★atelier mochamura

 
なんでも研究室

ミジンコの大量発生の条件

ダフニア・プレックス(ミジンコ)
Daphnia pulex Leydig


学生版 日本動物図鑑(北隆館)より

 横浜の小雀というところにある幅三メートルほどの用水路は夏になるとミジンコが大量発生して いました。 網ですくうとタラコのようにミジンコが採れました。残念ながら今は暗渠になりミジンコの姿は見れません。 それにしても、なぜあんなに大量に増えるのか、その秘密をさぐるため、まず餌は何が良いのか試してみました。
研究その1 添加物(餌)によって成長増殖がどう違うか

 沢山のコップを用意しそれぞれに親のミジンコを3匹ずつ入れ、それに様々なものを入 れて成長増殖を観察しました。 温度、太陽光の量、溶存酸素量などの条件は同じようにしました。  小雀の用水路の水は生活排水も流れ込んでいました。この点も考慮し餌になりそうなものをかたっぱしから用意しました。
番号 添加物 当日の様子
(12時間後)
1日後 2日後 3日後 4日後  備 考 
無添加で水のみ 活発 親子30 子10 親4〜5 親2  
発酵鶏糞 活発 親子30 親10 多数・活発 多数・活発 腐敗もしない
黄身のすり潰し 活発 10 親20 多数・活発 消滅 腐敗する
牛乳 やや活発 消滅        
金魚の餌 やや活発 消滅        
水草(マツモ) やや元気 子1〜2 消滅      
水草+鶏糞 やや元気 2〜3 4〜5 10 10  
田の泥 普通 4〜5 5〜6 4〜5 1〜2  
腐葉土 普通 4〜5 2〜3 1〜2 1〜2  
10 水槽に付いた藻 普通 親子多数 多数 20〜30 1〜2 ふやけたようになる
11 発酵鶏糞のみ 変化無し 変化無し 変化無し 変化無し 変化無し ミジンコを入れずに発生するか試した
12 ピートモス 元気無し 消滅        
13 水苔 元気無し 10 10 10 10  
14 米のとぎ汁 活発 10 20 5〜6 消滅 腐敗する
15 乾燥エビ 元気無し 消滅        
16 カツオブシ 活発 消滅        
17 ドクダミ茶 活発 多数 10 10 10  
18 小麦粉 元気 2〜3 2〜3 消滅   体が白くなる 腐敗した
19 ネギ 活発 消滅      
20 青ノリ 普通 20〜30 20〜30 20〜30 20〜30  
21 風呂の水垢 元気無し 20〜30 15〜16 15〜16 15〜16  
22 元気無し 消滅        


 結論
  1. カツオブシ、乾燥エビ、金魚の餌、牛乳のような動物性蛋白質はまったく 駄目。さらにすぐに水が腐敗しミジンコも死んでしまう。
  2. 水草では予想外にまったく育たない。
  3. ピートモス、腐葉土、田の泥も増えない。
  4. 発酵鶏糞はよく増え、水も腐敗しないため今回の中では一番良好だった。
  5. 藻のようなケイソウ類の中では飛躍的に増えるが頭打ちになる。
  6. 卵黄のすり潰しは、大変良く育ち増えるが水を腐敗させるとミジンコは突 然死んでしまう。
  7. 米のとぎ汁、小麦粉も良く育ち増えるが腐敗しやすい。
  8. ドクダミ茶、青ノリ、水苔は順調に増えるが鶏糞ほど飛躍的ではない。
  9. 3匹のミジンコの雌雄、単為生殖世代かどうかなど調べなかったが、同じ 添加物を3検体ずつ行ってもほぼ同じ結果が出ました。
  10. 鶏糞でミジンコが"わく"ということを聞いたのでためしたが生まれてこな かった。少なくとも発酵鶏糞ではミジンコは生まれない。


    以上

   研究 その2へ


「それは、ちょっとちゃう ぞ」とか、ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
newdoraeman@hotmail.com
ミジンコを育てるには醤油の絞りカスが良いという情報が入りました。 今後実験したいと思います。絞りカスはどこにあるのだろう・・・・


 なんでも研究室メニュー画面に戻る

 工房”もちゃむら”の 総合案内所へ



 
★atelier mochamura

 

★atelier mochamura