「バナナの足」研究会サイトのトップ・ページに戻ります。 「バナナの足」研究会のこれまでの経緯と活動について簡単に。 バナナの歴史やら分類やら参考資料やら。 これまでに訪ねたアフリカの地域を地図上でご紹介。 これまでに訪ねたアジアの地域を地図上でご紹介。 それぞれの地域のバナナを写真で紹介します。 現地で出会ったバナナや人びとをつれづれなるままにご紹介します。 2003年3月に開催した公開シンポジウムの全記録。 独断と偏見による?バ研的リンク集。 「バナナの足」研究会サイトの掲示板。書き込み歓迎します。




バナナという作物








1. バナナの分類と名称の由来


 バナナ(Musa spp.)は植物学的にいえば、単子葉類ショウガ目バショウ科バショウ属の多年生草本です。ショウガ目はバショウ科の他、ショウガやウコン、カルダモンが含まれるショウガ科、極楽鳥花が知られるストレリチア科など、8科に分類されています(分類によっては6科)。バショウ科にはバショウ属(Musa Genus)とエンセーテ属(Ensete Genus)の2属があります。栽培種のエンセーテ(Ensete ventricosum)は、かつてアビシニア・バナナと呼ばれていたように、エチオピア南部で重要な作物で、果実ではなく偽茎や塊茎に含まれるでんぷんを食用とします。
 さらにバショウ属は5つの節(section)に分類されます。すべての栽培バナナは、耐冷性が高く日本でも栽植されるバショウと同じく、Eumusa節に含まれます。南太平洋におもに分布するフェイ・バナナや、フィリピンのマニラ麻の原料で知られるアバカは、Australimusa節に属します。Callimusa節とRhodochlamys節には観賞用に利用される種がありますが、食用にはなりません。これら4節は染色体数がx=10〜11で、Eumusa節はx=11です。ただし、草高が15mにも及び、世界でもっとも大きい草本とされるMusa Ingens(Ingentimusa節、1節1種でパプア・ニューギニアに分布)だけは例外的にx=14になります。エンセーテ属はx=9です。

 Eumusa節のなかで人類にもっとも重要な役割を果たした種が、ムサ・アクミナータ(Musa acuminata)とムサ・バルビシアーナ(Musa balbisiana)という2つの野生種です。アクミナータの野生種はAA、バルビシアーナの野生種はBBという2倍体の遺伝子型(ゲノムタイプ)をそれぞれ有しています。これらの野生種は多数の堅い子実を果実に含むため食用にはなりません。しかしながら今日世界で栽培されるバナナはすべて、これら2種に由来した同質倍数体、もしくは交雑倍数体の遺伝子型になります。野生のアクミナータは他家受粉で通常は結実しますが、単為結果性を獲得したことによって、受精の有無に関わらず果実が生長できるようになりました。これが栽培種のアクミナータ(AA)の始まりです。さらに雌性不稔や3倍体(AAA)の選抜によってさまざまな品種が創出されていきました。3倍体のバナナに種子が含まれることはごくまれですが、2倍体の品種には種子が含まれていることが時おりあります。AAやAAAの品種が栽培されるようになり、それらが野生バルビシアーナ(BB)の自生地に到達したことで、初めて両者の交雑が可能になったと考えられます。交雑は栽培品種間でもおこなわれる可能性があります。長い歴史のなかで時おりの自然交雑と、突然変異とがバナナの多様性を生みだしていったのでしょう。

 いまでは栽培バナナの多くが3倍体の品種になっています。例えば、キャベンディッシュ(Cavendish)やグロ・ミシェル(グロス・ミッチェル、Gros Michel)に代表される輸出用バナナは、ほぼすべてがアクミナータ同質3倍体(AAA)の品種で、デザート用に利用されます。この他にAA(アクミナータ同質2倍体)、AB(交雑2倍体)、AAB、ABB(いずれも交雑3倍体)といった遺伝子型のバナナが熱帯各地で栽培されており、フィリピンなどではわずかながらBBやBBBといったバルビシアーナ(同質2倍体または3倍体)の栽培品種も存在しています。

 バナナは交雑種の存在もあり分類がむずかしい植物です。これまで混乱を招いてきたことは、学名からも推し量ることができます。初めてバナナに学名を与えたのは、スウェーデンの博物学者リンネ(植物の種を属名+種名で表記する二命名法を提唱)で、18世紀中葉にMusa paradisiaca(‘楽園’の意)と、Musa sapientum(‘知恵・賢者’の意)という2つの名を与えました。これらは、フレンチ・プランテン(の1品種)と'Silk fiacuminatag'という2種のAAB品種に関連していたようです。その後、幾つかの品種(群)に対して、それぞれ別の学名が与えられましたが、それらは浸透しませんでした。けっきょく、リンネの命名による2つが、M. paradisiacaはいわゆるプランテンを、そしてM. sapientumはその他のバナナを指すものと拡大解釈された形で広く用いられてきました。しかしながら植物学的に、プランテンとバナナという分け方は正確ではありません。先に示したように、同じAAB品種にもプランテンと、そうではない生食用のバナナとが存在するのです。またAAB以外の遺伝子型でも料理に用いる品種はさまざまあります。そこでシモンズ(1959)は、分類国際規約に基づいて、『Musa -遺伝子型 -(品種群) -品種名』と並べて学名を表記するよう提案しました[例えば、Musa (AAA 'Gros Michel') 'pisang ambon']。これにより、ある遺伝子型のなかでも、利用法など特徴が異なるものをおよそ区別することができます。

