初心者による初心者のための
ドッグショーに出る準備

 

さて、「ドッグショーの話」を読んで、「うちのわんこも出してみたいな・・・。でもちょっと不安。」「出してみたいけど、手続きはどうするのかな?」「どうやって練習するんだろう?」という方のために、オーナーハンドラー(飼い主がショーで犬を引くこと)でショーに出陳するまでを簡単に説明していきましょう。ここではJKC(ジャパンケンネルクラブ)の場合を書きます。感じだけでもつかんでもらえれば・・・と思います。

 

〜ショードッグに必要な道具〜

ショー用リード、ショー用カラー(細いチェーンカラーで可)、毛切バサミ、犬用爪切り、犬用シャンプー、犬用リンス、ブラシ、コーム(金属製のクシ)、ティッシュペーパー、トイレ用ビニール袋、タオル、水筒、水入れ・・・これらは必ず必要です。

ショー用リードはペットショップや通販で入手します。ドッグショー会場で業者が販売している場合もあります。カラーは、神経質なタイプの子にはチェーンでなく、ナイロンの物をお勧めします(チェーンの擦れる音がしないため)。ショップで買う場合、ディスカウントショップでは扱っていないことが多いので、犬に力を入れているお店を探してみて下さい。

 スキバサミ、エクササイズペン(サークル)、バリケン(犬カゴ)・・・これらは余裕があれば用意します。

 

その1〜JKCに入る〜

クラブ入会の手続きは、通常自宅近くのJKC傘下クラブ(JKCの支店のようなもの)で行います。またはボルゾイ単犬種クラブに入会するという手もあります。これらのクラブの連絡先は、JKC本部(連絡先は血統書の裏にあります)に聞けばわかります。
ちなみにうちの場合は遠距離ですが京都ボルゾイクラブに入っています。単犬種クラブの利点は、全犬種クラブに比べてその犬種についての情報が入りやすいこと、不便な点は、ボルゾイの場合、クラブの数が少ないので必ずしも近くにあるとは限らないこと。その場合、様々な手続きは郵便などで行うことが多くなります。

※JKCに入会しても、ショーに出陳すべきではない犬がいます。去勢をした犬、片睾丸の犬は出陳しても失格、あるいは重大な欠点として認識されてしまいます。キャットショーのように去勢犬も出陳してショーを楽しめるようになるといいですね。

 

その2〜練習する(^^;)〜

ドッグショーに出陳するためには、人も犬もマナーを身につけなければなりません。そのためには練習あるのみ!練習といってもそれほど難しいことではありません。練習の内容は他の犬に慣らすこと、側歩(飼い主の横について歩く)を教えること、立ったままじっとさせること、他人に体を触られることに慣らす・・・などです。直接の練習の他には、車に慣れさせる、バリケン(犬カゴ)に慣れさせる、などがあります。練習方法についてはまた他のページで書いていこうと思っています。

 

その3〜申し込む〜

JKCに入会すると、ほぼ毎月「ガゼット」という会誌が送られてきます。「ガゼット」には数ヶ月先までの全国で開催されるドッグショーの日程と連絡先が書かれています。連絡先に電話して「○月△日のショーに出陳したいのですが」と言えば、案内書と申込書を送ってくれます。申込書に必要事項(「クラブ印」とあるところには、所属クラブに印を押してもらうか、クラブが遠方の場合は自分で(手書きで)クラブ名を記入します)を記入し、連絡先の住所に出陳料(通常のショーは7000円)を添えて、現金書留で送付します(必ず書留で!)。FAXでの受付をしていることも多いのですが、郵送での申し込みの方が確実です。    ドッグショーの出陳は、まず近場からが楽だと思います。

 

その4〜前日の準備〜

前日、または前々日になったら、犬をシャンプーで洗い、きれいにします。犬がきれいになったら、爪を切り、目の上や口の周りのヒゲ、耳周辺の余分な毛を切ります。足指周りや足の裏に乱れた毛があったら、これも切っておきます。 耳周りの毛など、手入れに慣れておらず、「いかにも切りました」風になってしまいそうなときは、ショーの1〜2週間前に整えておくと良いでしょう。これらの手入れ方法は、別の機会にアップしていきたいと思っています。

 

