トップ みちのく観戦記2003年のみちのく観戦記

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東京都渋谷区/2003年12月16日火曜日

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闘龍門
「LA ULTIMA CAIDA」
国立代々木競技場第二体育館

件名: 普通のメジャー、王道、ど真ん中

ども。
先代高砂親方、一宮章さんのご冥福をお祈りいたします。

というわけで、メジャー女子プロレスは確かにピンチと感じます。
でもクレインさんが抜けて崩壊したアジアンとは違うと思うので、 ここは土俵際ふんばって欲しい、いやふんばり続けなければいけないのです。
ということで、 メジャー女子プロレスのレオナさんも関係者入口から入場していた闘龍門年末の大一番です。

2003.12.16 闘龍門 国立代々木競技場第2体育館

●代々木
最近ポツポツと同時参戦をしている会社の同僚と話をしているうちに、 チケットの手配もされて同行することに。 気がつくと会社の中でもこの大会に参戦する人が他にも数名いることが判明。 三銃士全盛期の新日東京ドーム大会ってこんな雰囲気だったなぁ、 と今さらながら現在のメジャー団体という言葉はどこを指すんだろう、 ってどうでもいいことを考えているうちに山手線代々木駅ではなく、原宿駅に到着。
人の流れに任せて歩くと正面の代々木競技場の裏側にある小さめの建物に到着。
むふ〜。
時々、全女やLLPWでやっているイメージがあった代々木の第2って こんなところにあったのか、知らなかった。
さらに驚きは円形になった中央にリングが置かれ、 スタンド最後部でも十分近くて見やすいレイアウト。 最近NOAHが札幌で使う会場、スピカを二回りほど大きくした感じ。
お客さんはそこにぎっしり。 1万人弱の収容?と思いましたが、「愛モード」によると5,500人超満員とのこと。 ・・・すいません、あまりに人が多くて人数の目測が居酒屋カウンターになってしまった。 まぁ、それほどお客さんの席が密度があってそこに人がぎっしりと座って多く見えた、 ということで。
席はスタンド前方の6,000円の席。もちろん見やすい。
気になる客層。
・・・むふ〜。
普通だ。
男女、半々から6:4で女が多い。女同士はいるけど、男同士はいない感じ。
服装を見てもごく普通の会社を定時で終わって駆けつけたというサラリーマン、OL風。 男で言うと9割はネクタイをしていたぞ。 この前の平日・大日本・後楽園で、 1,000人弱のお客さんのうちネクタイを絞めている人が5人、とは明らかに異質。 あ、どちらが異質かどうかを言ったら、訳がわからなくなりますね。
まぁ、原宿駅から目の前を歩いていて、関係者入口から入場したレオナさんは、 そういう闘龍門のお客さんと比べたら異質な1人でしたが・・・。
到着が18時30分ギリギリで既にカード発表中だったので、 それなりに盛況そうな売店を横目に席につくと、ほどなく第1試合開始。
あとで聞いたんだけど、大会場ではオープニングマイクをやらずに始まるそうで・・・。

●1.堀口、斎藤了、横須賀vsTARU、SUWA、フジイ
ちょっと見ない間に勢力図がドンドン変わる闘龍門、 誰と誰が組んでいるのかがわからなくなっちゃう中、 堀口、斎藤了、横須賀がDo FIXERということで同じグループなんですね。
もっとも新日本プロレスだってすぐに誰と誰が組んでいるのかがわからなくなっちゃうから、 勢力図がドンドン変わるのは普通のことなのかな?  それでも、みちのくのように何年も正規軍とFECという構図だけでやっているほうが 好きなんだけど・・・。
あ、そう言う意味では旗揚げ以来、ず〜っと同じところに立っているC-MAXはすばらしいぞ。
試合。
堀口の髪の毛をみんなで引っ張る、、、確かに前に見た2年前よりかなり減っている、、、 に始まり、Do FIXERの誤爆仲間割れや、 TARUのユートピアばりの会場アリーナの半分くらいを使った超〜長いゴム紐攻撃などの 厳しくも緩い展開から、徐々に大きな動き、早い動き、大技へ進む。
もう会場のお客さんは熱い。
黄色い声援がアチコチから飛び交う。
第1試合から熱くなり過ぎだぞ、とお客さんに突っ込みたくもなるも、 かといってリングの中の選手の動きが鈍かったり、無駄があるわけではない。
堀口がリング中央で捕まって動けなくなると、 斎藤了がメガホンを持ち、横須賀が笛を吹き、 お客さんといっしょに「H・A・G・E」コール。会場がひとつになる。
むふ〜。
で、どっちが勝ったんだっけ?
確かジョン・ウーなどで最後怒涛の攻めを見せたSUWAが、 斎藤了か横須賀を押さえたんだと思うけど・・・。

