退院時にいただいた小冊子です。ご参考までに

外来診察について/日常生活について/排便、排尿について/卵巣欠落症について/異常症状について/夫婦生活について/放射線治療を受けられた方へ

職場に復帰するあなたに/退院するあなたに.pdf [ファイル提供:Kazyサマ]

退院のしおり

国立がんセンター中央病院 15A病棟


退院おめでとうございます。これからのご家庭での生活をより快適に送って頂けるようにと、このような小冊子を作りました。どうかお役立てください。



1.外来診察について


 外来予約日に、診察券、保険証、予約表を持参し、再来受付を通って手続きを済ませてお待ちください。
 ご都合により、外来予約日を変更されたい場合はお早めに主治医までご連絡下さい。

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2.日常生活について


・食生活…手術後は体の蛋白質が低下し、貧血傾向になります。退院時は回復してきますが、高蛋白食(肉、魚、卵、牛乳など)や緑黄色野菜を取り入れたバランスの良い食生活を心掛けて下さい。食生活に制限はありませんが、肥満にならないよう、注意して下さい。

・入浴…手術後2〜3週間後より入浴することができます。外陰の清潔に心掛けて下さい。また、ビデは使用する必要はありません。下着は吸湿性の良いものを使用しましょう。

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3.排便、排尿について


・手術の影響で、便秘になりやすい状態になっています。食事、運動、下剤などで自分なりのコントロール方法を見つけ、毎日排便があるようにしましょう。
・排尿は3〜4時間ごとに、尿意は入院中の量を参考に1000〜1500ml位を保つようにしましょう。
・排尿するときは腹圧をかけたり、手で下腹部を押したりして出し切るようにしてください。
・就寝時の飲水は、夜間尿の増量につながりますので慎みましょう。また、排尿をすませてからお休みください。

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4.卵巣欠落症について


 閉経していない方が、両方の卵巣を摘出した場合、時に、のぼせ、めまい、頭痛、動機などの症状が出ることもあります。症状が著明な時はご相談ください。いずれも一過性のものであり、徐々に消失していきます。神経質にならずにリラックスした生活を心がけましょう。

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5.異常症状について


1)尿混濁、残尿感、頻尿、排尿痛
 膀胱炎を起こしている可能性があります。水分をいつもより多目に(1000ml以上)とって下さい。症状が改善されない場合や、悪化する場合、水分をとっても尿量が500ml以下の場合、悪寒戦慄を伴う高熱、腰背部の痛みがある場合には、治療が必要になります。

2)性器出血
 褐色のものや、ピンク色のものが少量なら次回外来まで様子をみても心配ありません。月経時のような出血があるときは受診してください。

3)下肢のむくみ
 長時間の立ち仕事や、重いものを持ったり、つま先に力をかけると足がむくみ易くなります。足の付け根にひきつれるような痛みがある時は、むくみの前兆ですので足を伸ばして休憩したり、寝るときは足を高くしてお休みください。
 一度膝から下に出たむくみはどのようにしても取ることが出来ませんので注意して下さい。
 ひどいむくみと、足全体が赤く腫れ、熱を持ってくることがあります。その時は治療が必要となります。

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6.夫婦生活について


 子宮及び卵巣を取っても性生活は可能です。
 性生活開始の時期については、1回目の外来日に主治医とご相談ください。目安としては、手術後2ヶ月くらいです。
 最初は多少の痛みや出血があることもありますが、ご主人の協力を得て、手術前と変わらない生活が送れるように恐れず自信を持って臨みましょう。
 治療後は、膣内の分泌物が減少することがあります。その時はループゼリー、ベビーオイル、無添加ワセリンなどを利用しましょう。ループゼリーは売店に、無添加ワセリンは主治医が薬として処方することができます。
 性交時、激痛または出血があるときは、主治医に連絡し、必要であれば受診してください。

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7.放射線治療を受けられた方へ


 治療後も1ヶ月位は放射線をかけたところの皮膚が弱くなってしまいます。徐々に治っていきますが、以下のようなことに注意しましょう。

・入浴のとき、治療したところを強く擦ったり、石鹸を使ったりしないでお湯をかける程度にしてください。
・カイロや湯たんぽは直接治療したところには当てないで下さい。
・湿布薬などの刺激のある薬を塗ることは避けて下さい。
・下着や寝衣は柔らかい物を着用し、治療したところを圧迫したり、こすったりしないようにしましょう。
・陰毛の脱毛、粘液性のおりもの、下血をみることがありますが、これらは徐々に自然に治ってきますので心配ありません。

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8.終わりに

 長い入院生活大変なことも多かったと思います。退院した直後は身体が疲れやすかったり、思うように動けないこともあるかと思いますが、徐々に回復してきます。御家族の協力を得て、早く以前のような生活に戻れるようにしましょう。
 何か御心配なことがありましたら御連絡ください。



連絡方法



国立がんセンター中央病院
郵便番号104−0045
東京都中央区築地5−5−1
пF03−3542−○○○○(代)
(交換手の方が出ますので、主治医につながるように依頼してください)

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