スコットランド交響曲:Scotch Symphony



振付: ジョージ・バランシン(George Balanchine)

作曲: メンデルスゾーン

使用曲: 交響曲第3番『スコットランド』(第2〜4楽章を使用)

初演: 1952年 ニュー・ヨーク・シティー・バレエ(ニューヨーク)

初演者: Maria Tallchief, Andre Eglevsky, Patricia Wilde, Frank Hobi, Michael Maule

出演: プリンシパル・カップル、女性1、男性2のパ・ドゥ・トロワ、群舞


《作品について》

 とりわけストーリーは無い。
ニュー・ヨーク・シティー・バレエが1952年8月、イギリス、スコットランドのエディンバラでのエディンバラ・フェスティヴァル(Edinburgh Festival)に出演した際、バランシンは初めて、ミリタリー・タトゥー(Military Tattoo)を鑑賞した。ミリタリー・タトゥーだけではなく、スコットランドに感銘を受けたバランシンは、アメリカへ帰国後、スコットランドをモチーフにしたバレエを創ることにした。
 メンデルスゾーンがスコットランドに感銘を受けて作曲(後述)した交響曲が、バランシンのアイディアにぴったりだった為、これを用いることになった。

 第1楽章は踊りにふさわしくないと思われた為、第1楽章を除いて、それ以外の3楽章に振付をした。

 第1楽章(音楽での第2楽章): 群舞による踊り。 女性1、男性2のパ・ドゥ・トロワ、女性ソロが加わる。
 第2楽章(音楽での第3楽章): 男女のカップルの踊り。 ストーリーは無いが、同じくスコットランドが舞台のロマンティック・バレエ、『ラ・シルフィード』の雰囲気を出す。
 第3楽章(音楽での第4楽章): 群舞、男女のカップルなどの踊り。


  《音楽について》

 メンデルスゾーンが20歳の時、初めてロンドンへ演奏旅行をし、その帰りにスコットランドへ寄った。 そのときの印象を曲に表したのだが、完成には13年の年月が必要だった。

 曲は全4楽章から成る(バレエでは、第1楽章を除いて3楽章分が使われている)。
 第1楽章: アンダンテ、アレグロ・ウン・ポーコ・アジタート 
 第2楽章: ヴィヴァーチェ
 第3楽章: アダージョ
 第4楽章: アレグロ・ビバッティシモ

 第2楽章は、快活なスコットランドの舞曲風
 第3楽章は、憂愁をこめた、スコットランドの自然をあらわすかのような曲
 第4楽章は、力強く、英雄的。 8分の6拍子のスコットランド特有の音楽が突如現れる。


《DVD情報》

2011年6月現在、この作品のDVDはありません。


《CD情報》




《上演情報》

8月4、5日 マリインスキー劇場バレエ(ロンドン、Royal Opera House)