●2.マイケル・ユアサ、ダニエル・ミシマvsきっどさま、シーサー
1ヶ月前だかに突如アメリカからやってきたフロリダ・ブラザーズ入場。
ステーキハウス「リベラ」のスタジャンを着て金髪。 その下は、星条旗模様のアマレスちっくなコスチューム。むふ〜。 見るからにいかがわしい外人コンビだ。
リングに上がるなりマイクを持って、
「リッスン・トゥー・ミー!」
「ミナサン、ワタシタチ、フロリダ・ブラザーズ!」
ん?
英語のはずが、 いつの間にかオズマのようにカタカナで日本語をしゃべっているように聞こえるぞ?
「ソルトテイスト・レスラー、ストーカーヲタオシテ、 キョウココデシアイヲ、スルコトニナリマシタ!」
「キョウノアイテモヨワイ!」
「シーサーハ、ミスター・サイトウデス!」
ん?
「オー、コレハシークレット!」
「hahahahahaha・・・・・!」
なんてことで、謎のアメリカ人だかニホン人だかわからない2人、 ごく一部の笑いを取りながらも、大部分のお客さんを引かせるマイク。
あ、すいません、2人の名前、マイケル・ユアサ、ダニエル・ミシマではなく、 マイケル・ミシマ、ダニエル・ユアサだったかも。 それと、赤を基調と、青と基調をするもそっくりなコスチュームと身体つきに、 試合が始まると席からはほとんど2人の区別がなくなりました。
シアイ、あ、試合。
・・・ではなく、きっどさまとシーサーが入場。 一世を風靡したきっどさまがこんな怪しい外人コンビとやることに涙しつつ、 フロリダ・ブラザーズに向かって自分の口の前に人差し指を立てて 「しっ〜!」とやりながらリングに上がるシーサーに+1点。
試合。
ストーカーなどをソルトテイストレスラーなどと言うも、 試合が始まるとソルトテイストな動きのフロリダ・ブラザーズ。 往年のアメリカンレスラーちっくな動き、やられると「アウッチ!」という悲鳴で、 ごくごく一部のお客さんを熱狂させるも、大多数のお客さんをどんどん引かせる。
すばらしい。
パイプ椅子を持ちだすフロリダ・ブラザース。もちろん反則攻撃もします。
八木レフェリーと揉み合う中、もうひとりがシーサーめがけてパイプ椅子を投げる。 思わず受け取るシーサー。
「アウッチ!oooooooo!!!」
突如頭を押さえて、大きな悲鳴をあげて、リングの上を転がりながら苦しむ、 パイプ椅子を渡したマイケルだったかダニエルだったか・・・。
それに気がついて振り向いた八木レフェリー。
シーサーが振り上げるようにパイプ椅子を持っているのを見て、ゴングを鳴らす。
シーサーの凶器攻撃により、きっどさま、シーサー組反則負け。
むふ〜。
頭を抱えて、苦しむマイケルだったか、ダニエルだったか・・・。
シーサー、自分はパイプ椅子を持っていただけなので必死に八木レフェリーに攻撃するも、 裁定は変わらず。
きっどさま、シーサーと、八木レフェリーが退場すると、
「hahahahahaha!」
「ミスター・ヤギ、マタ、ヒッカカリマシタ!」
「コノサクセンデ、ライネンノタッグリーグセンハ、ゼンショウユウショウデス!」
むふ〜。
ちなみに、後で知りましたが、 八木レフェリーとはついこの前までペスカトーレ八木と言っていた人で ついこの間引退してレフェリーになったそうです。 この日はこの八木と神田教頭が交互にレフェリーを務めていました。

