NetMeeting を使ったリモートデスクトップ共有

- 2005年8月 -

 

1.レポートの概要
 
  ● 普段は NetMeeting を使うことはないのですが、これを使えばリモートデスクトップ共有ができることを
知り試してみたくなりました。これを使って特に何かする予定はないのですが、使ってみると意外に有効
な活用方法が見つかるかもしれません。

実際に使ってみると、この機能を有効に活用するには Wake on LAN と組合わせないと実用的でない
ことが判ったので、Remote Power Control というソフトを使い Wake on LAN も試してみました。

今回は、リモートデスクトップ共有を有効活用するための作業の手順・注意点(新発見?)と、現時点で
考えられる活用方法についてまとめてみました。

 

 

2.作業の手順
 
  ● 現在の環境においてリモートデスクトップ共有の使い方として考えられるパターンは、次の4つです。

A.カナダの自宅ネットワーク内

B.カナダの自宅ネットワーク内と外部(インターネット)

C.カナダの自宅ネットワークと名古屋の自宅ネットワーク

D.名古屋の自宅ネットワーク内


手順としては、次のような方法でひとつづつクリアしていくのが良さそうです。
・先ず、一番簡単な自宅ネットワーク内で利用できる環境を整え、
・次に自宅のルータに必要な設定を行い自宅外から利用できるようにして、
・最後に名古屋の自宅のPCおよびルータの設定を行いカナダ/名古屋間で利用できるようにする
(名古屋の自宅内ネットワークでの利用は日本に帰った時に設定することとし、今回は対象外)
 

具体的な作業の手順としては以下のようになります。
 
[STEP 1] X20とT21にて NetMeeting を設定

[STEP 2] X20とT21にてファイアウォールの設定を変更

[STEP 3] X20とT21の両方に Wake on LAN 用のソフトをインストール

[STEP 4] 自宅ネットワークのルータ等の設定を変更

[STEP 5] 名古屋の自宅のR52およびルータに必要な設定を行う 

 

 

3.作業の詳細と作業上の注意点
 
  ● 上記作業の詳細を、注意点も含めてメモしてみました。

 

 [STEP 1] X20とT21にて NetMeeting を設定
 
  ●
 
OSはいずれも Windows 2000 のため、[スタート] → [プログラム] → [アクセサリ] → [通信] の中の
NetMeeting を起動するだけです。初回起動時のみプロファイル作成が必要です。尚、プロファイルは
ユーザー毎に作成されるため、別ユーザーでログオンした場合は、NetMeeting を起動した時に新しい
プロファイルが作成されます。
   
NetMeeting が起動したら、[ツール] → [リモートデスクトップ共有] をクリックしてウィザードに沿って
進めば設定完了です。 
   
[Windows.FAQ] デスクトップの遠隔操作
http://homepage2.nifty.com/winfaq/remotedesktop.html
 
 
 <注意点その1>
 
 リモートデスクトップ共有で操作される側のPCのユーザーは、パスワード設定が必須です。
 
 但し、Wake on LAN と組合わせて使う場合に電源オフ状態からリモートで起動するには自動ログ
 オンになっていなければなりません。従ってそのような使い方をする場合 「パスワードを設定した
 上で自動ログオンを有効にする」
必要があります。

 

 [STEP 2] X20とT21にてファイアウォールの設定を変更
 
  ●
 
ファイアウォールが設定してある場合、NetMeeting で使うポートを開けておかなければなりません。
   
X20とT21ではウィルスバスター2005を使っており、パーソナルファイアウォール設定にて、以下のポートについて除外リストより 「許可」 の設定を行いました。

TCP: 389、522、1503、1720、1731
UDP: 1024〜65535
   
[MSサポート] ファイアウォール経由で NetMeeting 接続を確立する方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;158623 
 
  ●
 
これでX20とT21の間で互いにリモートデスクトップ共有が使えるようになります。X20(操作する側)から
T21(操作される側)を操作する場合の手順は以下のとおりです。