 ただし最近でも学名の表記方法は統一されたといえず、アクミナータ、バルビシアーナの倍数体をそれぞれMusa acuminataMusa balbisianaと呼び、それらの交雑種をすべてMusa paradisiacaとしたりすることもあります (Valmayor et. al 2002)。このようなことから、少なくとも2つ以上の遺伝子型のバナナを対象にする場合には、その学名を単にMusa spp.と記述するのが賢明かもしれません。

 ちなみに、'Musa'という学名もリンネによって初めて採用されました。これは、ローマ帝国の初代皇帝Augustus Caesarの大病を治癒した侍医Antonius Musaの名に由来しているといわれますが、その一方で、アラビア語でバナナの果実を意味する'mauz (moux)'(あるいは、'mauz'の語源とされるサンスクリット語の'mocha')に因んでいるという説もあります。

 また、バナナ(banana)という言葉の語源についても、2つの説が伝えられています。一つは、アラビア語の「指先」を意味する'banan'に由来するという説で、もう一つは西アフリカの言語で、こちらも「(複数の)指」を意味する'banema'に因んでいるという説です。

 上記でも触れましたが、バナナにはプランテンと呼ばれる種類のものがあります。ロッセル(Rossel 1998)によると、プランテン(plantain)という言葉は、世界でも地域によって異なる意味合いで用いられているといいます。例えばインドではプランテンは生食するデザート・バナナをおもに指すのに対し、東アフリカでは生食しないバナナに用いられ、また南米ではデザート用バナナと料理に用いるバナナがすべて含まれるようです。しかし分類学的には、プランテンはAAB(アクミナータ・バルビシアーナ交雑3倍体)の遺伝子型をもつ集団の1つ(プランテン・サブグループ)と見なされています。(本サイトでも基本的にこの狭義の意味で用いています。)このサブグループは形質的な特徴もありますが、その利用においてほとんど生食されることがないという点でも共通しています。アフリカ中部から中西部では、このプランテンが主食として重要な役割を担っています(本サイトで紹介するカメルーン東部のバンガンドゥバカ・ピグミーの人びと、さらに東アフリカですがタンザニア南部・ニャキュウサの人びとの文化がその例です)。 プランテン(plantain)という語彙はバナナよりずいぶん遅れて浸透したもので、スペイン人がプラタナス(platano)の木(葉?)に似ていることから'platano'と名付けたという由来があります。英語では変化して'plantain'となりますが、スペイン語では'platano'と呼ばれます。[ちなみに、'platano'という語は「幅広の葉」を示すギリシャ語の'platanos'に起源をもっています。英語ではこの語に由来して、バナナの他に、オオバコ(Plantago Spp., 'plantain')や水生のオモダカ科植物(Alisma Spp., 'water plantain')に対しても 'plantain'という名が与えられています。]

 このようにバナナは分類、学名、呼称のどれを見ても謎が多い作物といえるでしょう。そしてそれはバナナという植物の特異性や歴史の古さを物語っているのです。

 

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2.バナナの歴史

 

バナナは、高い栄養価に加えて優れたカロリー収量をもち、今日では年生産量が1億トン*を越える世界的に重要な食料です。バナナには、フィリピンで顕著に見られるようなプランテーション型農法から、小農が担い手となる在来農法に至るまで、さまざまな栽培様式がみられます。また、先進国におけるデザートとしての消費に限らず、東南アジア、アフリカでの主食や酒などの食文化、紐や布などの物質文化、儀礼での使用などの精神文化に至るまで、多彩に利用されています。
*FAO(国連食糧農業機関)の統計のバナナ(bananas)とプランテン(plantains)とを合計した生産量。FAOによれば2003年の全生産量はバナナ6929万トン、プランテン3297万トンとなっている。全体的には生食用バナナ以外をすべてプランテンと見なしている傾向はあるものの、国によってバナナとプランテンの分類基準にはずれがあり、両者の分類は明確でない。例えば、統計上では世界一の生産量を誇るインドの場合、すべて「バナナ」にカウントされている一方、ルワンダやナイジェリアといった国では逆にすべて「プランテン」にカウントされている。]

 バナナはそもそもマレー半島を中心とした東南アジアの湿潤地帯で栽培化されたと考えられています。今日でもこの一帯の森林部に野生種のムサ・アクミナータが幾種類も分布しています。インドネシアだけで15の変種があると報告されています。一方、フィリピンやインド北東部には、別の野生種群ムサ・バルビシアーナが見られます。これらの分布が、東南アジアからインドにかけての地域をバナナの起源地と考える根拠となっています。またパプア・ニューギニアにおけるバショウ属の種の多様さから、この島が起源の1つと考える説もあります。