●3.あらけんvsもっちー
M2K同士の対決。
最近不調と言われるリーダーもっちーに気迫を呼び戻す、 っていうところがコンセプトですね。
あらけんにはM2Kメンバーのきっどさま、セカンド土井がセカンド、いやセコンドにつく。 ・・・しかしいつのまにかテーマ曲が「六甲おろし」になっていたあらけんのセカンド、 いやセコンドにセカンド土井がいるのもいかがなものかと。
試合はじっくりとした攻防で互角に渡り合う両者。
う〜ん、ルチャをベースにしたスピード主体のプロレスが闘龍門という印象だったけど、 そんな印象を吹き飛ばす重厚な闘いです。
そんな重い闘いにもっちーはキック、あらけんは頭突きでアクセントをつける。
もっちーのキックに倒れないあらけん、あらけんの頭突きに頭突きで反撃するもっちー。 両者の意地のぶつかり合いもスゴイ。
が、途中徹底してもっちーの左足を攻めたあらけんが優勢に。 タイガーススープレックスや各種ヘッドバットでもっちーを何度もカウント2まで追い込む。
しかししかし、意地のもっちー、 J-CUP2出場の若手時代から誰にも負けなかった強力なキック一発であらけんをダウンさせる!
どっちもスゴイぞ!
最後は手数を多く出していたあらけんが、 この日2回目だか、3回目だかの、タイガーススープレックスを決め、 動けなくなったところで、完璧ファイヤーバードスプラッシュ!
あらけんの完全勝利ではあるものの、決してもっちーがダメだった訳ではない。
ほんのちょっとの差でもっちーが勝てた、という内容。良い試合でした。
倒れていたもっちーをM2Kの面々が囲む。ようやく立ち上がるとマイクを持つ。
「完全に負けだ。でも、全力を出し切れたよ。」
「あとは、あらけんにM2Kのことは任せる。みんなしっかりやれよ。」
「俺は来年でデビュー10年、それを機にやりたいことがあるから・・・」
ん? 突然の発言に首をかしげるお客さん。
あらけんがマイクを取って
「もっちー、何をやりたいか知らないけど、M2Kは任せろ!」
きっどさま、セカンド土井を含めた4人でお互いの絆を確かめ合うようにして、退場。
むふ〜。
お互いは完全に満足したようだけど、お客さんは完全に謎・・・。
このような光景いつか見たことある。



あれは、5年前くらい前だったかの札幌中島体育センター。 状況はちょっと違うけど、 当時遺恨の対極にあったテイオーとデルフィンがベルトを賭けて対戦。 見事デルフィンが勝利、海援隊★DXに雪辱を果たした。
が、ここで両者は謎の握手。そして、東郷、船木の面々もリングに・・・。
その後、当時のWWF、現在のWWEへの移籍をした海援隊★DX。



WWEへ行ってもがんばってください、もっちー。
ホントか?

