水彩紙

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更新日 2016-09-19 | 作成日 2007-12-08

これが1番ミソ!

水彩紙
2007_1215_145111s.jpg 絵具や筆以上に仕上がりに影響するのが紙。
最初は何も知らなかったので普通の画用紙を買ってきて使っていましたが、後から知って使ってみてその違いにびっくり!お値段にもビックリ!
大体水彩紙1枚で学童用のスケッチブックが1冊買えてしまうほど・・
紙の表面にはサイジング(にじみ止め)加工がしてあり、水彩特有のウェット イン ウェットやリフティングなどの技法がやりやすい様になってます。
又、紙の厚み・強度があってマスキングやスクラッチにも耐えられる様になっています。
〈細目〉〈中目〉〈荒目〉が有り、繊細で滑らかな画面を描きたい場合は細目をごつごつしたかすれた感じを出したい場合などは荒目を使います。一般的には中目が使いやすいようです。紙の厚さは1平方メートル辺りの重さ(g/㎡)で表しますが、画材店で売っている物は180g/㎡~300g/㎡ぐらいまでが普通です。
一般的には細目をHOT PRESS、中目をCOLD PRESS又はNOT、荒目をROUGHと表示しています。

水彩紙はメーカーに依ってそのキャラクターも様々ですが、代表的なものを挙げるとアルシュ、フォントネー、セヌリエ、ワーグマン、ワトソン、ワットマン、ウォーターフォード、ラングトン、デネブ、etc・・などがあります。
私はアルシュとセヌリエは高すぎて使った事がありません(泣)
ウォーターフォードとラングトンの中目が使いやすく値段も手頃で好きです。
ブロック、スパイラルのブックタイプと1枚単位のバラ売り、大作用にはロール売りなどもあります。

※その後セヌリエ紙はフランス旅行の時パリで、アルシュ紙はアメリカの画材通販でゲットしました!

スケッチブック

「ブロック」「スパイラル」

2007_0414_143918s.jpg〈スパイラル〉・・片側をラセン状の針金で閉じてあるスケッチブック、鉛筆の線を生かした淡彩にはいいかも。         ウォッシュをたっぷりしたい時は剥がして水張りする。

〈ブロック〉・・・四方を糊付けしてあり水を多量に使った時、紙がゆがまない様になっている。描き終わったらペーパーナイフやカッターで剥がす。

シート

バラ売り

2007_0414_143423s.jpg シートのバラ売りもある。少しだけ試したい時はこっちの方が経済的。
写真はワットマン、ワーグマン、ワトソン、マーメイドリップル、ウォーターフォードのナチュラルとホワイト

水彩紙レビュー

個人的な感想ですので・・・
画風、描法の違いなどで、人に依っては全く違う印象受けるかも知れません
ですから、参考程度にって事でお願いします。
又、文中に記載してる購入金額は記事作成時のものです。レート(為替)によって変化しますので御了承ください。

アルシュ

arches_cold_rough.jpg フランスの高級水彩紙。コットン100%。荒目、細目、極細とあります。
私が買ったのは重さ300g/㎡の12インチ×16インチ(31cm×41cm)の細目と14インチ×20インチ(36cm×51cm)の荒目。
細目といっても他のメーカーの中目より少し粗い感じ、
20枚綴りですが、このサイズ日本で購入すると小さい方で¥9,000-前後、大きい方は¥12,000-前後します
とても買えたもんじゃありません
アメリカの画材通販サイトCheep Joe's Art Stuffで小は$31.00、大は$40.00で買いました
日本円で\2,800-と¥3,600-ぐらいです。この違いは何なのじゃ~
多少運賃は掛かりますがまとめて買えば断然お得!
さて描き味の方ですがプロがこぞって使うだけの事はあると思いました。
乾いた時に多少色が沈む傾向にあるので好き嫌いはあるでしょうが・・
とにかく紙が強靱です。引っ掻こうが洗おうがびくともしません
紙は弱冠黄味を帯びてますがウォッシュの重ね塗りもきれいに発色します
ブロック紙の糊付けも他社に比べしっかりしているので多量に水を使ってもたわみません
水彩画の色々な技法にオールマイティに対応出来る紙だと思います

