力道山

 この映画には少なくとも「韓国劇場版」「ディレクターズ・カット版(韓国DVDはこれ)」そして「日本公開版」の3種類がある。後になるほど尺も長くなり、日本公開版では幼馴染みの友人をプロレス事務所開きの日に門前払いするシーンが加わっているほか、大木金太郎(キム・イル)とのからみ、綾との会話がより長くなっている一方で、練習風景を見に来た皇族の子どもが余りの厳しさに泣き出す場面がカットされている。
 また、トイレで刺されるシーンは偶発的な事件という色合いが濃かった韓国版に対し、日本公開版ではそう解釈されるせりふのある部分を極力カットし、不自然なくらいの編集が行なわれている。

松阪邸

 広島県竹原市の「町並み保存地区」にある江戸時代からの屋敷。ここが二所ノ山部屋 (実際に力道山が所属していたのは二所ノ関部屋) という設定で、04年5月にロケが行なわれた。

 親方とタニマチの菅野会長(藤竜也)から、力道山という四股名をもらうシーンでは羽織袴の正装
長時間にわたった撮影の休憩中

洗濯物のひもを切るなど嫌がらせをくり返す兄弟子を組み伏せ、ハサミをつきつけて服従させる場面に出て来る台

「お前がやってくれないなら俺がやる」と迫ってソル・ギョングを口説いたというサイダスの巨漢チャ・スンジェ代表と奥さんのキム・ソナ プロデューサーが打ち合わせ中。毎日 日本語のせりふに悪戦苦闘しているソル・ギョングとソン・ヘソン監督(写真右)を残して「なぁキム、一緒に逃げよう」と言っているのかも。
                      

古い車のナンバープレート      相撲部屋の井戸

行き方 JR西日本呉線の竹原駅から徒歩15分。駅にある観光案内などを参照。


富川ファンタスティック・スタジオ

 ソウルの郊外、プチョン(富川)市にあるオープン・セットで一般公開もされている。
もともとMBCのドラマ「野人時代」撮影のため建てられ、その後も「ブラザーフッド」、「下流人生」、「力道山」、MBCドラマ「英雄時代」などの作品が撮影されている。
 昔の鐘路を小さく再現した路面電車が走る道がメインで、同じ場所が作品によって看板、外装を変えながら使われている。たとえば「力道山」に出て来る川は「英雄時代」で自転車に乗れないチャ・インピョが米を配達する途中で転げ落ちた川と同じ。
 日本公開版に新しく付け加えられた「力道山と井村が対決!」という号外が配られるシーンは「下流人生」の映画館前で撮影されている。

詳しくは「富川ファンタスティック・スタジオ」のページ参照。


 街頭テレビのプロレス中継に熱狂する人々のシーンを撮ったのが写真の場所。NTVのテレビを置いた台も見えるが、映画本編では短く写るだけ。テレビを置いてある側から撮ったカットでは高架を通過する電車や群集をCGで作っている。

行き方 地下鉄1号線仁川行きでソンネ(松内)下車。駅前からタクシーで10分。運転手には「富川ファンテスティック・スタジオ」という正式名称より「やいんしでぇ・せとぅじゃん=野人時代セット場」の方が通りが良い。帰りは少しタクシーが拾いにくいものの、待てば空車が通る。


力道

 韓国語でヨクド(力道)というのは重量挙げのことらしい。某大学の部室に書いてあった「力道部」もこれで何のことかわかった。力道山は力持ちで知られていて、稽古の時相手のまわしをつかんでぶら下げたというエピソードも残っている。

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