残尿測定/自己導尿について/尿漏れについて/退院後の様子/排便に関して

排尿障害とは、広汎子宮全摘出術の際、膀胱の神経や直腸の神経の一部が損傷を受けるために起こる術後障害(後遺症)です。
全く障害が起こらない人もいます。

>> 尿量測定器のモニターしました!

自己排尿手順書(ひみ子版)
私は、先生も看護婦さんも諦めモードに入り『自己導尿』を学習させられた直後に、突然自尿を出すコツを発見しました!!

『秘伝!自尿放出の技(改訂版)』をここに紹介します。
  1. リラックスして便座に座る。
  2. 軽く腕を組む。
  3. そのまま45度ぐらいの角度で前かがみになる。
  4. 肛門の括約筋を思いっきりギューッっと収縮させる。
  5. ギューッと収縮させたまま数秒フリーズする。
  6. 深く息を吸い、息を止める。
  7. それから一気に肛門の力を抜き、下腹に力を入れる。
  8. 組んだ腕で、下腹部をゆっくり押す。
  9. 尿が出きったら、息を吐く。
  10. 尿が出なくなるまで4〜9を繰り返す。
これで自尿は出きります!
理論的な根拠としては、たぶん肛門の収縮・解放につられて尿道口が閉開するんだと思います。

※私は上記の方法でバッチリでしたが、排尿障害は個人差によるところが大きいので、広汎手術を受けた全ての人に有効かどうかは不明です。ご了承ください。

とりあえず基礎知識:女性生殖器がん手術後の排便・排尿障害のリハビリテーション(国立がんセンターがん情報サービスHP内)



残尿測定メモ
2002.1.1(火)
am9時に導尿カテーテルを取った。
2hおきに200mlの飲水とトイレ(am3時は免除)。
導尿は4hおき。
(am9時、pm1時、pm5時、pm9時、am1時、am5時)
自尿:最高50ml 最低0ml
残尿:最高350ml 最低250ml
2002.1.2(水)
am0時半頃おなか・背中・腰(要するに胴体)が異常に痛くなった。am5時とam9時の尿が赤く濁っていた。昼間、S田先生がエコーで腎臓を見て、採尿した(しかもカーテンなしだよ・・・)。pm5時から、飲水量は150mlにしてくれた。夜から抗生剤飲む。
pm4時に尿漏れ。
自尿:最高210ml 最低0ml
残尿:最高330ml 最低80ml
2002.1.3(木)
どうやら腎臓に異常が出たらしい。しかし採血と採尿の結果は良かったらしい。昼間下痢した。
pm4時に尿漏れ。
自尿:最高200ml 最低0ml
残尿:最高360ml 最低100ml
2002.1.4(金)
pm5時に尿漏れ。
自尿:最高150ml 最低0ml
残尿:最高340ml 最低100ml
2002.1.5(土)
今日からam5時も免除。これで少しは眠れる〜。
am11時に尿漏れ。
自尿:最高300ml 最低0ml
残尿:最高160ml 最低80ml
2002.1.6(日)
自尿:最高300ml 最低0ml
残尿:最高250ml 最低100ml
2002.1.7(月)
自己排尿が芳しくない為、pm1時より自己導尿を指導された。
自尿:最高130ml 最低0ml
残尿:最高230ml 最低150ml
2002.1.8(火)
今日からam1時も免除。これでさらに眠れる〜。
自尿:最高290ml 最低0ml
残尿:最高240ml 最低21ml
2002.1.9(水)
急にコンスタントに出るようになった!
自己導尿を覚えて、精神的に開き直ったのが良かったのかも?残尿はもうシリンジ使わないと測定できなくなった。
自尿:最高340ml 最低80ml
残尿:最高20ml 最低10ml
2002.1.10(木)
今日から、飲水&トイレが3hおきになった。
導尿も一気に6hおき(am9時、pm9時)
自尿:最高150ml 最低80ml
残尿:最高15ml 最低7ml
2002.1.11(金)
自尿:最高180ml 最低90ml
残尿:10ml(測定1回のみ)
2002.1.12(土)
今日で退院。自己導尿はしなくていいと言われた。
自尿:最高100ml 最低70ml
残尿:18ml(測定1回のみ)
まとめ
最初は自尿が全く出なくて、落ちた(凹んだ)時もあったけど、そんな時は夫に電話して思いっきりグチりました。すると不思議なもんで、その後から自尿出たりしたんです。愚痴るたびに出るようになったって感じかな(笑)。看護婦さんもいっぱい励ましてくれました。ってゆうか順調になってから看護婦さんに「よくパニックにならなかったわねぇ〜」と言われたです(汗)。そうか、普通はパニックになるんすね。
そうそう、自尿の出てないある日、あるオバサン(60歳以上だと思う)が、公衆電話で誰かに「おしっこの調子が良くてね、とっても元気が出てきたわ」と語ってるのが聞こえたので、看護婦さんに事の顛末を伝え「あのオバサンは何の手術したわけ?」と聞いたら「排尿訓練してるなら○○さんと同じ手術よ。もしかして○○さんムカついてなぁい?(笑)」とか言われたんで、「めちゃめちゃムカついてます!」とブーたれました。あの時のわたしはチョー極悪だったっす。

てか私の膀胱キャパ、少なくない・・・??