セヌリエ

sennelier.jpgこちらもフランス製高級水彩紙。コットン100%。フランスへ旅行した時にパリの画材屋さんで買いました。
中目300g、20枚のブロックで30cm×30cmの正方形と26cm×36cmと
どちらも日本ではあまりなじみのないサイズです。
確か日本円でどちらも¥6,000-ぐらいだったと思います。
アメリカのサイトでも同じぐらいの値段がしたなー
まぁこの時ユーロが高かったですからねー、今ならもうちょっと安いでしょ
アルシュの中目が粗いのに対してこちらは他のメーカーより細目よりです。
紙の地は白くとにかく発色がキレイ
絵具が乾いても自分の思ったとおりの色合いに仕上がる印象
イラスト系や花の絵を描く人には良いんじゃないでしょうか。

※追記:あちらで販売してる製品は殆どがインチサイズ(1インチ=25.4cm)で
     表記されており、長方形の方は14+1/8"×10+2/8"
     正方形が11+4/5"×11+4/5"です。
     セヌリエって日本にはもう輸入されてないんでしょうかね?
     時々画材店で見掛けますが・・
     現在はファブリアーノ社が製造してると聞いた事がありますが
     アルティスティコとは違う紙質ですね。

ウォーターフォード

waterford_white_natural.jpg英国製高級水彩紙。コットン100%。ナチュラルとホワイトがあります
日本の販売代理店はホルベイン。F6サイズ(31.8cm×41.0cm)の12枚綴りで¥3,700-(税別)
私はこれの300g中目を1番良く使います。
これといった癖もなく描きやすく、発色もきれいです。
目の粗さ、サイジング処理、紙の強度など全てにおいて申し分有りません
私の中で水彩紙の良し悪しを判断する時この紙が基準となります。


※追記:ナチュラルは黄味がけっこうあります。渋めの画風に向いてる気がします。
     ホワイトは発色が綺麗に出るので、どちらか悩んでる方にはこっちがオススメ
     一般的にアルシュよりグレードが低いイメージがある様な気がしますが
     全くそんな事はありません。
     欧米では20枚綴りのブロック紙(ナチュラルのみ)が標準です。
     ちなみに12"×16"で比較すると
     英国ではウォーターフォードが$35、アルシュが$49
     米国ではウォーターフォードが$47、アルシュが$31
     で販売されてました。関税等の問題があるので一概には言えませんが
     日本ほどの価格差はないですね。

ハーネミューレ

hahnemuhle.jpgドイツ製高級水彩紙。混合・ナチュラルホワイト。極荒目、荒目、中目、細目があります。
販売代理店はオリオン。写真は荒目のブロック紙で30.0cm×40.0cmと3:4の比率です。
230g/㎡の20枚綴り(荒目のみ\6,000-税別)と300g/㎡の10枚綴り(荒目、中目、細目\4,100-税別)があります。
紙の凹凸は細目、中目が一般的なエンボス系で荒目、極荒目は織物調の感じです。
500年以上の歴史を誇り、天然フェルトを使用したモールド製法で作られています。
ブロックの糊付けはメッシュで固めためずらしいタイプ
全ての目肌を試す事が出来ましたが、私的には荒目と極荒目がしっくりと馴染みました。
発色、強度は申し分なくリフトもスムースに出来ます。サイジング処理も適切で非常に描きやすい!
荒目になればなるほど目がはっきりしてるので硬質なテクスチャーが出しやすい
といいつつも重色や滲みもきれいに出るので柔らかい表現も問題ないでしょう
230gと300gではやはり厚い方が水を含むので滲みの技法を多く使う方には300gが良いと思います。
まだ店頭にあまり置いてないのが残念ですが、お薦め一品です。
尚、コットン100%の紙ではセザンヌ紙(300g/㎡)というラインアップがあるようです。