 栽培化されたバナナは、紀元初期にポリネシア人によって太平洋の島嶼部へもたらされました。アフリカへのバナナの伝播経路については諸説ありますが、それは、紀元前1000年頃の東アフリカ地域へのプランテンの到来、アクミナータ系バナナの到来、それ以後のその他のバナナの到来、紀元1500年前後のポルトガル人による西アフリカ地域へのバナナの導入まで、継続的、重層的なものであったと推定されます。アフリカに到来したバナナは、体細胞突然変異と農民による意図的、非意図的な人為選択を介して品種レベルで多様化し、その栽培と伝播における人間との密接な相互交渉を通じて、東アフリカ、中部アフリカ、西アフリカに独自のバナナ栽培文化が生みだされていきました。本サイトでは、原産地の東南アジアと伝播されたアフリカの、地域に根ざしたバナナ栽培文化をそれぞれ紹介していきます。


 アメリカ大陸に関しては、アフリカよりずいぶん遅れて1516年に、西アフリカと同様にポルトガル人の手によって、中米カリブ海のカナリア諸島へ初めてバナナはもたらされたと報告されています。今日のようなグローバルな商品作物としてバナナが扱われ始めたのは、19世紀後半になったからのことです。漁船長をしていたアメリカ人ロレンツォ・ベーカーは、1870年にジャマイカの市場で見つけたバナナ160房(果房)を本国へ輸送し巨利を得ました。これを機に彼はバナナの取引に参画し、1885年に果実商プレストンらとともにボストン果実会社(Boston Fruit Company)を興し、その後1899年に中米の鉄道王オースが経営する熱帯貿易輸送会社を併合してユナイテッド・フルーツ社(the United Fruit Company)をつくりました。この会社は鉄道、蒸気船、バナナという3部門を複合的に扱うなかで、バナナ貿易や鉄道の会社を次々と買収していきました。そして1910年までに独占的なバナナ会社に成長し、中米に多大な影響力をもつ「バナナ帝国」となりました。

 この当時に商品として取り扱われていたバナナは、ほぼずべてがグロ・ミシェル (AAA)で占められていました。しかしながら、この品種(群)はパナマ病という病害に感受性が高く、感染したプランテーションは次々と壊滅的な被害を受けました。60年代にかけてこの病害への抵抗性をもつことで広まったのが、現在も世界のバナナ市場で主流のキャベンディッシュ (AAA)群というわけです。キャベンディッシュはその代わりに、果皮がグロ・ミシェルよりも傷つきやすいため、それまで全房ごと船積みして運んでいたのが、箱詰めしてから出荷するという形へと、輸送時の変化をもたらしました。  


 日本へのバナナの導入は比較的最近のようです。沖縄地方で1500年代に栽培がはじまっていたという報告がありますが、中村氏は「ひいしゃぐ」というマレー語の'pisang'(バナナ)に由来する語彙が初めて記述されている1770年頃が導入時期と推定しています。(琉球方言で今日バナナは「ばさない」と呼ばれますが、その語源は不明です。「バナナ」が転化したものでしょうか?)さらに中村氏は、「ひいしゃぐ」は現在沖縄や奄美で栽培される短尺の島バナナではなく、いわゆる島バナナは小笠原から1870年頃にもたらされた可能性を指摘しています(中村 1991)。小笠原にはハワイあたりから1830年以降に導入されたようです。

 一方で、日本へのバナナの輸入は1903年(明治36年)に台湾(当時は日本領)からの輸入が始まりです。その後戦時中に台湾のバナナ生産はコメの生産を優先するために減少し、日本の八百屋からも姿を消しますが(輸入はわずかながら続いていた)、1950年(昭和25年)に日本・台湾間で通商協定が結ばれ、バナナはふたたび輸入されるようになります。ただし、平均月収が約1万円の当時、バナナは卸値で1キロ約1000円という超高級品になっていました。[それでもその翌年には戦争前のレベル(約2.5万トン)まで輸入量は回復しています。]その後、1961〜62年(昭和36〜37年)に輸入船の船員からコレラ菌が検出され、台湾バナナは一時的に輸入禁止となることもありました。しかし、日本の高度経済成長の流れのなか、翌1963年(昭和38年)に日本政府がバナナの輸入を自由化したことでバナナはブームとなります。このときに新興勢力としてバナナ市場に現れたのが、南米のエクアドルでした。ただ不運にも、エクアドルでは当時グロ・ミシェル (AAA)が輸出向けに生産されており、台湾バナナの甘みに慣れた日本人には、あまり受け入れられませんでした。結果、60年代後半までは台湾からの輸入量が急激に増加し、1967年(昭和42年)のピーク時には40万トン近くに達していました。

