単為生殖確認の飼育
実験開始
2006年7月2日
ひとつの袋に一匹だけ入れて子供が生まれるかどうかの実験を始める。ヒトツモンミミズ5個体、アオキミミ
ズ4個体、ハタケミミズ2個体、比較用に養土だけの飼育床1つ計12個の飼育床で開始する。
入れる腐葉土は電子レンジで加熱した。
さらに遺伝子を見るために、全て自切を促し尾部をアルコールに保存した。死骸はすぐに消滅するし、一生の途中で標本化すると自然の産卵とはならないので自
切による尾部のみのサンプリングとし生きている本体は飼育袋に戻した。
飼育場所は神奈川県鎌倉市北部の野外の自然環境下で飼育。したがって温度、湿度等は、ほぼ自然環境と同じ。
| 飼育袋に
培養土 2300ccと腐葉土 1000ccをいれ、そこに一匹ずつミミズを入れた |
| 袋番号 |
種類 |
体長cm |
体重g |
備考 |
| T1 |
ヒトツモン |
21 |
7.7 |
|
| T2 |
ヒトツモン |
18 |
8.3 |
|
| T3 |
ヒトツモン |
18 |
7 |
|
| T4 |
ヒトツモン |
19 |
7.6 |
|
| T5 |
ヒトツモン |
17 |
7.2 |
|
| T6 |
アオキ |
15 |
2.9 |
|
| T7 |
アオキ |
13 |
3.7 |
|
| T8 |
アオキ |
14 |
3.7 |
環帯が割れていた |
| T9 |
アオキ |
13 |
2.8 |
|
| T10 |
ハタケ |
15 |
4.6 |
|
| T11 |
ハタケ |
15 |
4.5 |
|
| T12 |
ミミズなし培養土と腐葉土のみ |
比較用 |
| T12-2 |
ミミズなし、培養土のみ |
比較用 |
半年経過 二世代目
誕生
2007年2月12日・18日
半年が経過したので飼育袋を調べて見た。
T12とかT12-2以外の全ての飼育袋に子ミミズがいた。1袋に最多で15匹が確認できた。
2007年2月19日
それぞれの飼育袋で生まれた子ミミズを一頭ずつ別々の飼育袋に分け、単為生殖実験の本格開始。
1年経過 二世代目
成長
2007年7月
第一世代の2006年度の親ミミズ1個体から生まれた2007年度の第二世代ミミズは、ヒトツモンミミズでT4の子1匹。アオキミミズはT6の子が1匹。
ハタケミミズはT10、T11とも1匹ずつ生き残った。
1年半経過 3世代
目の卵包確認
2008年1月21日
第二世代・2007年度のミミズも全て死ぬ。
そして、ついにヒトツモンミミズとアオキミミズの飼育袋にはミミズの卵包があった。第三世代2008年度ミミズの可能性大。以下がその写真でヒトツモンミ
ミズでは1匹の親ミミズがいた飼育袋に直径約3ミリメートルの卵包が12個あった。アオキミミズの袋では直径約2ミリメートルの卵包を6個以上確認でき
た。
▼ヒトツモンミミズの卵包か 1匹のヒトツモンミミズが産んだことになる。交接(交尾)することなく産んだ。

▼2008年1月27日
アオキミミズの卵包を数えたら、16個あった。いずれも直径2ミリメートルとちょっと。そのうち1個は水に浮いたので、ピンセットでつまんだらすぐに破れ
た。中からは液体が出てきた。またもう一つは、なにやらはみ出てきているのでよく見たら、ミミズの子供だった。誕生の瞬間なのか、調査中に卵包が敗れたの
か、ともかく中からは1匹だけ長さ15ミリメートルほどの子ミミズが出てきた。



▼ハタケミミズの飼育袋には、5個の卵包があった。直径は3ミリメートル弱。

▼19年度から飼育を開始したフトスジミミズの飼育には1個の卵包があった。直径は約2.5ミリメートル。

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2008年2月24
日(日)
より詳しく、2世代目の飼育袋を調べた。その結果、驚くべき数字となった。
一匹のミミズの飼育袋にあった卵包数
ヒトツモンミミズ 直径4ミリ弱の卵包 45個
ハタケミミズ 直径3ミリメートル弱 28個
アオキミミズ 直径2ミリメートル強 57個
2008年3月10日(月)
24日の卵包の数は、あまりにも多いため、触診や透過光で観察したところ内部にミミズが入っていないものが多くあった。昨年度以前の孵化しなかった卵包も
含まれているようだ。いくつ産むかの確認は、改めて行うことにした。
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3世代目の誕生
2008年3月 昨年、一匹の
ヒトツモンミミズが産み落とした8つの卵包から8匹の子ミミズが生まれた。
ハタケミミズでは6匹、
アオキミミズは23匹が生
まれた。2世代目の
フトスジミミズでは8匹が孵化した。ほとんどは1個の卵包から1匹の子ミミズが生まれたが、
アオキミミズの2個の卵包は、1個に2匹ずつ 入っていた。
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▼2匹誕生したアオ
キミミズの子供
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