ファブリアーノ

fabriano_artistico.jpgイタリア製高級水彩紙。創業700年以上の歴史を誇る老舗メーカー。
アルティスティコのブロック紙は少し黄味を帯びた「トラディショナルホワイト」とナチュラルな白さを持った「エキストラホワイト」があり、どちらも重さは300g/㎡で私が買ったサイズは12インチ×18インチ(30.5cm×45.5cm)コットン100%のコールドプレスです。
20枚綴りで1冊$30(約2500円)でアメリカの画材通販サイトDick Blick Art Materialsで買いました。(※別途運賃が掛かります)
日本では1冊¥8,000~9,000-前後だと思います。
目の粗さはコールドプレスにしては比較的荒い方です。
「エキストラホワイト」はウォーターフォードのホワイトと同等の白さ具合。明るい絵を描きたい人はこちらがオススメ。
アルシュに比べると発色はいいですが絵具の定着が少し弱い気がします。
グレージングすると下に塗った絵具が動いて来ちゃう場合が・・・
まぁこの辺は好みなので何とも言えませんが、深味のあるグリーンなどは
1度か2度で決めないと濁ってしまうかも。
コットン製の紙の中ではリフトがやりやすい方だと思います。

アルティスティコとは別に「クラシコ5」という紙がありますが
こちらはコットン50%、パルプ50%の混合で、純白に近い白さです。
厚みは210g/㎡でシート売りしかないようです。水張りしないと即ボッコボコ(笑
日本ではアルティスティコの事をクラシコファブリアーノと呼んでいて
なんか紛らわしい

※追記:ミューズ社よりFサイズ、エキストラホワイト300g/㎡20枚綴じのブロックが発売になりました。
EXW_muse.JPG

ラングトン

langton.jpg英国ラウニー社が製造している水彩紙。パルプ100%。
販売代理店はクサカベ。中目F6サイズ12枚綴りで¥3,400-(税別)
下のプレステージが販売になるまでパルプ製だとは知らずに使っていました。
紙質は白く全てにおいて中庸でウォーターフォードと同様、非常に使いやすい紙です。
ウェットインウェット、バックラン、リフティングなどもきれいに出来ます。

ラングトンプレステージ

langton_prestige.jpgこちらは同じラングトンでもコットン100%
お値段はF6中目12枚綴りで¥4,900-(税別)
ちょっとお高め目です。
同じ中目でもパルプ製と比べると目は荒い気がします。
いや見た目には一緒なんですが筆が引っ掛かる感じとでもいいましょうか・・
吸い込みは比較的早くリフティングには苦労します
ちょっと癖はありますが発色の良さはこちらに軍配が上がります。




※追記:荒目のシート紙を英国から購入して使用してみたところ、
     中目のブロック紙とは全く使用感が異なりました。
     紙目とロットの違いはあるでしょうが、上記の引っ掛り感、吸い込みの
     早い感じは無く、非常に描きやすい紙でした。
     価格も1/4シート(F5相当)20枚で約 ¥1,650-ほどでした。
     (1ポンド=127円換算)

ワットマン

whatman.jpg英国製高級水彩紙。100%コットン。
販売代理店はホルベインで価格はウォーターフォードとほぼ一緒
古くから由緒ある水彩紙ですが製造中止が発表されました。
現在の在庫が切れ次第手に入らなくなります、なのであわてて買った(笑)
地肌は白く発色も良く滲みもキレイにでますが、ドーサが強いので場合によってはオックスゴールを使ったり、表面を洗うなど処理が必要かも知れません。
強度は弱いのでマスキングは御法度!!
ホルベイン社ではこれに似た紙を発売する予定らしい