 しかしながら、70年代前半には首位の座がふたたびエクアドルに渡りました。これは、エクアドルが60年代後半からキャベンディッシュ (AAA)を輸出するようになったこと、台湾と異なり冬でも安定的に出荷できること、そして逆に台湾は台風被害に遭ったことが主な理由です。ただし不幸にも、このようなエクアドルの飛躍はまたもや長く続きませんでした。これこそが鶴見氏が詳述した、多国籍企業の登場によるものです(鶴見 1982)。彼らの存在が、これ以降の日本のバナナ市場に決定的な流れをつくり出しました。

 1963年に輸入が自由化されたのと前後して、日本のバナナ市場に目を付けていたユナイテッド・フルーツ社(上述、註1、キャッスル&クック社(Castle&Cooke、註2)、デルモンテ社(Del Monte)の3社は、相次いでフィリピン、ミンダナオ島に進出しました。それらはそれぞれチキータ(Chiquita)、ドール(Dole)、デルモンテというブランドで知られます。台湾と違って台風の通り道でなく、エクアドルより地理的条件の有利なこの島で、彼らは大規模な土地を確保してバナナ・プランテーションを開設していきました。生産の主な担い手となった現地労働者は、不安定な身分と厳しい条件のもとで働かざるを得ませんでした。そののち住友商事(旧Banambo、現Gracioブランド)もフィリピンに進出し、60年代末にはこれらアメリカ系3企業と日系1企業の4社がそれぞれ独自の栽培体制を確立するに至りました。1968年(昭和43年)に初めて記録されたフィリピン産バナナの輸入量は、その後劇的に増大し、7年後の1975年(昭和50年)には80万トンにも迫る勢いでした。

 日本のバナナ輸入先は60年代まで台湾(1963年のみエクアドル)、70年代前半にはエクアドルがトップでしたが、それ以降は4大多国籍企業によりフィリピンが高いシェアを維持しています。近年の輸出向けの品種群の傾向に関して見ると、フィリピンやエクアドルではキャベンディッシュ系統がほとんどです。台湾では‘北蕉’(キャベンディッシュ群に近い?地方品種)やその変種‘仙人蕉’が主たるバナナですが、最近はやはりキャベンディッシュの系統が人気を集めているようです。近頃では各企業が品種改良や高地栽培等で付加価値を加えたプレミアム・バナナを積極的に商品化し、展開しています。

 このような日本のバナナ市場の流れに対して、80年代後半から、多国籍企業を介さずにバナナを輸入する民衆交易が現れるようになりました。フィリピンやタイなどの生産者団体と日本のNGOや生協が提携し、おもに有機栽培により生産されたバナナを日本に輸入しています。

 全体として近年のバナナ輸入量は増加の傾向にあり、2000年には107.9万トンと1972年のピーク時以来の規模を記録しています。以降、2003年まで100万トン弱の輸入量で推移していましたが、2004年は102.6万トン、2005年は106.7万トンとふたたび輸入増加の傾向を示しています。また、ここ数年でフィリピンからの輸入の割合がさらに高まっており、2005年の輸入先をみると、フィリピン88.5%、エクアドル8.5%、台湾が1.4%などとなっています財務省貿易統計より)

 また、日本でも「島バナナ」に代表されるバナナが栽培されています。(→エッセイ「沖縄の島バナナ」をご参照下さい。)南西諸島がその主産地ですが、農林水産省統計情報データベースによると、下のグラフに示したように70年代に全体に大きく減少し、90年代後半には奄美地方での生産が減少しました。2002年度の生産量は301.4トン(沖縄県209t、鹿児島県90t、東京都[小笠原諸島]1tなど)となっています。


*註1:ユナイテッド・フルーツ社(現チキータ・ブランズ・インターナショナル社)

    1970年にユナイテッド・ブランズ社(United Brands)、さらに1990年には現在のチキータ・ブランズ・インターナショナル社(Chiquita Brands International, Inc.)へと名称を変更。

*註2:キャッスル&クック社(現ドール・フード社)

    1851年にSamuel CastleとAmos Cookeにより、ハワイで創業。Hawaiian Pineapple社(James Doleが1901年に創始し、30年代から商品に'Dole'というブランド名を用いていた企業)を1961年に合併。1964年には、耐病性のキャベンディッシュを'Cabana'というブランドで展開していたStandard Fruit & Steamship社の筆頭株主となり、バナナ事業に参入。1965年に日本支社を設立、67年にミンダナオ島に日本輸出向けのバナナ・プランテーションを造成。1968年にStandard Fruit社を完全買収。1972年に'Cabana'から、知名度の高い'Dole'へとバナナのブランド名を変更。1991年にドール・フード社(Dole Food Company, INC.)に改称。

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3. シモンズらによる遺伝子型分類の指標


 これまでにEumusa節のバナナについて、さまざまな遺伝子型の栽培品種があることを紹介しました。栽培バナナは分類がむずかしいと上で述べましたが、植物学者シモンズら(Simmonds & Shepherd 1955)はアクミナータとバルビシアーナの植物体が大きく異なる点に着目し、栽培バナナを植物体の形質から遺伝子型ごとに分類する方法を提唱しました。
 この方法は、植物体の15の形質について、1〜5点のスコアで採点していき、合計の点数によってその植物体の遺伝子型を推定するというものです。具体的には、アクミナータの形質であれば1点、バルビシアーナであれば5点と採点し、両者の中間的な形質を示すものには、2〜4点をつけます。
 合計の点数は15〜75点の範囲になりますが、シモンズらは、