●4.ドッティ、ヤッシーvsセカンド、JUNvsヨッシーノ、アンソニー
3wayのタッグマッチ。
これは闘龍門のお家芸的試合形式?
が、入場する顔ぶれを見てちょっと疑問に。 なんでヨッシーノとアンソニー? なんでセカンドとJUN?  この組み合わせになるための布石があったのだろうか?
で、結果的にかつて何度か行われた3チーム対抗の3wayタッグは超えたのだろうか、 それは見たことないのでなんとも言えませんが、 ノンストップの目を見張る攻防にまでは至らなかった、というのが正直な感想。
まぁ、期待値が高過ぎる、とは思うけど。
試合の中心は、唯一の同一グループチーム、ドッティとヤッシー。
パイナップルみたいな髪の毛で見るからに生意気そうなヤッシー、 当然他のチームからの標的になる。 時にはセカンド、JUN、ヨッシーノ、アンソニーの4人全員からいっぺんに攻撃を受ける。 反撃でヘッドバットをやると、必ずスカされる。
しかし、ちょっと前まではモハメド・ヨネにしか見えなかった リング上6人の中でもっとも身体がデカイドッティが、 セカンド、JUN、ヨッシーノ、アンソニーを追い払う。
さらには、ドッティ、ヤッシーのセカンド、いやセコンドのボクサーが、 リング下に落ちた選手をボコ殴りにする。
ブゥ〜〜〜〜〜。
ドッティ、ヤッシー以外で目立っていたのは、ヨッシーノ!
身長はともかく線の細さでは6人中イチヴァン、 でもスピードはそれに反比例するかのようにメチャクチャ早い。 どうしても、個人技を見せる出番が減ってしまう3wayタッグよりも 普通のタッグマッチでじっくり見たい選手です。
期待のセカンド。
セカンド高木の登場以来、セカンド土井はどんな選手なんだろう、 と期待が膨らみっぱなしの中で初めて見ました。
う〜ん。期待のバントポーズなし。 バットを持って入場したところくらいしか記憶に残っていないぞ。 ・・・関係ないけど、数ヶ月前にカメラのドイは倒産しちゃいましたね。ドイもよろしく。
で、途中からボクサーを交えての猛反撃に出たドッティ、ヤッシー組が、 ヨッシーノ、アンソニー組、セカンド、JUN組を続けて破り、 ドッティー、ヤッシー組の勝利。

●休憩
放送席には例によりカメラが集まっている。PPV放送ですね。
・・・今どきの普通の人たちが注目するものは、 PPVっていうのは当たり前になっちゃう時代に徐々になっています。
放送席は、おなじみドクトルるちゃ、藤本かずまさ、 そして一宮章いや一宮章一に次ぐ相撲部屋の道楽息子シリーズNo.2の松崎アナウンサー。
神田教頭と八木の両レフェリーがリング調整。 ごく一部のお客さんが手拍子をはじめると、 トンボを切ったりバク転しながらリング調整をおこなう両レフェリー。
う〜ん、これはオリックス時代のイチローが攻守交替時に背中でボールを受け取るとかして 退屈なトイレタイムの攻守交替時間をちょっとハッピーな時間にした手法ですね。
休憩時のハッピーな時間と言えば、 FMWが行なっていたハッピー池田の体操教室というのもあった。(涙)

●5.CIMAvs大鷲
セミ。
大一番だからといって、 いきなり10試合以上も組んで意味がないトイレタイム試合をつくるような お客さんに失礼な興行にしないのは普通の人の普通の感覚。 ということで、全6試合のセミに組まれたのが、 ドッティらと同じグループでデカイ身体を武器に暴れまわる大鷲と、 それを成敗しようとするCIMA。
去年の夏、GAORA生中継、、、去年はPPVではなかったのに、、、で見た 有明コロシアム大会ではSUWAとソルトテイストな 両者リングアウトに終わったことを考えると、 この日のCIMAがどんな試合をするかは大いに注目。 最近の週プロでもシュバインを大鷲に決める!というCIMAの言葉が目に付いていました。
CIMA。C−MAX全員と真っ黒な服、目だけ出した黒い帽子のゲリラスタイルで登場。 C−MAX全員で大鷲たちをつぶす、というメッセージでしょうか。
大鷲。こちらも、ドッティ、ヤッシー、ボクサーの仲間を引き連れての入場。
セコンドを含んで睨み合う中、試合開始。
両者組み合うも、正面から向き合うとやはり圧倒的に身体が大きな大鷲が有利。
CIMA苦しそう。しかし、動きで翻弄しようとするCIMA。

