あがり症(赤面恐怖症など)の症状



あがり症の症状について

あがり症は社会恐怖とか対人恐怖症とか言われているものと同じですが、ホームページを探している人の中にはあがり症ということで検索される方も多いと思いますので、社会恐怖と重複した内容になりますが、このページを作りました。
人前であがり、赤面してしまうという赤面恐怖症が主な症状である、あがり症はアメリカなど海外に比べて、日本において特に顕著に見られるものです。
最近は、住宅にしろ、街の作りにしろ、形だけは西欧化してきていますが、このことが、さらに精神的な日本の風土とのギャップを生み、あがり症に悩む人を増加させているのではないかという気がします。
昔からの日本の建物や街作りの中には、隣近所との付き合いがスムーズに出来るような工夫が取られていたように感じます。
しかし、今、ここで、このようなことを言っても仕方のないことだと思います。
このページを読まれている方も、今の自分の、あがり症の悩みが少しでも楽になればと考えておられることと思いますので、このページでは、具体的に、あがり症とは、どのような悩みなのかということを知っていただければと思っております。

あがり症と一口に言っても、この症状は、非常にいろいろなものが含まれます。 一例を挙げますと下記のような悩みがあがり症の症状になります。



1.人前で、あがり、自分の考えを話せなくなってしまう。
2.人前で、あがり、手や足、声が震えてしまう。
3.人と面と向かうと、目のやり場に困ってしまう。(正視恐怖)
4.何時も人から見られているようで、ぎこちなくなってしまう。
5.異性とか目上の人の前で、顔が赤くなってしまう。(赤面恐怖症(赤面症))
6.相手を正視することが出来ない。正視しようとすると、目に力が入ってしまい、目がきつくなって相手に不快感を与えてしまう。(自己視線恐怖)
7.人と話している時に、表情が引きつってしまう。(表情恐怖症)
8.笑う時に、顔が引きつって、自然に笑えない。(笑顔恐怖症)
9.笑ってはいけないような場所で笑いたくなってしまう。(失笑恐怖)
10.人前で、あがり、汗を異常にかいてしまう。(発汗恐怖症(多汗症))
11.人前で、あがり、声が震えたり吃ったりしてしまう。(吃音恐怖)
12.電話で言葉に詰まってしまい、電話に出るのが恐くなってしまう。(電話恐怖症)
13.人を傷つけたり危害を働くのではないかと不安になってしまう。(加害恐怖)
14.何か物がなくなった時に、自分が盗んだと思われるようで不安になってしまう。



主なものだけでも、上に挙げたような、あがり症の症状があります。
いずれの症状も、人から変に思われるのではないかという不安が根底にあるのだと思います。
そして、これが過度に強くなり、「とらわれ」や身体的症状として慢性的に起こるようになったのがあがり症だと言っても良いのではないでしょうか。
日本のような集団行動を重視する社会においては、人間関係が崩れることは、社会的に死を意味するため、この社会的な死の恐怖から、あがり症の症状が起こってくるのではないかと思います。



あがり症で悩んでいる人の特徴

上記のような、あがり症の症状に悩んでいる人は、かつての私もそうでしたが、自分の性格がいけないのだと、性格改善のために、交際術に関する本や心理学関係の本を読んだり、性格矯正のために、民間療法を試みたり、宗教的な修行に救いを求めたりすることが多いように思います。
しかし、こういう行動を取れば取るほど、逆に症状を強くしていっているのです。


あがり症の症状が強くなっている時の状態

何年となく、あがり症の症状を抱えて生活している中で、だんだん毎日の生活が苦しく、辛く感じられてくるものです。 そして、このような状態の時には、人が自分の症状に気づき、自分を避けているとか、人から陰口を言われているとか、妄想に近い状態になってくるものです。しかし、これは精神分裂病などで見られる妄想とはまったく異なるもので、「関係念慮」と言われているものなのです。この妄想と関係念慮は非常に似ている部分があるために、専門の先生でも時として診断を誤ることさえあるものです。


あがり症の国際的診断分類(DSM-Ⅲ、ICD-10)について

始めにも書きましたが、あがり症は日本で生まれた言葉だと言えます。しかし、確かにあがり症で悩む人は日本人に多いのですが、世界的に見ても、これに近い症状が存在するということが分かってきました。 このため、国際的診断分類(DSM-Ⅲ、ICD-10)において社会恐怖として分類されるようになりました。 ですから、病院などで診断してもらった結果、社会恐怖という病名が付けられることも多くなっているのではないかと思います。


あがり症治療に関する危険な医学界の流れ

最近、新聞などを通じて、社会不安障害という言葉を目にするようになりました。
また、このための新しい薬が開発されたとのことで、臨床実験が行われているようです。
しかし、これは、神経症や、あがり症が脳内の物質的な異常から来るものという前提に立った、全く誤った方向の動きだと思います。
神経症にしろ、あがり症にしろ、これは誤った認識に基づく、考え方の「癖」が原因になっているに過ぎないというのが森田療法の考え方であり、また、事実、この考え方の「癖」を改善していくことで、症状が治っているという多くの実績があるのです。



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