新築物件増改築・再生つぶやきますだの巣ますだのま

 岸和田の家の奥様から、『お友達がリフォームを検討している』とご紹介がありました。50代のご夫婦と大学生のお嬢さんの三人暮らしですが、結婚された上のお嬢さんや息子さんの里帰りもあり、大勢で食卓を囲むことも。都会の住宅地にあって日当たりが悪く寒いこと、荷物がたくさんあって片付かない事、ご主人が定年を迎えられたのを機に心地よい『終の棲家』へとリフォームが決まりました。
 お仕事の関係で台湾で暮らされたことがあり、調度品も異国の香りがします。華やかな装飾がとても美しいのですが、とりあえず和室に置いてある状態。どこか置き場を作れないかと思案します。
 お料理上手な奥様の台所は調味料や調理器具、使わずに仕舞いこんでしまった食器でいっぱい。整理整頓されているのに物が多いのはやはり収納場所が足りていないようです。
『ずっと見ていると疲れる』とおっしゃるTV。ソファからの距離が近すぎるのと、角度が良くないようです。
外観と2階は殆ど触らずに、1階のみリフォームする事になりました。
外の塀も撤去して明るく暖かい家を目指します。
工事が始まりました。リビング、玄関、和室を区切っていた壁を撤去したので補強のために柱と梁、筋交を入れています。
 光を取り入れるため出来る限り壁をなくしてポリカーボネートにしたところ、『鍵とか印鑑を置くところが欲しい』とご要望がありました。工事中に急遽図面を書いて壁の中に小さな棚を作りました。
 鍵置きのとなりの木製の扉はコート掛けです。天井までの大きな収納になっているので玄関周りの細々したものも片付けられます。
 キッチン背面・側面の棚も図面を書いて大工さんに作ってもらいました。写真はクロスを貼っているところです。
 完成です。『キッチンのビルトインコンロに組み込まれているグリルはどうしてもイヤ!』というご要望で、業務用の魚焼き器を設置。専用の換気扇も用意しました。

 丁度、ガスコンロの法改正でセンサ付きが発売される時期に当たってしまい、グリルレスのビルトインコンロがご用意出来ませんでした。キッチンメーカーに相談して、システムキッチンの天板を下げて置き形のグリルレスコンロを置く事にしました。
壁の厚さを利用して収納棚を作りました。茶色の天板にはFAXを置きます。一番奥は冷蔵庫置き場ですが、裏のトイレで同じように棚を作っています。
 リビングからキッチンを見る。
テーブルは『鉄板のついたかっこいいのが欲しい』とのご要望で、家具やさんに作ってもらったものです。端が折りたたみ式になっているので、お客様がみえた時に伸ばす事ができます。
 キッチンからリビングを見る。シンクの前には壁の厚みを利用して調味料棚を作りました。扉の向こうは応接室と玄関になっています。
 当初はソファの隣は壁の予定でしたが、より明るくするために筋交も見せることになりました。ソファの後ろは出窓になっていてとても日当たりが良いです。
 リビング側にも食器棚を作りました。照明器具は元々和室に使われていたものを再利用していますが、木の感じがとても合っていると思います。
 外の塀は途中です。完成すれば外からは完全に見えなくなります。柱と柱の間を測って、奥様が探してこられた椅子。リクライニングにも出来、大きなTVを見ても疲れなさそうです。
 玄関を入ってすぐの応接室。台湾の家具を置くための場所なので、照明器具も中華風のものを選んでみました。右側は和室になっていて、パブリックな空間です。


ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい