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「2中3」(2回中山3日目やや重)
2005.02.21発行月曜版
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今日のメニュー
◎フェブラリーS結果回顧
○「地方競馬改革論」−笠松競馬問題先送り
▲今週の重賞登録馬紹介〜その1〜中山記念(GU)
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△主筆より
いやー強かったですねメイショウボーラー。短距離なら国内どころか海外でもいいレースができそうです。秋にはBCスプリントがあります。是非とも参戦してタイキシャトルと親子二代で海外G1勝ちを目指して欲しいものです。(あ)
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◎フェブラリーS結果回顧
フェブラリーS(G1) 2/20東京ダ1600
1メイショウボーラー R1.37.4
2シーキングザダイヤ 1.1/4
3ヒシアトラス クビ
4タイムパラドックス 1.1/2
5アドマイヤドン 1
メイショウボーラーがレコードタイム、文句なしの内容で新ダート王についた。馬場状態が心配されたダートコース、不良発表だったが時計のかかる泥んこ馬場ではなく、むしろスピードの出やすい程よく安定した砂の状態になりある程度のタイムが出ることは予想された。ボーラー・福永はこの有利な条件をフルに生かす作戦。ここ2戦と同じく逃げの戦法。この馬、テンも速いが、終いもスピードを持続したまま押し切ることができる。戦前マイルを不安視する声もあったが、馬の能力を信じた競馬に徹した。前半800mが45.8、後半48.9。前半4Fタイムは妥当な比較かわからないが、今開催唯一の古馬の芝マイル重賞、東京新聞杯よりも2.1も速い。ダートでこれだけのスピードを出せることは驚異的である。後半3Fも36.9。これでは、追いつきようが無い。最後はさすがにアラアラ。確かに先行馬有利の馬場も味方したが、ここは素直にメイショウボーラーという新砂王に賛辞を送りたい。
2着はシーキングザダイヤ。スタートは中団も、3.4コーナーでは2番手集団。最後までしぶとくよく伸び、ヒシアトラスとの2着争いを制した。根性で走るタイプなので前走と同様に併せ馬形になるとなかなか強い。切れる馬というよりは、しぶとい馬。今回は、マイルで結果を出したが、むしろもう少し長い距離のほうで、この持ち味がさらに出ると思うが。ヒシアトラスはジリ脚返上、35.9での追い込みも届かなかった。この馬は明らかに1800m〜2000mがベスト。今日のようなレースが出来たのは、馬がレベルアップしていることの証明だろう。
松田博厩舎2騎が4.5着。4着タイムパラドックスもベストはもっと長め。マイルの忙しい競馬でもタメが効くようになり、最速の上がり35.7。昨年6着よりも着順を上げた。アドマイヤドンは、あのスタート出遅れでよく5着にまで持ってきた。道中半ば無理やりポジションを上げながら、タイムパラドックスに次ぐ35.8の上がり。まともに先行できていたらボーラーといい勝負が出来ていたかもしれない。それにしても改めて底力を知らしめた。ユートピアは最下位15着。やはり前に行ってこその馬。抑えが効かないタイプではないのでもっと前で競馬をしていれば・・・。
メイショウボーラーは高松宮記念へ。しばらくは適距離のレースが無いゆえにダートは走らないだろう。帝王賞に向けては、ヒシアトラスとタイムパラドックスが中心となる。シーキングザダイヤも個人的には好勝負できると思うが、芝の短距離にこだわるのだろうか。もったいないと思うが・・・。
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○「地方競馬改革論」−笠松競馬問題先送り
相次ぐ地方競馬の廃止。名馬、オグリキャップ、ライデンリーダー、レジェンドハンター、名騎手安藤勝己を生んだ岐阜県笠松競馬も存亡の危機に瀕している。3日、岐阜県知事、笠松町長、岐南町長の三者会談が開かれ、とりあえず来年度の存続が決まった。
新聞報道などによれば笠松競馬の収支状況は、93年度から単年度赤字が続き、58億円あった基金も取り崩されて、今や5億円にまで減少しているという。しかし、それも04年度の赤字を相殺して尽きてしまうことが予想される。これを踏まえて岐阜県は「笠松競馬経営問題検討委員会」を設置、廃止か存続か議論がされた結果、昨年11月の最終報告では廃止が打ち出され、今年度限りでの廃止が濃厚と思われた。
だが、年を越えてにわかに状況が変わってくる。参入断念と伝えられていたライブドア社が、年明け早々に公益法人を設立し経営参加を表明、今後の赤字の補填も検討する姿勢をみせると、一転、「今後税金を投入しない」という条件付きで存続が決定され、存続対策委員会を設置、具体的な方法を検討するという。
笠松の場合、累積赤字がないという点で一連の廃止された競馬とは事情が異なっているが、競馬場はじめ敷地の9割以上が借地。基金以外に赤字を補填できる資産はない。廃止となった場合、結局税金の投入は避けられない。2億から3億はかかる関係者への補償をはじめ、何十億もの廃止に必要な費用は県民の大きな負担になる。
今回の決定は、果たして誰のためになるのだろうか。関係者の気持ちを慮れば、存続は好ましいことだが納税者の立場としてみた場合、どうだろうか。行政、政治が主体的な決断をする機会を逃したとも思える。赤字が出ても支援しない、経営努力に期待するという姿勢は、裏を考えれば関係者、ファンには一応義理は尽くした、これでダメなら皆廃止を呑まざるを得なくなるだろうということを見越しての措置とも思われる。失敗とわかりきっているこの説得のための実験期間は、誰のために必要なのだろうか。廃止を決断するにもコストを最小化し県民の負担を最小限に留める努力をすることが行政・政治の誠意だ。
個人的なことだが、昨年笠松競馬場にオグリキャップ記念を見に行った。スタンドとコースの近さ、食べ物の面白さ、レース後の暖かい拍手など印象に残ることは多かったが、一方ではオグリキャップグッズを売っていなかったり(権利の問題があるのだろうか、地方屈指の名馬の故郷としてその資産を生かすべきではないか)、パンフレットの間違いを手書きで修正していたり(普通、修正部分と正しい内容を書いた紙切れを入れると思うのだが)とまだまだ努力が必要な点は感じられた。だが、残された時間はあまりにも短い。ライブドアの業務が具体的に動き出すのは8月とも言われている。
山口瞳の快著『草競馬流浪記』では、いの一番に紹介された笠松競馬、日本の競馬にも大きな貢献をしてきたこの競馬場に、確実に決断のときは迫っている。
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▲今週の重賞登録馬〜その1〜
中山記念GU2/27芝1800m
・メイショウカイドウ(牡6・57・坂口正大)
前走小倉大賞典では横綱相撲。大きいところを狙うためにもGUのここで結果が欲しい。2走前の同距離同コースディセンバーSではハイペースにのまれ8着惨敗。
・バランスオブゲーム(牡6・58・宗像義忠)
GU3勝、GV1勝と実績は文句無くナンバーワン。GU2勝挙げた中山コース。すんなり行ければ好勝負必至。久々は走るタイプだけにマーク必要。2年前2着。
・グレイトジャーニー(牡4・56・池江泰郎)
前走東京新聞杯3着。勝ったシンザン記念以来のマイルでの逃げで健闘も、今回再び中距離に戻る。中山は[0.0.0.4]と馬券に絡めていないのが不安材料。
・エイシンチャンプ(牡5・57・瀬戸口勉)
ようやく復活の兆しみせる。朝日杯FS(GT)、弥生賞(GU)を勝ち、皐月賞(GT)3着と良績ある中山で久しぶりの重賞タイトルを狙う。
・エアシェイディ(牡4・56・伊藤正徳)
京阪杯(GV)3着、AJCC(GU)2着と重賞で善戦続く。素質上位の馬だが、いよいよ本格化の兆し。まだこれが8戦目とキャリアが積み重なれば更なる出世も。
・カンパニー(牡4・56・音無秀孝)
「奇跡の種牡馬」ミラクルアドマイヤ現在の代表産駒。重賞2着2回。1800mは[2.2.0.1]と得意の距離。京阪杯ではエアシェイディに勝っているだけにここも期待したいところ。
★その2(アーリントンカップ、阪急杯)は水曜日
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