パソコンの消費電力について考えてみる

 

 

自分のパソコンの消費電力がどれくらいなのか、これを把握している人は案外少ないのではないでしょうか。

私も今まであまり気にしていませんでしたが、消費電力を計測できるワットチェッカーを購入してからというもの、電気代を節約しようと家電の消費電力についてあれこれ考えているうちに、稼動時間が長いパソコンにたどり着きました。

パソコンの消費電力、そして、どうすれば消費電力を抑えることができるのか、について色々と考えていきたいと思います。

 

 パソコンの消費電力

 

では、まずパソコンの消費電力について(おおまかにですが)表にまとめてみましたのでご覧ください。

 

 

パソコンの種類

消費電力

電気使用料金 (2008/8)

※1か月使用し続けた場合の概算

一般的なノートパソコン

 20W〜30W前後

 327円〜491円

省電力パソコン

50W未満

 818円未満

一般的なパソコン

50W〜150W未満

 818円〜2455円未満

消費電力の大きなグラフィックカードやCPUなどを使用しているパソコン

150W〜

 2455円〜

※ノートパソコンは液晶モニター込み、デスクトップパソコンはモニターの消費電力を含まず

 

 

あまり負荷をかけていない状態での使用だと、だいたいこんな感じだと思います。

 

ノートパソコンは液晶モニター込みでの消費電力であるにもかかわらず、デスクトップパソコン用の液晶モニターと同等かそれよりも低い消費電力となっており、ずば抜けて低いです(デスクトップパソコンはモニターなしでの消費電力)。使い勝手は使用者によって異なってくるとは思いますが、電気代の節約を考えると、デスクトップパソコンは論外、ノートパソコン一択と断言できるほどの大きな差です。

 

一般的なノートパソコン  25W

一般的なパソコン+液晶モニター 100W+25W

 

一般的なパソコン同士(使用時)をこうして比べてみると消費電力に100Wの差があります。

この差はパソコンをつけっぱなしにしていた場合、1か月でおよそ1600円、一年で19200円、3年で57600円となり、3年以上使えば差額で新しいパソコンが1台買えてしまう金額となります。(実際には3年間電源を落とさずに使う人はあまりいないと思うので、通算の稼動時間が3年=26280時間と考えた方がいいですね)

 

また、最近は大型のワイド液晶モニターがかなり安く販売されていますが、基本的に大きなものほど消費電力が大きくなるので注意が必要です。いくら安くてもランニングコストが増えてしまえば、意味がないどころか大きなマイナスです。本当に大きなモニターが必要な方以外は、適度なサイズを選択した方が無難でしょう。消費電力も性能のうちですから。

事実、その他の性能が多少劣っているにもかかわらず、消費電力の低いCPUやグラフィックカードがちょっとした人気になっています。年単位で考えると電気代に結構差がつくので、低消費電力製品が人気になるのも当然かもしれません。

 

話が少しそれてしまいましたが、結論としては「ノートパソコンをメインに据えれば、消費電力を気にする必要はなくなる」ということです。

基本的にノートパソコンは性能、耐久性が低く、パーツの価格が割高かつ交換がしにくいというデメリットがあるので、私の場合はデスクトップ派を貫きますが、性能と耐久性をそれほど重視せず、自作やパーツの増設・交換等もしないという方ならば、間違いなくノートパソコンがよいでしょう。

 

ノートパソコン     ・モバイルノートパソコン     ・小型液晶モニター

 

 

 それでもデスクトップパソコンを使いたい

 

電気代は節約したいけれど、やはり自分の目的にあったパソコン環境を手放すことはできない、という方も大勢いると思います。

パソコンで色々なことをしようとすると、やはりデスクトップパソコンの方が有利です。性能と拡張性で劣るノートパソコンでこれらをやろうとすると、外付けだらけになってごちゃついた上、消費電力も上がってしまいますし、良い環境も望めません。

適切な環境でのデスクトップパソコンの快適さを知っているため、ノートパソコンでの作業が苦痛で仕方ない…

そういった方は、デスクトップパソコンの消費電力を減らす、という方向へ進むことになります。

 

 

 省電力なパソコンを目指そう

 

ここでいう省電力なパソコンとは、できるだけ無駄を省き、使用者の目的別に最適化されたパソコンのことです。使用者の目的と予算は十人十色だと思いますので、それぞれ可能な範囲で省電力なパソコンを目指してみましょう。

各パーツの消費電力対策について簡単にですが、まとめてみました。

 

PCパーツ

効果

対策

CPU

消費電力が小さいものを使う

メモリー

枚数をできるだけ少なくする

マザーボード

チップセットが低消費電力のものを選ぶ

マザーボードによって異なるが、一般的に多機能なATXよりもM-ATXの方が消費電力は小さい傾向がある

グラフィック

オンボードを使う。グラフィックカードが必要な場合は低消費電力のものを使う

サウンド

オンボードを使う

HDD

台数を増やさない。必要な場合は容量の大きなものに交換する。または外付け

CD/DVDドライブ

1台にする。あまり使わない場合は、外付けに変更する

Discを入れっぱなしにしない(比較的新しいドライブでは消費電力に影響はなかったが、一部の古いドライブでは[CD]待機時でも5Wほど上昇するものがあった)

FDD

使わない場合はコネクタを抜いておく

PCI/PCI-E

PCI/PCI-E接続のカード類は必要なもののみにする。できるだけ増やさない

電源

80PLUSを取得しているものなど高効率のものを使う

PCケース

エアフローの良いものを使う(ファンの数を減らせる)

ファン

必要なファンのみ。不必要なファンははずす

可能な場合は回転数を下げる(同じファンでも回転数により消費電力は変わる)