1.T21で、タスクバーのアイコンから 「リモートデスクトップ共有をアクティブにする」 をクリック

2.X20で NetMeeting を起動

3.「通話ボタン」 を押し、通話先にT21のIPアドレスを入力し、「この通話をセキュリティで保護する」 に
  チェックを入れて 「通話」 をクリック

4.T21のユーザー名とパスワードを入力して 「OK」 をクリック
   
実際にX20とT21でお互いにリモートデスクトップ共有を行った場合、それぞれのPCの画面の解像度が
違うため以下のように表示されました。
 

 
X20からT21を操作する場合
 


 
T21からX20を操作する場合
 
 
 <注意点その2>
 
 リモートデスクトップ共有をアクティブにしていると
表示色数が減ってしまいます。そのまま使うと
 アイコンの色などが汚くなるため、「普段はリモートデスクトップ共有をオフにしておく」 方が良い
 ようです。これは、セキュリティの面からも必須かと思います。
 
 尚、リモートデスクトップ共有は操作する側のPCからでもオフにできますが 「オフにすると同時に
 NetMeeting も終了してしまい、それ以降は操作される側のPCは応答できなくなってしまう」
ので
 注意が必要です。
 
 
 
 本来はこういう色のはずが…

 
 
 リモートデスクトップ共有をアクティブにするとこんな
   
 
 
<注意点その3>
 
 リモートデスクトップ共有を使う際には、「この通話をセキュリティで保護する」 にチェックを入れる
 必要があります。この項目については [ツール] → [オプション] → [セキュリティ] → [送信通話]
 の 「すべての送信通話をセキュリティで保護します」 にあらかじめチェックを入れておくことにより、
 通話のたびにいちいちチェックしなくても済むようになります。
 
 但し、ここにチェックが入ったままだと音声や画像が送信できなくなります。なので、 「普段はここの
 チェックを外しておき、リモートデスクトップ共有の時だけチェックを入れる」
方が無難のようです。

 

 [STEP 3] X20とT21の両方に Wake on LAN 用のソフトをインストール
 
  ●
 
Wake on LAN には、Remote Power Control というソフトを使ってみました。

[作者のWebページ]
http://www001.upp.so-net.ne.jp/hwada/index.html
 
リモートデスクトップ共有ではなく単にネットワーク内にある電源オフ(又はスタンバイ)状態のPCの共有
フォルダにアクセスする場合などでも、いちいち電源を入れに行く必要がなくなるため便利そうです。
   
「ヘルプ」 を参考にして、先ずは自宅ネットワーク内での環境に合わせ、X20とT21で必要な環境設定を
以下のとおり行いました(書いてないものはオフまたはデフォルト)。

 
全般 ブロードキャストアドレス: 192.168.0.255
WOL用ブロードキャスト設定: 192.168.0.255
ホスト 自動電源Offを受け付ける: オン
スタンバイコマンドを受け付ける: オン
ゲスト 電源On/Offの操作時に問合せを行う: オン
IPを表示する: オン
MACを表示する: オン
操作時に常に手前に表示する: オン
操作レベル: 全て
グループ名称: ネットワーク内
   
 
次に、ホストPCとしてT21とX20を以下の内容で登録しました。

 
T21 ホスト名: T21 (有線)
IPアドレス: 192.168.0.2
MACアドレス: 内蔵LANアダプタのMACアドレス
WOL用ブロードキャスト: 192.168.0.255
グループ: ネットワーク内
起動時に生存確認を自動で行う: オン
X20 ホスト名: X20 (無線1)
IPアドレス: 192.168.0.3
MACアドレス: 無線LANアダプタのMACアドレス
WOL用ブロードキャスト: 192.168.0.255
グループ: ネットワーク内
起動時に生存確認を自動で行う: オン
 
 
  ●
 
 
早速試してみました。先ずは電源オフ状態のT21をX20から起動させてみます。
   
 
 
   
1.タスクトレイのアイコンから操作画面を起動し、
  T21を選んで 「On」 ボタンを押すと、見事に
  T21は起動しました。
 
2.続いて、「休止」 ボタンを押すと 「休止」 と
   「スタンバイ」 の選択ダイアログが表示され
   「スタンバイ」 をクリックすると…
   
 
 
 
   
3. 「スタンバイ」 に移行しました。

  この状態で 「再起動」 ボタンを押すと本来なら
  スタンバイから一旦復帰するはずです。
 
4.このダイアログが表示されて、「OK」 をクリック
  してみても…
   
 
 