自己導尿について
以下は私が入院中に指導された自己導尿手順です。
(この資料は2005年6月16日に記載し、6月27に改訂しました)

[必要なもの]
  • 鏡(角度を固定できるスタンド式で、顔の大きさぐらいのもの)
  • 消毒綿(洗浄綿)
  • 導尿用カテーテル
  • 潤滑ゼリー(キシロカインゼリーでも可)
  • 蓄尿用の容器(安定感のあるものがいいと思います)
[自己導尿手順]
  1. 手を洗い、カテーテルは袋から出し、尿を溜めるための容器をセッティング。
  2. 立った状態で片足を椅子に乗せ、局部が写る位置に鏡(スタンド式)を設置。
  3. 局部を消毒綿で消毒し、カテーテルの先端にゼリーを塗る。
  4. 利き手で、カテーテルの先端から5cm位のトコロをもつ(5p以上は挿入しない)
  5. 反対の手で陰唇を大きく開き、鏡に尿道口を映す。
  6. カテーテルを尿道口にゆっくりと挿入し、勢いよく尿が出始めたらストップ。
  7. 尿の出が落ち着いたら、2cmほどカテーテルを引き出す(また少し出ます)
  8. 尿が止まったら、カテーテルをゆっくり抜去。
自己導尿の手順(国立がんセンターがん情報センターHP内)も御覧下さい。
退院後用意したもの
※用意しましたけど使用しませんでした(某患者さんにお譲りしました)
  • ネラトンカテーテル14Fr.(テルモ)
  • キシロカインゼリー30mg
  • 洗浄綿
  • 尿漏れパッド



尿漏れについて
すでに術後4年が経過しましたが、今でも時々尿漏れすることがあります。膀胱に尿が溜まっている状態で、たとえば急に走ったりとか、うっかりジャンプしたときが危険です。あと、何かの拍子に「あれ?漏れたかな?」と思うときもあります。座ってる状態で漏れた気がすると、怖くて立つことができなくて、人目を避けてこっそりトイレで確認することもあります。けどそんな時は大概漏れていません。が、膀胱に尿が大量に溜まってる時は当然ヤバイです。けど、漏れるのは(今のところ)ほんの少しです。
20060106記
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退院後の様子
退院直後(2002冬)
自己排尿は極めて順調ですが、尿意は全くありません。
「腰が張る」とか「お腹が痛くなる」とか、尿意の代用になるようなサインも全くありません。なかなかトイレに行くタイミングが掴めず、トイレのことばかり気にしていました。
娘に「いいなぁママは。慌ててトイレに駆け込まなくていいからいいなぁ」って本気で言われたんですけど・・・(汗)
1〜2度、長電話中に尿漏れしたことあります。
術後3ヶ月頃(2002春)
膀胱がカラに近い状態の時、膀胱のあたりが痛くて、地元の病院でDIP検査を受けたのですが、「残尿も問題ないし、神経が通ってない膀胱にしてはカタチも良い」と言われたです。
術後半年頃(2002夏)
極たまに「あ、トイレに行きたい」って自然に思ったときもあったのですが・・・。膀胱がパンパンのとき、腰が痛くなったり、お腹がいたくなることも、極たまにありました(プールに入って冷えた時)。
しかし夏場は水分が汗になって出てしまうのか、排尿量が少なく少々難儀した。
術後1年(2002秋冬)
自己排尿は現在も極めて順調ですが、依然、尿意は全くナシ・・・。
「腰が張る」とか「お腹が痛くなる」とか、尿意の代用になるようなサインもナシ。もしかしたら、あんまり膀胱がパンパンになる機会もないからかも。
いまだに排尿後、膀胱のあたりが痛みます。
術後2年半(2004夏)
夏の沖縄旅行で、ちょっと漏れてしまいました。ビール1本飲んだ後、トイレに行かず車で1時間近く移動し、ホテルに戻る直前に猛烈な尿意を感じ(尿意なんて滅多に感じないんで)「こりゃヤバイ」とホテルロビーでトイレを探したものの見つからず、仕方なく部屋まで戻ろうとエレベーターを待っていた時、なんか妙な感覚が・・・なんと尿が足をつたってた!これはショックだったなぁ。スカートでよかったよーん
最近でもうっかり走ったりジャンプしたりすると、ちょこっと漏れてしまいます。ほんの少し下着が染みる程度ですけどね。どうやらスポーツは無理みたいですわ。
術後3年(2005年冬)
私は上記の自己排尿手順はもう無意識レベルで出来るようになりました。おかげでトイレ滞在時間もカナリ短縮できました。どうやらMAXで尿が膀胱に溜まった時だけ尿意を感じるようになりました(そうなるとカナリ焦ってトイレに行かねばならないけど)。
術後4年(2006年冬)
わりと頻繁に尿意を感じるようになりました。