そこでCIMAに手を出すのが、ドッティ、ヤッシー、ボクサーのセコンド陣。
リング下でボコボコにされるCIMA。リング上から悠々と見つめる大鷲。
当然C−MAXの面々もCIMAを助けに大鷲側のリング下へ駆け込む!
ボコボコ!
もうあちこちで揉み合い、殴り合い、蹴り合いです。
途中一瞬、リング上でCIMAと大鷲が組み合う場面もあるも、 すぐに主戦場はリング下へ。
「これが新日ならここで試合が終わりますね」 と隣りに座る最近よくいっしょに同行する会社の同僚。
「う〜ん、それも東京ドームでそれをやって、つづく、っていうことをやるから失礼だよね」 と答えると、
カンカンカン!
「両者反則で試合終了です」
え〜〜〜〜〜!
ブゥ〜〜〜ブゥ〜〜〜!
話しているそばから、これ? あぁ、闘龍門おまえもか・・・。 選手の格付けが難しくなると不透明決着で終わらせる典型的なメジャー試合か?
これで十分とばかり胸を張りながら退場する大鷲らの面々。
「おい、ちょっと待てや!」「社長いるか? 出て来い!」
岡村社長が現われる。
「大鷲! おまえらの目的はこのC-MAXをつぶすことやったんと違うのか?」
「見てみぃ! 全員ピンピンしてるで!」リング上に並ぶC-MAXのメンバー。
「この試合には、両者反則も、両者リングアウトも、そんな両者ナントカは無しや!  お互い相手をつぶすことが決着や!」
「どや、このまま引き下がるのか?」
むふ〜。この煽りだけでもさすがです。
岡村社長「よし、もう1回だ!」
もちろん大鷲もここまで言われているので、入退場口近くからリング下まで戻り臨戦態勢。
ふたたび、ゴング。
もちろんお客さんもこの日イチヴァンの盛り上がり。わぁ〜い。
そして、やはりここからが本当の試合。セコンドもほとんど手を出さず、息詰まる熱戦に。
公約どおり大鷲を投げ飛ばそうとするCIMA。しかし、そこをつぶされるCIMA。 コーナーから空中技もすかされるCIMA。
試合が進むと、大鷲の大きな身体から出す技につぶされ、 CIMAの技がなかなか決まらない展開に。
う〜ん、この展開どこかで見たことあると思いながら見ていると、 リングに大の字になって動けなくなるCIMAを蹴とばす大鷲の姿を見て、 CIMAの姿とサスケの姿が重なる。
むふ〜。
いつのまにか、サスケイズムで完璧の受けのプロレスを魅せるCIMA。 最近試合を見ていなかったCIMA、やはりすばらしい。
お客さんからはCIMAへの悲壮な悲鳴があちこちから飛ぶも、これはCIMAの手の内。 ・・・にしても、本当にボコボコにされていたけど。
リングで大の字状態のCIMAに、コーナートップからのフロッグスプラッシュ!
あぁ、さすがにこれはダメ!
辛うじて、転がって逃げる、CIMA。
こんなふらふらの展開になりながらも、一瞬のスキを見て、キック、 そしてシュバインの体勢・・・も、やはり持ち上げられず。
が、大鷲がそこに乗じてコーナートップからの攻撃を仕掛けようとコーナーに上ったところを、 なんとか駆け寄り、ヴィーナス!
おぉ!
これは決まった! そして、アイコノクラズムだぁ!
・・・? アイコノクラズム。・・・アイコ、、、ノ、、 あぁ、大鷲の両腕を持つも持ち上がられずにもがくCIMA。 そこを大鷲が全体重を乗せて倒れ込む。
ベッチャ!
あぁ、うつぶせにリングに押し潰されるCIMA。
・・・これで、ピクリとも動かなくなったCIMAにもう一度フロッグスプラッシュ。 そして、フォール。
1・2・3。
CIMA完全KO負け。
むふ〜。
「CIMA、やっぱりおまえは口だけだな」大鷲がマイクで叫んで退場。
これは予想外の結末。