 
   
5.スタンバイから復帰しません。 「On」 ボタンを
  押しても 「電源On処理を開始しました」 と表示
  されるもののやはりスタンバイのままです。
 
6.調べた結果、内蔵LANアダプタのプロパティで
  スタンバイから復帰できるように設定することに
  より、使えるようになりました。
   
 
 
<注意点その4>
 
 内蔵LANアダプタでスタンバイから復帰できるように設定しただけでは、PING等のパケットを受信
 した際にもスタンバイから復帰してしまいます
。ディスプレイを閉じた状態からでも復帰してしまう
 ので、これでは知らない間に液晶が点きっぱなしになってしまい具合が良くありません。
 
 内蔵LANアダプタのプロパティの 「詳細」 タブを開いて、ここに 「Wake on 設定」 がある場合は、
 ここで 「Wake on LAN のためのパケットの種類を指定することによりこの現象を回避」 できます。
 
 Intel(R) PRO/100+ MiniPCI の場合、元のドライバソフトにはこの項目はありませんが、ドライバ
 ソフトを更新することによりこの機能が使えるようになりました。
 
 
 
 デフォルトは 「OSが制御」 になっています

 
 
  「Wake on Magic Packet」 を選択すれば PING等
 によるスタンバイ復帰を回避できます

 

 [STEP 4] 自宅ネットワークのルータ等の設定を変更
 
  ●
 
ここでの作業は、ルータの設定およびそれに合わせた Remote Power Control の環境設定です。
   
 
1.プライベートIPの固定

ルータのDHCP設定で、ルータが割当てるプライベートIPをNIC単位固定することができます。少なくとも
T21の内蔵LANアダプタのIPアドレスは固定しておかないとアドレス変換テーブルに登録できません。

それと、それ以外のPCもその都度IPアドレスを調べなければならないのでは実用的ではありません。

なので、T21の内蔵LANアダプタ(192.168.0.2)のほか、使用する可能性のあるX20の内蔵LANアダプタ
と3枚ある無線LANアダプタを全て登録(192.168.0.3 〜 192.168.0.6)しておきました。こうしておけば、
NIC側ではIPアドレスを自動取得にしたままでも実質的に固定IPアドレスになります。
   
 
2.アドレス変換テーブルの登録

NetMeeting で使用するポートと Remote Power Control で使用するポートのうち、以下のものを登録
しました。
 
WAN側IPアドレス ポート (プロトコル) LAN側IPアドレス
WAN側IPアドレス (自動取得) 1503 (TCP) 192.168.0.2
WAN側IPアドレス (自動取得) 1720 (TCP) 192.168.0.2
WAN側IPアドレス (自動取得) 7779 (UDP) 192.168.0.2
   
 
3.グローバルIPアドレスの登録 (Remote Power Control)

これはルータ側の設定ではありませんが、自宅ネットワークにアクセスするためにはルータのWAN側
のグローバルIPアドレスをあらかじめ Remote Power Control に設定する必要があります。

グローバルIPアドレスはプロバイダのDHCPサーバより自動的に割当てられますが、従来の経験では、
一旦割当てられるとMACアドレスがプロバイダに登録され、リース期限後にIPアドレスが更新される際
にも基本的には同じIPアドレスが割当てられているようです。

なので、Remote Power Control の環境設定にて、このIPアドレスを以下のように追加しました。

全般 ブロードキャストアドレス2: グローバルIPアドレス
WOL用ブロードキャスト設定2: グローバルIPアドレス
グループ名称: ネットワーク外

また、接続確認用に、ホストPCに外部からのアクセス用のものを追加しました。X20をダイヤルアップ
でインターネットに接続し、接続後にIPアドレスとMACアドレスを調べて入力しました。

T21 ホスト名: T21 (有線/ルータ越え)
IPアドレス: グローバルIPアドレス
MACアドレス: 内蔵LANアダプタのMACアドレス
WOL用ブロードキャスト: グローバルIPアドレス
グループ: ネットワーク外
起動時に生存確認を自動で行う: オン
X20 ホスト名: X20 (ダイヤルアップ)
IPアドレス: グローバルIPアドレス
MACアドレス: MACアドレス
WOL用ブロードキャスト: グローバルIPアドレス
グループ: ネットワーク外
起動時に生存確認を自動で行う: オン
   
