うり かい ことば ぼくねんじん

作品紹介

ある街角でリヤカーに野菜を積んだ行商の八百屋が店を開いている。
しかし、のぼりや看板などもなく、その体がない。八百屋はどうも売る気がないらしい。

しかし八百屋の扱っているモノはかなり良質らしく、それを求めてなんとしてでも売りたい農業家、
何を買ったらいいのかわからない消費者、何かと値切る消費者、野菜の表示が怖くて買えない消費者が八百屋の下に集まってくるが、
行商の八百屋はテコでも売ろうとしない。

彼がむやみやたらに売らないのは、ある『理由』があった。

一方、彼が最も信頼を置く仕入先の農家は、何か事情があるのかもはや野菜を作る事が出来ないと言う。
それぞれが抱える事情のもと、各々が己の信念や願いを貫こうとするのだが・・・

「食」を通して、人と人とのつながり方・向き合い方を描く全4幕のお芝居である。


役者紹介

男1:杉山寿弥(すぎやまひさひろ)〔あうん堂主宰〕

あうん堂主宰。大阪外国語大学英語劇団"十人十色"入団。大学卒業まで活動を続ける。
また、同大学演劇研究会"第7ラッパ隊"入団。1990年解散まで両劇団を兼ねて活動。
1990年大竹野正典が主宰する「犬の事ム所」に入団、解散まで所属。
1996年あうん堂を立ち上げ、主宰をつとめる。
1998年にはスペースゼロ賞男優賞受賞。他劇団での客演も多い。

毎回の事ながら、あうん堂では全体をまとめる地味な役を担当するが、
やはり今回も遊びが殆どなくピリッと辛い役をつとめる。

杉山
女1:小畑香奈恵(おばた かなえ)

高校時代から演劇をはじめ、1988年ピッコロ演劇学校本科5期卒業後、
狂現舎(代表:三枝希望 現 焚火の事務所代表)に約10年間所属、
脱退後、清流劇場などを経て現在フリー。
経験に裏打ちされた確かな演技力は老舗から若手劇団まで幅広い人気を得ている。

あうん堂には3回目の出演だが、主宰の杉山との共演回数は多く、まさに"あうんの呼吸"を見せてくれる。
前2作では親しみのある役回りだったが、今回は杉山とは緊張感を持った関係性を演ずる。

小畑
男2:木元としひろ(きもと としひろ)(劇団感劇荘)

1971年に劇団すみれ座に入団。その後劇団感劇荘を1985年に旗揚げ。
現在も代表をつとめる。舞台・TV・映画等、あらゆるジャンルで活躍中。
最近の出演作品は、高林陽一監督「涯てへの旅」・TVでは「日本史サスペンス劇場」
「しゃばけシリーズ2うそうそ」「必殺仕事人」。また、役者だけでなく演出もこなす。

あうん堂には3回目の出演。いぶし銀の役者でありながら、
今回は力一杯のファイト感あふれる演技も見られる。新鮮な演技に注目。

木元
女2:得田晃子(とくだ あきこ)

アイホール演劇ファクトリー第2期を経て水の会旗揚げ公演より参加。
Vol.2より劇団に所属。以後すべての作品に出演。他劇団への客演も多く、
劇団太陽族「音楽劇・JAPANESE IDIOT」・劇団Ugly duckling「三日月エレファント」
AI HALL+岩崎正裕共同製作「フローレンスの庭」「どくりつ こどもの国」
虚空旅団「冬のトマト」などに出演。

あうん堂には初めての出演。どんな役でもこなせる天才肌の役者だが、
相当の努力家でもある。日々研究を重ね、難しい役を進化させつつある。仕上がりが実に楽しみだ。

得田
男3:山田一幸(やまだ かずゆき)(朱亜shu-A)

演劇ユニット朱亜shu-A代表。「アクションチームALBA」に所属後
「unit theater爆烈幻獣」旗揚げから参加、全作品に出演。
「朱亜shu-A」と改名し代表をつとめる。数々の劇団から厚い信頼を受け、
清流劇場・流星倶楽部・Ugly duckling・各プロデュース公演等、数々の劇団に客演。
舞台に限らず映画にも活動の範囲を広げている。

あうん堂出演は5回目となる。今回は内にこもり気味な繊細な役回り。
心配りが細かく、かつ感情溢れる演技に注目。

山田
男4:栗山勲(くりやま いさお)



1986年「銀のハーモニカ」に出演。のち2年間プロデュースGにて演劇を中心に勉強。
1988年劇団虚空流砂入団。以後退団するまでの7年間に客演を含め30作品に出演。
主な客演先は犬の事ム所・魚クラブ・劇団浮狼舎・劇団八時半等。
2000年以降はくじら企画への客演中心に活動。今回2年半ぶりに舞台に立つ。

あうん堂には初めての出演で、杉山とは実に久しぶりの共演。
力漲る演技が彼の持ち味だが、今回は一味違った魅力を発揮してくれるだろう。

栗山

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