ダブルオーセブン

(Bagleys, Dub L-O7 or 007) 

バグリーがバルサでルアーを作り出した最初期のラインナップのうちの1つ”Dub L-07”(007)
(上記写真、上は#5、下5本は#3サイズ。)

発売は60年代中期、ウォーキントーピードやバンゴーミノーが発売された数年後になるようです。
ボディシェイプが同じゴーデビルも中期の発売ですからバルサBシリーズが登場する
70年代中期までバグリーは上記の4種類でがんばっていた事になります。
ゆえにこの4種類はラパラを模作した”腹巻”を持つわけです。

昔からバグリーを知ってる方でも007は真鍮物#3と#5の2サイズと80〜90年代に
売られた約4インチ(10cmに少し足らない)その他にOFTの007Jr3インチ しか無いと
思われてると思います。
しかし実は最初期の時代に幻の#2のサイズが存在します!
ゴーデビルと同じブランクを使ってるので有っても不思議ではないのですが
本当に見ません、、
ゴーデビルの#2はちょこちょこと見られますが何故なのでしょう?

 

左の写真の上3つはOFT物の3インチ007Jr。
一番下の少し大きいのが#3サイズの腹巻の最初期物です。
改めて#3と言っているのは実際#3は3と1/2インチだからです。

いずれもノースピナーのタイプでシンプルなので浮いたときの見た目は殆ど棒ウキ状態です(笑
OFT物などは比重のばらつきもあり浮き角度が結構まちまちです。
ペンシルの場合、こだわる人にとっては「浮き角度によってアクションが違ってしまうからNG」という感じでしょうから製品のバラつきは致命傷なわけです。
でもそれはそれ、もともと木製製品はバラついて当然な訳ですから
そういう人はプラを使えばよい訳ですね。
まあ、バルサの浮力を3種類に分けて製造しているだけバグリーは浮力に気を使ってる訳ですからそれ以上の物を求めてはいけません。

オフトオリジナルカラーだって今だから新しくて安っぽく見えますけど20年ぐらいしたらシマノバグリーみたいにチヤホヤされちゃうかも知れませんね〜

今のところアメリカのコレクターの間でもオフト物は人気が無いです。。
まあ、まだオフト物は出てから日が浅いのと、そのほとんどがドミニカの工場で作られるようになってからの物が多いので受け入れられないのでしょう。
シマノxバグリーのように真鍮の時代の別注物は大人気な訳ですから将来、、、あと15年ぐらいしたらオフト物も認められる日が来るのでしょう。

そんで下のものは上の写真の腹巻#3(コード名”073”)の拡大写真です。


腹巻の007にはこのように表記されております。
コーティングはホイルのシワのデコボコが判るぐらいの薄さで今のものよりキャシャな感じです。
この名前の意味、由来はやはりその頃に流行っていた映画007からとったもののようで、ようは”神出鬼没で狙った獲物は必ず捕らえる”ぐらいのスーパーエージェントをイメージしてつけられたようですね。(^ ^)

ノースピナーのナチュラルウッドカラー(CN)です。CNカラーの日本での愛称はタヌキ。
おなかにも背中にも名前が入らない80年代後半ぐらいの物です。
このカラーは全真鍮のバルサBシリーズにもあったわけでバルサ50などもこの色を真似していますね。


ちょっと珍しい色の007,80年代物。
ここで色コードについて少し。。

このカラーはFGYSというカラーです。
96年のアングルのカタログマスターカラーチャートには載っていない色です。
その時点では廃盤色なのかもしれません。
バグリーって結構判らない色があったりします。。

そんなとき、ある程度の法則にしたがって予想する事ができます。
このメッキベース(クローム)の色の場合、コードは"F"から始まることが多いです。
Fは"FLASH"の略です。
そしてバグリーの場合、背中の方の色から腹にかけて順に下に下がっていくような感じで表記される事が多いのです。
つまり上のような色だとまずFがきて、次に背中の色が緑なのでGか6、その次に黄色が入ってるのでYか9。
お腹の白はフラッシュカラーの場合、無視する感じです。
つまり順番に並べるとFGYもしくはF69となります。
そして最後にフラッシュ部分、つまりベースのメッキ色が銀なのでシルバーのSがついてFGYSかF69Sとなるわけです。
(最後にSが付くのはシルバーのホイルの場合、金ならG)

しかしF69Sは普通に存在し全然違う色なのでこれは自然に「FGYSって感じかな?」
ってなんとなくアバウトですが思えるわけです(笑

しかし、もう一つの可能性として緑と黄色ではなく、ライムグリーンという認識の可能性があります。
その場合ライムグリーンはLGなのでFLGSとなるでしょう。
そんなコードあるかわかんないけど(笑

このように色コードが判らなくてもある程度の決まり事で想像はつくのですがバグリーの色コードは今ひとつ法則性が無く、全然違う場合もあります。
たとえばこの写真のものはフラッシュと表現されるメッキ処理の"F"のカラーだから大抵は頭に"F"が付くけど、年代によってなのかシリーズカラーだからなのかFのかわりにクロームの"C"を使ったり。。
さらにFBLSを単純に青=7の意味でF7とだけ表記する場合もありでこうなると「NIPでないと判らんっ!(笑)」て色も出てきたりします。

そんな謎の多き部分も探究心を刺激する部分なのでしょうね〜(^ ^)

初期物や蛍光色、一部の物には当てはまりませんが大体の色の番号は以下の通り

0=黒
1=赤
2=オレンジ
3=黄
4=白
5=琥珀
6=緑
7=青
8=紫
9=チャートリュース

5の琥珀(AMBER)はホイルカラーやメッキの物に時々使われニュアンスとしては
クリアーイエロー的表現の時に使われてると思います。
3の黄色は初期物意外ほとんど使われず黄色は9で表示されることが多いです。
真鍮物の時代では3はイエロー、9はファイアーイエローという区別でした。
もう、、訳がわかりません(笑