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釣行記 釣行記
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☆ 明石沖の大メバルを釣るための工夫 ☆

(つりのとも '97/03月号掲載)

 メバルは型こそ最大で30センチそこそこにしかならないが、同じ型 の魚の中では「瞬間的な引きが強い部類に入る」と何かの本で読んだことがある。魚の引きの強さを どうやって計測するかは定かではないが、私も経験から言えば同感だ。また、船釣りなどでは数十メ ートル下の海底から釣魚を引き上げてくるが、最後まで鋭角的な引きで応戦してくれ、釣り人を楽し ませてくれる。ガシラのように、アタリは強いがその後はゴミでも引き上げるような釣りではない。 それほど釣り味が良い。特に、型のよいメバルになるとさらに釣趣は増すが、それなりの道具を準備 しないとバラす確率が高くなる。そこで、型物のメバルがよく釣れる船釣りでの道具立てについて、 私なりの工夫を紹介する。

 私がメバル釣りの道具立てを考える場合に以下の四つの点について考慮している。メバル は、
(1)目が利く
(2)主に岩礁帯に生息している(根魚である)
(3)口(特に頬の部分)が薄い
(4)瞬間的な引きが強い
などの特徴がある。

 一番目の考慮点に対する工夫としては、枝素の選択だ。私がよく釣行する明石沖では、胴 突三本バリの仕掛けを使っている。普通、枝素は1.5号を30〜40センチとった仕掛けが市販さ れているが、私の場合、枝素は1号を50センチとっている。できるだけ、自然に近いかたちでエサ が動いている状態を演出するようにしている。これで、目の良いメバルをだまくらかす作戦だ。型物 では細すぎるのではと思われる方もいるかもしれないが、十分に取り込める。ここではとにかくエサ を食わせることを重視するために細仕掛けにしている。

 二番目は根ズレおよび根掛り対策。明石沖では岩礁帯のかけ上がりなどを船を流しながら 釣るため、特に根掛りしやすい。根魚を釣る以上避けられないことだが、対策としては根掛りしない ようにする竿さばき(経験?)と、こまめに枝素のスリ傷をチェックし早め早めに仕掛けを取り替え ることだろう。特に、下バリは何度か根掛りをするとザラザラになるので、その一歩手前で交換する ことを心掛けたい。これで1号ハリスも安心して使える。私は、枝素だけをすばやく取り替えられる ように、常に20本くらいのスペアを用意している。

 三番目が、口外れ。通常、ハリはメバル専用バリを使うが、このハリは細軸なので根掛り をはずしやすい反面、すぐに伸びる。このような状態のハリを使っていては、掛りも悪くなるし、た とえ掛ったとしても、バラしやすい。これもこまめにチェックするしかない。私に、上アゴ・下アゴ に掛けるテクニックがあればよいのだが、頬側に掛ったときは取り込みの際にもヒヤヒヤする。また、 ハリの大きさにも注意したい。私の場合、20センチ未満が釣れる場合は7〜8号、20センチ以上 は9号にしている。10号バリは生き餌の動きが悪くなるので基本的には使わない。9号バリが船で 釣れるメバルでのジャストフィットサイズと言える。

 四番目の引きの強さだが、型物のメバルになるとこれがバラしの一因になる。掛ったメバ ルを意気揚々と上げている最中に鋭角的な引きを受け、直後にフッと軽くなることがある。これをで きるだけ避けるために、私は、できるだけ長尺で胴調子の柔らかい竿を使っている。今使っているの は、仕掛けの全長よりも若干長い3.45メートルの中通しのメバル専用竿。オモリ負荷は15〜2 5号であるが非常に細く柔らかい。5.4メートルの3号の磯竿を使っている人もいるくらいだが、 半日も持っていると持ち重りがし腕が疲れるので、私は3.45メートルにおさえている。つまり、 突然の予期せね鋭角的な引きの強さを、柔らかい竿でためるということだ。後は、メバルの強引を楽 しみながらゆっくりとリールを巻いてくればよいのである。この四点を考慮した道具立てを準備すれ ば、型物のメバルも鼻歌混じりで釣り上げることができ、好釣果間違いなしだ。

 最後に、船頭から聞いた潮についての話しだが、メバルは目が利く関係で普通は小潮より もニゴリの入る大潮の方がよいといわれているが、大潮の場合、逆に釣れる時間が短くなる。また、 よく「メバル凪」というが、凪が続いて潮が澄んでしまっては必ずしも「メバル凪」にはならないら しい。そこで、シケ後の凪の小潮を狙えば、ニゴリが入ってさらに釣れる時間が長いため、大釣りが 期待できるそうだ。今年は逆転の発想で大釣りを目指したいところである。

(篤魚)


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