アヴァロン

avalon.jpg日本・英国製、100%コットン
上のワットマンに替わりホルベインから発売されたアヴァロン水彩紙。
F6中目12枚綴りで¥3,700-(税別)
ワットマンの製紙技術を活かして英国の工場で作られているとの事。
紙質は柔らかく白いがマスキングは可能です
但しワットマンとは目は全く違います
紙の目はウォーターフォードに近く、色味と柔らかさはワットマン寄りといったところでしょうか。
発色も良くボカシ、リフティングも比較的容易に出来るので私にとっては非常に使いやすいと感じました。

ストラスモア・インペリアル

strathmore.jpg米国製水彩紙。100%コットン。
代理店はホルベインでF6のブロックで\3,500-(税別)
こちらはワットマンと全く性格が逆の紙質です。
表面強度が強いのでスクラッチ、洗い、マスキングなどを駆使した表現に向いています。
地肌は白く発色もまあまあ、但しドーサ引きが弱いので吸い込みが強く、もたもたしてると画面が乾いてしまうので注意が必要です。
ぼかしや垂らし込みを多用する場合はウォーターカラーメディウムなど乾燥を遅らせる画用液を併用した方がいいかも。

ラナアクアレル

lanaquarelle.jpgフランス・ラナ社製、100%コットン。
紙質は柔らかく、地肌は最も白い部類。
私が購入したのは12"×16"、20枚綴りのブロック紙。
Dick Blick Art Materialsで1冊$32.5で購入
表紙ブルーがコールドプレスでピンクがラフですが、どちらも目は比較的荒い方だと思います。
ふわっとしていて他の紙にはない感触で発色は良く滲みもきれいに出ますが、乾いてしまうと拭き取りや修正はきびしい。マスキングはOK
個人的には暗い色調の中で濃淡をつけるのは難しい紙だと感じました。
滲みを多用した明るい画面向きかな?
以前はアポロ社から発売されていましたが現在は輸入されていません。

ワーグマン

wirgman.jpg日本製(オリオン社)。パルプ製
オリオン社の水彩紙、350g/㎡と厚めで表が中目、裏が細目と両面使えるという面白い紙です。
F6サイズ12枚綴りで¥2,700-(税別)
私が買ったのはスパイラルですがブロックも販売しています。
紙質は白く硬質なイメージ、発色も悪くはなくリフトも容易に出来ます。
両面使ってみてですが中目の方が目も独特で面白い仕上がりになります。
全体的にカチッとした絵肌に仕上がります。
350g/㎡あるので水張りしなくてもそこそこいけます。
※追記:上記のものは現在は表紙の色が替わり、F6サイズ15枚綴りで\3,400-(税別)となり、〈WIRGMAN350〉という名称になってます。
他に200g/㎡20枚のスパイラルと245g/㎡18枚のブロックが販売してます。

ランプライト

lamplight.jpg日本製(ミューズ社)コットン100%
2013年6月発売。300g/㎡ 中目
暖かみのあるやや赤味がかった水彩紙。一応両面彩色対応とメーカーでは言ってます。
ブロック紙・スパイラル各サイズ、シートは4/6判(1091×788mm)とF50号サイズがあります。
ブロック紙は通常のサイズより縦横1cmほど大きめになってます。
F6サイズで定価\3,700-(税別)と輸入紙と変わらないですが、15枚綴りなので3枚ほど多いです。
サイジングはかなり強めです。最初のウォッシュは弾かれるので、水刷毛で馴染ませた方が良さそうです。
リフティングはコットン紙にしてはかなり抜ける方です。
紙質は柔らかく、表面はあまり強くありません。マスキングインクやテープは大丈夫ですが、スクラッチ等は気を付けてやった方がいいです。
発色は落ち着いた仕上がりになる印象です。

ワトソン

watson.jpg日本製(ミューズ社)。混合
日本人にはポピュラーなワトソン紙。
F6スパイラルは190g/㎡20枚で\2,900-(税別)
F6ブロックは300g/㎡15枚で\3,000-(税別)
中目のみで黄味が強い紙です。
強度はあるので、マスキングはOK
発色はのっぺらな印象が強く、個人的にはあまり好きな紙ではありません
発色を押さえた作風にはいいかも知れません