その5〜当日、会場へ〜

当日は、受付開始時間よりも早めに会場に入ることをおすすめします。特に大きなショーでは、早いうちから出陳者が集まってくるので、会場によっては車が止められなくなる可能性も出てきます。早い時間に到着し、リングの周りが空いていたら、なるべく近くに止めた方が便利です。ただし、リングから2mぐらいは通り道として開けておきます(リング出入り口はもう少し余裕を持って開けておきます)。なお、当日は犬に食餌を与えない方が車にも酔いにくく、動きもはつらつとしてよい結果を生みます。水は自由に飲ませてあげます。

 

その6〜当日、受付〜

車を止め、犬を1度降ろしてトイレをさせたら(マナー上審査中に排便しないように)、出陳者は受付を済ませます。すると出陳犬名簿、ゼッケン、参加賞(?)などが渡されます。これらを渡されたら、ゼッケン番号と名簿の出陳番号に相違がないか、また犬の血統書登録番号が間違えていないか確認します。犬の名前が多少間違っていることはよくあり、これはあまり気にしなくてもいいのですが、登録番号だけはきちんと確認して下さい。もし間違っていたら、すぐに係の人に申告します。

 

その7〜出陳〜

受付を済ませたら、持っている人はエクササイズペンを出して、犬を入れてあげます。このとき、敷物を敷くと犬が汚れません。また、出陳時間に遅れないよう、ショーの進行状況に気を付けます。審査開始時間とリンクはあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。たいてい各リンクの入り口に時間等が書いてあります。しかし例外として、審査時間が天候悪化などによって急に早まることもあり、場内放送には耳を傾けておいた方が安心です。

審査はオスとメスに別れて行います。全犬種展ならプードル、アフガンハウンドの次ぐらいですので、出番が近づいたらゼッケンを左腕に付けて、リングの入り口で待機します。審査開始までの間に、ブラシやコームで毛並みを整えておきます。コームはそのままポケットに入れておくと、リングに入ってからでも使えます。

 

その8〜審査〜

いよいよ自分の犬種の審査の順番が来たらリングに入ります。まずはゼッケン順に整列し、犬をセット(きちんと立たせる)します。ここでもう審査は始まっています。審査員は全部の犬を見渡してから一頭づつの触審に入ります(この前にリング一週を走らせることもある)。触審に入ったら自分の犬の番が来るまで、犬をリラックスさせてあげましょう。
さて、いよいよ前の犬の審査が終わりかけたら、自分の犬をきちんとセットします。審査は側面を見る→正面を見る→頭部の触審→ボディの触審→お尻、後脚、睾丸の触審の順で行われます。「側面を見る」から、「ボディの触審」までは頭部を保持し、犬に不安感を与えないように肩のあたりに手を置きましょう。このとき、審査員と犬の間に入って審査の邪魔することがないよう気をつけます。次に犬を走らせるように指示されます(歩様審査)。この指示は、たいていトライアングルまたはアップアンドダウンのどちらかです。審査員はボソッと言う場合がほとんどで、聞き取りにくいので、前に審査を受けていた犬がどう走っていたか覚えておけば間違いありません。トライアングル、またはアップアンドダウンが終わって戻ってきたら審査員の手前でストップし、次の指示でリングを回って前の犬の後ろに並びます。これで個体審査は 終わりです。良くできたね、と犬を誉めてあげましょう。そして、全ての犬の個体審査が終わると、たいていもう一度全犬でリング一周をします。そして、審査員が指を指します。指された犬はリボンを渡され、次のランクの審査に進めます。もし自分の犬が選ばれなくても、選ばれた犬と人には拍手をし、栄誉を讃えましょう。

また、成犬のクラスでは勝者にはリボンとともにCCカードという紙が渡されます。これを(メジャーCCを1枚含めて)4枚集めるとチャンピオンの完成です。ただし、2人以上の異なる審査員からもらったものでなければいけません。

 

その9〜おまけ〜

ショーで勝ってリボンをもらうと、ショーの最後にプロに写真を撮ってもらうことが出来ます(希望者のみ)。よく「愛犬の友」などに出ている、台の上ですまして写っていたりする、ああいう写真です。ただし、撮影は有料です。

 

その10〜その他〜

ドッグショーで使える場所は、それほど多くありません。使用後に糞便などで汚されていると、次回からそこでショーを行うことが出来なくなったりします。ですから、自分で出したゴミや犬の糞は必ず持ち帰りましょう。他人の分までゴミを持ち帰るぐらいのつもりでいるのが良いでしょう。

 


DOG SHOW!!

BORZOI'S etc

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