『続・カインをぶら下げている日本人』〜日本語編



 D.金比羅さんと風の神シュー


「金比羅船々追い風に帆かけてシュラシュシュシュ、まわれば四国は讃州那珂の郡、象頭山金比羅大権現一度まわれば」


 変な歌ーとして余りにも有名な香川県は金比羅参りの民謡であるが、実は大変な内容を含んでいる。まず地名であるが、那珂(ナカ)の郡(こおり)とは、中の一文字で示される上ナイルを意味する。中は、エジプト語で大地を貫くという意味のヌ・アカが縮まったもので、四角の大地を大河が貫いていることを表す文字である。カッバーラの天円地方は、方が方形(四角)で象徴される大地を意味し、これが地方の語源となる。対して、天は円で象徴される。

 ナカはこのように上エジプトを象徴するが、その中でもヨセフの住んだテーベを特に指すのである。ところが、象頭山という山の名前がまた大変な事を意味している。ヨセフの父ヤコブは、羊の姿をしたクヌム神となったが、クヌムはアスワンのエレファンティネ島の神でもある。エレファンティネは象のことなので、ヤコブには象のシンボルも与えられていたことになる。ヤコブのエジプト名はクフであり、クフは象牙に小像として刻まれている。だが、ヤコブがクヌムのモデルであったとしたら、クヌムに縁のあるエレファンティネ島の象に関係させて、わざわざ象牙に刻まれたことになるのである。ここから、クフの像は、ヤコブの息子ヨセフが刻んだものと考えられる。以上により、象頭山の象はヤコブを指していたことになる。隣の愛媛は旧名が伊予であるが、ヨセフを意味する予は豫とも書かれる。これは、父親のヤコブが象をシンボルとしたので、そのシンボルを受け継いだからである。

 さて、金比羅の名前の由来は、仏教の十二神将の宮比羅大将(クンビーラ)とされているが、一般には琴平で知られている。クンビーラはワニの神様らしいが、ワニというとエジプトのセベク神がワニの姿である。仏教は、ヨセフの母ラケルの仕え女ビルハの子ダンから出ているから、ワニの神様もエジプト時代の名残と考えられる。

 琴平の文字構成は、琴がオン(ヘリオポリス)のシンボルである楽器、平がヨセフの息子エフライムのシンボルであるから、両方ともヨセフに関するものとなる。ここから、仏教を隠れ蓑にする前の時代、讃岐の人たちは、ヨセフの系統を堂々と誇示していた事が伺われる。彼らのルーツはエジプトにあったので、エジプト語で大気の神様を意味するシューを、満帆の帆に吹き付ける風としてシュラシュシュシューと謳歌したのである。



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