ホワイトワトソン

white_watson.jpg日本製(ミューズ社)
メーカーの説明書きにはナチュラル色の伝統的ワトソン紙を自然な白色度にしたとありますが、上のワトソン紙と比べると紙の目も全く異なるように感じます。
ざらつき感もなく絵具の発色も良いのですが、
若干すべる感有り。
絵具の定着は弱いです。反対にリフトは簡単に出来ます
金額はナチュラルのワトソンと同じです。

デネブ

deneb.jpg日本製(オリオン社)パルプ100%
これもコストパフォーマンスに優れた水彩紙。
F6サイズ、245g/㎡18枚綴りでなんと¥2,700-(税別)と超リーズナブル!
使い勝手は英国製のラングトンに近く、価格の割には優れた品質に仕上がってると感じます。
ぼかしやリフトも問題なく発色もきれいです。
これから水彩画を始める人にはお薦めします。

モンヴァル・トラディション

montval_tradition.jpgフランス キャンソン社製、セルロース100%。
キャンソン社モンヴァル紙の姉妹品。
代理店はマルマン
紙質は白く粗目のテクスチャー、300g/㎡。F版ではなくA版、綿の殆どは分子的にセルロースに含まれるらしい。って事はコットンなのかしらん?
価格は定かではないがあちらの製品としては廉価だったと思います。
表紙は花の絵だけど風景を描くのに適してるかなぁ?
まだ1枚しか描いてないので詳細はいずれまた。。。

コットマン 
→ ヴィフアール(VIFART)

cotman.jpg日本製マルマン社
メーカー曰く「輸入紙には品質の良いモノがあるが高価格なため利用者が限られている。コットマン水彩紙はより多くの皆様にご利用いただくために安く、高級水彩紙の描き味を生かすため開発しました」
厚み230g/㎡で荒目、中目、細目とそろってます。
比較的どこの画材屋さんでも手に入る水彩紙です。
紙の強度はあまりありません、ゆえにスクラッチ、マスキング等は使用しない方がいいでしょう。
私は淡彩スケッチ用として使っています。

※追記:名称がヴィフアールに変わった様です。
     中身に変更はないみたいです。

W&N社から新たに「コットマン水彩紙」が発売されましたが
こちらはマルマン社の旧コットマンとは別の物です。
 〈参考写真〉W&N社のコットマン水彩紙
w&n_cotman.jpg

キリマンジャロ

kilimanjaro.jpgアメリカ製
アメリカの画材通販サイト、チープジョーアートスタッフのオリジナル水彩紙。
中目で300g、600gの黄味を帯びたナチュラルホワイトと純白のオリジナルホワイトがあります。
私は300gのナチュラルと正方形の純白を買ってみました。
正直あまり発色が良いとは思えませんが、それを除けば使い勝手は悪くありません
渋い色調で描きたい時はこれでも十分
コットン100%、31cm×41cmの20枚のブロック紙で$28ぐらい、日本円で¥2,500-ほど。
1枚の単価にすると125円とチョー激安でした。ただね~アルシュも$31で買えちゃうんだよね
※追記:オリジナルホワイトは結構発色良いです!

モレスキン

moleskine.jpg販売イタリア/製造中国
「伝説のノートブック」と銘打って最近日本でも販売されている糸綴じ製本タイプのノートブック。
表紙はオイルクロスで覆われたハードカバーで角は丸くなってます。
大きい方がA4サイズ・60ページで「フォリオ水彩画用アルバム」、小さい方が13cm×21cm・72ページで「水彩画用ノートブック ラージ」
どちらもコットン100%、200g/㎡の中目
紙質は白く、発色はキレイですが、表面強度は余り強くなさそう。
吸込み、乾燥も早めなので手際良く描く必要有り。
糸綴じなので見開きでパノラマが描けます。
裏表紙にはチョットしたメモなどが入るポケットも付いてます。
元々はフランスの小さな製紙会社が作っていて数々の文豪やアーティストに愛用されてきたモノらしいですが、いつしか操業停止になり1998年にミラノの出版社がこれを甦らせたとの事。
表裏同じ目で両面描けるので野外で沢山スケッチするのに便利。