●6.UDG選手権 マグナムvsミラノコレクション
メイン。
ベルトをつくってここ一番の大舞台でメインにする当たり前過ぎる展開。 しかしここに来るまでには、ミラノと共闘するマグナム、ミラノを裏切るマグナム、 そしてマグナム率いるDo FIXER内でのマグナムとメンバーとの確執、 などさまざまなドラマが展開してきたことは、 今さらながらも前半分のカラーページに頻繁に載るようになった週プロで確認済み。
ミラノ入場。
T2Pが解散してもGAORAで見た日本デビュー時そのままのファッションショー風に、 マグナム曰くただ背が高いだけのお姉さん4人を従えて入場するミラノ。 う〜ん、カッコイイ。
マグナム入場。
踊りながら、お姉さんたちからお札を挟まれながらの入場は今やしていないのね。 いきなり4人の男のダンサーとリングへ。 そして曲は同じながらもダンスはより難易度が上がって、かつ、カッコイイダンス。
う〜ん、選手の入場って大切・・・。今さらですが。
もちろん、「ミラノ〜」「マグ〜」という黄色い声援が会場いっぱいに飛び交う。
「君が代」吹奏で選手権試合が始まる。
むふ〜。
♪トキヨ〜、なんて曲の後に「君が代」を聞くとは思わなかった。
完全にセミまでの流れが切れて、メインへの期待が会場いっぱいに膨らむ。
試合。
手足が長い大柄な体型に、華やかなコスチュームの2人、そして熱い声援。 一見すると、派手に動き回る展開のようだけど、じっくり見ると、 基本に忠実なホントにオーソドックスな腕の取り合い、動きの読み合いをしている。
むふ〜。
これって、実は普通のプロレスしてるだけじゃない、と気がつく。
そして会場全体も、ごくごく普通の生活を送ってそうな普通のお客さんが雰囲気をつくる。 もちろん多数を占める女性のお客さんというのもそれに含まれるし、 送られる黄色い声援というのも、そう。
そんなことを思うと、今この会場が全日四天王時代の武道館とダブってくる。
リングを中心にしたお客さんとの一体感、という意味でね。 当時しきりに唱えた日本3大プロレス会場説、、、
1.全日武道館
2.みちのくニューワールド仙台
3.新日中島体育センター(ただし木戸修の試合に限る)
、、、に限りなく近づいていると思う。
あ、どんどん試合から離れちゃう。
試合に戻ります。
マグナムの攻めもミラノの右足一本に絞り、低空キック、関節、さまざまな形で、 ミラノを苦しめる。前半10分はミラノもなかなか攻めのきっかけを掴めなかったところを、 決めに入ったバイアグラドライバー、いや今はエゴイストドライバーですね、 を柔らかい身体ですり抜けたあたりからミラノがペースを掴み始める。
やはり、ミラノは関節主体。今度はマグナムが苦しむ。 アキレス腱、腕、とリング中央でしっかりと決める。 そこをなんとかロープに逃げるマグナム。マグナムも相当体力を消耗。
リング中央で腕をチキンウイング状に完璧に決める。これがATロック?
マグナム動けず。
ん?
入退場口から、Do FIXERの堀口、斎藤了、横須賀の3人が現れる。
と、さっき堀口に「H・A・G・E」コールをしたメガホンで「マグナム」コール!
あっという間に、会場中がマグナムの声援に包まれ、一体となる。
マグナム脱出。
しかしその後も10分以上はミラノが主にマグナムの左腕に照準を絞って攻撃。
25分経過! のアナウンス。
息詰まる攻防でついに25分。
はっきり言って、しゃべり10分、試合5分、あるいは踊り10分、試合5分 というイメージを抱いていた闘龍門でこれだけの時間の攻防は想像を超えた。 そしてその25分間にどこも無駄な時間がないんだよね。
長丁場になってくると、差が付くのは選手が持っている引き出しの数。
ミラノは関節を主体に手足の長さが一層際立つブファドーラなどもあるが、 マグナムの方がやはりそこは1枚上手だった。 一発で形勢逆転できるキックあり、スープレックスやドライバー、どれも説得力がある。 徐々にマグナムも攻勢をかける。
両者の意地がどこまで続くか?
終盤は、相手の技を受け切っての技の応酬。両者カウント2の攻防。 絶体絶命の場面では、カウント1で返すミラノにはもちろん大歓声。
・・・最後は?
完全に闘い抜いてリング中央で動けなくなったミラノに対して、 徹底的に攻められた左腕を押さえながらもコーナートップへ上るマグナム。
これは?
AVスタープレス!
いや、今は何て言うの? エゴイストスタープレス? 完璧に決まってカウント3。
チャンピオン防衛です。

