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ヒト・環境・器具に用いる消毒薬 皮膚・粘膜の創傷部位:0.01 〜 0.025 % |
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主にヒトに用いる消毒薬 |
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<水道水による希釈で影響を受ける消毒薬> *消毒薬については、浅い傷であれば流水で洗えば十分であり、消毒の必要はない |
| 砂場の汚染防止対策(消毒方法) 子供たちの遊び場である公園や幼稚園等の砂場は、犬、猫の糞尿等による寄生虫や 細菌の卵で汚染されやすい。砂場自体の汚染防止対策としては以下の方法が行われて いる。しかし、いずれの方法でも砂場は無菌状態にはならず、効果も永続的ではない。 最も効果的な衛生対策は、砂遊び中に砂を口に入れたり指しゃぶりをしないこと、 爪を常に短く切っておくこと、砂場遊び後のうがい・手洗いの励行などを徹底すること である。 [汚染の原因となる寄生虫・細菌] ネコ蛔虫(Toxocara Cati)およびイヌ蛔虫(Toxocara Canis)の虫卵が多い。 その他、イヌ鞭虫卵、キャピラリア属、アカントアメーバ、トキソプラズマ、 クリプトスポリジウム、大腸菌、カンピロバクター、クリプトコッカス等が検出 されたとの報告がある。 [砂場の汚染防止対策] (1)砂場を日当たりの良い所に設置する(イヌ・ネコ蛔虫は熱に対する抵抗力が 弱く、37 ℃で数分間以内に、50 ℃の湿熱では3分間以内に死滅する (2)砂場をフェンスで囲み、犬や猫の侵入を防止する 夜間にシートをかけるのは、湿気を助長するので避ける (3)砂場の砂を殺菌消毒する(表1) (4)ペット類の駆虫、飼育者に対するマナーの喚起。ただし、野良猫・犬の外は 防げない。 (5)幼稚園などでは毎朝点検し、糞をみつけたらすぐに取り除く。 |
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消毒薬の廃棄方法 使用後の消毒薬でも流しに廃棄すると、河川、湖沼等の水界環境に生息する微生物に |
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| [毒物及び劇物取締法]
毒物及び劇物取締法により、ホルムアルデヒド、クレゾール、フェノールが規制 |
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| アクリノールによるアレルギー性接触皮膚炎 黄色の色素系殺菌消毒薬アクリノールは、各種化膿菌(とくにレンサ球菌、ブドウ 球菌、肺炎桿菌、ウェルシュ菌、淋菌など)に対し、殺菌作用、静菌作用がある。作用 機序は明確ではないが、アクリジニウムイオンが細菌の呼吸酵素を阻害すると言われて いる。 生体組織に刺激を与えず深達性で、血清・蛋白の存在下でも作用が減弱しないため、 古くから化膿局所の消毒に日常診療で用いられている。また、擦り傷、切り傷などの 時に貼る救急絆創膏のパッド部分に使用され、一般家庭でも繁用されている。 しかし、アクリノールの感作率は比較的に高く、接触過敏で思わぬ副作用を生じる ことがある。なかには、軽微な外傷に用いて、手指切断に至った重症例の報告もあり、 安易な使用に警告を発する見解もある。 [症例1 54才 男性、アクリノールガーゼ付き救急絆創膏による壊疽] ゴルフ中、左第2指に摩擦性水泡(マメ)が形成。翌日からアクリノールガーゼ付き 救急絆創膏を6日間貼付したところ、ちくちくした痛痒と赤紫色の硬結が生じ、受診。 左第2指基節部外側に強い浸潤を伴う1.5 cm大の赤紫色局面が見られた。中心は黒色 壊死物が固着した潰瘍で、堤防状に隆起した周囲皮膚の表面には小水泡を形成。末梢 循環障害、血管障害をきたす糖尿病、血管炎は否定され、アレルギー的機序を思わせる 組織像を呈した。 アクリノールのパッチテストは強陽性で、病変周辺部は典型的な接触皮膚炎の像が 見られ、アクリノールの接触過敏による壊疽と診断。吉草酸ジフルコルトロン軟膏の 外用で1週間後には皮下硬結が消失し、中心部の潰瘍は約1ヶ月後に瘢痕治癒した。 [症例2 43才 男性、アクリノール湿布による壊疽] 機械で右第3指末節に1 cm程度の裂傷を生じ、翌日、近医外科で縫合してアクリ ノール湿布を受けた。10日後の抜糸時、指末節の掌側全体が黒変し、創部は離開 していた。その後、数回のデブリドマン、再縫合にもかかわらず、創面が拡大したため に受診。 右第3誌末節の掌側は黒色の壊死組織が付着し、その下床は不良肉芽を伴う潰瘍と なり、周囲の表皮は浸軟。元来の創面に一致する潰瘍中央部には繊維性の壊死組織が 付着し、その遠位側に器質化した血管と思われる索状物が見られた。 検査所見では末梢血液像に好酸球増多を認める以外には異常はなかった。当初は末梢 循環障害を疑って治療を行ったが奏功せず、副腎皮質ステロイド軟膏の外用で約20日 後に瘢痕治癒した。