クレスター

clester.jpg日本製ホルベイン。コットン・パルプ混合。
1番最初に買った水彩紙がコレ。F6サイズの210g/㎡、24枚綴りのブロック紙で定価¥1,700-也。
ナチュラルホワイトの中目です。
今となっては舶来物の高級紙を色々試したのでそれらに比べれば勝る物は安いという以外何もないのですが、当時一般の画用紙からコレに替えた時の感動は忘れる事はできません。
透明水彩画は水彩紙に描いて始めてその良さを発揮出来るのだ・・と痛感した一品



水彩紙比較表(EXCELファイル)

水彩紙の白色度、乾燥速度、滲み具合、リフト、定着度、マスキング強度などを現在所有の紙を並べてテストしてみました。あくまで自分の基準を作るためのもので個人的主観です。エクセルファイルで作ったので興味のある方はダウンロードして下さい。

  1. 白色度・・・全紙ハガキ大にカットサンプルを作り、白色度、色味をチェックした。1番白いものを10、1番色味のあるものを1とし10段階に分けた。
  2. 強度(表面強度)/マスキング・・・マスキング液(シュミンケ)、マスキングテープ(住友3M)を施し                     た上にウルトラマリンを塗り、十分乾燥させてからマスキングを剥がす。その上からアリザリンクリムソンでラインを引き紙面の毛羽立ちがないか試す。
  3. 乾燥速度・・・ウルトラマリンとバーントシェンナの混合色を全紙並べて一気に塗り、同条件で乾燥速度をみる。
  4. サイジング/リフト・・・上記のウルトラマリンとバーントシェンナの混合色を完全に乾燥させた後、              油彩用の平筆に水を含ませ上下に5回往復させティッシュで拭き取る。さらにもう1度同じ事を繰りして比較。
  5. 発色/重色/定着度・・・左側にウインザーイエローを塗り、完全に乾燥させた後、右側からウインザーブルーを塗る。中央の部分が透けてグリーンになる部分をチェック
  6. にじみ/グラデーション・・・にじみは紙を水で濡らし半乾きになったところへスカーレットレーキとバイオレットを流し込む。グラデーションはコバルトブルーを水平に引き、下に向かって水で伸ばす。さらに下方にオレンジを引き上方向に水で伸ばす。

papertest1.jpg

papertest2.jpg

papertest3.jpg

う~ん、けっこう大変な作業になってしまいました。
リフト(拭き取り)や絵具の定着度はまぁまぁ分かりやすい結果が出ましたが
にじみに関してははっきり言って分からないと言うのが正直なところ
結局好みの問題でしょうか。
こんな比較をしたところで1枚絵を仕上げてみなければ本当の使い勝手は
わからないというのが結論です。
でも自分なりにある程度目安にはなったでしょうか。


テスト結果はこちら→→→watercolorpaper_test.xls

良い画材がなけりゃ・・

絵が描けない訳じゃない。ましてや上手な絵が描けるわけでもない。
そんな事は百も承知・・・でもちょっとしたこだわり、ささいな喜び。どうせ描くならお気に入りのものに囲まれていたい。そのぐらいの贅沢は許されるはず・・・ここは私のオモチャ箱

僭越ではありますが・・

ここでは水彩画の道具について初心者の方が見ても分かる様に説明しているつもりですが、私の個人の価値感、使用感ゆえにエキスパートの方々が見れば眉をひそめる様な記述が多々あるやも知れません。なんらかのご指摘・ご指導が御座いましたらこちらのほうへ。

結局のところ・・

安かろうが高かろうが自分にあったものを見つけるのが1番なのは言うまでもありません。でもそこにたどり着くには色々試してみなけりゃ分かりませんからね。コレって決めつけるのもつまらないし、気分次第であれこれ触ってみるのも楽しいし・・・。