NATURAL DYEING
 柿渋
 

柿渋は趣味の草木染めとしてその独特の風合いで高い人気を持っています。


 柿渋は渋柿を砕いて絞った汁を発酵熟成して得られます。主成分である柿タンニンにより塗布物に防腐効果や耐水性を与えるといった性質があり、昔は漁網や傘,団扇に用いられていましたが、近年では日本酒製造の際の清澄剤などの用途以外では、工業的にはほとんど使われなくなっています。
 左は江戸時代の農書「広益国産考」(天保13年)の挿し絵「渋を搾る図」。このようにてこを利用して柿渋を搾っていました。


 

 < 草木染め NATURAL DYEING 柿渋 >

 江戸や明治のころ、柿渋は建築物に塗装されていました。当時は渋半とか渋銀といった屋号の渋塗職がいたそうです。柿渋にベンガラを入れて錆色にしたものや煤を混ぜて黒くしたものも使われていました。関東の黒坂塀や北陸に多い紅殻格子はこういった柿渋塗りです。

   柿渋とは 柿渋の製法やタンニンについて
   柿渋の文化 一閑張などの伝統的な用途について
   柿渋の新用途 最近の特許に見る新しい用途について

   柿渋を塗ってみる 

 純柿渋
 柿渋そのもの。日がたつにつれ徐々に着色してきます。また、重ね塗りすることで好みの色合いにすることができます。木だけでなく布や和紙に柿渋染めとして塗ることができます。
 柿渋弁柄
 柿渋に弁柄を加えて、着色したもの。色の濃さは弁柄の量で調整します。
  

  < 農作物からつくられた塗料 柿渋塗料 >

               

日本の伝統色 洗柿と柿色 


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