●マイク
マイクが終わるまでがプロレス、は、みちのく同様闘龍門も。
マグナムマイク。
「これでやっとふっ切れた。ミラノも自分を出してくれた。」
とミラノを称え、途中からセコンドについてリングに上がったDo FIXERの面々に対して
「おい、おまえらももうオレを認めてくれよ。オレも意地張り過ぎちゃったから。」
と、この選手権試合に向けて亀裂が入ったDo FIXERのメンバーとの修復を図ろうとする。
あっさり許そうとする斎藤了に、憮然としたままの堀口。
「お客さんもこんなマイクよりも見たいのは違うだろ?」
と、強引にダンサーも上がってダンスへ持ち込む。
ダンサーがマスクをDo FIXERの面々に渡す。 最初はそれを拒む堀口も、マスクを付けると、急ににっこり。
♪トキヨ〜〜〜〜
♪トキヨ〜〜〜〜
すばらしい。
この踊りでお客さんを一つにして、すべてがハッピーエンドに。
踊りが終わると、
「みんなの応援お願いします。そしてもっといっしょにでっかくなろうぜ!」
と、お客さんにアピールして終了。

●反省会
混雑の中偶然顔を合わせた、これもまた会社の別の同僚と渋谷で反省会。
その同僚の知りあいということで、 見るからに普通の闘龍門のお客さんとも言える普通の社会人女性も3人。
A「私初めて見ました。でも家でWWEはけっこう見てます。」
B「私は3回目。まだ名前が一致しないけど、何か闘龍門これから流行りそうですね。」
C「はい、私がみんなを誘ってます。」
むふ〜。
新日本もNOAHもテレビで見たことなくてもWWEは見ているのか?  まぁ、今の普通の家庭にはケーブルテレビがあるわけで、 それを思えば深夜ではなく普通の時間に放送されているWWEのほうが プロレスとしてはよっぽど身近。 逆に言うと、今時地上波しか見ることができないという環境はもはや普通の人ではない。 そういう人たちのセンスに合わせてやるプロレスがメジャー?  いや、こうした普通の人たちが楽しめるプロレスが本当のメジャープロレスだよね?
「岩手県矢巾町で見た日本デビュー戦から比べると C-MAXのみんなは随分お兄ちゃんになったね」
「今日はマグナムお札入れてもらったりしなかったね」
C「なんで、C-MAXが岩手で試合をしたんですか?」
C「そんな入場見たことない」
ん?
「いつから見てるの?」
C「今年の夏からです。面白いんで、それから友達を誘ってるんです。」
むふ〜。

●総評
というわけで、岩手やみちのく各県で闘龍門の選手の活躍を見つつも、 東京での闘龍門は初めて見たわけですが、確かにどこかに文句をつけたら、 文句を言った時点で妬みやひがみが入っているとしか言えない、完璧な興行。
つべこべ言わずに、100点!
終わってみたらハッピーエンドでありしっかりと魅せたメイン。 大一番なのに6試合にまとめて、すべての試合が意味のある試合。 あえて、多くのお客さんを引かせる第2試合も、すばらしい。
そして途中何度も触れたように、 ごく普通の社会生活を営んでいる人たちがこれだけ集まったお客さんの雰囲気。
で、今回気が付いたイチヴァンは、闘龍門は女性受けする選手ばかりを集めているとか、 闘龍門は試合後回しでマイクが主体とかいう、ありがちな定義がある中、 実はリングの上では本当にプロレスの基本をしっかりとやっていることがわかったこと。 そして、それこそが、メジャー、それとも王道、いやど真ん中、とも言えるんじゃないか、 と思ったこと。
そういう意味ではGAORA中心でテレビ放送をしていることも、今や普通のお客さん 、、、いや実はこれが良いお客さんなんだけど、、、を集めるうえでも とても良い効果を発揮しているのかもしれない。 だって、闘龍門と比べる対象がWWEなんだもんね。

では。


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