  • 15〜23点:AA、AAA、およびAAAA
  • 26〜46点:AAB
  • 49点   :AB
  • 59〜63点:ABB
  • 67点   :ABBB

と分類しています。

 この点数割り当てに対してシラヨイら(Silayoi & Chomchalow 1987)は、次のように改良を加えています。

  • 15〜25点:AA、およびAAA
  • 26〜46点:AAB
  • 47〜49点:AB、およびAABB
  • 59〜63点:ABB
  • 67〜69点:ABBB
  • 70〜75点:BB、およびBBB

 それでは、私たちも遺伝子型の推定に利用している15の形質について、簡単に紹介します。


形質 アクミナータ(1点) バルビシアーナ(5点)
1 偽茎色 Pseudostem color 茶色/黒色のシミが目立つ ほとんどシミがみられない
2 葉柄溝 Petiolar canal 下部に乾膜質の翼毛をともない、縁が立ち偽茎を包まない 偽茎を包む
3 果軸(花軸) Peduncle 細毛または毛で被われる 無毛
4 果柄(花柄) Pedicels 果指基部が短い 長い
5 胚珠 Ovules 各房2列 各房不規則な4列
6 苞肩 Bract shoulder 肩の位置が高い 低い
7 苞巻 Bract curling 苞が巻きあがる 苞はあがるが巻かない
8 苞形 Bract shape 槍の穂先形か狭い卵形で、肩から先細り 広い卵形で先細りしない
9 苞頂端 Bract apex 先端が鋭い 鋭くない
10 苞色 Bract color 外側が赤/鈍い紫/黄、内側が鈍い紫/黄 外側は顕著な茶紫、内側が鮮やかな深紅
11 苞色遷移 Color fading 内側基部にかけて黄色に変化 基部にかけて色の変化なし
12 苞痕 Bract scars 痕跡が顕著 ほとんど痕跡なし
13 雄花の花被片 Free tepal of male flower 先端の下部が波打つ ほとんど波打たない
14 雄花色 Male flower color 乳白色 桃色混じり
15 雄花の柱頭色 Stigma color オレンジ色 /黄色 乳白色/薄黄色/薄桃色


 上の表からバナナの細かな部位を理解するのはむずかしいかと思いますので、写真で1例ですが紹介したいと思います。下の2枚の写真は、どちらも発現直後の花序から取った若い果指の横断面です。これらは5番で紹介した胚珠の形質を示すものですが、何か違いがお分かりになるでしょうか。


アクミナータ同質2倍体(AA)の胚珠
アクミナータ・バルビシアーナ交雑3倍体(ABB)の胚珠
上:アクミナータ同質2倍体(AA)の胚珠
下:アクミナータ・バルビシアーナ交雑3倍体(ABB)の胚珠

 2枚の画像を見比べると、どちらも共通して断面の内部が3つの部屋に仕切られていることがお分かりになるかと思います。どこが違うかといえば、上の画像では各部屋に丸いモノが1列に2つずつ入っているのに対して、下の画像では、各部屋にそれぞれ4つほど丸いモノがみえるかと思います。これらの丸いモノがバナナの胚珠で、野生バナナでは最終的に種子として残りますが、私たちが食用にしている栽培バナナの場合には果実が肥大するにつれて消失していきます。このため、発現してまもない段階の若い果実でしか、はっきりと確認することができません。上の画像ではアクミナータ(2倍体)の形質が、そして下では交雑品種ですがバルビシアーナの形質が濃く現れています。

 上記のシモンズの採点法で調査の経験を積んでいくと、バナナの植物体を見ただけで、遺伝子型を推定できるようになるといいます。私たちもだいぶ慣れてはきましたが、それでも、微妙で判断しづらい地方品種と出会うことは少なくありません。

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4. バナナの植物体

 バナナとはどのような植物でしょうか。ここで、おもなバナナの部位を図で紹介します。
バナナの植物体の絵


 バナナは永年生草本であり、1つの株(母個体)に果実が付く頃には上の図のように、その次世代の株(娘個体)が育っており、品種によっては次々世代の株(孫個体)まで発現しています。

 バナナの本当の茎は地下にある塊茎(根茎)であり、地上に見えている部分は偽茎と呼ばれます。塊茎は白色ででんぷんが貯蔵されており、地表面近くの中心に生長点があります。ジャガイモと同様に、1つの塊茎には幾つかの芽があり、ある段階になるとそこから次世代の吸芽が発芽します。おおいに環境条件によりますが、バナナの根(不定根)は1つの塊茎からおよそ300本程度生え、その約半分が土壌深度20cmまでの浅いところに存在すると報告されています。一方の偽茎は、塊茎から伸長した葉鞘が幾重にも重なり合って形成されています(下の写真を参照)