 
4.接続確認
 
設定が完了したので早速試してみます。先ずは Remote Power Control による電源操作から。
   
 
 
   
1.先ずは、ダイヤルアップ接続のX20からT21を
  操作してみます。電源のオン/オフ、スタンバイ
  への移行/復帰とも出来ました。
 
2.試しにT21からX20を操作してみました。これも
  電源オフやスタンバイへの移行だけならできる
  ことがわかりました。
   
 
続いてX20からリモートデスクトップ共有でT21を操作してみます。NetMeeting を起動し、通話先に
ルータのグローバルIPアドレスを入力して接続。極めて緩慢な動きながらも、一応使えました。

逆に、T21からX20を操作しましたが、こちらも同様にOK。
   
ただ、上記のような使い方は余程必要がない限りはしないはずなので、これはあくまで実験の領域を
出ません。本命は、やはりカナダと名古屋の自宅間での操作。

ただし、そのためには上で書いたようなことを名古屋の家族にやってもらう必要があるため、ハードル
はかなり高いと思われます。

 

 [STEP 5] 名古屋の自宅のR52およびルータに必要な設定を行う
 
  ●
 
名古屋の家族が使っているPCはR52(Windows XP Pro)。電源操作まではする必要はないので、家族
にやってもらう必要があるのは次の4つ。

1.NetMeeting の設定

2.ユーザーパスワードおよび自動ログオンの設定

3.ファイアウォールの設定

4.ルータの設定
 
OSとルータがこちらの環境と違うため、事前に作業内容をよく調べた上で 「的確かつ簡潔に」 に指示
してあげる必要があります。具体的な指示方法は別途考えるとしても、作業内容としてはおおよそ以下
のような感じではないかと思います。
   
 
1.NetMeeting の設定

Windows XP では NetMeeting のショートカットアイコンはないので、Program Files の実行ファイルを
直接起動するか、[ファイル名を指定して実行] から conf を実行しなければなりません。これ位のこと
なら家族にでもできそうです。

[Windows TIPS] Windows XPでNetMeetingを使用する
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/168netmeetxp/netmeetxp.html 
   
 
2.ユーザーパスワードおよび自動ログオンの設定

Windows XP では以下の条件を満たす場合のみ自動ログオンが有効になるようです。
(1) ユーザーが 1人だけ作成されており、そのユーザーにパスワードが設定されていない
(2) Guest アカウントが無効 (標準設定)
(3) 「ようこそ」 画面が有効 (標準設定)

[Windows.FAQ] Windows XP に自動ログオンするには?

http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/boot.html#771

現時点では(1)の条件を満たしていないのに既に自動ログオンになっているので、セットアップした時に
前述のFAQに従って設定しているようです。であれば、パスワードはおそらくブランクになっているはず
なので、同様の方法で後はパスワードを決めて入力するだけでいいはずです。
   
 
 
<注意点その5> … 追記
 
 パスワードが設定されていないユーザーに対して、いきなり上記の方法で自動ログオンを設定して
 しまうと、Windows を起動する際に自動ログオンできずにログオン画面で止まってしまいます
 
 なので、一旦 「ユーザーアカウントにてパスワードを設定したのちに、あらためて自動ログオン設定
 を行う」
必要があるようです。
 
 
 
 この操作を行う前に…

 
 
 あらかじめ 「ユーザーアカウント」 にてパスワードを
 設定しておく必要があるようです
   
 
3.ファイヤウォールの設定

使っているソフトはこちらと同じウィルスバスター2005なので、全く同じように設定すればいいはずです。
   
 
4.ルータの設定

BUFFALOのサポートページに詳しい設定方法が記載されていますが、これを見ながら設定してもらう
というのはちょっと難しそう。

[AirStation設定ガイド] ネットワークゲームをする/サーバを公開する
http://www3.melcoinc.co.jp/download/manual/air5/router/common/chapter16.html