 その他

効果

 対策

USB

あまり使わないUSB接続の機器ははずしておく

モニター

無駄に大きなものは避け、できるだけ消費電力の小さなものを使う

輝度を下げて使う

スピーカー

できるだけ消費電力の小さなものにする

スピーカーは普通に音を鳴らすよりも、イヤホンを使った方が消費電力が小さい

 

PCパーツをチェック

 

 

この中でできることだけでもしてみて下さい。一つ一つは小さな差でも、いくつか合わせると大きな差になります。

 

 

 実際の消費電力を計測してみる

 

  

それでは、これらの消費電力対策がどの程度有効なのかワットチェッカーを使って検証してみたいと思います。

 

 

まず、用意したのは「Windows Me」搭載の古いパソコン。元はSOTECのG7100RWです。さすがに最近は使い道がなく、廃棄寸前でした。

CPUはAthlon 1GHz、メモリはPC133 128MB(1枚)、グラフィックはオンボード(RIVA TNT2 M64)、電源(FSP300-60ATV)とケース、FDD、CPUファン、ケースファンは交換済み、HDDとDVDドライブ、サウンドカードを増設してあります。(サウンドカードの下のPCIに挿してあるのは元からあったLANカード。LANケーブルは未接続)

それと、標準的なキーボードと光学式マウスをUSBで接続しています。

 

これを使用していた頃は、消費電力をほとんど気にしていなかったため、今見てみるとかなり無駄が多いように見えます。

 

このパソコンをワットチェッカーで計測

 

通常時 98W(アイドル状態:起動15分後)

負荷時 114W(ベンチマークソフトでの負荷)

オフ 4W(電源オフ状態での待機電力)

 

アイドル状態での消費電力が98W、性能は低くても消費電力だけはなかなかのものです。このままでは本当に使い道がないので、なんとか消費電力を減らしたいところです。幸い余計なソフトが入っていないこともあり、通常時のワット数に動きがほとんどなく、計測には最適な状態です。

 

 

CREATIVE Sound Blaster 4.1 Digital

まず目についたのはサウンドカード。これをはずし、オンボードサウンドに切り換えます。

 

CREATIVE Sound Blaster 4.1 Digital

通常時 98W→96W(-2W

※ワットチェッカーは1W単位までしか測定できないので、それ以下のワット数の影響で誤差が出る場合があります。(誤差:1W程度)

 

 

IBM Deskstar DTLA-305040

次に2台あるHDDのうち、容量の小さい1台をはずします。

 

IBM Deskstar DTLA-305040 (IDE 40GB 5400RPM)

通常時 96W→91W(-5W

 

 

 

 

LG CED-8080B(CD-R/RW DRIVE)

光学式ドライブは、DVDドライブとCDドライブが1台ずつ。当然のことながら、CDドライブはいらないですね。

 

LG CED-8080B(CD-R/RW DRIVE)

通常時 91W→89W(-2W

 

 

 

MITSMI D359M3D

最近はFDDを使うことがなくなってきました。取りはずしてしまいましょう。

 

MITSMI D359M3D

通常時 89W→89W(±0W

 

ワットチェッカーの数字の動きから、わずかに減っている感じはします。このFDDの待機時の消費電力は1W以下のようです。

 

 

 

Scythe 8cmファン

ケースファン(回転数は弱に設定)がなくても特に問題なさそうです。

 

Scythe 8cmファン(ファンコン付1300〜3400RPM±10%) 弱

通常時 89W→88W(-1W

 

ファンの回転数によっても消費電力は違います。

このファンの場合、弱1W、中2W、強3Wでした。

 

 

 

・USB接続しているキーボードとマウスの消費電力は?

USB接続しているキーボードとマウス。もしかするとUSB接続は意外と消費電力が大きいのではないかと思っていたので計測してみました。

まずはUSB接続していたキーボードと光学式マウスをはずしてみます。

 

-1W

 

ほとんど気にする必要がないくらい消費電力は少ないようです。

 

USB→PS2変換コネクタ

それでもこの1Wを何とかしたい、という訳でキーボードと光学式マウスに「USB⇒PS2変換コネクタ」を使って接続してみました。

 

USB接続→PS2変換コネクタ接続(±0W

 

結果はUSB接続の時と変わらず、1W程度の消費電力。

 

まだまだ諦めません。それならばということで、今度は別にPS2接続のキーボードとボールマウスを用意。変換コネクタを使わずにPS2接続してみました。→1W程度の消費電力。

 

他のパソコン(Windows XP/USB2.0)につなげてみれば変わるかも。→1W程度の消費電力。

 

色々と試してみましたが、標準的なキーボードとマウスの消費電力はUSB接続、PS2接続にかかわらず、合わせて1W程度でした。

 

 

 

他のパーツを増設後、これらの旧パーツを実際に使うことはほとんどなく

無駄に電力を消費していただけでした。

「パーツが余っているので一応パソコンに組み込んでおこう、使わないのはもったいない」

という中途半端な考えは改めなければならないですね。

 

 

 

 

通常時 98W→88W(-10W

 

とりあえずパソコンから不要なパーツを取り除いただけで-10W。

これ以上はパーツ自体を交換することになります。

この状態からパーツを交換するとしたら、電源を高効率なものにするのが一番効果的だと思います。

 

 

パソコンの待機電力について

このパソコンでは、電源を切った後の待機電力が4Wありました。(電気代は月65円、年間で780円くらい)

毎日使うパソコンならばそれほど気になりませんが、あまり使わないパソコンの場合は浪費でしかありません。

背面の電源部分についているスイッチをオフにし、待機電力を0Wにしておきましょう。

 

オフ○← →−オン

 

 

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