各種外用剤でパッチテストを行ったところ、アクリノールに陽性を 呈した。 [症例3 25才 男性、アクリノール湿布による難治性下腿潰瘍] ムカデに右下腿を咬まれて約1週間で治癒。しかし、何の誘因もなく、咬まれて 約1ヶ月後に同部が発赤・腫脹し、外科で連日アクリノール湿布を受けたが、軽快 しないまま1ヶ月後に中央部に潰瘍を形成。その後、2年以上もアクリノール外用を 含む種々の外用療法が行われたが、瘢痕治癒、潰瘍形成を繰り返し、湿布部位の色素 沈着が増強したために受診。 循環障害はなく、潰瘍部に黄色ブドウ球菌とγ連鎖球菌を検出。各種パッチテスト では水銀、ニッケルなどの金属類、ポピドンヨード、グルコン酸クロルヘキシジンなど に陽性を示したが、なかでもアクリノールに強陽性を示し、貼付部位には湿疹様皮疹が 長期にわたり持続した。また、左下腿にアクリノールを15日間連続貼付して、類似の 皮膚病変を再現した。 積極的な治療は行わず、2次感染の治療に抗生物質の内服と外用で良好な肉芽が形成 され、瘢痕治癒した。しかし、その後も再発を繰り返し、腹直筋遊離皮弁移植手術を 受けた。 |
| 消毒薬による中毒発生時の処置(中毒一覧表) 中毒発生時の一般的処置および消毒薬の中毒一覧表は下記の通りである。 [経口摂取した場合] (1)前処置 中毒物質の吸収を遅らせ粘膜を保護するために数分以内に行う。 通常は多量の牛乳、卵白水あるいは水で溶いた小麦粉を与えるが、手元に 何もないときはまず水を与える。 卵白水:鶏卵2 〜 3個分の卵白を約100 〜 200 mLの水に撹拌。 小麦粉:茶さじ1杯を水400 〜 500 mLに溶かす。片栗粉、葛粉でも可 牛乳:脂溶性で、牛乳の脂肪分に溶解して吸収が促進されるもの (石油製品、防虫剤等)には牛乳を用いない。 (2)催吐 中毒物質を胃から取り除くために行う。通常3 〜 4時間以内で、意識清明で 嚥下反射や咳嗽反射が十分であれば実施する。ただし、中毒物質が強酸や 強アルカリのような腐食性物質や、中毒を起こした人が意識混濁を起こして いる場合などは催吐が禁忌なので注意する。 (3)胃洗浄 人や摂取した中毒物質により差はあるが、通常3 〜 4時間以内であれば有効 である。 通常は生理食塩液や水を37 〜 38℃の微温湯として用い、中毒物質の種類に よっては中和剤や解毒剤を胃洗浄液に注入して行うこともある。 (4)腸内容物の排出 腸内に移動した中毒物質を吸着して体内への吸収を抑制し、できるだけ早く 体外へ排出する。 @吸着剤の投与 腸からの中毒物質の吸収を防ぐため、催吐または胃洗浄の後に吸着剤を投与する ・活性炭(薬用炭) 1 〜 2 g / kgまたは摂取した中毒物質の5 〜 10倍量の活性炭を、4倍量の水 または75 %ソルビトール液(下剤)に懸濁して経口または経胃管的に投与する。 中毒物質を摂取後1時間以内であれば非常に効果的だが、電解質、アルコール および重金属類は吸着されず、また、酸やアルカリなどの腐食性物質や石油類にも 使用できない。 ・天然ケイ酸アルミニウム 5 〜 10 %懸濁液を200 〜 500 mL投与する。 A下剤の投与 吸着剤が下痢便とともに排出されるまで数回反復投与する。ただし、中毒物質が 酸やアルカリなどの腐食性物質の場合、下痢がひどい場合やイレウスがある場合 には投与しない。 ・硫酸ナトリウム 小児には250 mg / kgを5 %溶液として、成人には20 〜 30gを水200 mLに溶かして 投与する。 ただし、高血圧、腎不全、心不全の患者には投与しない。 ・硫酸マグネシウム 小児には250mg / kgを5 %溶液として、成人には20 〜 30 gを水200 mLに溶かして 投与する。 ただし、腎障害時には注意を要する。 ・マグコロール(クエン酸マグネシウム) 小児は5 mL / kg、成人は250 mLを投与する。 ・60 〜 75 %ソルビトール液 小児は5 mL / kg、成人は250 mLを投与する。 ・ヒマシ油 中毒物質が脂溶性の場合には用いない。 ・浣腸 腸管運動抑制時に使用する。 [目に入った場合] ・15分間以上、流水で十分に洗眼する。顔を横に向けて、やかんから水を流すか、 水道水の場合には弱い流れの水で洗う。水流が強いと目に障害を起こすことがある ので注意し、目が痛くて開けられない時には、水を満たした容器の中に顔をつけて、 水の中で目を開けても良い。 ・強酸や強アルカリは早期の十分な水洗が大事で、とくにアルカリ性の場合は念入り に水洗する。 ・中和剤は用いない。中和熱を発生して、刺激をかえって強めて悪化する。 [皮膚に付着した場合] ・流水をかけながら着衣を取り、石鹸を用いて流水でよく皮膚を15分間以上水洗 する。 ・強酸や強アルカリは早期の十分な水洗が大事で、とくにアルカリ性の場合は念入り に水洗する。 ・中和剤は用いない。中和熱を発生して、刺激を強めてかえって悪化する。 [ガスを吸入した場合] 新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸などをする。 |
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