下の画面1のように、具体的な設定方法を指示した方が無難そうです。

しかし、この設定ガイドの別のページには下の画面2が載っていて、そこに 「NetMeetingを使う」 と
いう項目があるので、もしかしたらウィザードを使った簡単な設定方法があるのかも知れません。
   
<画面1>

 
<画面2>

 

 

4.リモートデスクトップ共有の活用方法
 
  ● 現時点では、カナダの自宅ネットワーク内のT21・X20間、及び自宅ネットワーク内のT21と外部のX20
の間でしか利用できませんが、それでもいくつか活用方法があります。今後、カナダと名古屋の自宅の
間でも使えるようになったら是非試してみようと考えているアイデアも含めて、思いつくものを列挙して
みました。

 

  A.カナダの自宅ネットワーク内
 
  ●
 
これは、普段は2階に置いてあるT21と1階のリビングで使うことが多いX20との間なので、ただ単に
1階と2階を行き来する手間が省けて楽、というだけですが。
   
 
1.他のPCのメール受信操作
 (実用性: △)

普段使っている3つのメールアカンウントの内、2つはT21がメイン(メール受信時にサーバーにコピーを
置かない設定)になっており1つだけはX20がメインになっています。なので受信メールについては、T21
とX20でアカウント毎に受信トレイを決めておき、メール同期の際には特定の受信トレイを T21→X20、
X20→T21にぞれぞれコピーするだけで済みます。

ただ、送信したメールはいずれも送信済みトレイに置かれてしまうため、どちらか一つのPCで送信した
メールを一旦別のトレイに移動してからでないと同期できません。

しかし、リモートデスクトップ共有により 「1台のPCだけで、2台のPCのメール受信 〜 送信済メールの
移動 〜 送受信メールの同期 がまとめてできる」
ようになります。
   
 
2.他のPCの設定確認・変更 (実用性: ○)

T21とX20はいずれもOSはWindows 2000で、インストールしてあるソフトもほぼ同じです。この2台は、
ほぼ同じ設定にしてあり、もし一方で何か変な動作が発生した際にはもう一方で検証できるようにして
います。

その際、例えばWindows 2000のサービスやスタートアップ等の設定・ファイアウォールの設定・メール
ルールの設定・その他ソフトの環境設定等について 「2つの画面を並べて見比べなくても、一台のPC
だけで2台のPCの確認・変更ができる」
ようになります。
   
 
 
<注意点その6>
 
 上記の2.で、例えばX20からT21を操作している際に 「T21での設定内容 (例えば、設定画面内
 のテキスト等) をそのままX20にコピペすることはできない」
ので注意が必要です。
 
 T21を操作している時にはハード的にはあくまでもT21が動いている訳なので、これは考えてみれば
 当然なのですが、何だか"できそうでできない"というのはもどかしいものがあります。
   
 
3.他のPCとのファイル共有 (実用性: ◎)

リモートデスクトップ共有の活用ではないですが、T21は通常はディスプレイを閉じてスタンバイにして
います。なので、X20を使っていてT21にあるファイルをコピー(又はその逆)が必要になった際 「1階の
リビングに居ながら Remote Power Control を使いT21をスタンバイから復帰させてから作業を行い、
終わったら再びスタンバイに移行させる」
ことが可能になります。

今のところ、主にこういった使い方しかしていない訳ですが…

 

  B.カナダの自宅ネットワーク内と外部(インターネット)
 
  ●
 
本当は会社のネットワークとの間で使えると便利なのですが、これは無理です。結局、会社・出張先とも
リモートデスクトップ共有を使うためにはダイヤルアップ接続する必要があるため、よほどのことがない
限り使うことはないとは思いますが、非常事態の際はこういう方法もあるということで。
 
 
1.自宅のPCにしかないメールを読む (実用性: △)

未受信のメールならWebメールにて読むことはできますが、受信済のメールはお互いの受信トレイを
同期させておかなければ読めません。リモートデスクトップ共有を使えば 「会社のX20から自宅のT21
で受信したメールをどうしても確認する必要が生じた場合」
に読んだり転送したりすることができます。
   
 
2.自宅のPCにしかないファイルを使う (実用
: △)

自宅のT21にしかないファイルの内容を至急確認する必要が生じた際に 「X20からT21を操作してその
ファイルを開いたり、必要ならそれをメールに添付してX20宛に送信する」
ことができます。

 

  C.カナダの自宅ネットワークと名古屋の自宅ネットワーク
 
  ●
 
去年の3月までは名古屋の家族はダイヤルアップ接続だったので、リモートデスクトップ共有などという
使い方は余り実用的ではありませんでした。しかし、現在はBフレッツになったし、PCもTP600からR52
に更新したので、ようやく使ってみる価値が出てきました。
   
 
1.リモートサポート (実用性:?)