バナナの偽茎断面
 バナナの偽茎断面
中央に果軸があり、その周囲を何重にも葉鞘が取り囲んでいるのが分かります。
収穫後しばらく経ったものの写真のため、黒く変色し、断面はやや乾燥しています。


 バナナの葉は花序が発現する頃まで発生し、1株あたりの全葉数は35〜45枚といわれています(およそ10枚あまりの葉が常に付いています)。葉は非常に細長の楕円状で、生長するにしたがって大きくなり、最長で3.5mほどになります。

 雄花というのは上図の雄花序(‘バナナの蕾’といわれる部位)の内部に2列に並んでいる小さな花で、外側の苞を剥がすと見ることができます。バナナの花には雌花、中性花と雄花とがありますが、発育して果実となるの雌花だけです。雌花は果軸の基部から中央付近に発生し、果軸の先端に雄花、その中間に中性花がそれぞれ着生します。

 上の図では示せませんでしたが、分類の15項目に登場した果柄(花柄)とはバナナの果軸と1本1本の果指とを結ぶ部分、分かりやすくいえば、バナナの皮を剥くときに最初に手に持つ部分のことです(もちろん逆側から剥く人もいるでしょうが・・)

 

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5. バナナの栽培環境

 世界の熱帯・亜熱帯地域を訪ねたことがある人なら、おそらく売られているバナナ(フルーツ)だけでなく、その植物体をみたことがあるのではないでしょうか。熱帯生まれの作物であるバナナは、温暖・湿潤という気候を好みますが、一方で比較的乾燥した地域でも栽培されるなど、かなり広範囲の気候条件に適応しています。FAO(国連食糧農業機関)の統計をみると約130もの国々でバナナは生産されているようです。とくに生産が盛んなのは赤道を中心に北緯30・から南緯30・までの一帯で、バナナの生産量が多い国々[FAO(2001)によると、インド、ウガンダ、エクアドルなど]はたいていこの範囲に含まれています。そのため、この一帯はその名の通り「バナナ・ベルト」と呼ばれることがあります。
 ちなみに、私たち「バナナの足」研究会でこれまでに訪ねた地域もすべてこのベルト内にあり、インド北東部のアッサム地方を除くと、すべて南北回帰線の内側に位置しています。


 それではここで、大東氏(2000)の記述をもとに、これまでの研究から明らかになっているバナナの栽培条件について簡単に紹介します。

○気温
およそ14〜38℃の広い範囲でバナナは生長することができる。これより低温だと生長が止まり、5℃以下では生育阻害が生じ、0℃以下では枯死する場合がある(品種によって差異がある)。降霜があると果実の生育が止まったり緩慢になり、その収量や品質にも悪影響が及ぶ。逆に38℃を超える高温でも葉焼けが生じたり生長が止まったりし、さらに乾燥した状態が加わると多くが枯死に至る。バナナの生育にもっとも適した気温は26〜30℃あたりであり、全生育期間の平均気温は21℃以上が望ましい。また、土壌温度によって根からの養分吸収量は変化するようである。ある実験ではカリウムやカルシウム、リンといったミネラルは昼間の気温が30℃を超える高温条件下でより多く吸収されたという結果が残っている。

○降雨
毎月75mmの降雨がある地域ではバナナに灌水する必要がなく、さらに100mm/月を超える地域ではその生育や収量が安定するという。逆に、年間で3ヶ月以上75mmに満たない降雨量の月があると灌水が必要とされ、50mm/月に満たない降雨では生育が鈍るようである。このようにバナナは豊富な水分がある環境を好むが、一方で堪水条件には弱く、排水されない土壌では根腐れをおこして枯死してしまう。

○風
バナナにとって強風は大敵である。上述したようにフィリピンが日本へのバナナ輸出国として勃興し、反対に台湾が凋落したのは、台風の有無が大きく関連している。巨大な草本であるバナナは強風に対する抵抗性が弱く、とくに全房がついている個体では容易に倒伏してしまう。また強風によって蒸散が活発になり、結果的に光合成能が低下するなど生理的な障害もあるようである。一方で、バナナの生育にとって無風条件がよいかというとそうでもなく、風による空気の流れがなければ、光合成に必要な炭酸ガスが十分に供給されなくなってしまうため、ある程度の風がある環境が望ましい。

○土壌
バナナはさまざまな土壌条件のもとで生育することができるが、もっとも好むのは排水性がよく有機物に富んだ土壌(とくに沖積土や砂質壌土)である。土壌の酸性度(pH)は5.5〜6.5で生育がよく、強酸性土壌では葉の黄変など生育阻害がでやすいという。また塩性土壌もあまり好まれない。


 今日バナナが世界中に広まっているのは、食文化や利用にみられるようなバナナの多用途性もさることながら、その前提として広範な生育環境に順応できる作物であったことが大きいといえます。さまざまな環境下で、あまり世話をせずとも、食用となる大きな果実(全房)をつけてくれる不思議な植物。そんな独特な特徴をもつバナナと、人びとが太古の時代からずっとつき合ってきたのは、むしろ必然的なことなのかもしれません。