尿量測定器
2006.8.24
株式会社タケシバ電機ゆりコールプロジェクトチームより、膀胱内の尿量を計測する装置「尿量モニタゆりりん」のモニター依頼がありましたので、お受けさせていただきました。
デモ機での測定でしたが、私が排尿訓練をしていた頃の尿量と残尿の数値と変わりありませんでした。
精度については、かなり信頼できると感じました。



排便障害に関して
広汎子宮全摘出術の手術後に排便障害がおこるのは、手術操作で排便機能を支配する神経を傷つけるためで、直腸まで便がおりてきているにもかかわらず、便をしたいという気持ち(便意)がおきなかったり、便を排泄することができなくなったりすることがあります。(排便障害とは」国立がんセンターHPより)
退院直後(2002冬)
排便のコントロールが難しく、ちょっと食べる量が増えたりするとスゴイ便秘になってしまい、排出は困難を極めました。カマ以外にも就寝前は各種下剤を試したです。でもいったん固くなってしまうと本当に苦しく、何度か泣きが入りました。リキんで排出したわりには全然たいしたことない太さで、『こんなの出すのにこんなに苦労するわけ?」と思ったら悲しくなった。
退院半年後(2002夏)
なぜか下痢気味で、排尿のたび排便も一緒で、それはそれで大変だった。カマ(マグラックス)のミリ数を減らしたりしたけど、でもやっぱり飲まないと固くなって結局大変でした。
退院一年後(2003冬)
やっと太目のブツを普通のイキミで排出できるようになった。でもまだ時々苦労しますけど。やっぱり冬場は水分が尿になってしまうのか、便秘傾向です。
退院三年後(2005冬)
もう随分前からですけど、市販の下剤を服用せねば排出できないです。今まで何度も下剤からの脱却を試み、薬断ちしたか知れません。しかしその度に嘔吐したり、激烈な腹痛に襲われました。というわけで、下剤を一週間飲まなかったらエライ目に遭うということを身をもって体験しました。しかも困ったことに下剤は耐性つきやすいので、時々変えています。下剤に限って言えば、院内で処方されるもの(プルセニドとか)より、市販薬(コーラックとか)のほうがパンチが効いています。私は現在「ビューラック」を3日に一度ぐらいの間隔で服用しています。最初は2錠でOK牧場でしたが、最近は4錠です。そろそろ変えどきかも。
退院四年後(2006冬)
相変わらず下剤を飲まねば便意すらありません(下剤が効けば便意は感じます)。市販のビューラックを使用していますが、ここのところ3錠でOKになりました。
退院五年後(2007春)
4月17日の朝、術後初めて「自然排便」(下剤なし)がありました!けど後が続かず、結局19日夜に下剤服用。翌朝排便。
5月9日の朝も自然排便がありました。
退院七年後(2009年春)
ついに下剤とは縁が切れました!!
カマを服用するだけで、一日おきぐらいに立派なバナナう●子ちゃんと会えるようになしました。
超うれしいっす。
この試み(下剤断ち)を始めるとき、とても勇気が必要でした。過去何度もトライし、その度に後悔と死ぬ思いの繰り返しでした(大袈裟でなく血管切れそうになりましたから・・・)。
けど、死ぬ思いをした後も下剤の誘惑を断ち切り、数日間の沈黙に耐えた結果、ついに(スリムで貧弱でしたが)バナナう●子ちゃんとの再開を果たしました。その後徐々にバナナさまは成長を遂げられ、今では術前と変わらないほどの姿形です。ブラボー!マーベラス!エクセレントー!!!
便意
便意は普通に感じますが、手術前に比べるとやや鈍くなった気もします。我慢しようと思えばいくらでも我慢が出来るし、その際に冷や汗もでない(下痢気味のときは別ですが)。排尿のときについオナラが出てしまうのはちょっと恥かしいですけど。
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