これまで4年半のカナダ単身赴任の間には、名古屋の家族が使っているPCのトラブルシューティングの
ために何回かサポートセンターをしてきました。ほとんどはメール回答ですが、メールで埒があかない時
は仕方なく電話。今のところ新しいR52は何のトラブルもなく快適に使えているようですが 「イザという時
に役に立つ」
かも知れません。
   
 
2.カナダからR52を使ってみる (実用性:?)

性能的には、R52の方がT21よりはるかに上ですが "R52でなければできない" ものはあまりないかと
思いいます。強いて挙げれば、以下のような感じでしょうか?
(1) R52を使いWindows XPのことを勉強する
(2) 海外からのアクセスが制限されているサイトにR52経由でアクセスする
   
 
 
<注意点その7>
 
 上記の2.(2)の可能性を確かめるため、X20からT21を操作してインターネット上のサイトにて動画
 のストリーミング再生を行ってみました。
 
 結論的には、T21の画面では動画はスムーズに再生されていますが 「T21→X20間の転送がネック
 らしくX20ではカクカクとした動きになるのと、色数がかなり少なくなっているため画質もいまいち」

 ていうか、鑑賞には堪えませんでした。

 

  D.名古屋の自宅ネットワーク内
 
  ●
 
狭い日本のマンションなので全く必要なさそうに見えますが、意外と実用性はあるかも…
   
 
1.液晶が故障したサーバーPCの操作 (実用性:◎)

度重なる液晶の故障から修理はあきらめ、ファイルサーバーとしての余生を送っているTP600ですが、
Windows 2000の設定変更などのために
ダウンスキャン・コンバーター を購入して、必要な時にはTVに
画面を表示させています。しかし滅多に操作をすることはないとは言え、その都度TVに繋いで使うのは
面倒。

リモートデスクトップ共有を使えば、R52からTP600が簡単に操作ができて便利です。ていうか、最初に
これをやるべきだったかも。ただ、画面が見えないままで NetMeeting を設定するのは困難だったとは
思いますが…
   
 
 
<注意点その8>
 
 上記D.1.とC.2.を組合わせ、T21からR52を介してTP600を操作できないものかと考え、試しに
 自宅ネットワーク内のX20からリモートデスクトップ共有によりT21を操作し、T21でも NetMeeting
 が起動できるのかどうかを調べてみました。
 
 結論的にはNGでした。 「T21側でも NetMeeting を起動しようとする下記のダイアログが表示され、
 ここで [NetMeeting を起動する] を選ぶとリモートデスクトップ共有は強制的に解除されてしまう」
 ため、X20からはそれ以上の操作はできなくなります。

 
  
 まあ、考えてみればホストPCは同時にゲストPCになれない訳で、これはごく当然の動作ですが、
 もしかしたら 「X20は自分自身は操作できないけどT21は操作でき、逆にT21は自分自身が操作
 できない代わりにX20は操作できる、などという現象が起きないか」
と少し期待してたのですが…
   
 
2.狭いテーブルの上で2台のPCを重ねて同時に使う (実用性:△)

テーブルの上に物がありすぎてPCが2台置けないような時に、「片方のPCのディスプレイを閉じ、上に
もう一台を重ねて置いた状態でも2台を同時に使えばスペースが有効活用」
できます。(通常は、そこ
までするなら普通は先ず机の上を片付けますよね?)

でも、日本に一時帰国した時には、テーブルの上には2台のPC・ごはん・味噌汁・おかず・その他細々
とした小物・書類などが渾然一体となって置かれている、という状況はごく普通に起こっていますが…

 

 
このトピックの続きは、こちらの
続編 にて随時フォローしていきます。