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6. 参考になる資料たち(05年9月更新)

 もっといろいろと知りたい人のために、バナナに関する文献を中心に、お薦めの本などを紹介します。かなり独断的かも。このサイトの作成にも利用させてもらっている資料も含んでいます。今後も論文を含めて徐々に追加していきます。
 紹介している本に興味のある方・購入希望の方は、オンライン本屋のアマゾンAmazon.co.jp アソシエイトにそれぞれリンクを張っておりますので、そちらで詳しい情報をご覧ください。(アマゾンで取り扱っていない本については、別のソースにリンクしていることがあります。)


  • バナナの概説書
中村武久(1991)
バナナ学入門」、丸善ライブラリー、148p、ISBN: 4621050214
大東宏(2000)
熱帯作物要覧No.30 バナナ」、国際農林業協力協会
Stover, R. H. and N. W. Simmonds (1987)
'Bananas (3rd ed.)', Longman Scientific & Technical, 468p, ISBN: 0582463572
Tezenas du Montcel, H. (1987)
'Plantain Bananas' CTA, Macmillan,112p, ISBN: 0333448138
Gowen, S. (1995)
'Bananas and Plantains' (World Crop Series), Chapman & Hall, 612p, ISBN: 0412368706
Robinson, J. C. (1996)
'Bananas and Plantains', CAB International, 238p, ISBN: 0851989853(: pbk)

  • バナナを取り扱っている一般書
若槻泰雄(1976)
「バナナの経済学 」、玉川大学出版部、201p
鶴見良行(1982)
バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ」、岩波新書、230p、ISBN: 4004201993
鶴見良行著作集6 バナナ 」(1998) 、みすず書房、326p、ISBN: 4622038161
川端誠(1984)
バナナです」、文化出版局 、24p、 ISBN: 4579401905《絵本》
大津和子(1987)
社会科―1本のバナナから授業づくりハンドブック 」、国土社、111p 、ISBN: 4337646035
生活協同組合連合会グリーンコープ事業連合編 (1994)
マァヨンハァポン―ぼくたちのバナナ村探訪記 」、葦書房、245p、ISBN: 475120582X
堀田正彦(1995)
台所からアジアを見よう バナナ」、オルタートレード・ブックレット、146p
出雲公三(2001)
カラー版 バナナとエビと私たち」、岩波書店(岩波ブックレット No.551)、126p 、ISBN: 4000092510
ルイジアーヌ・サン・フルラン(絵)、ジョルジュ・キャストラ&ロドニィ・サン・エロワ(作)、加古里子(文)(2001)
ミラクルバナナ」、学習研究社、27p、ISBN: 4052014162《絵本》
東京農大パプアニューギニア100の素顔編集委員会編(2001)
パプアニューギニア100の素顔: 伝統農耕と植物資源の宝庫 : もうひとつのガイドブック 」、東京農業大学出版会、135p、ISBN: 4886940196
西上泰子(2001)
新説・石油がなくなる日:沙漠とバナナが人類を救う」、燃焼社、ISBN: 4889780114
松長絵菜 (2001)
バナナがあったらどうするの?」、女子栄養大学出版部 、55p、ISBN: 4789548112
清水秀男(2002)
熱帯植物 天国と地獄」、SCCガ−デナ−ズ・コレクション、239p、ISBN: 4886471579
大神いずみ(2003)
すごいよバナナ」、主婦と生活社、103p、 ISBN: 4391128225
『月刊みんぱく』編集部 (2003)
世界民族博物誌 」、八坂書房、323p、ISBN: 4896948262
中村 賢二郎 (2003)
バナナの村のアンネッティ」、日本出版社、247p、ISBN: 4890486909
小川了(2004)
世界の食文化〈11〉アフリカ」、農山漁村文化協会、278 p、ISBN: 4540040871
森島 紘史(2005)new
バナナ・ペーパー―持続する地球環境への提案」、鹿島出版会、131 p、ISBN: 4306093778
オルター・トレード・ジャパン 編集室パラグラフ(2005)new
クォータリー [あっと] 第1号」、 太田出版

