝を目指す際の注意点としては
1.危険度は恐らく県内の滝の中ではトップクラスで 携帯の電波も入らない場所なんで単独行は出来るだけ避けること。
2.コースの1/3は沢登りで 滑りやすい岩の上を歩くので 足元は濡れてもいい覚悟が必要。
3.コースの1/3は山登り(ヤブ漕ぎ)なんで できれば軍手、鉈があったほうが良い。
下りは真砂と腐葉土を木に捕まりながら滑って降りるパターンになるので 汚れても良いズボンで。
4.山は雑草とヤブが茂るし、水場にはかなりの確立でマムシの危険があるので 夏場は避けたほうが無難。
・・・と、いうことかな?
できれば目印になるような看板を設置して 山の中にあれだけ杉の倒木があるのなら 少し利用して沢を渡る丸太橋でも作って遊歩道を整備してくれれば良いと思うんだが 場所的に難しいだろうな・・・
それにしても こんな誰も来ない山の中の滝でも 周りには空き缶やらペットボトルの容器とか いろいろとゴミが落ちているもんだなあ。 地図によるとこの滝の上流には集落があるみたいなんで ここで捨てた、というより 流れてきたものがほとんどなんだろうけど、ちょっと悲しかったな。
観音様の滝
阿武郡阿武町大字宇田葛篭
落差1M+6M
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![]() 上段の小滝 |
![]() 観音様の滝 |
「宇田の奥の院」こと 葛篭地区の人々から今も大事にされている信仰の滝。
山を越えて栃原集落に抜ける旧道、「仏峠」の入り口にあって 子安観音を祀る通称「観音様」の傍に流れ落ちている二段滝で、落差は6Mほどと大したことは無いが 信仰の匂いが感じられることと 姿かたちの良さで なかなか唸ってしまった一品じゃ。
葛篭地区は高齢化の進む いわゆる「限界集落」だと思うのだが、周囲の民家は廃墟が目立つものの、この観音様と滝の周囲は綺麗に手入れされている。滝つぼにはパイプが引かれ、滝の水が何処かに供給されているところを見ると、今も集落の人の心の拠り所になっているんだろうな・・・
こういう滝は大事にして後世まで残さないとダメだと思うんだが、なんせマイナーな場所にあるんで おそらく存在を知っている人は殆ど居ない、というのが現状じゃ。

阿武町栃原集落から大井川を渡って上笹尾地区の手前、愛宕山の中腹にある修行用の打たせ滝。
どこかの宗教団体の信仰の場と思われるが、滝そのものは御覧の通り、水量の少ない沢の水を竹筒で集めただけで チョロチョロと流れている程度。
雨後などはナメ滝の水量もアップすると思われるが そうなるとたぶん、修行どころではなくなるんではないかな?
と、いうわけで 滝そのものは語ることも無いんだが、ここのキモは石仏たちの作り出す独特の雰囲気というか圧倒的な聖域っぷりであろう。
恥ずかしながらココにこれだけの信仰の場があることなど 初めて知ったんだが、山口の「明王の滝」や周東町の「入野の滝」と勝るとも劣らない個性の持ち主じゃ。
遊歩道はしっかりしているんで散策するにもなかなか面白いスポットだと思うぞ。