  • バナナを取り扱っている専門書・報告書・学術論文
東京農業大学創立100周年記念事業実行委員会編(1994)
「秘境パプアニューギニアに農耕の起源を探る」、東京農業大学創立100周年記念海外学術調査報告書
G. ラディンスキー(2000)
栽培植物の進化 −自然と人間がつくる生物多様性」(藤巻宏・訳)、農文協、298p、ISBN: 4540001248
池上甲一[編](2003)
「農水産物のオルタナティブ・トレードによる経済成果と地域開発の比較研究」、平成12〜14年度科学研究費補助金・海外学術調査研究成果報告書【非売品】
吉田集而、堀田満、印東道子[編](2003)
イモとヒト −人類の生存を支えた根栽農耕 」、平凡社、356 p、ISBN: 458241527X
Grossman, L. S. (1998)
'The political ecology of bananas : contract farming, peasants, and agrarian change in the Eastern Caribbean', Chapel Hill, 268p, ISBN: 0807824100
Rossel, G. (1998)
'Taxonomic-Linguistic Study of Plantain in Africa', CNWS Publications, ISBN: 9057890046
Picq, C., E. Foure and E. A. Frison (1999)
'Bananas and Food Security : les productions bananieres : un enjeu economique majeur pour la securite alimentaire [1] - [3]', INIBAP (International Network for Improvement of Banana and Plantain), Montpellier, France, ISBN: 2910810364
Jenkins, V. S. (2000)
'Bananas: An American History', Smithsonian Inst. Pr., 210p, ISBN: 1560989661
Valmayor, R. V., R. R. C. Espino, O. C. Pascua (2002)
'The wild and cultivated bananas of the Philippines', Philippine Agriculture and Resources Research Foundation, Inc. (PARRFI), Los Banos, Laguna, Philippines, 242p, ISBN: 9719254017
Taylor, J. G. & P. J. Scharlin (2004)
'Smart Alliance: How a Global Corporation and Environmental Activists Transformed a Tarnished Brand (Yale Agrarian Series)', Yale Univ. Pr., 304p, ISBN: 030010233X
Marcelo Bucheli (2005)new
'Bananas And Business: The United Fruit Company In Colombia, 1899-2000 ', New York Univ Pr , 241p, ISBN: 0814799345
Dana Frank (2005)new
'Bananeras: Women Transforming the Banana Unions of Latin America', South End Pr, 137p, ISBN: 0896087557
John Soluri (2006)new
'Banana Cultures: Agriculture, Consumption, And Environmental Change in Honduras And the United States', Univ of Texas Pr., 321p, ISBN: 0292712561

  • 農業/作物の歴史や文化に関する書物
中尾佐助(1966)
栽培植物と農耕の起源」、岩波新書 青版、ISBN:4004161037
山本 紀夫、吉田 集而[編](1995)
酒づくりの民族誌 」、八坂書房、343p、ISBN: 4896946693
阪本寧男(1996)
ムギの民族植物誌 −フィールド調査から」、学会出版センター 、200p、ISBN: 4762208388
鶴見良行、宮内泰介[編](1996)
ヤシの実のアジア学」、コモンズ、349p、ISBN: 4906640001
河北新報社編集局「オリザの環」取材団 (1998)
オリザの環」、日本評論社、453p、ISBN: 4535582378
坂井健吉(1999)
さつまいも −ものと人間の文化史」、法政大学出版局、316p、ISBN: 4588209019
田中耕司[編](2000)
自然と結ぶ −「農」にみる多様性」(講座 人間と環境3)、昭和堂、304p、ISBN: 4812299136
吉田よし子(2000)
マメな豆の話 −世界の豆食文化をたずねて」、平凡社新書、263p、 ISBN: 4582850383
桜井由躬雄(2000)
米に生きる人々 −太陽のはげまし、森と水のやさしさ アジアをゆく」(写真:大村次郷) 、集英社、117p、ISBN: 4081990042
ジャレド・ダイアモンド(2000)
銃・病原菌・鉄:1万3000年にわたる人類史の謎(上巻)/(下巻) 」(倉骨彰・訳)、草思社、上巻:317p、ISBN: 4794210051、下巻:332p、ISBN: 479421006x
山口裕文、島本義也[編](2001)
栽培植物の自然史 −野生植物と人類の共進化」、北海道大学図書刊行会、256p、ISBN: 4832999311
高谷好一(2002)
多文明共存時代の農業」(人間選書)、農山漁村文化協会、269p、ISBN: 4540010069
俣野敏子(2002)
そば学大全―日本と世界のソバ食文化」、平凡社新書、222p、ISBN: 4582851525
大石惇[編](2002)
中国少数民族 農と食の知恵」、明石書店、248p、ISBN: 4750315591
橋本征治(2002)
海を渡ったタロイモ −オセアニア・南西諸島の農耕文化論」(関西大学東西学術研究所研究叢刊18)、関西大学出版部、266p、ISBN: 4873543576
佐藤洋一郎(2003)
イネの文明 −人類はいつ稲を手にしたか」、PHP研究所(PHP新書)、219p、ISBN: 4569629806
山口裕文、河瀬真琴[編](2003)
雑穀の自然史 −その起源と文化を求めて」、北海道大学図書刊行会、247p、ISBN: 4832980513
佐々木高明(2003)
南からの日本文化(上巻)〜新・海上の道/(下巻)〜南島農耕の探究」、NHK出版、上巻:296p、ISBN: 4140019808、下巻:320p、ISBN: 4140019816
ラリー ザッカーマン(2003)
じゃがいもが世界を救った―ポテトの文化史 」(関口篤・訳)、青土社、365p 、ISBN: 4791760247
山本紀夫(2004)
ジャガイモとインカ帝国―文明を生んだ植物 」、東京大学出版会、342p 、ISBN: 4130633201
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